RBAのススメ1:RBA/RTA/RDAとは。

RBAのススメ1:RBA/RTA/RDAとは。

若干ディープ気味な内容で、まだ経験の浅い身で書けることなんて大したこと無いかもだけど、
自分がVAPEにドップリハマった原因の1つなので紹介したいなと。

元々はRDAを人にオススメしたくて単発記事のつもりで書いていたのですが、
その前にRBAやRDAという単語についての説明入れたほうがいいか、と思って書いていたら、普通に記事1本分になっちゃった…。

RBAとはなんぞや

VAPEの事をちょっと掘り下げ始めると、RBA/RTA/RDAってよく単語に出会う事が増えると思いますが、最初聞くとナンノコッチャですよね
自分も記事の中でこれらの単語は普通に使ってしまっているのでさらっと説明を。

大抵の場合、キットとかに付いてくるアトマイザーはクリアロ(クリアロマイザー)と呼ばれる物で、既成品のコイルを装着して使うタイプの物です。
消耗品となるコイルは完成品の状態でカードリッジのような形で売られているので、それを交換するだけ。
若干ランニングコストはかかりますが、その分手軽だし失敗もないし、
常に安定して美味しく吸えます。

それに対してRBAと呼ばれる物がありまして、
これは、Rebuildable Atomizerの略で、消耗品であるコイル部分を自分で手作りして再生するアトマイザーの総称です。

そのRBAの中でも、

RTA(Rebuildable Tank Atomizer)
自作コイルを使うタンク型アトマイザー。
見た目やコイル部分以外の構造はクリアロとほぼ同じ。


RDA(Rebuildable Dripping Atomizer)
ドリップ型アトマイザー。ドリッパーとも呼ばれる。
コイルでリキッドをドリップさせて吸う。

RDTA(Rebuildable Dripping Tank Atomizer)
上のRDAにタンクを増設したもの。

と分かれます。

RBAのメリットとデメリット

メリット

とにかくコストが安い

クリアロの既成品コイルは、安いもので5個¥1,000〜¥1,500くらい。高いものだと5個¥2,000〜とか。
1つにつき大体平均で1~2週間くらい使えますが、
焦がしちゃったり、リキッドを別の種類に変更したくなった場合は数日くらいで変えちゃう時も。

まぁそれでも月に5個くらい?タバコを吸っていた時に比べたらまだマシかもですが、多少ランニングコストがかかります。
ですが、自分でコイルを巻くとコレがめちゃめちゃ安くなります。

コイルに使うワイヤーは、一般的な10m巻きのカンタルワイヤーで、国内で800円くらい?海外通販だと同じ物が200円くらいからあります。
で、1回に使う量が10〜20cmくらいなので、1回買うと50回は巻ける計算。

あとは消耗品としてコットンを使いますが、
VAPE用の高品質な専用コットンもありますが、最初はそこらに売ってる化粧品用のコットンでもOKです。

うちはVAPE用のコットンもありますが、状況に応じてこういったコットンを使うことも多いです。。
このオーガニックコットンは一袋大体¥450〜¥500くらい。
定番の無印コットンは一袋¥250です。
体感的にそう変わらないので無印でいいと思う。

1回に使う量は1枚以下なので、切って使ってます。
うちは夫婦2人でVAPE吸ってますが、これ一袋で数ヶ月は持ちますね。

ビルドしなおす頻度にもよるけど、ワイヤーとコットンを合わせて月に数百円くらいで収まるかな?

単純にコストだけでなく、
「あー、○○のコイルが残り少ないな…頼んでおかないと…」みたいな面倒が無いのが個人的に大きいかも。
ワイヤーとコットンはRBAならどのアトマイザーでも共通で使えるし、ある程度ストックしておけばそうそう困らないです。

味を自分で調整出来る、上手く行くととても美味しい。

コイルの出来具合やワイヤーの抵抗値によって味が相当変わってきます。
上手いこと行くと、クリアロとは比べ物にならないくらい美味しくなりますね。
(自分で巻いた、という満足感もあるかも)

逆に失敗して「味がでねぇ…」なんてこともあるけど、
いい感じに組めた時とか凄く嬉しいし、楽しいですよ。

リキッド変更が気軽に出来る。

タバコに比べて、VAPEのリキッドって案外、同じものをずっと吸っていると飽きが来ることないすか?
俺はあるんです…。

で、オールインワンやクリアロだと、別のリキッドを入れようと思ったらコイルを変えるか、無理矢理継ぎ足して我慢するかのどちらかになりますが、
RBAコイルなら、サッと水洗いしてコットンだけ変えちゃえば即リセット出来ます。

デメリット

面倒。

自分でコイルを巻く分、手間はかかりますね。
コイルやコットンの交換頻度もクリアロよりは高めになります。
慣れてくると日常のルーチンワークみたいになってそれほど気になりませんが、「自作する」という事自体にあまり惹かれない人にはあまりオススメできないかも。
自分は逆に「自作」とか「オリジナル」とか聞くとワクワクするタイプなので、この作業は大好きですね。

ある程度知識が必要。

抵抗値に対してどのくらいのWをかけた方がいいのか、とかその辺は知っておく必要があります。
まぁその辺は経験で徐々に何とかなるし、困ったらとりあえずテクニカルMODのボルト表記を見て数値が3.7V~4.0V付近になるようにすれば大体はOKです。

味が安定しない。失敗したら不味い?

よっぽど、不味いって所までは行かないと思うけど、コットン焦がしたりはあるかも。
コストは大した事ないので、味に関してはいくらでもトライ&エラーすればいいと思います。

漏れやすい。

コイル部分が既成品ほど精密に出来ないので、空気の取り入れ穴等から染み出してきちゃったりする事が多いです。
コットンワークでカバーできる場合もあるし、漏れ対策されているアトマイザーもありますが、持ち歩きにはあまり適さない物もありますね。

クリアロも、漏れる物は漏れますが…。

コイルの自作って、道具とか色々必要なんでしょう?

自分も最初そう思っていて、専用の一式セット(お高いやつ)を買おうかと思っていた時期もありますが、
案外特別な道具は必要なかったです。

最低限必要な道具

  • ピンセット
  • 精密ドライバー(2.5mm径か3mm径)
  • ニッパー

これだけ。やや拍子抜け。
ラジペンも写ってますが、ほぼ使っていないので無くてもいいです。
他の道具も最低限なら100均とかので大体いけます。

ただ、ピンセットだけは専用の物を買ったほうがいいです。

専用の物はこのように先端ががセラミックになっていて、
持つ所まで熱を通さないし、コイルに触っても通電しません。

普通の金属ピンセットだと、熱したコイルを触る際に熱が来るのも危ないし、通電している箇所に使用するとショートしたりして危険です。

精密ドライバーは、ドライバーとして使うより、コイルを巻く軸として使う感じですね。
専用のコイルジグとかもありますが、ひとまず最初はこれでいいと思います。
よく使われるコイルは2.5mm径か3mm径なので、その辺太さの物があればとりあえずOK。
精密ドライバーは何かと使うので、セットであると便利ですね。

自分も最初は3mm径の精密ドライバーでコイル巻きデビューして、未だにそのまま使い続けてます。

あれば便利


Ωメーター
抵抗値が表示出来るテクニカルMODを持ってれば、ぶっちゃけ無くても大丈夫です。
今は安いのを1個買って使ってますが、最初はMODで抵抗値見ながら組んでました。

ビルド台としても使えるので、あればビルドしやすくはなりますね。

でも、コイル巻くのって難しいんでしょう?

俺も最初そう思っt

実際、すぐ慣れます。
うちの奥さんとかも、いきなり2回目で成功してたし。

ざっくりとした手順はこんな感じ↓

ワイヤーを15~20cmくらいでカット。
慣れてきたら短めでいいけど、慣れないうちは長めに切っておいたほうがやりやすいです。

精密ドライバーにクルクルと巻きつけます。

そのままデッキに固定して、余った部分を切ります。

抵抗値を確認。
このMODの場合、左上の「COIL」の部分で、今回は0.94Ω

この時ついでに、「VOLT」の所が4V以下になるようにMODの出力を調整しておきます。

ドライバーン(空炊き)して焼きを入れます。
最初は赤く焼ける部分が偏ったりしていると思います。

それはホットスポットと呼ばれる物で、そのまま残しておくと加熱部分が偏って味がイガったり、コットンが焦げたりする原因になります。
ピンセットやマイナスドライバーでコイルを擦ったり形を整えたりしてこれを消します。

均一に焼けるようになったらOKです。

細く切ったコットンをねじって細く丸めて、コイルに通します。

余分な部分を切り落として長さを調節。
・RDAの場合、ちょうど底につくくらいまで。
・RTAの場合、リキッドの供給穴に程よく詰まるくらいまで。

先端を綺麗に詰めて完成。
やったね!

アトマイザーの構造によって細部が異なるけど、大体こんな感じです。

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