私がVAPEデビューする際、初めて購入して使ったのはJoyetechのeGo AIOでした。
そして、初めて購入したBox ModはJoyetechのeVic Primo SEで、初めて購入したアトマイザーはJoyetechのCubis Proでした。
思えばデビュー直後、自分のVAPEの節目には必ずJoyetechが絡んでいました。
ですがいつしかあまり縁がなくなってゆき、Joyetech製品はかなり久々に触る気がします。
なんだかちょっと感慨深い。
Joyetech EXCEED Gripをレビューさせて頂きます。
流行りのPodタイプの小型デバイスなのですが、使用出来るPodが2種類あって、
コイル交換が可能な物と、コイル交換が出来ない一体型の物。
前者は0.4ΩとDL(直肺吸い)向け。
今までのAIO(オールインワン)デバイスと同じ感覚で使用でき、交換が必要なのはコイルユニットだけなのでコストも抑えられます。
後者は0.8ΩでMTL(タバコ吸い)向け。
最近流行りのPodタイプと同じ感覚で使用でき、メンテナンスの手間がかからない為楽に使用出来ますが、Podは使い捨てになります。
どちらも一長一短ありますが、好みに応じてどちらのスタイルでも使用可能で、
また、基本はPodとなるのでいつでも自由に切り替えられます。
見た目もかわいい感じで良いし、ちょっと面白いデバイスだな、と思いました。
この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
特徴
2種のカートリッジが使用可能なサイドウェイカートリッジ
カートリッジはサイドから交換するタイプ。
独特なデザインにも寄与しているし、タンクの視認性は良く、交換もしやすい方だと思います。
カートリッジは2種類付属しており、
- コイル交換式のスタンダードカートリッジ(0.4Ω)
- 一体型で使い捨てとなるPodカートリッジ(0.8Ω)
用途に応じていつでも自由に使い分けられます。
Podカートリッジには別売りでセラミックコイルの設定もあり、
合計3種類のコイルが使用可能となります。
ドライバーン(空焚き)プロテクション
スタンダードカートリッジで使用するコイルは0.4Ωのメッシュコイル。
メッシュコイルは、ミストもきめ細かくて美味しいのですが、供給不足でイガりやすいというデメリットがあります。
この機種の搭載チップは、温度管理の技術をベースにしたDBP(Dry Burn Protection)の機能を持っており、供給不足によるイガりを抑えてくれます。
※付属のEX-MコイルとメッシュPodカートリッジにのみ対応
パッケージ
Joyetechさんと言えばやはりマット紙の白いパッケージ。
サンプルを示すステッカーが貼ってありますが、内容からして製品同等品かと思われます。
表面には製品カラーに合わせた製品写真。
背面にはパッケージ内容の記載と、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
開封した瞬間「えっ?」ってなりました。
パッケージの写真とカラー違うやんけ!と。
両面のパネルのデザインが異なるだけでした。
パッケージ内容
- EXEED Grip本体(スタンダードカートリッジ+EX-Mコイル装着済)
- Podカートリッジ
- USBケーブル
- EX-Mコイル(予備)
- ユーザーマニュアル
- DBPの警告カード/ワランティカード
Joyetechさんの製品は、マニュアルに日本語の記述が含まれます。
ただし図解は英語版のみで、他の言語は文章のみの記述ですね。
わかりにくい部分はないし、問題はないと思います。
外観
両面のパネルデザインが異なります。
片面はカラフルで派手なデザイン、反対側は単色デザイン。
このパターンなんか見たことあるなぁ、と思ったのですが、
つい最近レビューしたEleafのiStick MIXですね。
JoyetechとEleafはグループ企業ですし、ヘタすると同じ人がデザインしている可能性もありますし、その人のマイブームだったりするのかな?なんて考えています。
サイズ感はこのくらい。
手にスッポリ収まるサイズ感。
自分は手が大きい方なのですが、それを差し引いてもコンパクトだと思います。
オッサンが言ってもなんですが、かわいい感じですよね。
こういった派手なデザインは好き嫌いあるし、自分も物によっては抵抗を感じるのですが、これは色使いもデザインも割と好きな感じです。
派手な両面パネルに対して、側面はヘアライン加工されたソリッドな金属で、シックな印象。
このギャップで締まって見えているのかもしれない。
上にはファイアボタン、下にはLEDインジケーターと充電用のUSBポートが付いています。
ボタンはプラ製ですが、硬質でクリック感は良好。
カートリッジはサイドから取り付けるタイプで、タンクの透明部分や中のリキッドまでもがデザインの一部となっている感じ。
タンクの内部が全部見えますし、リキッド残量の視認性は抜群です。
上面はドリップチップが1本出ています。
このドリップチップは510規格なので、汎用品と交換可能です。
これが非常に嬉しい。
レビュー以後0.8ΩのPodでMTL吸いしているので、細身の長いドリップチップを付けて使用しています。
底面はCEマークとかの彫り込みのみ。
カートリッジを取り外したところ。
下は端子、上はカートリッジからドリップチップに直結です。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 74.0mm x 40.0mm x 21.0mm |
重量 | 74.0g |
バッテリー | 内蔵1000mAh |
充電 | microUSB |
コイル | スタンダードカートリッジ:EX-M 0.4Ωコイル Podカートリッジ:0.8Ωメッシュコイル |
リキッド容量 | スタンダードカートリッジ:4.5ml Podカートリッジ:3.5ml ※TPDエディションは両方とも2ml |
温度管理 | 200~600°F/100~315°C |
対応抵抗値 | 0.05Ω~3.0Ω(VW) |
保護機能 | 過充電保護 過放電保護 自動カットオフ(10秒) 短絡(ショート)保護 |
重量計測
カートリッジ抜きで64gでした。
(両カートリッジ共にリキッドを入れてしまった為そちらは割愛、すみません)
カラーバリエーション
カラバリは全部で6種類。
派手なのはちょっと……という方には両面単色の物もあります。
カートリッジ
カートリッジは横からまっすぐスライドさせて着脱します。
上下逆向きでも取り付け出来てしまいますが、端子が接触しないので通電しません。
取り付ける際に電源が入ったままだと、反対側のファイアボタンを押してしまいそうになるので気をつけてください。
(自分がやらかしました。
撮影の為に空の状態で着脱してたら、EX-Mコイル1つ焦がしちゃった……。)
カートリッジはコイル交換型と、Pod型の2種類
リキッドの注入口は、左右の違いはあれどどちらも同じ形状。
ゴムのキャップを開いて注入します。
注入口は大きめで、ユニコーンボトルのノズルくらいであれば余裕で入るサイズ。
注入は楽に行えます。
ただし、コイルやチムニー等があり、内部は狭くなっている部分があるので、粘度が高めなリキッドを勢いよく注入すると溢れる事があります。
ゆっくり注入するようにした方がいいと思います。
(やらかしました)
スタンダードカートリッジ(コイル交換型)
コイルは金具で固定されています。
金具を反時計回りに捻るとストッパーが外れて、そのまま引き抜けます。
使用するコイルはEX-Mコイル。
0.4Ωのメッシュコイルです。
推奨が10-13Wというのは0.4Ωという抵抗値に対しては相当低いですね。
メッシュなので多少低めなのは大丈夫だと思いますが、0.4Ωに10wだと、電圧は0.2Vになりますよね。
あと、Exceed GripはModの方が自動的にその電圧で出力してくれるのかな?
DBPがらみで上手いこと調整しているのかな。
Podカートリッジ
こちらは分解不可。
コイル部分はゴムキャップで固定しているだけに見えるので外せそうな気がしますが、
レビューで吸う前に壊してしまうのが怖いので予備がないと出来ないチキンです。
0.8Ωのメッシュコイルで、チムニーも長く細い形状、MTL吸い向けのカートリッジになります。
使い方
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
あとはボタンを押して吸うだけ
ボタンを押している間はLEDインジケーターが光ります。
電池残量が20%を切ると、LEDの色が赤に変わります。
吸ってみる
スタンダードカートリッジ
スタンダードカートリッジでは、HiLIQさんのGrapefruit Teaを吸ってみました。
これ美味しかったんですよ……。
先行販売だったみたいだけど、これはリピートしたい。
こちらは0.4Ωメッシュコイルということで、通常のノンニコやフリーベースニコチンのリキッドをDLで吸うのに向いています。
ん?
やはりちょっと弱いかなぁ?
改めて吸い直してみると、一般的な高抵抗のPodデバイスや、eGo AIOなどの一世代前のAIOよりはよほど美味いです。
ミスト量もそれなりにあるし、味も乗っていると思います。
ただ、自分の中の”0.4Ωメッシュ”のイメージとの乖離が違和感を生み、それに引っ張られている模様。
なんか、自分の中のイメージに比べてちょっと空間のような物を感じるんですよね。
多分先入観なしで吸ったら「案外いけるじゃん」ってなりそう。
Podカートリッジ
PodカートリッジはソルトニコチンやCBDリキッドに適しているよ!と公式に書かれていた気がするので、HiLIQさんのソルトニコチンリキッド、Wild Soulを吸ってみました。
これ、お気に入りであるGreat Spilitのソルトニコチン版で、タイミングが合わなくてまだレビュー等は書いていないのですが、かなり気に入ってしまってヘビーに吸っています。
こちらはMTLで……。
いいですねこれいいです。
普段、ニコチンソルトリキッドはPodデバイスで吸っているのですが、
0.8Ωのメッシュコイルと言うことで、一般的なPodよりは出力が強め。
そのおかげか、ニコチンのキック感や吸った感もガッツリあるし、味も濃く感じます。
自分みたいな元ヘビースモーカーにはこのくらいが合っているのかもしれない。
ミストもスタンダードよりは気持ち少ないですが、一般的な小型Podよりは出ていますね。
ただ、あまりチェーンしすぎると流石にちょっと強すぎるかな?という気もします。
普段との差かもですね。
でも気に入りました。
まとめ
吸うリキッドに合わせて使い方が選べる面白いデバイスだと思います。
自分としてはこれ、なかなか気に入りました。
ノンニコや普通のニコチンリキッドを吸う時はコイル交換式でAIO風に。
ニコチンソルトを吸う時はPodで。
前者はコイルのみの交換で済むのでランニングコストが安い。
後者はコストがかかる代わりにメンテナンスフリー。
VapeSourcingさんで見ると、
カートリッジは5個で$16.90、EX-Mコイルは5個で$9なので、ランニングコストは結構差が出るのかな。
個人的には、Podの喫味が非常に気に入りました。
小型Podに比べて出力が高く、満足感があります。
バッテリーも1000mAhあるので、結構持つ印象。
1~2日に1回充電していますが、まだ赤ランプは見ていません。
リキッド容量も多く、このデバイスの出力ならなかなかなくなりません。
その分、他の小型のPodに比べたら少し大きくはなりますね。
ですが十分コンパクトだとは思います。
見た目もいいです。
個人的にこのデザインは好き。
少なくとも自分の記憶の中では他のデバイスに似ていない独特な感じですし。
これは結構おすすめ出来るかも。
VAPEデビューの方や、ややこしいデバイスを使いたくないって人にも手軽に使えますし、
ベテランの方のサブ機としても気軽に使えていいかと思います。
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