新しい加熱式タバコデバイス、HIMASUのレビューです。
何が新しいかというと、通常の紙巻きタバコを吸うことに特化した加熱式タバコデバイスだということ。
iQOSやヴェポライザーを使い始めた時、「これで紙巻き吸えないのかな？」と思った方は多いかと思います。
私もそのクチで、色々と試したりしていました。
ですがやはり、紙巻きタバコは加熱式で吸うことに適した作りになっていないんですよね。
普通に入れて吸っても全然煙も味も出ない。
ですが、グリセリンを少し垂らしてやると煙も味もしっかり出るようにはなります。
グリセリンを添加することで蒸発温度が下がり、加熱式に適した状態になるんですね。
ただ、殆どのヴェポライザーは液体を垂らして吸う設計になっておらず、故障の原因になったりする事もあるので基本的に非推奨です。
ならこのHIMASUはどうやって吸っているのかというと、
予め付属のインジェクターでタバコの内側からグリセリンを浸透させておくという方式を採っています。
添加したタバコはそのまま本体に挿して使用出来るのでお手軽に使えますし、
挿したタバコの先端のみを加熱するので、焦げた部分を切り落として再使用する事ができ、1本のタバコで3回分使用することができます。
タールやヤニの付着無しで吸えるという加熱式の利点を紙巻きタバコでも得られる上に、
今年の10月からタバコが更に値上がったこともありますし、タバココストの低減にも役立ちそうなデバイスです。
この製品はHIMASUさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ（VAPE/ヴェポライザー）は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
付属品もそれなりに多いので、少し大きめのしっかりした箱に入っています。
パッケージ裏には、日本語による説明も書かれています。
パッケージ内容
- HIMASU本体
- グリセリンフィーダー
- グリセリンカードリッジ 6ml x6本(1本はフィーダー装着済)
- マウスピース(ハード) x2
- マウスピース(ソフト) x6
- フィルター
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルには日本語の記述も含まれています。
外観・特徴
ヒーター本体と、タバコにグリセリンを添加するフィーダーの2つを使用します。
サイズ感はこのくらい。
ヒーター本体
ヒーターの外装はプラ製、若干チープ感はありますが軽いです。
側面にボタンが一つと、LEDインジケーター3つがついています。
カラーはシルバーとゴールドの2色。
上部のヒーター部分はスライド式のカバーになっています。
側面にあるスライドレバーを上げるとヒーターがせり出してきます。
この上にフィルターとマウスピースを装着して使用しますが、使用しない時はマウスピースを付けたまま中に収納しておけます。
マウスピースはシリコン製のソフトタイプとプラ製のハードタイプがそれぞれ付属しています。
加え心地は好みによると思いますが、VAPEのドリップチップに慣れた自分にはハードタイプの方がしっくりきました。
底面にはタバコを差し込む穴と、充電用のUSB Type-Cポートがあります。
グリセリンフィーダー
タバコにグリセリンを添加する為のフィーダーです。
ノズルにタバコを差し込んで、ボタンを押すとタバコの内側からグリセリンが浸透するようになっています。
中には専用ボトルに入ったグリセリンがセットされています。
ボトルは専用品ですが、キャップが外れるので自分で市販のグリセリンを補充することも出来そうです。
セットには予備のボトルが5本付属しており、
1回の使用量も少ないのでこれで当分もつと思います。
ここの窓から、グリセリンの残量を確認できます。
また、底面にはクリーニング用のブラシも仕込まれています。
詳細
メーカー公式
日本語サイトです。
スペック
| バッテリー | リチウムイオンポリマー電池 1300mAh |
| 規定充電電圧 | DC5V 1.5A |
| 動作環境温度 | 室温 |
| 充電可能環境温度 | 10～45℃ |
| 本体重量 | 90g |
本体重量の実測。
使用方法
加熱温度選択
非使用時にボタンを5クリックするとLEDインジケータ0が点滅します。
1つ点滅が低温モード、2つ点滅が高温モード
5クリックするたびに切り替わります。
電源ON(加熱開始)
ボタン長押しで加熱が開始されます。
(タバコをセットしてから操作してください)
バッテリー残量
非使用時にボタンを軽く1回押すと、LEDインジケーター(1～3個)でバッテリー残量を示します。
充電
スマートフォンなどのUSBアダプターから、付属のケーブルで接続してください。
実際に吸ってみる
今でも時々吸っているアメスピを使って吸ってみます。
まずはタバコにグリセリンの添加。
フィーダーのノズルにタバコを差し込んで、ボタンを1～2回プッシュします。
あまり添加しすぎるとキツくなるので注意です。
自分は1回で十分でした。
試しに3回押したらキツくて吸えなかった……。
スライドレバーを下に下げた状態で、タバコを下から差し込みます。
レバーを上にスライドしてヒーターを出し、中にフィルターを入れてマウスピースをセットします。
マウスピースは付けたまま本体内に収納できるので、この作業は初回以降はフィルターの交換時や掃除の時のみでOKです。
セットが完了したらボタンを長押しします。
しばらく押していると本体がブルッと震えてLEDの点滅が始まり、加熱開始します。
加熱が完了すると再度本体がブルッと震えてLEDが3つ点灯します。
この状態になったら吸うことが出来ます。
この間大体20秒くらいかな。
LEDの点灯はそのまま残り時間を示しており、時間経過につれて1つずつ消灯してゆきます。
喫煙可能時間は大体3分ほどだったので、LED1つが1分くらいと思って大丈夫そうです。
吸った感じは、確かに加熱式の味。
iQOSやヴェポライザーの経験者の方ならわかると思いますが、ちょっと蒸らしたようなあの感じです。
加熱方式が違うので火を付けたアメスピの香りとはやや異なりますが、煙もしっかり出ますし吸いごたえも十分。
フィルターが入っていることで、ドローもしっかり重いですね。
普通のタバコから移行した時の違和感も少ないと思います。
一番いいな、と思ったのは、iQOSの独特の香りがない事ですね。
iQOSのスティックは、加熱式で葉を燃焼させる為に色々と添加されているのですが、
自分はあのコーンスターチの香りや薬品系の香りがどうにも苦手でiQOSはすぐに使わなくなりました。
こちらだと吸い慣れたタバコにグリセリンの添加のみなので、いやな香りはないです。
気になったのは、使用中本体上部がやや熱くなることかな。
連続使用はちょっとしづらそうです。
吸い終わった後のタバコを引き抜いてみました。
先端部分のみが焦げています。
このデバイスはタバコの先端1/3程しか加熱しないので、焦げた部分を切り落としてそこから再度グリセリンを添加して使用出来ます。
1本のタバコで3回分吸うことができます。
切る時に葉が結構散らばるので注意。
2回喫煙→カットして、3回目の状態の長さがこれ。
もう1回分くらいありそうではありますが、これ以上短くすると引き抜くのが難しくなりそうですね。
1本で3回吸ったあとのフィルターの状態。
下側がほんのり茶色くなっていますが、まだ使えそうです。
ただグリセリンやミストの結露で徐々に湿ってくるので、あまり使いすぎると詰まってきそう。
適度に交換した方が良さそうです。
マニュアルによると、丸めたティッシュなどでも代用可能だそうです。
メンテナンス
他の加熱式デバイス同様、しばらく使用していると中にススが貯まってゆくので、時々メンテナンスしてやりましょう。
ヒーター部分は、逆ネジに回すと取り外すことが出来ます。
チャンバー部分は、上から下から、ブラシや綿棒などで掃除します。
まとめ
なかなか面白いデバイスです。
普通のiQOS互換機かと思ったら、紙巻きタバコがそのまま使用できると言うことで面白い！と思い、今回レビューさせて頂くことになりました。
私はiQOSは香りが苦手であまり吸わないのですが、アメスピが過熱式で吸えるというのは結構大きいです。
また、1本で3回吸えるというのはコスト的なメリットも大きいですね。
アメスピだと1本で5分くらいは吸えてしまうのでわずかな差ですが、他のタバコだと結構コスト差大きくなると思います。
ただ、毎回グリセリン添加の必要があるのは若干手間かな。
挿してワンプッシュだけなので、家で使う分には殆ど気にならないのですが、例えば外出時に外の喫煙所でタバコの先端を切ってフィーダーでグリセリンを、となるとちょっと考えます。
それもルーチン化すればそうでもないのかもしれませんが。
まぁでも、家で吸うだけでも結構なメリットはありますね。
タバコの消費速度が落ちるのでコストダウンにもなりますし、タールなしでニコチンが採れますし、ヤニや匂いが残りにくいのでTPO的にも有利。
iQOSは加熱式としてのメリットはあるものの、スティックの価格がタバコと変わらないのでコスト的なメリットはないですし、今のタバコのままコストや害を抑えたい、という方によいかと思います。
Amazonにて購入できます。
グリセリンなどもAmazonで市販品が購入できますが、色々種類があるので、
口に入れる物ですし、食品添加物グレードやVAPE用などを謳った物を使用されるのがよいと思います。
定番品かつ自分自身も使った事のあるファンタジーのみ載せておきます。
(検索するともっと安価な物もあります)
グリセリンは、メーカー純正品としてHIMASUの公式サイトでも販売しています。
まぁ付属のボトルで当分持つと思うので、それが無くなってきたらでよいかとは思います。
プレゼント企画
今回、メーカーさんのご厚意でレビューサンプルを余分に送って頂いたので、
グレーとゴールドの未開封品をそれぞれ1つずつ、計2名様にプレゼントします。
応募方法
Twitterで@marz04をフォロー＆下記のプレゼント投稿をリツイート。
※コメント付きリツイートは集計されません、ご注意ください。
【HIMASU プレゼント】
— まーず (@marz04) October 17, 2021
紙巻きが使える加熱式タバコ、HIMASUのグレーとゴールドをそれぞれ1名様にプレゼントします
■応募方法：フォロー&RT
■応募締切：2021/10/24(日) 18:00
※参加コメ不要、複アカ、懸賞アカ、未成年除外
詳しく添付画像をご参照ください
↓レビューhttps://t.co/GTtvcc956C pic.twitter.com/K97Z2jz7XJ
応募締切
2021年10月24日(日) 18:00まで
抽選
「あたるぞ」を使用して抽選し、 当選者様にはDMを送らせて頂きます。
グレー、ゴールドそれぞれランダムで抽選を行う為、色の選択はできません。
予めご了承ください。
その他
抽選に公正を期す為と、使用していただける方に当選していただきたい為、 複数アカウントでの応募、懸賞用アカウント、未成年者などは抽選から除外させていただきます。 予めご了承ください。
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