Cthulhu mod 520 Tank V2+505 AIO ドリップチップセット レビュー|RBAとしても、PnPコイルタンクとしても使えるBORO互換タンク+AIO向けドリップチップもリリース

Cthulhu mod 520 Tank V2 + 505 AIO DRIP TIP SETのレビューです。

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ここ数年、BORO互換にかなり力を入れているCthulhuさん、
先日はCthulhu AIOのV2がリリースされましたが、今度はAIOに引き続いてリリースされていたオリジナルのBORO互換タンク、520 TankのV2となります。

公式ページに

One = three

One 520 V2 kit = 520 RBA V2 + standard boro tank + PNP coil tank

と書かれています。

“520 RBA V2″=今回の新作RBAとして使用出来る他、他のブリッジを付けて使用出来る汎用BOROタンク、Voopoo社のPnPコイルを使用するクリアロタンクと、3パターンでの使用が可能となっています。

これ、前作の初代520 Tankから続くコンセプトなんですよね、
初代はNautilusも使えたのが今回はPnPのみとなりましたが、PnPはMTLから爆煙までラインナップが幅広く、評判もよいコイルなので不足は無いかと思います。

520は幅広い用途で使えるタンクという位置づけになっているようです。

同時に、Cthulhu AIO V2の標準ドリップチップに合わせたAIO向けのカラフルなドリップチップセットもリリースされたので、こちらも紹介させて頂きます。

この製品はCthulhu Modさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

520 Tank V2

前作の520 Tankと同様、プラケースにスポンジを使用したパッケージ。
正規品チェック用のスクラッチシールが表面に貼られています。

パッケージ内容

  • 520 Tank V2本体(520 RBA V2セット済)
  • BORO汎用ボトムパーツ
  • PnPコイル用アダプター
  • 510スレッドアダプター
  • エアフローピンx6本
  • 予備Oリング、予備ネジ

外観・特徴

BORO互換なので、形状は汎用の物。

前作の520もそうでしたが、大きな四角いブリッジ形状が特徴的ですね。
その為若干タンク容量は圧迫されますが、元々BOROタンクは大きいのでそれでも4.2ml入ります。

公式のコメントによると

520 Tank 2 comes with new DL & RDL building deck.
“520タンクはDL+RDL(重めDL)向けの新しいビルドデッキを搭載しています”

The Largest airflow boro RBA on the market
“市場にあるBORO RBAの中で最大のエアフローです”

We design the airflow and chimney using computational fluid dynamics (CFD) software. The new design provides a smoother and quieter vaping experience.
“数値流体力学 (CFD) ソフトウェアを使用してエアフローとチムニーを設計しました、新デザインにより寄りスムーズで静かなVAPE体験が得られます”

とのこと。

割とCthulhuさんは”○○の中で最小/最大”という表現が好きなイメージ、
エアフローは最大で4.5mmとのことなので、確かに大きい。

あと、デッキの両端に開けられた大きなジュースホールも特徴的に感じました、なかなか大胆なカット。

ボトムパーツは、520 RBA V2用の物と、標準のBOROタンクの物が付属しています。
後者はCthulhu AIO V2に付属していたTREE TANKの物と同じでした。

PnPコイルを使用する時は、標準ボトムパーツとPnPアダプターを使用します。

新しいBOROタンクが来るとまず確かめてしまうのが“リキッドが残ったままデッキが外せるか“です。

大抵はアウトなのですが……これは割といけるかな?
トップ部分が(従来のCthulhuさんのブリッジに比べて)割と強めに固定されているのと、デッキの固定部分にOリングが入っておらず、スルッとスムーズに外れるので、慎重にやれば出来そうです。

520 RBA

520 RBAをバラしてゆきます。
タンクから外したら、チャンバー+チムニーとデッキの2パーツに分かれます。

チャンバー内部の切削は少し変わった形状になっています。
コイルの向きに合わせて長細く掘ってありますね。

デッキはスタンダードな2ポストタイプです。

BORO用としてはかなり大きめのデッキで、少し大きめのコイルも余裕で入りそうですし、ビルドもやりやすそう。

デッキの中央には、”市場で最大”の4.5mmの大きなエアホール、
それに伴い、チムニー側の径も結構大きめですね、DL~RDLとあるけど、DLにより向いてそうな印象です。

ポジティブピンの先端を外し、中にエアフローピンをセットすることで、ドローの重さを調整できます。

エアフローピンは、0.8mm/1.0mm/1.5mm/2.0mm/2.5mm/3.5mmの6本が付属しており、
ピン無しの4.5mmを含めて7段階となります。

505 AIO DRIP TIP SET

Cthulhuさんが時々出しているドリップチップセット、
今回はAIO向けのセットとなります。

開封すると5色のドリップチップと予備Oリング。

これ、Cthulhu AIO V2に付属していた物と同じ物の色違いって感じですね。

Podの吸い口のようなパーツが付いており、口当たりがPodのそれと近い感覚になります。
最近だとPodがとてもメジャーになっており、Podから入ったからこちらの方が馴染みがあるという方も多いかもしれません。

うちのCthuilhu AIO V2は黒なのでどの色でも大抵似合いそうですが、
特にこのアンバーカラーがしっくりくるなぁと感じました。

Cthulhu AIO向けの物ではありますが、510規格ですし、こうした箱形のフラットなAIOであれば他の製品に付けても馴染むと思います。

520 RBA V2をビルドする

それでは、メインである520 RBA V2をビルドして吸ってゆきます。

ビルドする為にはまず、デッキに510スレッドアダプターを取り付けます。

先代520 RBAのアダプターも工具箱にあったので出してみましたが(右)、ローレットの細かさの違いはあるもののピッチなどは同じっぽい?試してみたらどっちも取り付け出来ました。

アダプターを付けたら、オームメーターやテクニカルModなどに装着してビルドしてゆきます。

明らかにDL向きだよなぁってことで、Flatwireの22Gを使ってちょい大きめコイルにしてみます。

2ポストデッキのビルドはとても楽です。

ポストの横からコイルの足を差し込んでネジを閉めたら、はみ出したワイヤーをカットするだけ。
余り隙間に余裕がなさそうなので、はみ出した部分はキッチリカットします。

あと、ワイヤー逃げ防止の為にポストの溝に少し角度が付けてあり、今回のようなFlaiwireや幅のあるクラプトンワイヤーなどは少し差し込みにくく感じるかもしれません。

↑の画像の赤矢印のように少し角度を付けて入れてやるとやりやすいと思います。

デッキの下にガイドの窪みがあり、そこにジグを置くようにして固定すればちょうどいい位置にセット出来るようになっています。

Flatwire22g 3mm径5巻で0.29Ω

ウィッキングは最初迷いました。

こんなもんかなーって長さで一度カットしてみて

隙間に挟まるのもイヤだから、リキッドを染みこませてからジュースホールの溝に押し込んで

チャンバーを被せてみると……。

めっちゃはみ出してかっこ悪い……。

まぁこの方が漏れとか起こらなさそうで安全かもだし、どうせBOROって(BOX型AIOなら)外から見える物でもないのだけれど……。

結局、もう少し短くして、断面がちょうど出るくらいに調整しました。

すんごう供給力ありそう、やっぱDL向きよね……。

Cthulhu AIO V2にセットして吸ってみます。
リキッドは、先日のHiLIQさんの送料無料で今年分のストックを買い込んだPod of Gold
これ好きなんですよ、冬はよく吸ってます。

エアフローピンは無しで4.5mm、出力は38w~40wくらいで。

おお、なかなかの爆煙と言っていいかも、
普段私はAIOではなかなかやらないセッティングですね、ミスト量もガッツリ多く、味も濃いです。

謳い文句にあったとおり、確かにエアフローはスムーズで心地よいですね、
4.5mmだとスカスカかな、と危惧しましたが、軽いっちゃ軽いけどスカスカとまではいかずほんのりと抵抗感があるくらい。

個人的な好みで、最終的に35wくらいまで落として暫く吸っていました。

RDL向きビルド

ひとしきり吸ったのでビルドを変えてみようと、

チムニーを固定したままデッキ取り外しチャレンジは一応成功、ドライバーでチャンバーの端を抑えながらですがなんとか、
ですが、結局組み付けの時に苦労するので、やはりリキッド保持したままは諦めて一旦全部外しちゃった方がいいな、となりました。

今度はRDL向けを試してみようと思い、Ni80 26ga 3mm径7巻で0.76Ω
ウイックはデッキの角と揃えて切るくらいでちょうど良さそうですね。

エアフローピンは最小の0.8mmにしてみました。
0.8mmはさすがに……といやな予感が少ししましたが、最大と最小を一度試しておこうと。

このビルドで、出力は18wで早速吸ってみましたが……。

お、重い……。

いや、さすがに0.8mmのピンはMTL向きですね、
これはこれで吸えなくはないけど、このビルドだとコレジャナイ感を感じるので、ピンを交換します。

エアフローピンは下からアクセス出来るので、組んだままでも交換出来るのがありがたいです。

この抵抗値なら1.5mmか2.0mmくらいがちょうど良さそうに感じました。
個人的には2.0mmが好みかな、ミスト量とエアー量のバランスが一番しっくりくる、
そしてピンを付けてもなお、エアーの流れがスムーズで心地よいです。

エアフローが丁度よくなると本領を発揮、下と口の中でフレーバーを感じて、また違った意味で濃いですね、
恐らくベストパフォーマンスはDLかな?とは思いますが、こちらも満足感は高いです。

まとめ

先代の520 RBA同様、V2もDL向けのBOROタンクかな、と思います。
デッキが広く、チムニーやエアフローの径も大きめ、
なによりCthulhuさんが”BOROタンクの中では市場で最大のエアフロー”と謳っているくらいですし。

ですが、エアフローのオプションが豊富なので、色々な楽しみ方が出来ると思います。
さすがにこれでMTLはちょっとやろうとは思わないけど、重めDLとかも楽しめます。

エアフローピンの交換がタンクのまま可能なのも便利ですね。
ビルドも楽なので色々試すのもアリだと思います。

リキッド漏れについては、まぁ、一般的なBORO並じゃないかな、といった感じ。
大胆なカットのジュースホールですが過供給でジュルッたりとかはないですし内部からの伝い漏れなどはないと思います。
今のところ目立った漏れはないですが、長いこと使っているとタンクのハウジングがしっとりしてくるくらいは覚悟しています。

公式でも謳っているとおりエアフローがスムーズで気持ちよく吸えますし、味もしっかり濃く出ているのでパフォーマンスは上々だと思います。

販売情報

現在の所、まだ国内での販売情報はありませんでした、海外もざっと見たけどまだかな?

Cthulhuさんのメーカー直販では現在プレオーダー中です、2週間ほどで発送とありました。

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