Moloto Vape VCT レビュー|甘さ控えめな葉巻系VCT

今回はリキッドです。
その名もVCT。

VCTというと、Vanilla Custard Tobaccoの略で、
通称バニカスは、VAPEのタバコ系リキッドとしては定番とも言える存在。

有名なのはRipe VapesのVCTですね。
このリキッドにはちょっと思い入れがありまして、
「甘いリキッドなんて絶対無理!」って思っていた自分が、「こういうのもアリかも」ってなって、好きなリキッドの幅を広げてくれた存在だったりしますし、今でも継続的にちびちびと吸っているリキッドです。

ですが今回はRipeではなく、Moloto Vape VCTです。

Moloto Vapeはアメリカのリキッドメーカーで、バニラとタバコをベースにしたフレーバーを得意としているそうです。

他の製品を調べてみたのですが、

  • VAT(Vanilla Almond Tobaco)
  • VNT(Vanilla Nut Tobacco)
  • VCC(Vanilla Custard Cigar)
  • VMT(Vanilla Menthol Tobacco)

すべてバニラ+タバコ+αって感じで見事に全部3文字の略称でした。

バニラカスタードタバコというとド定番のフレーバーなのですが、こちらのメーカーの物は甘さよりも葉巻感を重視して作られた物とのこと。

それはかなり自分好みかもしれません。
吸う前から結構ワクワクしていました。

この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

詳細

む、大きい。

そう、こちらのメーカーのリキッドは100mlボトルで販売しています。
ですがその分価格が高い訳ではなく、ベプログさんでの実売価格は税込み¥2,780と、他の大部分の60mlリキッドと同等か少し安いくらいの価格。

これで美味しければかなりコスパ高いのでは。

ニコチンは0mg

VG/PG比率は70:30の記載
Best Used Byは消費期限のような物でしょうか。

ラベルには、タバコ製品によく付いているような警告文がデカデカと。

ですがニコチンとは書いておらず「Made from tobacco」
ノンニコの設定もありますしね。

というかこの書き方だと、タバコから抽出しているとも取れるのですが、
もしかして、タバコ系香料はN.E.T(タバコから抽出した香料)を使っていたりするのかな?

実際吸ってみた感じ、葉巻の香りが凄くリアルでいい香りでしたし、
原料の所もNatural and Artificial Flavors(天然および人工の香料)という記述でしたし、可能性はなくはないのかも。
でもN.E.Tを使っていたらもっと価格が高くなりそうな気もするし……この価格のリキッドでは流石にないか。
ちょっと情報不足ですが、また調べてみたい。

リキッドカラーはほんのり黄色がかった透明色。

リキッドの香りは、嗅ぎ慣れているバニカスの香りですね。
そこに、ほんのりと葉巻のタバコ葉のような香りが混じっている感じか。

味の説明を、販売ページさんから引用してみます。

タバコ感を強く感じるバニラカスタードタバコのフレーバーです!
大定番のバニラカスタードフレーバーに新たな刺客が登場。
MOLOTO VAPE / VCTは、キューバ葉巻のような「深い旨味」が特徴です。
じんわりと甘いバニラカスタードのコクがそれを際立てます。
食後の一服はもちろん、毎日のコーヒータイムに最適です。

“キューバ葉巻のような「深い旨味」”、気になりますね。
早速吸ってみましょう。

吸ってみる

試飲環境

高抵抗(MTL): Cthulhu 1928 RDA カンタル26ga 1.05Ω 15w
サブオーム(DL): Oumier Wasp Nano カンタル24ga 0.65Ω 23w
低抵抗(DL): Hellvape Drop Dead RDA カンタル24gaデュアル 0.32Ω 45w

1.05Ω 15w:MTL吸い

吸い込むと、まず舌にバニラの甘みを少し感じます。
続いて、葉巻タバコのほろ苦い香りが舌の上を通ってゆきます。
口にミストを溜めている間は全体的にほんのりと甘い感じ。

肺に入れる際、甘みが舌にわずかに残ったまま、葉巻の香ばしい香りが喉を抜けてゆきます。

吐き出す時のミストの感じはかなりスモーキーでタバコ感ありますね。
甘さは確かにありますがかなり控えめで、タバコ感メインといった感じです。
これは相当好みかも。

シングル0.65Ω 23w:DL吸い

甘みはさらに控えめになり、葉巻タバコの苦みが少し前に出てきます。
ミストは更に乾いたようなスモーキー感。
甘いのが苦手な方でも吸えそうなくらい甘みはあっさり。

吐き出すと、リアルな葉巻感が後味として残ります。
この後味がまた堪らない感じ。

デュアル0.32Ω 45w:DL吸い

この設定は若干人を選ぶかもしれませんね。
吸い込みの段階から、甘みと共に葉巻系香料の苦みエグみを口の中で少し感じます。
葉巻系のリキッドが好きな人はかなりハマると思いますが、この感じが苦手な人はダメかも。

我が家の場合、自分はアリですが、妻はダメって感じでした。
2人ともタバコ系のリキッドは好きで、一つ上の設定までは2人とも美味い、美味い言いながら吸っていたのですが、この設定だけは少し感想が分かれました。

吐き出す時もかなりの葉巻感。
一番リアルなのはここかもしれないけど、それがVAPEとしての美味さに繋がるかどうかは好み次第かなぁ。

おまけ

RipeのVCTを最近吸っていなかったから、どんな感じだったっけって事で、折角なので吸い比べ。

あぁやっぱこれも美味い。
甘さで言うと、Ripeの方がやはり甘めですね、こちらはデザート感があります。
Molotoの方は甘みがアクセント程度で結構あっさりしているので、チェーンしやすい感じ。

タバコ部分を比べると、Ripeは灰タバコ、Molotoの方は葉巻と言った感じでしょうか。

似ているようであまり似ておらず、別物として吸えますね。

ガンクの付き具合

一番気に入ったこの設定で、休日丸一日ガンガン吸っていました。
ドリップで吸っているので吸った量はわかりませんが、相当吸ってるはず。

コイルは新品ではないですが、ドライバーンしてリウィックした物で1日吸ってこの状態。

バニカスもタバコ系もガンキーなリキッドというイメージがあるのですが、殆どガンクは付いていない感じですね。

まとめ

正直、美味しいですこれ。
あまり推しすぎるのもなんですが、好みドストライクでした。
特に後味で感じる香りがもの凄くいい。

甘さ控えめのタバコ系というと今一番好きな系統のリキッドなのですが、
これだけ甘みがアッサリしていて、リアルな葉巻感があるというのはホント好き。

量も100mlあって、3000円しないくらいの価格なのでコスパもいいし、常飲として結構気軽に消費できるかも。

どの抵抗値でも美味しく吸えましたが、今回試飲した設定の中では、
普段吸いするなら自分は0.65ΩのDLかなぁ。次いでMTL。

DLの方が葉巻感の後味がしっかりと出ているので、普段吸いでチェーンするには向いていそう。
でもMTLの方の甘みのある感じも時々吸いたくなるかも。

デュアル低抵抗は葉巻感はリアルでアリなのですが、個人的にはVAPEとしてはちょっと邪魔に感じるかな。

タバコ系が好きな人にはかなり合うリキッドだと思います。
RipeのVCTが好きな人にも合いそうな気がする。

こうなってくると、このメーカーの他のリキッドも気になるなぁ……。

販売リンク

VCT(ブイシーティー)100ml【Moloto Vape(モロトベイプ)】 | ベプログショップ
余韻すら美味しい。コスパと味を両立した「究極のバニラカスタードタバコ」が登場!

ベプログショップさんにて、100mlで¥2,780です。

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