Smoant Battlestar Squonker Kit レビュー|補充楽々なポンプ式スコンカー

Smoant Battlestar Squonker Kit レビュー|補充楽々なポンプ式スコンカー

スコンカーってダラダラ吸えて便利ですが、補充やメンテがちょっと手間になることが多く、
昨年出たDovpoのTopsideはトップフィル化してその辺を解消し、話題になりましたね。

その後、リキッドチャージが楽そうなスコンカーをチラホラ見かけるようになり、ちょっと気にしておりました。

一つはRevenant Deltaで、これはよくTopsideと比較されるのですが、若干入手困難気味でまだ未入手。

もう一つはこれ、

Smoant Battlestar Squonker Kit

ポンプ式のスコンカーで、ボトム側のキャップを開けてリキッド補充ができるという物です。

Smoantというと、面白いModを色々と出しているメーカーですね。
リキッドとジュースを混ぜて味わえる極長アトマイザーのCampbel Kitとか、液晶画面に好きな画像を映せるNabooとか、クリアパネルに基板むき出しのRABOXとか。

色々とチャレンジ精神旺盛なメーカーというイメージなので、ちょっとワクワクします。

このBattlestar Squonkerもなかなか挑戦的でしたが、普通によくできた、使いやすいスコンカーでした。

この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

特徴

プッシュボタンによるポンプ式スコンカー

(公式より引用)

上面にあるボタンを押し込んでポンプを作動させ、リキッドを送り込みます。
Asmodusとかもこのタイプのスコンカーを作っていますね。

ポンプ式のメリットは、常に定量のリキッドを送り込めることと、ボトルを堅い素材で作れるので、不意に抑えてしまったりもしないし、補充も楽になること。

デメリットとしてはちょっと洗浄がしづらいことかな?

リキッドチャージのしやすいボトル

(公式より引用)

ボトルは堅いプラ素材でできており、接続部も硬質チューブなので、容易に取り外しができ、底のシリコンキャップを開いて容易にリキッドの補充ができます。

デュアルバッテリーで、高速バランス充電可能

18650バッテリーを2本使用し、最大出力は200w。
スコンカーではあまり見かけない高出力Modです。

充電は5V/2Aの高速充電に対応し、2本のバッテリーの減り具合を検知し、バランス良く充電してくれます。

パッケージ

黄色と黒で構成されたパッケージ。
SmoantさんのModには黄色の指定がある物が多く、特にこのBattlestarシリーズは黄色がフラッグシップカラーみたいです。

パッケージ内容

  • Battlestar Squonker Mod
  • Battlestar RDAアトマイザー
  • USBケーブル
  • 予備BFボトル
  • ノーマルコンタクトピン
  • 六角レンチ
  • マイナスドライバー
  • プリメイドコイル&コットン
  • 予備Oリング
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード/ワーニングカード/製品合格証

ユーザーマニュアルは英語での記載です。

外観

デュアルバッテリー+スコンカーということで若干大柄ですが、
ボトル部分を平たくすることで極力肥大化を抑えています。

エルゴノミックデザインらしく、確かに結構握りやすい形状。

このカラーはGradient blueという色で、
光の当たり具合によって青から紫っぽい色に変わるキレイな色。

前面パネルにはファイアボタン、液晶画面、UP/DOWN操作ボタン、USBポートが付いています。

上面にはポンプレバーと510スレッド。
コンタクトピンは固定式かな?押し込めなかった。

底面の蓋を開けると、バッテリーとBFボトルにアクセスできます。

最初この蓋のロックが緩く、簡単に開いてしまうので焦りましたが、
バッテリーを入れたらちゃんと固定されました。

ボトルを外さず、このまま補充というのもできそうな感じ。

サイズ感はこんな感じ。

詳細

公式ページ

http://smoant.com/battlestar-dual-18650-regulated-squonker-kit/index.html

スペック

サイズ 87.5mm x 44.5mm x 40.5mm
BFボトル 7ml(PMMA)
使用バッテリー 18650 x2本使用 (別売)
充電 microUSB (5V/2A高速バランス充電)
素材 Zinc-Alloy(亜鉛合金)
出力モード VWモード
VVモード
DVW(ワッテージカーブ)モード
温度管理モード(SS/Ni/Ti/TCR)
VW出力レンジ 1W〜200W
温度管理 200~600°F/100~300℃
出力電圧 6.0V~8.4V
対応抵抗値 0.05Ω~3Ω
保護機能 バッテリー逆刺し保護
短絡(ショート)保護
高温保護
自動カットオフ
過放電保護
過充電保護

カラーバリエーション

カラーバリエーションは全部で4色。

重量

重量は結構ありますね。
本体重量196g、バッテリー込みで285g。

バッテリーは18650×2本使用(別売)

18650バッテリーを2本使用します。
底面の蓋を開けて、向きに注意してセット。

デュアルバッテリーModでは、2本のバッテリーは極力同日に購入した同じへたり具合の物を使用するようにしてください。
片方が極端に弱った状態で使用すると、片方に負荷が集中してしまい、危険です。

BFボトル

BFボトルは平たい形状の物が、本体外周に沿うように取り付けられています。
硬質なチューブの先端を本体側に差し込む形状なので、漏らすことなく容易に取り外せます。

先端がポンプレバーになっており、ここが押し込まれてポンプが作動します。

底側にあるシリコンキャップを開けて、リキッドを補充します。
穴は結構大きいので、スポイトボトルなどでも楽に補充できると思います。

Modの操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF

モード切替

電源ON中にファイアボタンを3クリックすると、左上のモード表示が点滅。
その状態でUP/DOWNボタンを押すとモードが切り替わります。

  • VWモード
  • VVモード
  • DVW(VWカーブ)モード
  • Ni/Ti/SS/TCR温度管理モード

パワーロック

電源ON中、各モードでUP/DOWNボタンを同時に長押しするとパワーロックON/OFF切り替え。

吸うことはできますが、UP/DOWNボタンによる出力調整をロックします。

VW/VVモード

UP/DOWNボタンで出力調整。

DVWモード

ワット数カーブモードです。

ファイアボタンとDOWNボタン(左)を長押しするとグラフの下に小さい三角が表示され、調整が可能になります。
UP/DOWNボタンで秒ごとのワット数を調整、ファイアボタンで次の秒に移ります。

温度管理モード

UP/DOWNボタンで設定温度の調整。
最大値/最小値からさらに送ることで摂氏と華氏を切り替えられます。

ファイアボタンとUP(右)ボタンを同時に長押しすると、動作ワット数の調整ができます。
ワット数を0にするとAUTOモードになり、コイルの抵抗値から自動で最適なワット数を出力します。

TCRモードの時は、ファイアボタンとDOWN(左)ボタンを同時に長押しすると、
一番下に現在のTCR値が表示され TCR値のセットができます。

Battlestar RDAアトマイザー

よくありそうなタイプの付属アトマイザーですが、
これ、単体でも結構安く売ってたりしますね。

本命はModだったのであまり期待はしていなかったのですが、細かく見ていると案外侮れないかも。

外観

本体と同じカラーで塗装されているので、統一感があります。

エアフローはサイドエアフロー。
キャップを回して無段階調整可能です。

デッキ側に斜めの切り欠きがあり、それに沿ってコイルの斜め下から吹き付けます。

全閉でもそれなりに吸えてしまうほど軽く、少しでも開けたら一気に軽くなる爆煙向きのエアフローです。

底面。
スコンカーの付属アトマイザーなのでBFピンが標準で付いていますが、ノーマルピンも付属しています。

ポジピンはかなり出っ張っていますね。

構造

3ピース構造のシンプルなRDAです。

ドリップチップ

ウルテム製のシンプルなドリップチップ。
ボアはストレートではなく、中間がくりぬかれた形状になっています。

キャップ

キャップ内側はキレイなドーム状になっています。

デッキ

ベロシティタイプのデュアルコイル前提デッキ。
ビルドはかなりやりやすい方かと思います。

スコンクボトルから送り込まれたリキッドは、中央のこの穴から出てきます。

ジュースウェルは結構深めで、かなりのリキッドを保持できそう。

ビルドしてみる

付属のプリメイドコイルを使ってみました。
ワイヤー種などの記載は無いですが、おそらくNi80のクラプトンコイル。

互い違いの穴にコイル足を通して固定するタイプなので、中央に寄せる為、片方の足だけ外に広げて置いてからセットします。

付属コイルが見るからに抵抗値低そうだったので、まずは試しに1つだけ付けてみて軽くドライバーン。

ああ、やっぱり結構低い…。
シングルで0.32Ωかぁ。

やめておこうかと思いましたが、まぁデュアルバッテリーModだし…って事で一度は使ってみることに。

もう片方のコイルもセットして、ドライバーンして0.17Ω。
普段ではまずしない抵抗値ですね。

リキッドの消費激しそうなので、多めのコットンをフッカフカにして詰めておきました。

吸ってみる

恐る恐るながら吸ってみます。

リキッドは、大分前に仕込んだGoose Juice DIY。
これ系は数ヶ月スティープすると美味くなるタイプなのですが、半年以上経っているのでそろそろガッツリ消費しとこうかと。

やはり、リキッド補充はめちゃめちゃやりやすいですね。

ボトルを本体にセットしたままでもいけました。
ただし逆さになるので、RDAのジュースウェルにリキッドが貯まった状態だと垂れてきそう。

コイルのMod読みは0.15Ω。
出力は70wで吸ってみます。

うわー、クラプトンのデュアルだけに凄い爆煙。
ミストも結構熱を持っていますが、かなり柔らかい感じで意外と口当たりはいいです。

味もなかなか良く出ていますね、美味しい。
ただやはりこれ、このミスト量ありきって感じで、単線ビルドだとちょっと不満な感じになりそうな気がする。
普段はやらないビルドなので、コイル寿命まで一通り吸ったら別のアトマイザーに変えちゃいそう。

ポンプ式のスコンクもなかなか快適です。
時々2~3回くらいポチポチ押して吸う感じ。

結構適当にやってますが、アトマイザーのジュースウェルが深く。エアフローも漏れにくい形状なので、多めに押していても全然漏れてきません。いいかも。

流石にこの設定だと消費はなかなか激しい。

ボトルは黒いですが、残量は結構見やすいですね。

まとめ

少々大柄ではありますが、いい感じでまとまった使いやすいスコンカーだと思いました。

硬質なボトルで、手を汚さずに楽にリキッド補充ができるという点は、スコンカーに対する不満をかなり軽減してくれます。

握った状態で、親指でファイアボタン、人差し指でポンプボタンが押せる形状になっていて、片手で楽に扱える感じでした。

問題点としては、人によってはサイズと重量が大きいという点と、
BFボトルの洗浄のしにくさかなぁ。

BFボトルはポンプ機構も組み込まれているので分解ができず、味の変更の為に洗浄しようと思うと、チャージ用の小さい穴から洗浄する必要があります。

まぁこの辺はスコンカー全体について回る問題ですが、一般のシリコン製ボトルに比べても少し洗いにくいかも。

それ以外は、運用も楽だしリキッド漏れも起こしにくい非常に便利なスコンカーだと思いました。
サイズ的に、持ち歩きながら使うより、家とか出先で長時間ダラダラ使うのに適してる感じですかね。

販売リンク

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5000円強くらいか、思っていたよりは安いかも。