Eleaf iStick i75 スターターキットのレビューです。
VAPE界の定番ロングセラーiStick Picoでお馴染みのEleafさんのスターターキットです。
このiStick i75はテクニカルMod、特に爆煙系の入門者に向けた製品となっており、別売りのバッテリー選定に悩まされない内蔵バッテリー式、VW(可変ワッテージモード)/VV(可変電圧モード)のみというシンプルな出力モード、必要最低限の情報を大きな文字で表示する液晶画面など、とにかく簡単に使える作りになっています。
付属のアトマイザーもPodのような使い勝手のアトマイザーでお手軽。
PodからModにステップアップしたい、爆煙も試してみたいけど難しそう……といった方が使いやすいモデルです。
この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
最近のEleafさんは黒地に緑のシンプルなパッケージですね。
一見”Q”に見えるけど、E”leaf”の葉っぱモチーフかな。
側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- iStick i75 Mod本体
- EP Pod Tank アトマイザー
- USB Type-Cケーブル
- EP 0.15Ωコイル
- EP 0.6Ωコイル
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
ユーザーマニュアルには日本語の記述も含まれています。
外観・特徴
外観もシンプル。
PodとアトマイザーのあいのこであるPod Tankという形式は利便性が高い替わりに仕組み上どうしてもサイズが大きくなりがちで、若干頭でっかちになる点は否めないです。
Mod本体は厚めのレザー素材で覆われています。
上の写真のとおり金属ボディから一段盛り上がった状態になっており、ふかふかで握り心地良好、刻印や表面処理などもいい雰囲気に作られています。
カラーバリエーションはレッド/ブラウン/ブルー/ブラックの4種類。
レザー部分の色のみの違いのようです。
前面パネル部分、上からファイアボタン、液晶画面、+/-ボタン、USB Type-Cポート。
液晶画面の表示のシンプルさが際立っていますね。
大きなワッテージ表示に、大きなバッテリー残量表示のみ。
上面の510スレッド。
コンタクトピンはスプリング式です。
510スレッド式なので、付属品以外のアトマイザーを乗せて使うことも出来ます。
共通規格なので他メーカーのアトマイザーも使用できますし、他のアトマイザーにステップアップしたくなっても大丈夫です。
底面にはベントホールが開いています。
EP Pod Tankアトマイザー
ここ数年、Eleafさんのスターターキットでよく採用されている、Pod Tankという形式のアトマイザーです。
近年流行したPod Modデバイスのような利便性を、汎用性の高い510スレッド式のModで使用することができ、個人的にはスターターキットの付属アトマイザーとしては一番理にかなった形式だと思っています。
エアフローはボトムエアフローになっており、コントロールリングを回すことでドロー調整が出来ます。
ドローの軽いオーバルタイプのホールと、重めのドローに調整出来るピンホールの2種類の穴が開いており幅広い調整が可能です。
吸い口のマウスピースは円筒形の幅広タイプ。
タンクと一体になっており、ドリップチップなどは使用出来ません。
リキッドとコイルが入るPod部分と、エアフローコントロールを兼ねたベース部分の2つのパーツで構成されています。
Pod部分はマグネット固定になっており、簡単に取り外せます。
リキッドの注入はPodの底面にあるシリコンキャップを開けて行います。
コイルはOリング固定となっており、
Podの底面から真っ直ぐ差し込むだけでセット完了です。
向きの指定などもありません。
付属コイルはEleaf EPコイルの0.15Ωと0.6Ω
0.15Ωとはなかなか攻めたコイルですね……。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 38mm x 28mm x 128mm |
重量 | 160g(実測) |
バッテリー | 内蔵3000mAh |
動作モード | VWモード VVモード |
出力ワット数 | 1~75w |
充電 | USB Type-C 5V/2A |
リキッド容量 | 5ml |
コイル | EPコイル 0.15Ω/0.6Ω/1.2Ω |
操作方法
電源ON/OFF&ベーピング
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
電源ON中の液晶画面は出力表示とバッテリー残量だけのシンプルな物。
初回やコイル変更時には、アトマイザーを装着した際にModがコイル抵抗値を検知し、自動で最適な出力に設定してくれるので、ボタンを押して吸うだけで使用できます。
吸ってみて、少し強すぎるとか、もう少し強いほうがいい、と感じた場合は、+/−ボタンで出力を調整出来ます。
モード切替
電源ON中にファイアボタンを3クリックするとモード切替メニューが表示されます。
この状態の時に+/−ボタンを押すことで、
- POWER: VW(可変ワッテージ)モード
- VOLT: VV(可変電圧)モード
を切り替えることが出来ます。
VVモードは、ワッテージではなく電圧で調整するモードとなっており、こちらも+/−ボタンで調整が可能です。
現在はVWモードのほうが主流ではあるのですが、コイル抵抗値に関わらずバッテリーからの電圧を直接制御できるこちらのモードの方を好む方も多いです。
+/−ボタンロック
電源ON中に+/−ボタンを同時に長押しすると+/−ボタンのロック状態を切り替えます。
ロック中は+/−ボタンを使用した出力変更等が出来なくなりますが、ファイアボタンを押して吸うことは出来ます。
不意に押されて変な設定にならないようにする為のロックです。
ステルスモード
電源ON中にファイアボタンと+ボタンを同時に長押しすると、ステルスモードのON/OFFを切り替えます。
ステルスモード中は、パフしても液晶画面が点灯しなくなります。
液晶表示反転
電源ON中にファイアボタンと−ボタンを同時に長押しすると、液晶画面の表示方向を反転させます。
吸ってみる
koi-koi正月三光2024を0.15Ωで吸ってみます。
リキッドの注入口は十分な大きさがあり、ノズルもすっぽり入って注入しやすいです。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
コイルとリキッドを入れたアトマイザーをセットすると、0.18Ω(推奨55-80w)と判別され、ワッテージ設定が自動で66wにセットされました。
0.15Ωというと、爆煙系としても特に低い抵抗値、
やはりというか、相当な爆煙です。
上記の通りリキッドが浸透するまで十分な時間(10分以上)置いてから吸ったのですが、かなりの高出力となるためか、はじめの頃は若干リキッド供給が追いついていないような感覚がありました。
金属っぽい香りが交じるというか、
ですがこれはしばらく吸っていると徐々に馴染んできます。
完全にリキッドが行き渡ると雑味もほぼなくなり、相当に濃厚なフレーバーを感じられます。
私も普段はここまでの爆煙はあまり吸わないので、なかなか新鮮。
一昔前まではこうしたコイルユニットって結構な当たりハズレがありましたが、メッシュコイルが基本となった今時のコイルユニットはどれも非常に優秀で、特に爆煙系は非常に高いパフォーマンスを発揮しますね。
ただ、個人的には、初期設定の66wという出力は少し高めに感じます、もう少し低くてもいい。
メッシュコイルはワイヤーコイルと比べて低出力からしっかり味が出るので、私は少し低めで吸うことが多いです。
大体いつも電圧換算で3.0Vになるくらいで吸っているので、0.15Ωのコイルだと60wですね、
やはりこのくらいが私にはちょうどよかったです。
わずかにミスト量は下がりますがそれでも十分すぎる爆煙ですし、フレーバーの濃さも十分。
まとめ
簡単操作の爆煙デバイスです。
アトマイザーはPod感覚で運用できますし、Mod側もシンプルな操作なので、こういったデバイスが初めての方も使い方に困ることは無いかと思います。
ホント簡単ですね、
私が始めた頃などはコイルに合わせた最適なワッテージがわからず、電圧表記を見ながら調整したりしていたので、液晶の情報が少ないのは少し不安でしたが、最近のModは大抵初回に自動でワッテージ調整してくれますし、そこから少しずつ上下させるだけで十分使えます。
また、汎用性の高い510スレッド式のModで、付属アトマイザーだけではなく他のアトマイザーも使用可能なので、もしVAPEが気に入って更に興味が湧いた場合、このModのままで色々なアトマイザーを試してみたり、RBAにステップアップしたりといった事も可能です。
反面、Modの機能や液晶の表示などは必要最低限なので、
電圧の数値を見ながら最適なワッテージに調整したいとか、パフカウンターが欲しいなどといった場合は他の機種を選択することになるかと思います。
販売情報
ベプログショップ、楽天、Amazonで購入できます。
mokumokuセットとしてリキッドがセットになっていますが、ベプログショップ、楽天では本体のみの購入も可能です。
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