Dovpo Topside Lite 90W Squonk Mod Kitのレビューです。
最初のTopside Squonkってちょうど去年のこのくらいの時期でしたっけ、
ボトルを外さずにトップフィルでリキッドチャージが出来る革新的なスコンカーで、凄く話題になりましたね。
随分売れたようで、デュアル版が出たり、新色がバンバン追加になったりしていました。
うちのレビューのアクセスも随分と跳ねた記憶があります。
なんだかんだでこのModには妙に縁がありまして、誤配で2台目が届いたり、買った福袋に入っていたりで2台ほどプレゼント企画で配ったりもしていたり。
なんだか縁というか思い入れを感じるModです。
今回のTopside Liteは初代と同じくTVC(The Vapor Chronicle)とのコラボで、コンセプトやスペックなどはほぼそのまま。
Liteの名が示す通り、ボディの素材を変更して極限まで軽量化されています。
ノーマルModにした際の本体重量は驚きの69g。
21700シングルModとしては最軽量クラスではないでしょうか。
そしてパーツの付け替えによってスコンカーとノーマルModの使い分けが出来るギミックも搭載。
Topsideの使い勝手はそのままに、なかなか面白い感じに仕上がっています。
この製品はHealthCabinさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
パッケージ
黒色のパッケージには窓が設けてあり、製品本体がチラ見えしています。
背面には正規品チェック用のスクラッチシールが入っています。
スクラッチの下のコードを、公式サイトの下にある”Check Security Code At”のリンク先にて入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。
パッケージ内容
- Topside Lite Squonk Mod
- Variant RDA
- USBケーブル
- ノーマルMOD換装用パーツ
- 18650バッテリーアダプター
- T字レンチ
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
- 予備ノズルパーツ
- ユーザーマニュアル
- カード類
ユーザーマニュアルは英語で記載されています。
外観
基本的なデザインテイストは初代Topsideを踏襲していると思いますが、バッテリーカバーからスコンクボトル部分にかけてクリアパーツが使用されているのが目を引きます。
ボディはプラパーツで覆われており、質感は全体的にかなりプラスチッキーではありますね。
ちょっとオモチャっぽい。
ここは人を選ぶかもしれませんね、
重厚感や高級感がないのを嫌う人もいるし、逆にこういうのが好きな人もいるし。
その分、重量はめちゃめちゃ軽いです。
手に持ってビックリするくらい。
サイズはちょっと大きいかな。
事前に見ていた写真とかではもう少し小柄なイメージがあったので、開封した瞬間思わず「でかっ」って言葉が口から出ました。
初代Topsideより大きい気がするなぁって思ったので並べてみたら、やはりちょっとだけ大きい。
プラ素材の方が強度が低い分、外装が厚くなるんですかね。
ボトル兼バッテリーカバー
テカテカとツヤのある透明なプラ素材が使われています。
この辺の素材の使い方はちょっといいですね。
プラスチッキーさを逆手にとって面白みのあるデザインにしています。
上のノズルと下のマグネットで固定されており、真っ直ぐ引っ張ると取り外せます。
バッテリーもここから脱着します。
付属のノーマルタイプのバッテリカバーと交換すると、スリムな21700シングルModに変身。
ボトル部分の重量もなくなり、更に軽量になります。
計ってみたら本体重量69gしかないです。
18650だと59gのWismec V80や53gのTesla WYE85などがありますが、21700シングルだと最軽量クラスかもですね。
上面。
510スレッドのコンタクトピンはスプリング式です。
そしてこのシリーズの最大の特徴。
ボトルの上のスクリュー式のキャップを外すと、ここからスコンカーのBFボトルにリキッドを補充することが出来ます。
これがホント楽なんですよ……。
スペースに余裕があるので、アトマイザーがついたままでも楽々補充出来ます。
今回バッテリーはサイドから取り付けるタイプなので、底面にはロゴとTVCのネームのプリントのみ。
フィッティング
Variant RDA(付属アトマイザー)
外観
キットの付属アトマイザーは、ポストレスタイプのデュアルコイルRDAです。
キャップにはVを模したVariantのロゴ。
シンプルなデザインですね。
底面にはロドなどのエングレービング。
ポジティブピンは、インシュレーター含めて結構出っ張っていますね。
スコンカーの付属RDAなので、最初からBFピンが取り付けられています。
エアフロー
エアフローはサイドエアフローになっています。
キャップのトップ側を回して調整するタイプ。
穴が上から開いていくタイプと下から開いていくタイプ、2種類の切り込みがついています。
これはBONZA V1.5みたいに1穴ずつ調整出来るタイプなのかなー?って思ったら、ちょっと色々惜しい感じ。
ただ、絞ると相応に重めにはなります。
穴単位で綺麗に調整できないのを気にしなければ、使用感としてはそう問題ないかも。
キャップ
キャップ上面はドーム状に仕上げてあります。
キャップとデッキは形が合うように作られており、エアフローの位置がずれないようになっています。
デッキ
デッキはポストレスタイプのデュアルコイルデッキ。
底面全てがジュースウェルになっているし、サイドエアフローと言うこともあり、リキッドの保持量は相当多いです。
ただ、あまり保持した状態で横向けるとサイドエアフローの穴から垂れてきそう。
デッキの形状としてはDROP RDAに似ていますね。
ネジ穴の下の部分に隙間を設けてあり、余ったワイヤーを後からカット出来るようにしてあります。
通常のポストレスデッキよりもビルドはかなり楽。
一点注意が必要です。
スコンカー用のBFピンが取り付けられているのですが、
ノーマルピンは付属せず、デッキ側のこのネジで穴を塞ぐことでノーマルピンとして使用する形になっています。
初期状態ではしっかり締まっており、リキッドが通らないようになっているので、スコンカーで使用する際は、最初にこのネジを外して(緩めて)おく必要があります。
中央のネジ頭を外すと(緩めると)リキッドが通るようになります。
え、なんでこの写真だけ微妙に濡れてるのかって?
聞かないで。
ネジに横方向の切り込みが入っているので、外さずに緩めるだけでよさそう。
というかネジ頭の厚みからしても、緩めるだけで使用するのが正解なんだと思います。
緩めたら少しグラついていたので、使っているうちに振動などで外れて中でコロンとなるのが怖くて自分は外しちゃいました。
BF以外で使う事もなさそうですし。
キャップが結構深く被るので、コイルの位置は割と高めになります。
意図して高めにビルドしなくても、丁度サイドフローがコイルの下半分に当たるくらいの位置になるかと思います。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 97.5mm x 58mm x 28.2mm |
重量 | 130g(実測) |
BFボトル | 10ml シリコンボトル |
使用バッテリー | 21700/20700/18650 x1本使用 (別売) |
充電 | microUSB (DC5v/1A) |
素材 | ポリカーボネイト+PTCG |
出力モード | VWモード バイパスモード 温度管理モード(Ni/Ti/SS/TCR) |
VW出力レンジ | 5W〜90W |
出力電圧 | 0.8V~8.5V |
対応抵抗値 | 0.08Ω~3.5Ω |
保護機能 | バッテリー逆刺し保護 短絡(ショート)保護 低抵抗カット(0.08Ω以下) 高温保護 自動カットオフ(10秒) |
バッテリーカバーの換装
スコンカー用のカバーを外すと、本体側にノズルが残ります。
ノズルパーツはスクリュー式になっているので、これを外してノーマルタイプのカバーに換装します。
前述したとおり、69gと非常に軽量で、スリムな21700Modになります。
この状態で使用するのも充分アリかと思います。
BFボトルの分解・洗浄
リキッドチャージの非常に楽な本機ですが、BFボトルがしっかり固定されているので、外して洗浄したいとなると少々手間になります。
上面にある2本のプラスねじを外します。
ネジを外したら、蓋の部分を上に引っ張ると、ノズル部分のパーツがごっそり抜けてきます。
シリコンボトルを引き抜きます。
毎回ここまでするのは大変なので、普段は丸ごと水洗いとかでいいかな、と思います。
MODの操作方法
恐らくチップの状態は、(温度管理機能追加の)ファームウェアアップデートをかけた後の初代と同じかなと。
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
ファイアボタンロック
電源ON中にファイアボタン3クリックで、ファイアボタンをロックします。
ちょっとした持ち運びの際などに。
キーロック
電源ON中に+/-ボタンを同時に長押しすると、+/-ボタンをロックします。
モード切替
電源ON中にファイアボタンと-ボタンを同時に長押しすると、モード切替用のメニューが表示されます。
+/-ボタンで選択して、ファイアボタンで決定
VWモード(POWER)
一般的な可変ワッテージモードです。
+/-ボタンでワッテージ調整します。
バイパスモード(BYPASS)
メカニカルModのように、バッテリーの出力をそのままコイルに伝えるモードです。
温度管理モード(TEMP-NI/TEMP-TI/TEMP-SS/TCR)
温度管理に対応したコイルで一定の温度を保って加熱するモードです。
+/-ボタンで温度調整。
最大値か最小値から更に送ると、華氏と摂氏の表示を切り替えます。
+ボタンとファイアボタンを長押しするとワッテージの表示が点滅し。動作ワッテージを調整することが出来ます。
TCRモードの場合は、モードに入る前にTCR値を設定します。
STATS
パフカウンターと累積パフ時間を表示&リセット出来ます。
ビルドして吸ってみる
付属のアトマイザーをビルドして吸ってみます。
単線デュアル
スタンダードにカンタル24ga 3mm7巻デュアルで0.35Ω
幅がないと固定しづらいので、ちょっとスペースド気味にしてみました。
ジュースウェルが深くて広いし、隙間を埋めたかったので、コットンはしっかり目に通し、あまり漉かずに差し込みました。
リキッドはYailaboさんのAromatic Tobaccoを吸ってみます。
120mlボトルの安心感よ。これ好きですしね。
ガッツリ吸うつもりで、ボトルも10ml満タンにしてやりました。
味の方は、美味いか不味いかで言うと、美味い方に入ると思います。
特に大きな驚きはないけど、普通に美味しい、ビルドなりに出ている印象です。
元々サイドフローの爆煙アトマは結構好きですしね。
エアフローは全開で結構スカスカ気味の状態で吸っていますが、やはりいいところに当たってるようで、ミストの取り逃しはそんなにない感じ。
ビルドも楽な方だし、特に苦労せず一定以上の味が出せるアトマイザーって感じでしょうか。
クラプトンシングル
シングルもいけるかなーって事でやってみました。
Wotofoのクラプトンを使って、3mm6巻で0.46Ω
もう一巻減らしても良かったかもしれない。
ミスト量は単線デュアルとそんなに大きくは変わらないのですが、エアフロー全開だとやはり若干隙間を感じる。
絞ってやると結構抵抗感のあるドローになり、いい感じになります。
流石に全閉だとほぼ吸えないので、最小がこの状態(2穴)。
重めDLとまでは行かないですが、案外抵抗感のあるドローになります。
個人的には、下側が開いている方が味のノリが良く感じました。
この状態から、下側半開(4穴)くらいまでが丁度いい感じ。
シングルでも充分美味しいというか、絞った状態だとむしろこちらの方が好きかも。
クラプトンのおかげか、絞られたミストに密度を感じます。
しばらく使用して漏れ系チェック
最初の10mlを吸いきり、チャージして更に半分くらい吸いました。
スレッドはこの状態。
スレッド周りやアトマイザーの底面などにリキッドの染みは一切なし。
外周が少ししっとりしているのは恐らくミストの結露だと思います。
BFボトルの接合部は少し不安を感じていたのですが、杞憂だったようで、
しっかり密封されていて外には全然染み出していなかったです。
まとめ
使用感は初代Topsideと同等。
やはりトップフィルできるスコンカーというのはとても使いやすいです。
持ち歩いたりしつつガッツリ目に使用したけど、スコンカー機構の部分からの漏れは心配なさそうだし、ガシガシ使っていけそうです。
サイズは少し大きめですが、重量が非常に軽いので持ち歩きにも楽ではありますね。
初代は重さが少しネックだったので。
軽さのトレードオフとして、本体がプラスチッキーになったのは賛否あるかもですね。
綺麗に仕上がっているし、特別安っぽいというわけではないのですが、特に初代を気に入っていると、どうしても見比べてしまう。
こういう物だと思えばそれほど気にならないかもですが。
バッテリーカバーやボトル周りをクリアパーツにしたのは、プラスチッキーさを逆手にとって面白みのあるデザインにしたなー、と思います。
ここはちょっと特徴的でいいですね。
付属のRDAも普通に優秀なRDAでしたが、既にお気に入りのBFアトマを持っているのであれば敢えて入手する必要は無いかもしれません。
そういう物がないのであれば、充分使い物になるしキットにする価値はあります。
Healthcabinさんでは、MOD単体で¥6771、Kitで¥9029
$59.99以上になるので、送料は無料になります。(MOD単体がちょうど$59.99)
Healthcabinさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
クーポンコード「MARZHC10」を入力することで、全商品10%引きになります。
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