Innokin LIFT S.T.Aを買ってみました

Innokin LIFT S.T.Aを買ってみました

自分のVAPE環境、家ではドリッパーとか使うのですが、
職場ではオフィスビルの喫煙所なので、他社の人も多いし混んでいる事も多くて、ちょっとドリップ吸いはしづらい環境。

なのでどうしても、タンクやスコンカーが多くなります。

味としてはRDAの方が好きな物が多く、そうなるとスコンカーになるのですが、
スコンカーでない普通のMODも、見た目が気に入った物を色々買っているので、そちらも使っていきたい。

そんなわけで、先日Squonk Geniusを買ってみたりとかしていたわけですが、

これもちょっと長さが気になって使いづらい感じで、なかなか使えていません。
今適当なチューブ型を調達中なのでそれで使ってみようかと。

目的と手段がごっちゃになってきている気がするけど気にしない。

そして、またちょっと面白そうなアイテムがあったので、試しに買ってみました。

Innokin LIFT S.T.A

一見RDTAみたいに見えますが、これ、上は普通にGalaxy MTL RDAで、本体はタンク部分だけなんです。

RDAの下に挟んでRDTAみたいにしてしまおうぜ、というアイテムで、BFピンの付いたRDAを乗せると下からリキッドを供給します。

何か特別な機構があるというわけではなく、510ピンでただ間に挟んでるだけ。
これでどうやって供給してるんだろう…?と思ったのですが、

S.T.Aとは、Siphon Tank Adapterの略とのことで、吸い込む事によってアトマイザー内部に発生する負圧によって上に吸い上げる仕組みのようです。
なので、特別な操作をすることなく勝手に吸い上げてくれるんだとか。

何それ画期的!

でも、そんなに上手く行くんですかね…。
発売されたのは結構前みたいなんだけど、余り売ってるのみないし、自分が存在知ったの最近だしなぁ…。

まぁいいや、ちょっと試してみよう、という事で買ってみました。

パッケージ

簡素なパッケージです。

包装のビニールを外すと、ユーザーマニュアルが巻き付けられています。
マニュアルは簡素な1枚の紙で、正規品確認用のスクラッチシールが貼り付けられています。

開封するとこんな感じ。
底の部分に予備Oリングが入っています。

外観・特徴

本体。

結構小さめですね。
タンクアトマイザーのタンク部分だけ、みたいな感じ。

分解してみようと思いましたが、どうやら分解は不可の模様。
どんだけ頑張ってもパーツが外れず、壊れちゃいそうで怖かったのでやめておきました。

上面はこのとおり、タンクアトマイザーのトップフィルのような形になっています。
アトマイザーを取り外してここからチャージします。

リキッド漏れを防ぐためのOリングが2つ取り付けてあり、
外側のOリングの径が20mmくらいなので、22mm径以上のアトマイザーなら適合すると思います。

タンク上部にエアーの調整穴があります。

これはエアフローには影響せず、リキッドの吸い上げやすさを調整する物です。
エアホールの内側には弁が入っており、リキッドはここからは漏れ出さないようになっています。

マニュアルには「吸い上げ具合によって調整してね」くらいの記述しか無く、どっちに回せば増えるのかはわかりませんが、
恐らく構造的に、穴を大きくするほど吸気しやすくなるので吸い上げやすくなるのかな、と予想してます。

底の部分は十字に溝が掘ってあり、最後までリキッドを使い切れるようにしてあります。

フィッティング

22mm以上のアトマイザーに対応ですが、本体は25mmあるのでこの通り段差は出来てしまいます。
径を揃えるなら24~25mmのアトマイザーが一番綺麗にまとまるかと思います。

Cthulhu Azathoth RDA

Hellvape Dead Rabbit RDA

吸い上げの検証

タンクにリキッドを入れて、幾つかのアトマイザーで空吸いをしてみます。

現役で使っている中ではかなりドローがスカスカな方のAzathothにて。

大体予想はしていたのですが、普通に空吸いしているだけでは一切吸い上げないですね。

エアフローを軽く指で塞いで吸ったらそれなりに吸い上げてきました。

Recurve RDAにしてみました。

これも、普通の空吸いではちょっと吸い上げが物足りない。
エアフローを指で塞いで吸ったらかなり上がってきました。

やはりドロー軽めのアトマイザーでは吸い上げが怪しい。
エアフローを塞いでチュッと吸えば上がってくるけど、出来ればその手間無しで運用したいじゃないですか。

となると、MTLアトマがいいのかな。

Galaxies MTL RDAで試してみたら、普通に空吸いしただけでも結構上がってきました。

これで運用を試してみたいと思います。

使ってみる

リキッド満タンにして、Galaxies MTL RDAに乗せて暫く使ってみました。

あ、普通に使える、ちゃんと吸い上げてる。
順調にリキッドが減ってゆきます。

写真はまだちょっと残ってるけど、
空っぽまでなかなか快適に使えました。

ただ、このアトマでも、
タンク1杯分吸うまでに2度ほどドライヒットしました。
自分はガチMTLではなく、ちょっとだけエアフロー開き気味にして重めDLくらいで吸うので、
ちょっと負圧が弱くてまだ微妙に吸い上げが足りないのかな。

乾いてきたら、エアフロー穴を軽く指で塞いでちょっと吸い上げておく感じですね。

その際に吸い過ぎると、めちゃめちゃあがって来るので注意です…。
じゅるっじゅるになります。
この辺の調整は、慣れかなぁ。

まとめ

非常に面白いアイテムなのですが、めちゃめちゃ惜しい。

一応ちゃんと使える事はわかりましたが、ドローの軽いアトマではちょっと吸い上げる力が足りないみたいなんですよね。

MTLアトマだとそれなりに快適に使えるのですが、MTLアトマって、22mm径の物が多いじゃないですか。
このタンクの外形が25mmあるので、合わせづらい物が多いです。
うちに今ある物だと、Galaxies MTL RDAの24mmキャップ専用機みたいな感じになっちゃいそう。

まぁ段差を気にしなければいいだけの話ですが。

ドローの軽いアトマイザーでも、エアフローを塞ぎながらちょいちょい吸い上げる事で運用は可能なのですが、
それをするならスコンカーでいいのでは、となってしまいます。

ドリップ運用はしづらい環境、でもお気に入りのMODでRDAを使いたい!という時に選択肢に上がるかな?といった感じでしょうか。