MOD(eVic Primo)をバラして磨いてみた

MOD(eVic Primo)をバラして磨いてみた

俺が始めて買ったBox ModがこのJoyetech eVic Primo SE。

ショップで勧められて買った物なんだけど、
実際もの凄く使いやすくて安定していて、

その後に色々なModを買って使ってみるたびに、「あぁ、初心者向けとして相当いい物を勧めて貰ったんだなぁ」としみじみ思ったり。

今では様々なデバイスがひしめく我が家でも未だに結構出番があり、ちょっとアトマイザー試したいとか、ちょっと味見したいとかそんな時によく駆り出されています。

ただまぁ、もう長い間ハードに使っているので、

相当傷も目立つし、みすぼらしい感じになってきていまして……。

痛MODを作っている人とか、基盤抜いて別の入れ物に詰めてオリジナルMODにしている人とか、鏡面磨きしている人とかを見ていたら、これをリメイクしてみたい欲がふつふつと。

磨いてみたいなー、いっそ塗る…?いやいきなりそれはハードル高いか、
背面の黒いシールも何かに貼り替えて…。
と日に日に妄想が膨らんでおりました。

ただ、自分はそういった工作系は普段一切やっておらず、若い頃車いじりをしていたくらい。

焦ってやると絶対酷いことになるから、ということで1~2ヶ月くらいは我慢してたんですよ。

まぁ、バラすためのトルクスドライバーも家にないしねーってことを言い訳にしつつ、我慢してたんですよ。

してたんですが……。

トルクス、買って来ちゃった。
ホムセンに1000円ちょいの安いセットがあって……。

道具があるなら、もうやるしかないよね、うん、仕方ない。

※以降の作業は、故障や事故の可能性を充分に理解し、覚悟した上で行っております。
分解する事で保証も効かなくなりますし、故障や事故の危険も十分にあります。
行ってみる場合はあくまで自己責任でお願いします。

MOD(eVic Primo)を分解する。

まずは分解。
使用されているネジはすべてトルクスのT5でした。

最初に露出しているネジは、底面のこの1本のみ。

まさか1本って事はないだろうと思い、背面の黒いシールを剥がしてみると、案の定ここにもネジが。
左右1本ずつ。

合計3本のネジを外すと、本体がこのように開きます。

電池が入る部分は、プラスチックの筒が貼り付けてあります。
これは多分両面か接着剤で貼ってあるだけだと思いますが、作業にあまり影響ないし、戻すのが面倒そうなのでそのままにしておきました。

電池の蓋は、収縮するピンで留まっているので、
内側から精密ドライバー等でピンを縮めて取り外します。

電池蓋の内側
トルクスネジを3本外してプラパーツを外し、
内側の端子とバネを外します。

こちら側に基盤。

バッテリーの+極側の端子は差し込んであるだけ。
基盤はトルクスネジ1本で留まっていました。

赤いコードは510スレッドに繋がっています。

ここまでは順調に作業が進んだのですが、ここで1つ問題が……。

510スレッドが外せない

うーん……。
510スレッドが外れない……。

コードはそのままコンタクトピンに半田付けされていそう。
裏側はこれ以上パーツを外せそうな気配がないし、形状からして一旦スレッドごと引き抜くのではないかと予想されるけど、ビクとも動かない。
あまり力ずくでやると、ネジやツメなどがあった時に取り返しのつかない事になりそう。

他のMODの情報でもいいからこの部分をバラした話がどこかにないかなぁと思って色々とググってみたけど、見つからない。

半田ごてで赤いコードを一旦基盤から外してやれば楽そうだけど、あとで半田付けしたくないんだよなぁ…。
道具はあるしやったこともあるし、半田付け部分も大きいのでそれほど難易度の高い部分ではないんだけど、得意な作業というわけではないので、失敗リスクは出来るだけ減らしたい。

結局諦めて、基盤部分を保護した状態で作業を進めることに。

バラしたパーツを磨く。

基盤と電池の端子部分を濡れないようにビニールで保護して、耐水ペーパーをかけていきます。

余り濡らせないのでペーパーにつける水は極力少なめ。
磨いた後の汚れもウェットティッシュなどでそっと拭き取ります。

また、磨く際になるべく基盤に力が加わらないようにも気を遣うので、正直めちゃめちゃやりづらい。
しかも、磨くべき金属部分、殆どこっち側のパーツなんですよね……。

最初に800番で傷とヘアラインを消して、その後1200番、2000番とかけていきます。
だんだんテカテカしてきました。

自動車のボディ補修用のコンパウンドが家にあったので、最後にそれで磨きます。

いい光沢だ。

背面にレザーを貼る

背面の黒いシール部分の質感には少し不満があったので、折角なのでここも張り替えます。

妻がレザークラフトに興味を示し始めていて、練習用の端切れを買ってきたので、それを少々拝借。

剥がしたシールをそのまま皮に貼り付け、それを型にしてカットします。

後で気づいたのですが、厚さがかなり違うので、同じ形に切ったら少し足りなかった…。

組み立てる

組み立ては、分解と逆の手順をやるだけ。

レザーは、両面テープで貼り付けます。
折角なのでちょっとステッチも入れてみました。

お、意外と。

よく見ると若干磨きムラは見えるけど、まずまず綺麗に出来たかなと。
レザーの色はまだちょっと再考の余地がありそうですな。
まぁここは両面で貼ってあるだけなのでいくらでも変えられる。
サイズも少し足りなかったので、また別のレザー調達したら張り替えよう。

一番心配だったのは分解してちゃんと元通り動くかでしたが、そこも全く問題無かったです。
磨く際、気をつけてはいたものの、押さえる側の手で基盤に力がかかったりしていたのでちょっと心配だった……。

見た目が変わってちょっと気分変わったし、若干オリジナル感も出たしで、まだまだこのMODを愛でて行けそう。