Aspire Nautilus Prime レビュー|Nautilus BVCコイル対応のPod Mod、VWの他VVやバイパスも

Aspire Nautilus Prime レビュー|Nautilus BVCコイル対応のPod Mod、VWの他VVやバイパスも

Aspire Nautilus Primeのレビューです。

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「Aspire」の記事一覧です。

最近AspireさんはPodデバイスを精力的にリリースしていますね。
元々堅実なモノ作りをするメーカーさんなので、どれも優秀な品です。

そして今回のNautilus Primeは、なんと同社の定番コイルであるNautilus BVCコイルに対応したPod Modとなります。

Nautilusコイルは長い間人気の続いているロングセラーコイルで、同社のクリアロマイザーやAIOデバイスの他、他社デバイスにも互換品が多数ある非常に汎用性の高いコイル。

味にも勿論定評がありますし、入手性や汎用性が非常に高いド定番のコイルで、特に歴の長いユーザーさんなどはストックしている方も多いのでは。

大容量のバッテリー/リキッド容量や、動作モードの多彩な本体の性能もさることながら、このコイル採用でかなり注目度の高いデバイスかな、と思います。

さらには、RBAコイルも予定されているとのこと。
このコイルのRBAユニットということは、もしかすると夢が広がるかも。

この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

BP60の時と同じ、白とオレンジの引き出し式の箱です。

箱の側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードを公式サイトの下にあるフォームで入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。

パッケージ内容

  • Nautilus Prime本体
  • USB Type-Cケーブル
  • 0.7Ω Nautilus 2Sメッシュコイル
  • 1.8Ω Nautilus BVCコイル
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは英語とフランス語で記載されています。

外観

ボックスタイプのPodになります。

全体的な形状は、六角形に面取りした棒を2本つなげたような感じ。

ボディの材質はアルミニウム合金、表面はアルマイト加工されておりマットな質感になっています。

カラーバリエーションは全部で6色あります。

サイズ感はこんな感じ。
2000mAhのバッテリーを積んでいる割には小さめという印象です。

こちらの面の左上にある四角いボタンがファイアボタンとなります。
右下には液晶画面が配置されています。

側面、上からエアインテーク、エアフローコントロールレバー、UP/DOWNボタン、USB Type-Cポート。

USBポートが側面に付いていると、立てたまま充電できて嬉しい。

エアフローコントロールはスライド式のレバーになっており、
左右にスライドさせて開度を調整します。

底面には、バッテリートラブル時にガスを逃がす役割となるベントホールが開けられています。

Podカードリッジはまっすぐ上に引き抜くことで取り外せます。

固定はツメで引っ掛けるような形。
しっかり止まりますが、長期間使用の際の劣化がやや心配か。

Podカードリッジ

リキッド容量は3.4ml。
素材はPCTGなのでメンソールなどへの耐性はあります。

黒っぽい素材ですがそこそこ透明度はありますし、本体装着時にもある程度タンク部分が露出するのでリキッド残量の確認は問題ありません。

ドリップチップは取り外し可能になっており、
510規格なので汎用の510ドリップチップも使用できます。

リキッド補充は、側面にあるシリコンキャップをめくってそこから行いまず。
穴のサイズも内部空間も余裕があるので溢れず注入できました。

底にコイル固定用の金具がOリングで固定されており、まっすぐ引き抜くと取り外せます。

この金具にコイルをねじ込んで、再度差し込みます。

付属しているのは、0.7ΩのNautilus 2Sメッシュコイルと1.8ΩのNautilus BVCコイル。

メッシュコイルは、少し前に出たNautilus2Sの時に追加された物ですね。

Nautilusコイルはその他にも何種類か出ていますが、全て適合します。

うちにもこの0.7Ωコイルがまだ沢山あるので消費が捗りそう。

その他の情報

メーカー公式

スペック

サイズ 45x 90 x 23mm
重量 116g(実測)
リキッド容量 3.4ml
コイル 0.7Ω Nautilus 2Sメッシュコイル
1.8Ω Nautilus BVCコイル
その他Nautilus BVCコイル互換
バッテリー容量 2000mAh
スイッチ マニュアルパフ(ボタン式)
出力モード VW(可変ワッテージ)モード
VV(可変電圧)モード
バイパスモード
出力ワッテージ 1~60w
出力電圧 0.5-8.0V
対応抵抗値 0.1Ω〜3.5Ω
充電 USB Type-C
保護機能 Pod装着検知
自動カットオフ(10秒)
短絡(ショート)保護
過放電保護/過充電保護
オーバーヒート保護
低電圧保護

重量は116g
サイズの割にはある感じですが、バッテリー容量が2000mAhもあることを考えると逆に軽い方なのではないかと。
ボディがアルミですし、そこでかなり軽減されていそう。

RBAコイル発売予定

このPod向けのRBAコイルユニットがリリース予定となっています。

Nautilusコイル互換のこのPodで使えるRBAコイルということは、もしかすると、アレやソレも…?
夢が膨らみますね。

操作方法

電源操作と本体ロック

電源OFF状態から、ファイアボタン5クリックすると電源がONになります。

電源ON状態でファイアボタンを5クリックすると本体ロック状態になり、一切の操作が効かなくなります。
通常時の持ち歩きなどはこの状態でよいかと思います。

長期間使用しない時などは、本体ロック状態の時にファイアボタンを長押しすると電源がOFFになります。

ステルスモード

電源ON中にファイアボタンを3クリックするとステルスモードになり、液晶の表示が消えたまま使用できる状態になります。

モード切り替え

電源ON中にUP/DOWNボタンを同時に長押しするとモード切替のメニューに切り替わります。
UP/DOWNで切り替え、ファイアボタンで決定。

WATT:VW(可変ワッテージ)モードです。
UP/DOWNでワット数を調整します。

VOLTAGE:VV(可変電圧)モードです。
UP/DOWNで電圧を調整します。

BYPASS:バッテリーの出力をそのままコイルに伝えるメカニカルModのようなモードです。

操作ロック

電源ON中にファイアボタンとUPボタンを同時に長押しすると操作ロックに鳴ります。

本体ロックと違い、ファイアボタンは動作しますがUP/DOWNの調整の操作が効かなくなります。

吸ってみる

HiLIQのMuscatを吸ってみます。

コイルはNautilus2S 0.7Ωメッシュコイルで。
従来のNautilusコイルは散々吸っているのですが、Nautilus2Sは買ってないのでこのコイル初体験なんですよね。

VWモード20w、エアフロー全開にて。

最初「あれ?こんなもん?」と思ったのですが、エアフローを少し絞ったらいい感じになりました。

エアフローは全開だとかなり軽いです。
メッシュとはいえ0.7Ωという抵抗値にはちょっと軽すぎるかな、といったところ。

スライドレバーを絞っていくと、それに応じて重くなっていきます。
この手のAFCってあまり効かないイメージなのですが、これは意外としっかり効いていますね。

半開くらいまではDL向きのドローですが、更に絞っていくとMTLもできそうな重さになっていきます。
全閉にしても僅かに吸えるくらいで、重めのMTLが好きな人ならこれでMTL吸いするのもアリだな、といったくらい。

自分は全閉から1mm程開けて重めDLくらいが好みでした。

味については、このタイプのデバイスだとコイル依存となりますが、
このコイル、味も出ているし美味しいっちゃ美味しいです。

ただ、単純にDL向きのメッシュコイルだと思って吸うと若干パンチ不足に感じ、こないだのBP60の方が美味いかな?と思ってしまった
抵抗値が違うので比較対象にはちょっとアレですが。

0.7Ωコイルとして吸うなら、自分は従来の0.7ΩでAFCをギリギリまで絞ってじゅわーっと味の出る感じで吸う方が好きかもです。

十分美味いんだけど、若干期待感が大きすぎたか。
このコイルサイズと抵抗値だとメッシュのメリットがあまり出ていないのかもしれません。

ただ、出力を上げ気味にしたら若干化けました。
0.7Ωだと20wで3.8Vになるのでそこを基準で使っているのですが、21w、22wと上げてみたらちょっと持ち味が出たように感じます。

まとめ

Nautilusコイルが使える、VW/VV/BYPASSモードが使える。
とにかくこの2点が大きいですね。

Nautilusコイルは長く愛されている定番コイルで、味についても定評のあるコイルですし、何より入手性が非常に良いです。
国内でも容易に手に入れられるし、まだまだ当分無くなることはないと思います。

マイナーなコイルだと入手しづらかったり、急に供給を絶たれる危険性がありますしね。

本体性能も良好です。

リキッド容量は3.4mlとまずまず多い方ですし、バッテリー容量の2000mAhはこのサイズのPodにしてはかなりの大容量といっていいと思います。

VWの他に、愛好家の多いVVモードなども使用できるし、立ち上がりも速いですね。

色々な意味で、不満なく使用できるデバイスかと思います。

さすがNautilusシリーズというべきか、かなり売れているようですね。

注文殺到で初回入荷は全て捌けてしまい、現在予約販売の受付中になっています。
ジェットブラック、クイックシルバーが9/2頃入荷予定。
スペースグレー、ハンターグリーン、ガーネットレッドは9月中旬頃入荷予定とのこと。