酸っぱいの、好きなんですよ。
ええ、とても好きなんです。
前も書いたけど、レモンをそのまま食べる側の人間です。
先日、Basic Vapor Vintageを買って吸ったら凄い酸味で、
今までVAPEのリキッドであそこまで酸っぱさを感じたことがなかったので、とても衝撃的でした。
清涼剤やメンソールとはまた違ったサッパリ感。
そして、美味い美味いって吸っていたらあっと言う間に60mlが空っぽ。
写真もロクに撮らないうちに速攻で吸いきっちゃって困ってたけど、
このリンゴ酸のキッカケになった物なのでと、色々準備不足なのに無理矢理記事にした感ある。
暫く狂ったようにそのリキッドを吸っていたので、
無くなってくる頃には、もう立派な酸味ジャンキーの出来上がりですよ。
酸っぱさが…酸っぱさが欲しい…。
嗚呼！このリキッドも酸味が足りない……！
自作用フレーバーでレモンとかグレープフルーツとか使っても、
酸味的な物は確かにあるにはあるんだけど、なんか別物なんですよね。
自作で酸味を出す方法を探る
あのリキッド、何を入れて酸味出してたんだろう？
何とか自作リキッドでもあの酸っぱさを再現できないかな？
とりあえず手当たり次第試してみよう。
手近なところだと、クエン酸とリンゴ酸ですかね。
クエン酸はガンクが凄いというのを聞いていたので、今回リンゴ酸を試してみることに。
だけど、リンゴ酸を通販で探してみると、丁度いいのが中々ないんですよ。
まずiHerbで探してみると、カプセルタイプのサプリがヒット。
カプセルを開けながら使うのか…ちょっと面倒だなぁ、と思い、他を探します。
アマゾンや楽天で探してみても、やはりサプリが多い。
サプリとしては結構メジャーな存在なんですかね。
結局見つけたのがこれ。
食品添加用の粉末状のリンゴ酸で、1kg980円。
1kgて。
こんなにいらないけど、他はもっと高いんですよ…。
サプリになっている物も、粉末状のものも、これより量が少なくて1600円〜2000円くらい。
コスパ考えたらこれがいいかなと。
買ってみた
アマゾンさんで買ったリンゴ酸が届きました。
威圧感半端ない。
多分数ｇ〜数十ｇしか使わないと思うんだけど……。
ステビアやメンソールならまだ他に色々用途あるんだけど、これは難しそう。
ほんとにこれで酸っぱさ出るのかな？
試しに粉末の状態でちょっと舐めてみます。
エンッ！！！
とはならなかったけど、なかなか酸っぱい。
粉末の状態だと、もっと舌が死ぬほど刺激があるかと思ってかなり覚悟して舐めたんだけど、
なんだろう、クッピーラムネを濃くしたような感じ…？
サプリとか、そのまま内服するという用法もあるみたいなんで、そんなもんですかね。
味としては、美味しい？です。
ただただ酸味なんだけど、この酸味が好みなんすよ。
リンゴ酸溶液作成
まずは、PGで10%の溶液を作ってみます。
15mlの遮光ガラス瓶に、混ぜやすさとかを考慮して8割ほどの容積で作ることにします。
今まで使っていた1g単位のはかりでは流石にキツイので、0.01g単位のものを今回導入しました。
これで今後リキッドもグラムベースで作成出来る。
まずはPGを12g
そこに、リンゴ酸粉末を1.2g追加。
誤差は仕方ない。
このくらい。
よくかき混ぜて、溶けるまで暫く放置。
10％くらいなら、1時間もしないうちに綺麗に溶けます。
ちょびっと指に乗せて舐めてみると、程よい酸っぱさ。
味的には、PGの苦味と半々といった感じか。
リキッド添加用としてはちょっと薄い気がするかも。
とりあえず吸ってみます。
5mlベースに、CapellaのItalian Lemon Sicilyを10滴、リンゴ酸溶液を4滴。
ん？
うーん？
わかんない。
全然酸味を感じない。
やはり添加用は10%では薄いかな。
いつも参考にさせてもらっているminlothさんのサイトだと、「VGに5% か PGに10%」とあるけど、
これは、その濃度の物をベース液にしてリキッドを作る感じなのかな。
飽和溶液にしてしまえ
できれば添加用として使いたいけど、このままじゃ全然物足りないので、
いっそのこと思いっきり濃くして飽和溶液にしてしまおう。
瓶の空きスペースにリンゴ酸粉末をドボドボ。
こうなることを想定して、容積を控えめにしていたというのもあったりします。
一気に瓶の中が真っ白に。
流石に溶けるのには時間かかりそう。
寝るまでの数時間で全然溶けてなくて、ちょっと不安になったけど、
過去にメンソールとかステビアとか、かなりの量入れても翌朝には綺麗に溶けてたし、まぁ今回も大丈夫でしょう。
PG君は出来る子だ。うん。
ってことで、PG君の実力を信じて翌日まで放置。
そして翌日。
……溶けてねぇ。
下にガッツリ溜まってるよ！
そして超粉っぽいよ！！
……まぁいいや、上の方から使っていって、減ったらPGを足してまた混ぜよう…。
試しに1滴舐めてみたら、めっちゃめちゃ酸っぱい。
舌がピリピリするくらい酸っぱい。
これだよこれ！
これは期待できるかも！
さぁ、今度こそ味見の本番だぜ！
前日と同じ、CapellaのItalian Lemon Sicilyで、入れる量も同じ。
吸ってみる。
うーん……？
前日よりは酸味出てるけど、期待したほどではないかも？
ミストそのものが酸っぱくなる感じではなく、ミストが舌に触れて通過していく時に、クッピーラムネ的な酸味をじわっと感じる。
不味くはない、というかむしろ美味しい感じではあるんだけど、微妙に物足りない感。
きっかけとなったリキッドが相当酸っぱかっただけに、ハードルが上がりすぎてるのかも。
1.0Ωのフレーバーチェイサー(Maze v3)でも試飲。
こちらのほうがちょっと酸味は強く感じる。
でもやはり、酸っぱさが口に広がるというよりは、舌に触れた時にクッピーラムネ感があるって感じ。
「ええい！リンゴ酸とはこんなものか！」
ここでちょっと気が触れた俺、リンゴ酸溶液を直接コイルに垂らしてみる。
あ、ラムネ感強くなった。
舌がシュワってする。
わーい……。
ヴェホッ！！ゲホッ！
喉にめっちゃ来る。
絶対に真似しないで欲しい。
ちなみに、ガンクは全然つかないです。
でも、コットンが痩せた、というか、交換の際にコイルの所でちぎれてるかのようにプツッと取れたので、微妙に溶けたりしてるのかな？ちょっと怖いすね…。
そんなわけで現状個人的な満足度は低いので、
ちょっと今の段階では人に勧めるのは難しい感じですな。
いい感じの物が出来たら、ウザいくらいのハイテンションで「酸っぱいリキッド出来たよ！！」とか言いたかった所だったのですが。
もし他に実験してみた人とか居たら色々教えて欲しいです。
溶液を暫く置いてみたり、作成リキッドをスティープしたら多少変わるかな？という僅かな希望に望みを託しましょうかね。
ひとまずこれは置いといて、次回はクエン酸を試してみます。
で、
ガッツリ残ったんだけど、これどうしようね！？
クエン酸も同じでしたよ！
私も期待して買ったのですがいまいちでした(笑)