
Vaporesso ARMOUR ULTRA MODのレビューです。
デザインや性能で評価の高いテクニカルModを多く排出するVaporessoさんが新たにリリースしたアウトドア向けテクニカルModです。
IP68+IP69K規格の防水/防塵性能、MIL-STD-810H認定というミリタリーグレードの耐衝撃性能を備えた非常にタフなModで、5500mAhという大容量のバッテリーを内蔵。
それでいてサイズ感は一般的な18650〜21700Modの中間くらいに抑えられています。
デザインも渋くまとまっており、まさに質実剛健といった感じです。
この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
パッケージ

黒地の緑のロゴ+製品写真、総じてシンプルなパッケージです。

側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容

- ARMOUR ULTRA MOD本体
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

本体に貼られていた保護シールに”初回使用の前に充電してください“と書かれています。
試しに電源を入れてみたらバッテリー残量21%でした。
リチウムイオンバッテリーは長期保管の際はある程度減らした状態にしておいたほうがよいとはいえ、こういう製品ってすぐ使えるようにか割と満充電に近い状態で入っていることが多いのでちょっと珍しい。
ただ、満充電状態での長期保管も劣化を促進するので、その辺に気を使っているのかなと思います。
外観・特徴

VaporessoさんのModって、シュッとしたオシャレなデザインが多いイメージなのですが、最近のARMOURシリーズはかなりゴツめのデザインですね、

それでも、ゴツゴツだったARMOUR Sなどと比べると今回はかなりスリムですしスッキリとしています。

カラーの影響もあるのでしょうが、メカメカしいゴツさと大人っぽいスマートさが融合した感じのデザインでかなり好みです。

サイズ感はこんな感じ、
5500mAhという非常に大きな容量のバッテリーを内蔵している割に、かなりコンパクトに抑えられていると感じました。
逆に言うと、形の自由が効く内蔵バッテリーだからこそ実現できたサイズ感とも言えるかもしれません。

カラーバリエーションは7色、割と派手なカラーなんかもあるんですね、

今回のサンプルはデューンゴールド、Dune=砂丘ですかね、全体的に渋めのカラーですね、
ガシッと組まれた淡いゴールドの金属製ボディ+ブラウンのレザー素材の組み合わせ。
側面には防水性能を示すIP-69Kの記述があります。

背面のレザー部分は中央のフレームで左右に分割されています。

ファイアボタンは最近のARMOURシリーズに共通した形状で、オレンジ色の面取りされた四角い金属製、このボタンもメカっぽい感じでいいですね。
フロントパネルは厚めの樹脂パネルが埋め込まれており、少し奥まったところにカラー液晶が入っています。
液晶の下にはUP/DOWNボタンとUSB Type-Cポート。

USBポートはシリコンキャップで保護されています。

向かって右側の側面にはスライド式のロックスイッチが付いており、ワンタッチで本体ロックがかけられるようになっています。

上面の510スレッド、コンタクトピンはスプリング式です。

底面には衝撃を吸収するソフトな樹脂素材が入っています。
フィッティング

バッテリー容量の割にスリムとはいえ、サイズ的には24mm〜25mmあたりがしっくりくる感じでしょうか。

22mmを乗せるとこんな感じです。

このカラー、暗めの色のアトマもいけますね


詳細
| サイズ | 37.6 x 31 x 144.5mm (Vaporesso ITANK含む) |
| 重量 | 256g |
| 出力ワッテージ | 最大100w |
| バッテリー容量 | 5,500mAh |
| 充電 | DC 9V/2A または USB Type-C 5V/3A |

重量の実測、
カタログスペックの重量はキットの付属アトマイザー込みのようで、Mod単体だと173gでした。
重めなのには違いないですが、5500mAhバッテリーと耐衝撃性能などを勘案するとむしろこのくらいで済んでいるの?と言った感じ。
実際持ってみるとそれなりに重量感はあるのですが見た目のイメージよりは軽く感じます。
防水・防塵・耐衝撃性能



防水性能はIP68/IP69K規格
IP68は水深1mで30分以上耐えられる。
IP69Kは粉塵の完全な侵入を防ぎ、さらに80℃の高温高圧水(スチームジェット洗浄含む)による洗浄環境下でも内部への水の侵入を許さないことを意味するそうです。

耐衝撃性能はミリタリーグレードのMIL-STD-810H規格、これは米国国防総省が定める軍事機器の環境試験規格で、高温・低温、湿度、振動、衝撃、粉塵、高度など過酷な環境下での製品の信頼性と耐久性を評価するための試験方法を定めた物とのこと。
1.2mの落下試験とありますが、最新の規格は5フィート(約152cm)に引き上げられている模様、とはいえVAPE製品としては充分すぎるほど強いことには違いありません。
AXONチップ

VaporessoさんのModはデザインの良さだけでなく、Axonチップの性能の良さでも定評があります。
昔から、VoopooさんのGENEと並んで立ち上がりの速いチップという印象。
今回はBOOST/PULSE/ECOの3つのVWモードを搭載しているほか、温度管理モードにも対応しています。
操作方法

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF

電源ON中にファイアボタンを3クリックするとメニューが表示されます。

「MODE」は動作モード変更、
BOOST/PULSE/ECOの3つのVWモードの他、温度管理モードが3種

「SETTINGS」ではパフカウンターロック、液晶輝度変更、TCRロック、デフォルトリセットが行えます。

「SMART」は、コイル抵抗値に応じて自動でワッテージを調整するSMART機能のON/OFF
「WATT LOCK」はワッテージ設定のロック

「THEME」は、液晶画面のテーマを3種類から選択できます。
ロック機能

本体ロックは2種類の方法で行えます。

サイドにあるスライドスイッチにて簡単にロックを切り替えることが出来ます。
また、ファイアボタンを3クリックすることでも同様にロックの切り替えが出来ます。
ただ、併用すると”スライドスイッチはロックなのにロック解除されている”という状態になったりします。
まとめ
まさに質実剛健と言った感じのModです、
防水・防塵・耐衝撃のスペックがすごいですが、流石にVAPEでそこまでの性能を要求されることは稀でしょう、
ですが安心感にはつながるし、アウトドアなどでも使いやすいかもしれませんね。
また、バッテリー容量もすごいです、
5500mAhというと、一般的な18650バッテリーの倍はありますし、21700と比較しても1.5倍くらい。

ここ数日使っていたのですが、MTL系の18wとかだとほんと使い切らないなと思い、DLアトマを載せて40w運用に切り替えました、
満充電から3〜4日無充電で使っていますがまだいけます。
デザインもいいですね、Vaporessoさんは昔からデザインのよいModが多いです。
ARMOURシリーズは同社では今まであまりなかった無骨な感じですが、それもまたいいな、というか好みドストライクです。
私は普段、バッテリー内蔵式のModはあまり使わないのですが、これは使いたくなります。
バッテリー交換式に対する内蔵式のデメリットとしては、充電の間使用できなくなる、バッテリー寿命がそのまま本体寿命となるといったところ、
反してメリットとしては、専用設計のバッテリーなので容量に対してサイズが小さくなるのと、バッテリー由来によるトラブルの可能性が少ない、バッテリー選択をしなくていい手軽さなどがあります。
VAPEのバッテリーセルは一般的に流通している大手メーカーの電池などとは異なり、信頼できる所で信頼できるメーカーの物を買わないと怪しいものを掴まされたりもしますし…。
5500mAhもありますが充電は3A対応で高速ですし、普段遣いでも早々困ることはないかもしれません。
販売情報
Sourcemoreさんでは現在全カラーがIn Stock、
28日までクリスマスセール中で、価格は$51.79→$31.39になっています。
通常時は。クーポンコード”VAUM“を入力することで$35.19になります。


