UNIVAPO×ベプログ – KIPO KIT レビュー|プルームカプセル対応のペンシル型オートスイッチPod

UNIVAPO×ベプログ KIPO KITのレビューです。

Pod型デバイスを数多くリリースしているVAPEメーカーUNIVAPOとベプログさんの共同開発となるデバイスで、
同社のKipo Podにプルームカプセル対応のPodを組み合わせた形になります。

手のひらに収まるサイズのコンパクトなペンシル型デバイスで、メンテナンスフリーの使い捨てタイプPod、
そしてプルームカプセルが使用できるので、コンビニ等で気軽に買ってのニコチン摂取用としても使用できます。

スターターとしてリキッド付きのセットで¥3,500以下と価格もかなり控えめなので、
タバコからの切り替えやVAPEお試し用としてもかなりよさそうです。

この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージとセット内容

国内メーカーの関わっているプロダクトなので、パッケージの説明文は日本語が入っています。

VAPE製品は海外メーカー+英語表記が普通の世界なので、「おっ」ってなりますね。
特にこれから始められる方にとっては精神的なハードルがかなり違いそう。

パッケージ内容

  • Kipo 本体
  • Podカードリッジ x2個 (1つは本体装着済)
  • USB Type-Cケーブル
  • ネックストラップチェーン
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ベプログバージョンということで、ユーザーマニュアルも日本語の物が入っています。

ネックストラップはゴムバンドで留めるタイプ。
ゴムバンド部分がベプログ仕様になっています。

セットのリキッド

スターターキットということで、10mlのリキッドが5本付いてきます。
なのでこれだけ買えばすぐに使い始められます。

ベプログさんのTARLESSブランドのリキッドで、

  • メンソール
  • エナジードリンク
  • メロンソーダ
  • グレープジュース
  • クラフトコーラ

の5本です。

外観

最初見た時、ルージュスティック型という言葉が浮かびましたが、それらよりは若干大きいかな。
でも形状など含めて、それっぽい。

サイズ感はこんな感じです。
短くて細いので、結構使いやすいサイズだと思います。

ボディは、CNC切削のユニークなカットになっています。
このカットの雰囲気もあって、ルージュっぽいな―ってちょっと思ったんですよね。

下の方にはメタリックなパーツが配されています。

片面には製品ロゴとLEDインジケーター、反対側にはUSB Type-Cポートが付いています。

KIPOの「O」の文字の内側がLEDインジケーターになっているんですね。

底面にはボタンが付いています。

VAPEをやっている人だと「おっ、ボトムスイッチか!?」となりますが、
このデバイスは吸い込むだけで動作するオートスイッチなので、このボタンは電源ON\OFFとロックのみに使用します。

Podの固定はマグネット式です。

初期装着のPodは、誤動作防止の為シールで絶縁されています。

Podカードリッジ

付属しているのはベプログバージョンの、プルームカプセル対応カードリッジです。
リキッド容量は2ml、素材はPCTGでメンソールなどへの耐性もあります。

コイルが内蔵された使い捨て型のカードリッジで、コイルが劣化したら丸ごと交換となります。
コイル交換式と比べると若干コストは上がりますが、リキッドを入れる手間だけで、メンテナンスフリーで気軽に使用できるというメリットがあります。

リキッドの注入口は側面にあります。

シリコンキャップをめくって注入します。

リキッドボトルのノズルは余裕で入るサイズなので、リキッド注入はしやすいです。

プルームカプセルに対応する為、マウスピースの内径は筒状で少々広め。

キットに付属しているのはベプログバージョンのプルームカプセル対応カードリッジのみですが、

別売りの予備カードリッジはカプセル対応品と、カプセル非対応のノーマルカードリッジの2種類が販売されています。

こちらがカプセル非対応のノーマルカードリッジ。

長さと、マウスピースの内径が結構違いますね。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 18.5mm x 105mm
素材 アルミニウム合金、PCTG
重量 33g
バッテリー 内蔵520mAh
リキッド容量 2ml
抵抗値 1.0Ω
出力ワッテージ 15w
充電 microUSB

重量

重量の実測は35g
かなり軽量です。

使用方法

電源ON/OFF

底面のパワーボタンをすばやく5回連打すると電源ON/OFFを切り替えます。

吸引

吸い込むだけでスイッチの入るオートスイッチ型のデバイスです。
リキッドを入れて電源を入れたら、あとは吸い込むだけで使用できます。

ロック機能

電源ONの状態で、底面のパワーボタンをすばやく3回連打するとロックがかかります。
持ち運びの際などに。

バッテリー残量確認

吸っている時(吸い終わった後も2秒点灯)のLEDの色でバッテリー残量を確認できます。

  • 緑:70-100%
  • 青:30-70%
  • 赤:0-30%

吸ってみる

まず、付属のカードリッジ2つを使って、メロンソーダとクラフトコーラを吸ってみました。

初回のリキッド注入の際は、コイルにリキッドが染み込むまで数分は置いておく必要があります。
充分に浸透する前に加熱してしまうと、コイルのコットンが焦げてしまってダメになってしまうことがあります。

私は普段10分は置くようにしているので、それから吸い始めました。

第一印象は「思ったよりドローが重いぞ!」でした。
この手のPodデバイスってドローが結構軽目なことが多くて、更にマウスピースの内径が広いので、もっと軽いかなと思っていました。

感覚としては重めDL(直肺吸い)から、軽めのMTL(タバコ吸い)まで行けるくらい。

ドローが軽いと、特にタバコからの移行だと最初は「あれ?」ってなりがちですが、これだけ抵抗感のあるドローなら違和感も少ないかも。

メロンソーダは、一時期流行っていたブルスラなどの濃厚メロンというわけではなく、少し清涼剤の入ったサッパリメロンといった感じ。
吸い始めに甘みはあるものの、吸い込んで吐き出す際はかなりサッパリしています。
清涼剤のキック感が喉にくるので、ノン二コチンでも吸った感は結構あります。

クラフトコーラは、敢えてこの名前にしている事からわかるように、結構凝ったコーラですね。
コーラ系のリキッドって駄菓子コーラ風になりがちなのですが、なかなかしっかりとドリンク風になっていて、好みな味です。

このカードリッジでそのまま吸ってもなかなか楽しめます。
最近のPodはホント作りが良くなり、味がしっかり出るようになったと思います。

ただ、最近の人気Podってもの凄く濃厚なので、その辺を吸い慣れてしまっていると若干見劣りは否めないでしょうか。
カプセル対応の作りなので内径が広いのがネックなのかな、この出力ならもうちょっとミストを凝縮させたい感じはあります。

プルームカプセル使用

元喫煙者で普段ニコリキを吸っている私などには、プルームカプセルを使用した状態が本領発揮となりますね。

久しぶりだし自分も楽しんじゃおうと2箱買ってきました。

普段VAPEでニコチンリキッドを吸っている私ですが、プルーム対応デバイスでカプセル付きで吸うと、またちょっと感覚が違うんですよね。
習慣になっていないので時々吸う程度ですが、気分が変わって案外好きなんです。

セットしてみました。

内径はピッタリフィットしており、奥まで差し込むとカプセルの先端が少しだけ飛び出した形になります。
この先端部分をタバコ的に咥えて吸うのが結構しっくり来ました。

フィルターが挟まるので、ドローはさらに少し重くなります。
MTL(タバコ吸い)向きの重さになり、更にタバコ感が出ます。

味に関しては、カプセルなしより若干薄くなりますね、これはまぁ仕方ない。
ですがニコチンのスロートヒット(喉へのキック感)が加わり、吸いごたえは一気にアップします。

やはり、ニコリキとは少し違ったキック感。
葉を通しているからなのかな?
割と好きなんですよね。

初代のプルームテックって、弱いとか物足りないとかよく言われていますし、私もそう思います。
ですがあれは本体の出力が弱く抑えられているせいで、もう少し強めのVAPEデバイスでカプセルを吸うと大分変わります。

それなりにミスト量があると、リキッドの味に加えて、吸いごたえがしっかりあるんですよ。

勿論ミストが強くなるほどカプセルの寿命が短くなるので一長一短ですが、このPodのような1.0Ωくらいのデバイスなら、吸いごたえの強さとカプセル寿命のバランスは取れていると思います。

ちょうど出社日も何度かあったので、平日の日常のモデルケースということで持ち込んで使っていました。

私は内勤で、日中吸える機会が少なめというのはあるのですが、バッテリーもリキッドも1日は余裕で持ちますね。
寝る時に充電するだけで問題なく使えました。

カプセルは1日1本かな、
何回吸えるといった制限は特にないので、自分で吸いごたえが無くなったな、と思ったら交換する感じです。

ミストの蒸気でカプセルの底面が徐々に湿ってゆき、吸いごたえが落ちてゆきます。

私の使い方だと、朝新品カプセルを刺して会社に行き、会社と、帰った後に少し吸って「まだ行けそうだなぁ、でも変えちゃうか」くらいの感覚でした。

純正プルームよりミストが強い分吸いごたえがありますが、その代わりにカプセルの寿命は少し短めにはなりますね。
ただ回数制御等はされていないので自分の感覚で交換時期をコントロールできます。

ノーマルカードリッジ

ノーマルカードリッジも吸ってみました。
リキッドはグレープジュースで。

ドローはカプセル対応より少し軽いかな?
一般的なPodデバイスの重さといった感じ。

でもこれ、あれだ、カプセルなしで吸うならノーマルカードリッジの方が美味しいですね。
ミストがしっかりと凝縮されるので、フレーバーがしっかりと楽しめます。

こちらなら、他の人気Podと比べても遜色ない。

まとめ

普通にノンニコチンで使用するPodデバイスとして考えると、形状が気に入ったとかではない限りはこれである必要はないですね。
バッテリーやリキッド容量などのスペック的にはカリバーンやXTALなどのもっと小型な人気Podとほぼ同じですし、カプセル対応カードリッジをそのまま吸うなら、他のPodの方がパフォーマンスがよいです。

ですが、カプセル前提というか、手軽にニコチンを摂取できるデバイスとして、
3000円台で一式揃うプルームカプセル対応Podデバイスと考えると、非常にコスパのいい製品ですね。

特に、タバコから切り替えたいとか、VAPEを試してみたいという方にはかなり良いのではないかと。

日本でのVAPEの一番の難点って、法律でニコチン入りのリキッドが店頭で買えないという事なんですよね。
恐らく、タバコから切り替えてみようとして試してみた事のある方は結構おられると思うのですが、ノンニコチンのリキッドが物足りなくてすぐやめてしまったりするケースはよく耳にします。

喫煙者からの場合、ニコチン入りで吸えると印象が大分変わるのですが、日本でニコチン入りのリキッドを入手するには海外の通販で個人輸入するしか手段がなく、ここがハードルになっている方が多いです。

プルームカプセルならそこらのコンビニですぐ買えるので一気にハードルが下がりますし、
純正より出力が強いので満足感もしっかりとあります。

勿論他にもカプセルが使えるデバイスや対応パーツなどは幾つもありますが、手軽さで言えば現状これが一番かなぁと。
このセット買うだけですぐ使い始められるし、使い方も簡単だし、価格も安いし。

タバコからの切り替えやVAPEの入り口としてまずはニコチン入りで初めて見る、というのにかなり適していると思いました。

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