[Hellvape] MD RTA購入|MD = MTL+DL?それはさておきカッコイイぞ!

[Hellvape] MD RTA購入|MD = MTL+DL?それはさておきカッコイイぞ!

Hellvape MD MTL RTAの購入品レビューです。

カッコイイですよねこれ、他にはあまりないカラーリングがいい。

HellvapeというとDead Rabbitが有名ですが、ここのアトマイザーはカラバリが豊富で派手なものが多いですよね。

このRTAはちょっと面白い構造をしていまして、

デッキの中にターンテーブル式のエアフローパーツを備えており、ハニカム状とストレートの2種類のエアフローに切り替えられます。

ターンテーブルは穴の大きさが異なる2種類の物が付属しています。
それぞれMTL用とDL用になるのでしょうか。

このメーカーがMTL向きのアトマイザーを出すのは何気に初かも?

そもそも、今までのアトマイザーは軒並みデュアルコイルで、シングルコイルのアトマイザー自体がDead Rabbit SQ以外記憶にない。

HellvapeのMTLか…Wotofoさんの初MTLも面白かったし、ちょっと興味あるな、とは思いつつも、初見のイメージがあまりパッとしなかったのでスルーの予定だったんです。

ですが、フレキチさんにこれが入荷したって時にふと見に行って、このカラーが目に入ってしまって、次の瞬間、気づいたら決済が終わっていました。

たまたま初期不良個体を引いてしまったみたいで色々大変でしたが、手のかかる子ほどカワイイってことで。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

ちょいと派手な箱ですね。

このMDのロゴ、メガドライブに見えませんか?
よく見ると全然違うんだけど、なんだか謎のメガドライブ感。

自分はもうそう見えてしまう側の人間になってしまったので、皆さんにおすそ分けしたい。

背面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチを削った下にあるコードを、公式サイトの下にあるフォームに入力すると、コピー品でないかを確かめることが出来ます。

パッケージ内容

  • MD RTA本体
  • スペアガラスチューブ(バブルタンク)
  • スペアドリップチップ(ワイドボア)
  • マイナスドライバー
  • エアフローパーツ
  • 予備Oリング
  • 予備イモネジ
  • ぷりメイドコイル
  • ユーザーマニュアル
  • ステッカー

ユーザーマニュアルは各国語併記タイプ。
日本語の記述はありません。

付属のプリメイドコイルは1.2Ωと0.7Ωで、どちらもクラプトンコイルです。

Hellvapeのアトマイザーには毎回ステッカーが付属しています。

Dead Rabbitなどのシリーズ物はそちらのロゴだったりしますが、このアトマイザーはそういうのはないようで、Hellvapeロゴのステッカーでした。

外観

フォルムだけ見るとどうということのない普通のタンクなんですよね。

このカラーリングに強く惹かれました。

元々ガンメタって好きなのですが、ガンメタにパープルの組み合わせって、自分では中々思いつかないかも。
派手派手になるかと思いきや、派手ではあるけど意外と落ち着いても見えます。
かなり好み。

キャップには斜めに溝が入っており、ちょっとスクリューっぽい。

ですがキャップはスクリュー式ではなくスライド式になっています。

標準ドリップチップは真ん中が突起状になっており、キャップのストッパーも兼ねています。
ドリップチップを外して、▲マークの所から押してスライドさせます。

スライド式は、スクリュー式に比べて閉める際の与圧が発生しない為、リキッドチャージの際に伝い漏れが発生しづらいというメリットがあります。

ボトムエアフローのエアフローコントロールは、
最小の1から最大の6まで、大きさの異なる6段階の穴で調整します。
全閉、全開はありません。

(撮り直したのでここだけ使用感バリバリの写真になっちゃいました)

付属のバブルガラスチューブに交換するとこんな感じ。
リキッド容量は、ストレートで2ml、バブルで4mlになります。

底面にはロゴなどのエングレービング。

ポジティブピンの出っ張りは1mmくらいでしょうか。
インシュレーターも僅かに出ています。

フィッティング

これ、絶対似合うと思っていたんです。
むしろこれに乗せたくて買ったような物。

でも、ガンメタのDetonator死んじゃったんですよね(´・ω・`)

Vaporesso Revenger

詳細

メーカー公式

スペック

直径 24mm
高さ 48.95mm(コンタクト、標準ドリップチップ含)
リキッド容量 ストレートタンク:2ml
バブルタンク:4ml
ドリップチップ 510規格
コイル シングルコイルRBA
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー ボトムエアフロー

構造

分解してみました。

タンクがこのように分割できるので、リキッドが入った状態でもデッキにアクセス可能です。

ドリップチップ

ドリップチップは長さが異なる物が2つ付属。
ショートタイプの方は少しボア径が太く、DL向きですかね。

チャンバー

チャンバーにはうっすらとMDのエングレービング。

内側は滑らかなすり鉢状にテーパーがかかっています。
チムニーの径は、MTLにしてはちょっと太めかな?

デッキ

デッキも綺麗に塗装されてるんですよね。

2ポスト式のシングルコイルデッキで、ビルドは楽な方だと思います。

このパーツが例のターンテーブル。
180°回して、エアフローの形状を切り替えられます。

穴のサイズが異なる2種類が付属

ターンテーブルはOリング固定です。

デッキ側に溝が掘ってあり、ここに突起が入るので、回転方向は決まっています。

ビルドしてみる

2ポスト型なので、コイルを差し込んだらイモネジを閉めて余りをカットするだけ。
コイルの固定は非常に簡単です。

コットンも普通に通してジュースホールに落としてやるだけでいいのですが、

ジュースホールが結構大きいのが気になります。

付属コイルが2.5mm径なのですが、2.5mm径のコットン量じゃ埋まらなさそう。

ダダ漏れとの闘い(後に初期不良と判明)

どうやら最初に初期不良を引いたらしく、どうあがいてもリキッドがダダ漏れの状態でした。

結局交換となったのでこの項はあまり意味がないのかもですが、RTAがリキッド漏れを起こす際に自分が普段考えている事や取っている対策などの記録になるので残しておきます。

通常のビルドの情報だけで良ければ、下の項にジャンプしちゃってください。

初回ビルド、まずは付属コイルの0.7Ωの物を使用。
ターンテーブルは一番重そうなMTL用のハニカムホール側を使用しています。

ジュースホールの大きさは不安でしたが、ちょっと多めに通してあまり漉かずに広げて埋めてやったら2.5mmでもなんとか埋まりました。

吸ってみると、ドローは軽め。
AFCを最小にしてもMTLにしては結構軽く、いいとこ重めDLくらい。

でも味は悪くないな、と思い、一旦部屋に置いておき、
数時間後に吸ってみると、ジュルジュル。

一晩置いてみたらもうダダ漏れで、
満タンにしたタンクは空っぽになっているし、Modもリキッドまみれ。
嗚呼……Detonatorが……。

デッキの中も当然ベタベタ。

でも、見直してみても、特にウイッキングとかミスってるようには見えないんだよなぁ……。

ここで、原因を予想していくつか洗い出しました。

  1. ジュースホールの大きさに対してコットン量が足りず、隙間からリキッドが上がってくる
  2. コットンがデッキやターンテーブルパーツに当たっており、リキッドが伝っている
  3. タンクの密封が不十分でリキッドが重力に負けている

症状からすると1か3が怪しい。
漏れてる量が半端じゃないですしね。

順番に潰してみます。

まずは、コイル径を3mmに上げてコットンの量を増やしてみました。
しかもちょっときつめに。
この量なら結構キッチリ埋まります。

ドローが思いのほか軽かったので、抵抗値も低めにしてやりました。
AFCを最大の6番の穴にしてやるとこの抵抗値でも結構丁度いい感じになります。
あれ?これって爆煙アトマ?って思ってしまったり。

でもこれも、数時間後にはもうジュルッジュルだったので、やはりダメそう。
多分すぐに漏れ出すだろうなぁと。

一応2も潰しておきます。
コットンのたわみから伝い漏れって事も時々ありますしね。
昔のRTAとか、コイルの根元部分に丸っこいたわみが出来ているとそこからポタッと垂れたりとか。

コイルをそのままにリウイックしてみます。
内側を極力デッキに触れないように空間を開けました。

ダメでした。
しばらく置いたらジュルジュルのベタベタ。

下からドバドバ出てきます。

となると、やはり3かな。
漏れる量からして一番怪しかったし。

他のスライド式キャップのRTA(Kelpieとか)で、スライドキャップがズレていてダダ漏れって事も何度かありました。
上から空気が入るとリキッドが下から流れちゃうんですよね。

もしかして、キャップ側がしっかり密閉されていなくて圧が逃げているんじゃないかと。

そういえば俺、ドリップチップ交換していたなぁ、と思い出しました。
紫に合わせたくて。

これの標準ドリップチップって、キャップをロックするために突起が出ていて、それが刺さるようになっているので、もしかしてそれがないせいで圧が逃げている……?

まさかね……
そんなに密封性あるようにも見えない。

でも、ダメ元で一応試してみます。
ウイッキング等は上記と同じ感じに。

これの可能性は低いと思うけど、もしこれが正解だったら好きなドリップチップを使えないと言うことに……。

はい。

ですよね。

わかってた。
もうダメそうな予感しかしなかったから、Aegisに乗せ換えてたもの。

いや、これ、無律すわ。
自分のビルドスキル不足かもだけど、乗りこなせる気がしない。

他で同じような声出ていないかな?と思い、購入元のフレキチさんに相談してみようかな、と思っていた所、

なんとフレキチさん、上記検証をTwitterでやっているのを発見してくれて、向こうからお声かけを頂き、状況説明の後素早い交換対応をしてくださいました。

国内で買っているとこういう時安心ですね。
予算の関係で海外から安く買う事も多いのですが、それで同様の症状出ていたら凄く面倒なことになっていたでしょうし。

交換品にて改めてビルド

MTLクラプトンで2.5mm 0.8Ω

上記の物は初期不良の可能性が高い、とのことで、交換対応して頂き、改めてビルド。

Demon killerのMTLクラプトンを使用しました。
2.5mm 6巻で0.8Ω

不安はあるけど敢えて2.5mmでいきます。
付属コイルも2.5mmだったし。

ウイックも、特別意識せず、普通の量を普通にセットしました。
まずは全部普通にやって様子を見ようと。

ドリップチップも汎用品に交換。

で、吸ってみたのですが、
明らかに、ドローの重さが違う。

前の物よりも一段階重くて、
AFCを絞るとちゃんとMTL向きのドローになるし、最大の6にしても僅かに抵抗感のあるやや重めのDLといった感じに。

あ、やはり初期不良だったんだな、とここで確信。

改めて味わってみると、まぁ普通に美味しいです。
ちゃんとMTLで吸えるから味もしっかり出てるし、
「うめええええ!」って程ではないけど、不満無く吸える感じ。

ですが……数時間置いたらちょっとジュルりました。

そのまま一晩置いてみたところ、リキッドが漏れるほどではなかったのですが、ややジュルリがあるので、やはりちょっと供給過多みたい。

あとちょっと、って感じなので、ちょっと供給を絞ってやるだけで良さそうです。

コットンを長めに切って、先端を折りたたんで太くした状態で差し込んでやりました。
かなりギュウギュウにキツくなるけど、供給は問題ないですし、ジュルリも解消して快適になりました。

Ni80単線 3mm径 0.5Ω

3mmなら小細工せずそのままいけるかなって事で、DLを試しがてらやってみます。
Ni80 24ga 3mm7巻で0.5Ω付近。

ターンテーブルは、DL向きの方のハニカムホールを使用。

ウイックはそのままストンと。
当然ですが、2.5mmの2つ折りよりは若干緩くなります。

個人的には、この設定をAFC5番か6番あたりの大きな穴で重めDLするのが一番好みな味でした。

高抵抗でMTLするにはチャンバー容積がちょっと広めに感じるし、チムニーの径もちょっとありますしね。
重めDLが一番バランス良く感じます。

肝心のジュルリと漏れに関してですが、
ギリギリ……?って感じ。

ジュルりそうでジュルってないかな、くらいで、
時々ちょっとリキッドが染み出してるかな、くらい。

やはりちょっと供給過多気味のアトマイザーのようで、ウイッキングには少し気を遣う必要がありそうです。

見た目が凄く好きなので継続してずっと使っていましたが、リビルドせずにずっと使っていたらコットンが痩せてきたのか、染み出すリキッドが少し多く感じるようになって来ました。
アトマを外したら下がしっとりしているくらい。

ちょっと手のかかる子かも。

まとめ

敢えてこれはお漏らしタンクと評します。

最初の初期不良品は論外として、交換品で大分改善されたのですが、少し気を遣う感じです。

昔の設計のRTAのようにリキッドチャージでだばーっとなる事はないのですが、やや供給過多みたいで、じわりじわりと染み出してくる。

やはり、キャップ部分の密閉度に少し弱点があるのかもなぁ、という印象ですね。
個体差はあるのかもですが。

自分の場合は、ウイックをギチギチに詰めても問題なく供給されるので、とにかくジュースホールにしっかりコットンを詰めるようにしています。
あとは、コットンが痩せる前に早めの交換でしょうか。

ターンテーブル式のボトムエアフローは、好みに合わせて色々なパターンが選べるし、仕組み的にも確かに面白いのですが、
多分、お気に入りが一度定まったらそうそう交換することはないかなぁと。
手間もあるし、コイルに合わせて回転させる事もあるかな、くらい。

そんなわけで、あまり人には強くオススメ出来るアトマイザーではないのですが……。

これ、見た目が凄く好き。

ホント好き。

なんだかんだで最近、他のアトマイザーを押しのけてめっちゃ使っているんです。

味もいいと思います。
重めDL向きだと思うのでMTL派には合わないかもですが、重めDL派の自分にはマッチしています。

冒頭にも書きましたが、手のかかる子ほどカワイイってことで。

初期不良で四苦八苦したのも微妙に思い入れに繋がってしまい、ホント可愛く見えています。

今回はフレキチさんで購入しました。
結果的に色々助かりました。

海外だと一回り安いは安いのですが、在庫なしの所が多いですね。

在庫がありそうな所だと、3FVAPEさんが24HRSになってました。

$24.99で送料無料

単価で最安だと、自分の巡回範囲内だとFasttechさんかな。
表示価格は$29.99ですが、クーポンコード「MAP」適用で$23.75
送料無料です

ただし、Ships in 7 business daysになっているので、よほど気長に待てる方以外は表記が変わるまで手を出さない方が無難。