Twitterで見た記事の翻訳です。
冷静に分析したいい文章だなと思ったので翻訳を掲載します。
Twitterに投稿しようと思ったけど長すぎた。
↑原文ソースはこちら。
ちょっと難しい文章なので、翻訳の誤りなどもあるかもしれませんが、ご容赦ください。
確認バイアスをはるかに超える「Vaping関連」(または大麻関連?)肺疾患に関する米国の感情的および不合理なヒステリー
ファルサリノス博士
私は”Vaping関連”として提示されている呼吸不全の深刻で急性な症例に関する米国の最近の発表を追いかけています。
一部の当局や科学者の反応、発表、声明はヒステリックと言っても過言ではないでしょう。
彼らの意見は感情的で、不正確で、科学的および疫学的な根拠がないことは間違いありません。ほぼ全ての発表は、保険機関であろうとと地方の公衆衛生当局からであろうと、事件を”Vaping関連”と呼んでいます。
彼らはバッテリーを使用して吸引器(電子タバコデバイス)による大麻(THC)吸入した事を発表しておらず、
これらのケースが実際にTHC/大麻関連であり、Vaping関連でないことを発表していない。
まずは基本的な事から。
“Vaping関連”という用語が間違っているのは何故なのか。仮に、大麻やTHC(合法または違法)の使用の情報がなかったと仮定します。
では、疫学の簡単な原則を使用して、最近の流行を理解しましょう。
電子タバコは、2009年か2010年以降、米国および世界的に人気があります。現在、米国には訳1000万人のVaperがおり、その多くは長年電子タバコを使用しているし、世界中には更に数百万人がこれを使用しています。
米国における成人Vaperの平均年齢は約40歳です。
(NHISの調査に関する私の研究からのデータで、これはまもなく公開されます)この夏まで、病気の発生(呼吸器系またはその他の箇所)は、世界のどの地域のどの年齢層でも報告はありませんでした。
突然、数週間という短期間で、特定の地域(世界中で電子タバコが吸えるのに)、および特定の年齢層(青少年および若者)で、2名の死亡と数回の入院をもたらした急性呼吸機能障害。
これは数学的な観点からどういう結果を見いだせるでしょう。
(THCや大麻の使用の関する情報を考慮せずに)
1. これらのケースは電子タバコの長期使用とは関係がないこと、これらが急性の症例であることを当局は明らかにしました。
様々なメディアはこれらを謎の肺疾患として報じていますが、
実際、臨床的に重篤な呼吸不全として現れているのは肺の中毒症状です。
恐らく、呼吸不全を引き起こす何らかの形の重度な肺炎症でしょう。ARDSのような。2. これらのケースは、米国および世界市場で長年にわたり利用されてきたVaping製品に関連していないこと。
数百万人が数年間使用し、病気の大発生を引き起こしたことのない同じ製品が今日だけ急性疾患を引き起こしている事は考えにくいです。3. これらのケースは、一般のVaperによって一般的に使用される製品には関連していないこと。
米国の成人Vaperの平均年齢は、この急性疾患にかかった成人の平均年齢とは異なります。
また、米国で数百万人、世界中でも更に数百万人のVaperが居ることを考慮すると、この症例数は非常に少ないです。4. これらのケースは、最近リリースされた新製品、既存の製品の仕様変更、または製造プロセスや材料に問題があったとすれば、これによって発生のタイミングは説明できます。
また、これらの製品はニコチンを含む製品、含まない製品に分かれます。
(まだ、THC/大麻に関する情報を考慮していないことを忘れないでください)
疫学の単純な原則を適用することから導き出されたこれらの結論はすべて、
殆どの当局、科学者によって無視されてきました。
代わりに、従来のVapingに対抗する永続的で必死な前例のないキャンペーンを見かけます。
これは、電子タバコに切り替えるよりも通常の喫煙に戻る方が望ましいという明確なメッセージを消費者に与えています。
メディアによるキャンペーンは非常に激しく、疫学的に不当であり、
確認バイアスの定義を超えています。
次に、THC/大麻の吸引が発生に関係しているという報告を考えてみましょう。
これは、いくつかの報告と保健当局からの発表で言及されています。ですが、このケースを”THC/大麻関連”とはされていません。
どうして?
さて、急性呼吸不全の症例がある州のいくつかは、THC/大麻を既に合法化しているようです。
実際、合法的な大麻ショップで入手した製品の使用に関連した死亡の報告が少なくとも1件はあります。おわかりかと思いますが、製品を合法化した州当局が、誤りを認め、彼らの決定が急性疾患の発生を引き起こしたことを突然認めることは出来ません。
“悪”を全て電子タバコに押しつけるほうが遙かに”簡単”(そして”便利”)です。しかし、彼らはこの発生についてTHC/大麻を一般的に避難し、それを”THC/大麻関連”と呼ぶべきだったか?
私の意見としてはノーです。
THC/大麻が喫煙によって急性呼吸不全を引き起こさない場合、これそのものが病気を引き起こす可能性は(ゼロではないにせよ)非常に低いです。犯人はTHC/大麻そのものではありません。
殆どの場合(ただしこれはまだ証明されていませんが)、液体中の汚染物質を含む、THC/大麻の調整に使用される他の化合物に関連しています。植物油が溶剤(リポイド肺炎の場合と原因が一致する)または殺菌剤として使用されているという報告がありますが、原因を特定することは出来ません。
ただし、これが当てはまる場合、制作者がニコチンリキッドの香料の扱いに無知である場合、これは通常のニコチンリキッドでも起こりうる。
このケースが闇市場で入手した違法物質を含む違法製品の使用に関する場合、
これは、静脈内薬物使用による死亡の原因を注射器のせいにすること同じです。
メタノールを含む違法アルコールによって引き起こされた死や失明をウイスキーのせいにするようなものです。馬鹿げてますね。
しかし、これらは全てまだ仮定の域を出ません。
現時点では、報告された症例について明確に定義された原因はありません。従って、私たちは上記の疫学の原則に焦点を当てるべきでしょう。
これは、何百万人もの消費者が長年にわたって使用している製品が、今になって急性肺不全を引き起こす、という事を事実上不可能にします。私はCDCの慎重なアプローチを理解していますが、
彼らはこのアウトブレイクの背後にある疫学を完全に理解し、より迅速に原因を特定するためにもっとやるべき事があったと確信しています。他の組織はこの発生を利用し、電子タバコを使わせないようにしようとしています。
この声明は、特に現在電子タバコを使用している数百万人の元喫煙者と、他の方法では禁煙出来ず、選択肢のとして電子タバコを検討している数百万人の喫煙者について言及しています。
公衆衛生サービスとは……。
過去に様々な健康上の危機があり、鶏はダイオキシンで汚染されていました。(数年前のヨーロッパにて)
狂牛病、および鶏からのサルモネラ菌の最近の発生が原因で、米国で2名が死亡、175名が入院しました。
後者については、これらの人々は全て裏庭の家禽ではなく、市場やファストフード店の家禽も食べていたでしょう。
ですが、一般に鶏に関連する病気とは言われていませんし、家禽を食べるべきではないという言葉も出ませんでした。
(何十年も安全に食べているにもかかわらず)このアウトブレイクの正確な原因がしっかりと確立されたら、
メディア、科学者、当局が言及した「情熱的な」声明は修正されるのでしょうか。
メディアがその時の物語を、今の彼らと同じ「情熱」でカバーするのではないかとさえ思います。結論として、
疫学の観点から、米国で報告されている急性呼吸不全の症例の現在の状況は、世界市場で長年にわたって使用されている製品に起因する可能性は非常に低いです。(私は確実にノーと言える)これらの状態の正確な原因を早急に判断する必要があり、
電子タバコに対する感情的で不合理なヒステリーは、できるだけ早くストップをかける必要があります。
コメント
非常に有意義な記事を翻訳してわかりやすく伝えていただいて本当に感謝しています。
規制がますます厳しくなってきた喫煙から逃げ出すため、ベイプを始めた私のようなものにとって、また嗜好品を、世の中の悪意に満ちた誤解が原因で取り上げられるのはごめんです。
煙が出るものをすべて嫌悪し、憲法で保障されている自己決定権を無視し攻撃してくる勢力に対する、抵抗の一助として、こういった啓蒙の記事は本当に力になります。
従来の煙草の喫煙にもうもどりたくないです、ベイプは、吸引すること以上に、道具やビルドの面白さがあり、文化として素敵なことと思っております。
あなたのことを直接的にお手伝いする術を知りませんが、強く元気付けられたこと、お伝えしたくてコメントしました。
これからも、ベイプという素敵な文化を守り育ててください。応援しております。
コメントありがとうございます!
そうやってお声かけ頂くことが非常に励みになります。
私もヘビースモーカーからVAPEに移行して新しい世界が開けた一人ですので、
以前よりVAPEのイメージを必要以上に落とすような報道には辟易としておりました。
今回の一連のニュースは特にVapeのイメージがおかしな物になりそうですし、また、Vaperの方々の動揺も大きな物だった為、
少しでも払拭できないかと思い、簡単ながら記事にさせて頂きました。
願わくば、このまま爺さんになるまで平和に楽しくVAPEを嗜んでいきたいです。