Resty SK1 レビュー|1本のスティックを2回使用できる”2度吸いモード”搭載&大容量バッテリー

外側加熱式&2度吸いモードで、使用済みスティックの2度め吸いに対応したiQOSイルマ互換機、Resty SK1のレビューです。

2度吸い対応のiQOSイルマ互換機というと、以前レビューしたFasoul C1もそうでした。

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基本的な仕組みとしてはあちらと同様になります。

通常のiQOSイルマやその互換機はスティックに内蔵された誘熱体によって内側から加熱するのに対し、チャンバーで外側から直接加熱することによって加熱しきっていない外側の葉も無駄なく使用でき、
両方を組み合わせて使用することで、1本のスティックを2回使用できるという仕組みです。

ですが、この機種はそれを更に一歩進め、
2度吸い用途に適した”2度吸いモード”と、1度目を美味しく吸える”通常モード”の2つのモードを搭載しています。
上記のように通常のiQOSイルマのサブ機として、または単体のメイン機として、どちらの使い方にも対応できます。

また、3200mAhの大容量バッテリーを搭載しており、充電なしでたくさん吸えるというのも、本数が多い方や外出が多い方などには魅力かもしれません。

この製品は、株式会社シェード(デジモク)さんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

パッケージカラーはグレーのグラデーション。

販売元がシェードさんになっており、日本の企業がプロデュースしているのでパッケージの表記も日本語になっています。

パッケージ内容

  • Resty SK1 本体
  • 取扱説明書
  • USB Type-Cケーブル

日本の企業がプロデュースしている製品なので、取扱説明書も日本語で書かれています。

外観・特徴

外観は割とシンプルです。
ロゴも最小限、ボタンやインジケーター類もさり気なく。

バッテリーが大容量な分、サイズは割と大きめですね。

最近レビューした他の互換機と並べてみるとこんな感じ、
用途や好みに応じて、機能とバッテリー容量を取るか、コンパクトさを取るかと言った感じ。

カラーバリエーションは全部で3色です。

今回のサンプルはグラファイト、メタリックな塗装です。
外装はプラ系素材かな?若干のチープさはあるものの、使っているとそう気にはならない感じ。軽いし。

たばこスティックを刺す部分にはスライド式のキャップがついています。
ホコリや汚れが入るのを防止し、匂いも軽減できます。

本体側面に、操作用のボタンと3連のLEDインジケーターがついています。

充電用のUSB Type-Cポートは底面にありました。

詳細

スペック

サイズ 45.5 x 24 x 85mm
重量 85g
バッテリー 内蔵3200mAh
連続喫煙回数 30回
使用時間 5分
充電 USB Type-C 5V/2A
充電時間 45~60分
加熱方法 チャンバーによる、ヒートスティック外側からの加熱
・通常モード
・2度吸いモード

 

2度吸いについて

2度吸いがフィーチャーされている互換機はいくつかあり、その言葉が独り歩きして所見だと割と勘違いされがちではあるのですが、これ1台で2回吸えるというわけではありません。

通常のイルマや一般的な互換機は、スティックの内部にある誘熱体によって、スティックの内側から加熱しています。
これに対し、チャンバーで外側から加熱することで、加熱されきっていない外側のタバコ葉を無駄なく使用するという仕組みになっています。

通常機をメイン、このResty SK1をサブ機として使う想定かと思います。
イルマで1回吸ってホルダーをチャージしている間に2度め吸いといった感じ。

使用方法

ボタンを3回押すと電源ON/OFFを切り替えます。

電源ON時にボタンを1回押すと、バッテリー残量を3つのインジケーターで表示します。
バッテリー残量が5%未満のときは赤ランプが点滅します。

使用モード切替

電源ON時にボタンを2回押すと、加熱モードが切り替わります。

  • 白:2度吸いモード
  • 赤:通常モード

通常モードは、新品たばこスティックの1回目を美味しく吸うためのモードです。
2度吸いに適したモードではなく、主に、この機種を単体でメインとして使用する際に使うことになると思います。

喫煙

電源ON時にボタンを3秒間長押しするとバイブが1回震え、加熱が開始されます。
予熱が完了すると再度バイブが震え、喫煙可能になります。

喫煙可能時間は5分間となっており、
残り時間が少なくなるとバイブでお知らせが入り、5分経過すると加熱が終了します。

また、時間の途中でもボタンを長く押しすると加熱を終了させることができます。

吸ってみる

2度吸いモード

まずは、一番の売りであると思われる2度吸いモードを試してみます。

予め、内側加熱の本体で1回吸っておきます。

イルマ系の内側加熱って、昔のブレード式のiQOSと違って、吸ったあとのスティックも焦げ目等全然無いんですよね。

2度吸いモード(白インジケーター)で加熱開始。

予熱にかかる時間は体感で20秒くらいかな、飛び抜けて早いわけではないですが、遅くもなく、割と早い方じゃないかと。
この辺は気温などによっても前後するとは思います。

加熱完了していざ吸ってみると、たしかに吸い応えはかなりしっかりしています。
シケモクだからってのもなく、普通にちゃんと吸える。

Fasoul C1の時にも思ったのですが、個人的に、内側加熱よりも外側加熱の方が喉へのキック感が強く、吸い応えが強いように感じます。
外側の紙が焦げるからかな、ちょっと辛めというか、やや紙巻きに近い刺激。

2度吸いとしての感想は、Fasoul C1の時とほぼ同じ印象ですかね、
あちらも今回と同じくUWOO S20で吸ったスティックの2度吸いをしているのですが、体感での感想としてはかなり似通っています
新品スティックを吸った時ほどではないが吸い答えは十分にあるという点や、数分吸っていると吸い応えが落ちてくるな、と感じる点など。

まぁ、1回吸ったスティックの残りの葉のポテンシャルを無理やり限界まで引き出しているわけで、自然とそうなってくるのかなと。

喫煙時間は5分と、ちょっと長めに設定されています、
2度吸いだと途中で徐々に吸い応えが落ちてきて、むしろ5分だと長すぎると感じてしまい、終わりがけに手動で切ることもしばしば。

そう考えると、1つのモードで2度吸いしているFasoulより、専用モードで調整されているRestyの方が長く味わえているのかもな、とも感じます。
元々の喫煙時間があちらは240秒、こちらは300秒と結構差がありますし。

とはいえ、1回使った使用済みスティックでこれだけの喫煙体験が得られるというのは凄いと思います。
満足感は十分に得られるし、本数が多い方などは実際にかなりのコスト軽減になりそう。

外側加熱で吸い終わったあとのスティックはほんのりと焦げ跡がついています。

通常モード

新品のスティックを使って、通常モード(赤インジケーター)も試してみます。

流石にこちらは2度吸いモードよりもかなりパワフル、
先程も書きましたが個人的に外側加熱のほうが喉への刺激が強く感じます、こちらのモードは更に刺激が強く感じました。

この感覚は割と好き嫌いはあるかもしれませんね、
通常のイルマ等に慣れている方は違和感を感じるかもですね、紙巻きタバコに慣れている方はこちらの方が好きという方も多そうに思います。

流石に新品スティックを使っているだけあって、5分というやや長めの喫煙時間でも最後まで吸い応えが落ちることはなくしっかりと味わうことができます。

使用後のスティックの焦げ具合も通常モードのほうが強く、やはりパワーに差があるんだなといった印象。

私個人としては、新品スティックを吸う場合も内側加熱よりも外側加熱の吸い応えの強さが好みにあっています。

ただこちらのモードは2度吸いには適しておらず、
このモードで吸った物を2度吸いモードや同モードで吸うのはもちろん(同じ外側加熱ですし)推奨されないというか、一応試してみたけどナンダコレ?って感じでしたし、
内側加熱で吸ったものを通常モードで2度吸いしてみると、出力が強いせいか吸い応えが落ちるのが早く感じます。

あくまで新品スティックを美味しく吸うためのモードという位置づけです。

まとめ

少し前から出始めた、2度吸い対応のiQOSイルマ互換機、
加熱式タバコのスティックも値上げ傾向にある昨今、コストダウンにつながるありがたい存在でもあると思います。
今後も増税が予定されているみたいですしね。

体感としては、2回吸えるからと言って純粋にコスパ2倍とまではいかないかな、とは思いますが、1.5倍以上の喫煙体験は得られるようになるなといった感覚。
紙巻きでも加熱式でも、1本吸ったあとにもうちょっと…みたいな感じで雑にもう1本消費するみたいなケースが割とあるのですが、そういう消費も帳消しにできちゃったり。

うまく運用すればランニングコストはかなり下がりそうです。

また、個人的には内側加熱よりも外側加熱のほうが吸い応えがあって好みというのはありますね、通常モードでの単体運用も割と高印象です。

販売情報

デジモクさんにて¥4,680で販売中です。

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