自分は普段使ってるワイヤーは基本カンタル単線ばかりで、
他は、時々SS316を使ったり、シングルのDLアトマにクラプトン使ったり、といった程度なのですが、
Galaxies MTLシリーズに付属していたNi80のプリメイドコイルが、普段使ってるカンタル線より美味い気がして…。
もちろん俺のコイル巻きの実力不足もあるんだろうけど。
気になったので買ってみました。
折角なのでGalaxies出してるVapeflyさんの物で、太さ3種類とも。
Ni80とは
通称ニクロム線。
ニッケル80% クロム20%の合金です。
何か子供の頃、学研だったかな?発泡スチロール切る道具か何かでニクロム線ってあった気がするなぁ。
名前だけは妙に記憶に残ってました。
VAPEのコイルに最も一般的に使われてるカンタル線は、鉄+クロム+アルミニウム+コバルトの合金で、どちらも電熱線によく使われる素材なのですが、
耐熱温度はカンタルが1250℃までなのに対してニクロムは1000℃までとやや低め。
その代わり、鉄を含まないため酸化に強く、電導効率がいいため発熱が速いという特徴があります。
温度管理モードで使われるNi200(ニッケル線)とはまた違う物で、こちらは温度管理には使用できず、基本的にVWモードでの運用となります。
Ni200はドライバーンNGですが、Ni80はドライバーン可能とのことで、運用自体はほぼカンタルと同じ感じになります。
ワイヤーを見てみても、素人目には違いは判りませんね。
ひとまずいつもの感じでクルクルっと巻いてみました。
カンタルよりやや柔らかいかな?
結構巻きやすく感じました。
コイルを巻いてみる
それぞれ、コイルを巻いて実際にセットしてみました。
加熱時の様子も動画で撮ったので載せておきます。
24ga
普段はDL気味のシングルアトマで使ったり、デュアルを組むのに使ったりしている太さです。
Wasp Nanoにセットしてみました。
3mm6巻で0.54Ω
普段俺が同じ条件でカンタル線で巻くと0.65~0.68Ωくらいなので、結構低めになりました。
26ga
最近はMTLアトマを使うことも多く、26gaが一番使用頻度高いですね。
ちょうどNixon1.5のワイヤーがダメになりかけてたので、そちらを使用してみました。
GaraxiesのRDTAで試したかったけど、あちらはプリメイドのNi80がまだ入っているので、普段カンタルで組んでるこちらの方が違いが分かりやすいかな、と。
3mm7巻で0.81Ω
同条件でカンタルで巻くと1Ω前後、6巻に減らして0.9Ω弱くらいですかね。
28ga
あぁ。
28ga、苦手なんですよ。
細くて柔らかいので、綺麗にビルドできない。
他が綺麗にできてるというわけでもないけど、特に酷いので普段は表に出してません。
まぁでもここまでやっといてこれだけ載せないわけにもいかないので、恥を晒しておきます。
YURI RDA
3mmで6巻して、1.32Ωでした。
同条件でカンタルで巻くと1.4Ωくらいだったかな?
最近28gaの単線はあまりやってなくて、ツイストワイヤーにして使うくらいだったり。
感想
立ち上がりは確かにやや速い感じがしますね。
味は、体感が劇的に変わるって程ではないかな…?
でも、24gaと26gaは普段使ってる環境ですが、なんとなく喫味がいい感じかも!という気はします。
(プラシーボかもですが)
特にピコンカー+Nixonで常飲のハーブ煙草を吸うのに使用している26gaは好みな感じ。
ハーブのスーッとした味わいが微妙に違う感じがするんですよね、爽やかというか。
熱が伝わりやすいので、発熱の仕方が変わるからかな?
リキッドによってもこの辺は変わってきそうですね。
酸化に強いので寿命も長いと思うし、その辺にも期待しつつ、しばらくはこちらを使用してみたいと思います。
コイルの素材1個変えるだけで同じリキッドでも微妙に変わってくるので、
また、他のメーカーさんや他の素材も使ってみたくなるなぁ。
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