フランス製のVAPE用コットン、Fiber n’Cotton V2のレビューです。
Fiber n’Cottonは2017年に生産終了となった大人気コットンFiber Freaksの後継としてリリースされた物です。
手積みの天然コットンと食品グレードのセルロースファイバーが混合されており、耐熱性、吸収性に優れ、クリアな味わいで評判のよいコットン。
今回、それがバージョン2になったとのことで、レビューさせていただく事になりました。
この製品はmoon-riverさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
我が家のコットン状況は結構雑多で、特に特定の品に強いこだわりがあるわけではないので、良さげなものを色々と入手しては使用しています。
Cotton Baconが多いのですが、これはあれです、以前FTで安くまとめ買いしたから。
この中で今一番いいなーって思っているのはHackさんの物ですかね。
頻繁に交換するような環境の時は無印コットンを使うことも多いです。
詳細
容量:10g
素材:綿+セルロース繊維
生産国:フランス
今回、V1との比較をしてみて欲しいとの事なのですが、moon-riverさんの方でも比較をされているものの「違いがないかも知れません」とのコメント。
パッケージは開封後も密封可能なパウチ袋。
V1もV2も完全に同一の物が使用されており、このステッカーが貼ってあるのがV2です。
もしやステッカーを貼っただけなのでは、という話もあったりなかったり。
自分もちょっと自信がないですが、頑張って比べてみます。
開封&見比べ
開封してみました。
中身は束になったコットンが詰まっています。
VAPE用のコットンとしては定番のタイプですね。
Fiber Freaksはシート型だったのですが、Fiber n’Cottonからこの形になりました。
この時点で、色や触感など、違いは感じられません。
10gというと少なく感じるけど、コットンは重量が軽いですしね。
これだけの量がパウチ袋にパンパンに詰まっています。
軽く割いてみました。
とても柔らかいふわふわのコットンですね、ウイッキングしやすそう。
一番印象深かったのは、繊維が物凄く細かい事。
VAPE用コットンは吸水性を高めるためにきめ細かい物が多いのですが、これはそれに輪をかけて細かいです。
なるほどFiber。
割く時にもふわっと抵抗なく割けますが、少し細かい繊維が舞うかもです。
さて困った。
ここまで、自分は両者の差を見つけられません。
うちの奥さん(めちゃめちゃ鼻が効く)曰く、わずかに匂いが違う気がする、との事でしたが、自分にはわかりませんでした。
ええい、いいや、もう吸い比べてみよう。
吸い比べる
同じアトマイザーで同じコイルビルドをした物を2つ用意しました。
3mm径のコイルだと、束を大体1/3くらいに分割するとちょうどいい量ですね。
左がV1、右がV2なのですが、やはり区別付かないですよね。
どちらも同じ感じでウイッキングできました。
やはりこれ、使いやすいです。
繊維がきめ細かくて柔らかいので、ちょっと多めかな?という量でもスムーズにコイルに通せます。
そしてこのコットン、吸水性も素晴らしいですね。
VG70のリキッドを、垂らした瞬間から凄い勢いで吸収していきます。
ここも同等。
吸って見ましたが、やはりわからない…。
先程匂いが違うかもと言っていた奥さんも、リキッドを垂らして吸い比べると味の差はわからないと。
吸った感想なのですが、
最初の数パフくらいは少し繊維臭のような物を感じる気がします。
他のVape用コットンと比べると、最初だけちょっと気になるかも。
ですがしばらく吸っていると直ぐに馴染んでいきますね。
徐々に味や香りがクリアになっていきます。
耐久性チェック
うん、違いを見つけるのはもう諦めました。
少なくとも自分の感覚では、どちらも同じ物と感じました。
どちらも同じくらいレベルが高いコットンです。
ここからは、最近よく使用しているいくつかの環境にセットして耐久性を確かめてみようと思います。
まず、Mechlyfe Ratel。
コイルはカンタル26ga 3mm7巻で1.1Ω
続いて、絶賛ヘビロテ中のPyro V3 RDTA+Pot of gold
大好きなやつ。
単線ですが、Ni80のデュアルで0.35Ω
コットンは、片方V1、片方V2にしてみました。
これにコットンをセットした時に「おお…」って思ったのですが、
RDTAに差し込んだ瞬間、じゅわーって目に見える速度でリキッドが上がってくるんですよ。
自分のRDTAのビルドってあまり長く垂らさず、タンクの上端から少し顔を出す程度の長さでセットするのですが、その長さで差し込んだ直後にもうこの状態。
やはり吸水性半端ないなぁ。
もう一個。
うちの奥さんのメイン機になっているJesterです。
これにはV1を使ってみました。
今、うちの奥さんは一日中VAPEが吸える環境になって、消費がかなり上がっているのですが、
その上、このJesterの味の出が気に入ったようで最近こればかり。
デッキも小さいしガンクも凄いのでほぼ毎日メンテが必要で(俺の仕事)
毎日1〜2回コットンを変えるので、最近はずっと無印コットンでした。
1日持つか持たないかくらいで痩せ痩せです。
それぞれの結果
Jesterは奥さんがヘビーに使用しているので。
残りの2つを自分でガッツリ吸ってみました。
Mechlyfe Ratel、コイルにガンクがつくくらい吸ってみましたが、コットンはまだまだ行けそう。
全然痩せてもいないし、しっかり給水しているし、繊維もしっかりしていて全然崩れない。
Pyro V3、これも結構コイルが黒い。
でもコットンまだ元気だし十分使えそうなので、ドライバーンしたくないな……。
多分こちらのほうがRatelより吸っていると思いますが、同様にコットンはまだまだ余裕な感じでした。
どっちがV1でどっちがV2かわからなくなっちゃったけど、やはり差はわかりません!
最後にJester、これはかなり来てますね。
やはり我が家では今この環境が一番酷使されている。
なのですが、これ、普段の無印コットンの2倍以上もってくれたんですよ…。
凄く頑張ってくれた。
見た目はかなり来てますが、それでもまだ繊維はかなりしっかりしています。
普段、無印は1日でホロホロになっちゃいますからね。
コイルの中のコットンが劣化しすぎて、真ん中が千切れて左右からズルっと抜けるくらいに。
これ、耐久性もかなり高いと思いました。
まとめ
パフォーマンスは相当高いですね。
繊維がきめ細かいからか、非常に柔らかくて割きやすく、ウイッキングもやりやすいですし、吸水性も非常に高いです。
また、耐久性の方もかなり高く感じました。
今回の耐久テストはコイルが黒くなった時点で開けちゃいましたが、まだまだいけそうな感じでした。
あ、そうだ、ウイッキングに気を使うMD RTAにはこれ使おう…。
気になったのは、ビルド直後の数パフくらい、ちょっと独特の匂いがあるかなー?くらい。
使っていると直ぐに馴染みますし、その後は雑味もなくクリアな味になります。
かなりハイクオリティなコットンだと思いました。
これはかなり気に入ったし、
Hackさんのコットンと甲乙つけがたいかも。
どちらもJesterで使ったことあるのですが、耐久性はこちらが勝ってるかなぁ?
繊維の硬さなども色々違うので、色々なリキッドで吸い比べつつ使い分けていく感じですかね。
moon-riverさんにて1袋10gで800円と、国内で流通しているVAPE用コットンの中でも買いやすい価格かなぁと思います。
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