Dovpo – Blotto mini RTAのレビューです。
Dovpo製品のレビュー一覧です
先日レビューしたBlotto RTAのmini版ですね。
Blotto RTAは日本ではそれほどメジャーな存在というわけではないのですが、隠れた名作といった感じでしょうか。
デュアルコイルの爆煙系RTAなのですが意外と味は繊細で、リキッド漏れも起こりにい優秀なタンクだと思います。
複数買いしている方もおられたりして、知る人ぞ知るというか、ハマる人はハマる感じ。
ただ、サイズが大きいのがネックなんですよね。
26mm x 54mmの大柄なRTAで、乗せるModを選びます。
今回のminiは、構造やデザインをそのままに23.3mmx44mmまでダウンサイジングした物です。
直径がやや中途半端な数字なのは引っかかりますが、扱いやすいサイズになりました。
この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
パッケージも、前作の物をそのまま縮小したような感じ。
予備タンクが2つも入っているので、背の高い箱になっています。
背面には正規品チェック用のスクラッチシールが入っています。
スクラッチの下のコードを、公式サイトの下にある”Check Security Code At”のリンク先にて入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。
パッケージ内容
- Blotto mini RTA本体
- ガラス製バブルタンク
- PCTG製バブルタンク
- T字レンチ
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
- ユーザーマニュアル
- 製品合格証
- ボトルオープナー
今回も入っていました、ボトルオープナー。
コラボ先であるVaping Bogan氏のマークをイメージしたドクロ型デザインです。
これ、四角い穴の部分がコイルトリミングツールになっているんですよね。
バブルタンクがガラス製とPCTG製の2種類入っているのも無印Blottoと同様です。
リキッド容量は、標準のストレートタンクで2ml、バブルタンクで4mlになります。
外観
無印Blottoと並べてみました。
デザインそのままで一回り小さくなっているのがわかります。
こうして並べてみると、内側のチャンバー径は殆ど変わっていないんですよね。
その分、タンク内部の隙間がかなり狭くなっています。
ストレートタンクにVG70の粘度高めのリキッドを入れたら、なかなか下まで落ちなくてちょっと困りました。
容量も2mlだとリキッド補充の機会も多いので、miniはバブルタンクで使った方が快適かもしれません。
バブルタンクに換装するとこんな感じになります。
標準のドリップチップは樹脂製の中にSSが埋め込まれており、本体との一体感があります。
810規格なので、汎用のものと交換して使用出来ます。
トップキャップは無印同様ロック式。
90°程回してロックを外して開閉するタイプです。
開閉も楽ですし、与圧が発生しづらくリキッドの伝い漏れも起こりにくいので、個人的にかなり好きなタイプの仕組みです。
エアフローはボトムエアフロー。
エアフローコントロールリングに無数のハニカムホールが開いており、これを本体の穴に合わせて調整します。
底面です。
ポジティブピンは、インシュレーター部分を含めるとかなりしっかりと出っ張っています。
フィッティング
サイズ的に、この辺りのステルスModにも乗せられるんですよね。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 23.3mm |
高さ | 44mm |
リキッド容量 | ストレートタンク:2ml バブルタンク:4ml |
ドリップチップ | 810規格 |
コイル | デュアル/シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
カラーバリエーション
カラバリは全部で5色です。
構造
分解してみました。
タンク部分はこのような形で分割出来るので、リキッドが残っていてもデッキにアクセス出来ます。
チャンバー
エアダクトの出口のようなスムーズなドーム型チャンバーも前作譲り。
デッキ
デッキも前作同様、3Dエアフロー搭載のポストレスデュアルデッキです。
無印と比べてみると形状は完全に同一だし、サイズもほぼ変わらないんじゃないかと。
某社の某牛シリーズのデッキにそっくりなんですよね、これ。
かなりごちゃっとした形状のデッキですが、エアホールがコイルの周囲を包むように配置されており、
コイルに対して242°の方向からエアーが当たるようになっているそうです。
ポストレスデッキなので、コイルの足の長さを予め調整しておく必要があります。
固定穴も斜めに配置されているので、ビルドには若干慣れが必要かも。
ビルドして吸ってみる
前述の通り、ポストレスデッキなので予めコイル足の長さを調整しておく必要があります。
固定穴が斜めにせり出しているので結構短め、5mmくらいです。
最初は付属のボトルオープナーのトリミングツールで計った方が無難かもですね。
上記の長さで、大体このくらいの位置になります。
サイドのエアホールのアールの中央に位置するようにセットしています。
コイル位置が高いので、ウイックは少し長めに。
デッキのジュースホールの下から少し顔を出す感じでセットします。
Flat60 単線デュアル
FlatwireのFlat60 25ga 3mm7巻のデュアルで0.28Ω
これの直前にこの設定で組んだデュアルのRDAが凄く美味しかったので、同じビルドにしてみました。
45wで、Zap!JuiceのLime Colaを吸ってみます。
クリアのEasyと合わせた見た目が妙に気に入ってしまったので、初日だけストレートタンクで。
この時にストレートタンクのリキチャ問題で苦労したので、数日後にはバブルタンクに変えましたが…。
味についてですが、無印版に引けを取らないくらい出ていると思います。
デッキ構造とかサイズとか殆ど変わらないですしね。
その辺りで変わった点と言えば、背が低くなった分チムニーが短くなってコイルが近くなったくらい?
ですが3Dエアフローでミストがしっかり冷やされるので、無印より熱いとかそういう感じはありません。
このタイプのデッキは、シンプルなフレーバーよりも複合フレーバーのほうが向いているかな、と自分は思います。
デッキでミストが程よく撹拌されて冷やされる事で、口に入ってくる時に複数のフレーバーが立ってきます。
このビルドだとコーラを強く感じ、周囲にライムの香りが混じるような感覚。
エアフローは全開でもスカスカではなく、やや抵抗感のあるドローです。
AFC精度は高めで、絞っていくと相応に重くなっていきます。
クラプトンシングル
シングルビルドも試してみます。
通常、この手のデッキでシングルを組む時は対角線上にたすきがけのようにコイルをセットしますが、
このデッキはポジティブポストがこのように配置されているので、
このように、片側だけを使って固定します。
FlatwireのFlaptonで3mm5巻、0.35Ωになりました。
クラプトンシングルになった事で若干立ち上がりは遅くなりますが、こちらも美味しいです。
このビルドでは、AFCを半開くらいに絞って吸うのが好みでした。
上のデュアルの環境に比べてライムのフレーバーが少し強く出ている感じで、こちらの方が好きかも。
まとめ
無印Blottoのパフォーマンスを残したままサイズだけ小さくしたような感じですね。
味については殆ど遜色ありません。
爆煙ながらしっかりとフレーバーチェイサー。
リキッド漏れにも変わらず強いですね。
デッキが少し浮いたGTA風の形状と、与圧の少ないロック式のトップキャップのおかげで多少雑にリキチャしても伝い漏れが発生しにくいです。
同じなら小さいほうがいいじゃん、となるのですが、
小さくなった分のネガティブ要素も多少はありまして、
まずリキッド容量、これは仕方のないところなのですが、
無印もストレートタンクは2ml表記だったのですが、あちらは実質2ml以上入りましたし、逆にこちらは2mlあるのかな…と感じる量で、低抵抗デュアルで組んでいるとあっと言う間にリキッドがなくなります。
そして、上述した通り、タンクの隙間が小さいので粘度の高いリキッドだと溢れがち。
ただ、この辺はバブルタンクにするとほぼ改善されます。
あとは、23.3mmという中途半端なサイズを受け入れられるかどうかですね。
Box Modなら気にならないとは思いますが、チューブ系のModは大抵22mmか24mmで作られているので、その辺と合わせるのは難しいかと思います。
気になるのはそのくらいですかね、
後は文句なしの出来でした。
元々Blotto RTAは好きなアトマイザーなのですが、このサイズ感で同等のパフォーマンスが出せるのはいいな、と思いました。
Sourcemoreさんでは、ログイン後価格で$21.44+送料
24時間以内発送になっています。
SMさんはログイン後単価が他より安い事が多いので、送料込み価格で他と比較しつつ、最近はよく使っています。
但し現在コロナの影響でシンガポールポストが使用できず、一番送料の安い郵便系の配送だとオランダ経由(Netherland Post)になるのでご注意を。
今回のこれのレビュー品を含め、ここ最近オランダ経由の荷物が幾つかあったのですが、大体2週から3週の間くらいでの到着となっています。
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