XTAR VC4 Plus レビュー|定番バッテリー充電器の最新バージョン

XTAR VC4 Plusのレビューです。

XTAR
「XTAR」の記事一覧です。

バッテリー交換式のVAPEを使用していると、欲しくなるのが外部充電器。

Mod本体で充電できる物も多いですし、最近のModは充電機能も安定してきているとは思いますが、それでもやはりMod本体の充電機能はオマケ的な印象があるし、何より充電によって使用を中断されることなく使いたい。

私は以前よりXTARの充電器を使用していますが、購入動機は上記の物でした。
またちょうど、過放電によって充電出来なくなったバッテリーが出たのもキッカケになりました。
色々調べて、過放電したバッテリーを復活させられる機能があるとのことで、当時出ていたXTARのVC4を選択しました。

【充電器】XTAR VC4購入 | 21700は充電できるのか
今まで、バッテリーの充電はMODの充電機能で済ませていたんだけど、 バッテリーにはあまりよくないって意見も見るし、いや問題ないっていうのも見たし、 で、どっちなの?とは思っていたんですよね。 まぁ多少劣化が早まるくらいなら別にいいか、くらい...

それからもう5年。
縁あって、今回、そのVC4シリーズの最新作を試させて頂ける機会があり、軽い比較を交えてレビューさせて頂きます。

QC3.0対応のUSB-TypeCで最大3A充電が出来るようになっていたり、充電に関してだけでもパワーアップしていますね。

この製品は、XTARさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

XTARさんは、他の大手VAPEメーカーと同様中国深センのメーカーなのですが、日本のAmazonにオフィシャルの販売チャネルを持っており、レビューの話があってからすぐに届いてビックリしました。

ボール紙のパッケージを開けると、巾着袋に入った本体と、USBアダプタが入っています。

USBアダプタはQC3.0対応の物。

巾着袋の中には本体とUSB Type-Cケーブル、ユーザーマニュアルが入っています。

ユーザーマニュアルは多言語表記になっており、日本語の記述もありました。

外観・詳細

外観は、これまでのVC4シリーズとほぼ変わりません。

家にある過去作と並べてみました。

そう、実は私VC4Sも買っていまして……。
買い換えというか買い増しというか、専用品だったケーブルの接触不安と、単純に4本ずつじゃ足りないケースがあったので。

こうしてみると、VC4とVC4Sはほぼ同サイズですが、VC4 Plusは若干長くなっているのがわかります。
対応バッテリーはこれまで通りなのですが、これまでの機種は21700などの700mmサイズのバッテリーが長さギリギリで脱着しにくかったのを改善した結果かなと思います。

その他の違いとしては、入力端子。

初代VC4は、USB→DCプラグの専用ケーブル
VC4SはQC3.0対応のmicroUSB
VC4 PlusはUSB Type-C

順当にアップグレードしています。

VC4SからQC3.0に対応して理論上は最大3A充電可能ですが、microUSBだとギリギリというかアダプタやケーブル次第で実質2A前後くらいになっちゃう事が多いと思いますが、Type-Cなら安定すると思います。

家にあるバッテリー、左から26650/21700/18650/18350
どれもキッチリ収まります。

上記の通り、21700でも若干隙間が出来、脱着しやすく感じます。

液晶画面と2つのボタン。
機能に関しては後述します。

スペック

入力 QC3.0対応 USB Type-C (5V-3A/9V-2A)
充電能力 3.0Ax1本 / 2.0Ax2本 / 1.0Ax4本 / 0.5Ax4本
カットオフ電圧 Li-ion: 4.2V ± 0.05V
Ni-MH/Ni-CD: 1.45V ± 0.1V
カットオフ電流 ≦120mA
稼働温度 0〜40℃
対応バッテリー リチウムイオンバッテリー:
10440/14500/14650/16340/17335/17500/17670/
18350/18490/18500/18650/18700/20700/21700/
22650/25500/26650/32650(3.6V/3.7V)
ニッケル水素電池:単6/単4/単3/A/SC/単2/単1型

機能

充電

電源に接続してバッテリーを挿入すると、自動で充電が始まります。
充電が完了すると自動で通電が止まります。

アクティベーション(過放電電池復活)

バッテリー挿入時にバッテリーが自動で検出され、アクティベーションが始まります。

アクティベーションできなかったバッテリーは故障と判定され、Err表示になります。

充電電流切り替え

左のCurrボタンを押すと、充電に使用する電流を3A~0.25Aの間で変更出来ます。

但し、一度に充電する本数によって上限があり、
3A設定になっていても、1本なら3A、2本にすると2Ax2本、4本にすると1Ax4本となります。

VC4のようなスロットごとの設定はなく、純粋に本数のみで制限されるようです。

上記は自動で調整されるので、通常はデフォルトの3A設定でよいと思いますが、
急速充電でなく低速でじっくり充電したい、という場合はここで設定を落とすことが出来ます。

表示切り替え

右側のModeボタンを押すと、画面の表示が、
Cap(転送した容量) / Cur(転送中の電流) / IR(内部抵抗)と切り替わります。

動作モード

右側のModeボタンを長押しすると動作モードが切り替わります。

Grad: グレーディングモード
一旦フル充電した後に全放電→再充電を行い、バッテリーをリフレッシュさせます。
これにより、バッテリーの現在の実容量も判定することができます。

Store: ストアリングモード
充放電を用いてバッテリーの充電を3.7V/1.2Vになるように調整するモードです。
バッテリーを長期保存する場合は40%程度の状態にした方がよいとされており、その状態にする為のモードです。

使ってみる

用途としては主にバッテリーの充電なので特にこれまでと変わった事はなく。
21700が脱着しやすいな、くらいですね。

グレーディングなどの各種機能はVC4の頃から付いているので、純粋に充電の高速化や安定化などの差かなと

ただね、やっぱり3A充電は速いです。
見ていると目に見えて数値がモリモリと上がってゆきます。
これまでVC4S使ってたけど、汎用アダプタ使ってたからか3A出せてなかったですしね。

グレーディング機能でバッテリーを診断してみる

折角なのでグレーディング機能も試してみました。

減衰ぶりも見てみようと思い、新旧取り混ぜて4本。
左の2本は比較的最近の物(VTC5:2021年、VTC4:2020年購入)
右の2本はそこそこ古い物(Keeppower:2018年、Efest:2018年購入)

流石に4本で放電→満充電は時間がかかります。
数時間置いて終わってなかったので一晩置いて翌日確認。

結果はこんな感じ。
メーター下の数値が、全放電状態から満充電までの容量です。

CH3のKeeopower以外は想定の範囲内というか、まだ行けるなって感じですが、Keeppowerはかなり落ちていました。
流石に古いですし、バッテリーをあまり本数持っていなかった頃から使っているので他より酷使されていたというのもあると思います。
ぼちぼち引退を考えてあげた方が良さそうですね。

Efestも年数は経っていますが、少し前までデュアルMod用にペア運用していた物で、バラした後も「うーん、Efestかぁ」ってなってあまり使っていなかったので、使用頻度が低かったせいかな。
(満充電状態でこれだけ電圧が4.15Vを指していて「あぁ……」って思ったりしました。)

やはり年数よりも使用頻度ですね。

販売リンク

XTARさんは日本のアマゾンにて公式で販売しています。
なのですぐに届きますし、大手さんのメーカー公式なのでサポートも受けやすいと思います。

公式でない代理店の出品も混じっているので、販売元がXTAR official JPとなっているのを確認して購入した方が安心かと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました