iQOS互換機、Pluscig S10のレビューです。
以前レビューした、Pluscig S9の後継機となります。
このシリーズはiQOS互換機の中でも非常に高いスペックを誇っており、
- オールインワンタイプで、本体のみで使用できる
- 大容量バッテリーで50本連続使用可能
- Type-C急速充電
- 加熱が早く、5秒で喫煙可能に
- 温度調整が可能で、最大390℃まで上げられる
- 喫煙時間を設定可能で、最大5分まで伸ばせる
- 自動クリーニング機能
と、隙のないスペックで、iQOSデバイスの面倒くささや使いにくさがいろいろと解消している感じです。
相変わらず使いやすく、ストレスの少ないデバイスですね。
この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
厚みを抑えたコンパクトなパッケージ。
裏面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- S10本体
- USB Type-Cケーブル
- クリーニングブラシ、綿棒
- オイル吸収マット
- ユーザーマニュアル
- 製品合格証
オイル吸収マットは、ヒートスティックの下に挟んで、スティックから発生するヤニ汁を吸わせる物です。
ユーザーマニュアルには日本語の記述も含まれています。
外観
非常にスリムなデバイスです、色使いもオシャレ。
色に関してはライティングなしで撮った物の方がわかりやすいかな、
塗装や表面処理も非常に綺麗です。
カラーバリエーションは4色です。
サイズ感はこんな感じ。
少々長さはありますがスリムですし、3500mAhのバッテリーを内蔵したオールインワンと考えると充分コンパクトかと思います。
上面、ヒートスティックが入る穴は、スライド式のカバーで保護されています。
加熱ブレードはセラミック製のピンタイプ。
スティックが刺しやすく、汚れや破損にも強く、加熱ムラも起こりにくいとのこと。
上部の滑り止めになっている部分を指で上にずらすと、マグネット固定されたキャップが外れます。
これにより、吸い終わったヒートスティックを簡単にイジェクトできます。
操作パネル部分。
上からパワーボタン、液晶画面、UP/DOWNの操作ボタン。
ボタンが細くなったのはオシャレだけど若干押しにくさは感じるかも。
底面には充電用のUSB Type-Cポートが付いています。
詳細
スペック
サイズ | 106mm x 31.7mm x 21.6mm |
重量 | 93g |
入力電圧 | 5V |
出力電圧 | 3.7V |
バッテリー容量 | 3500mAh |
喫煙時間 | デフォルト210秒、180〜360秒の間で調整可能 |
加熱温度 | 250℃〜390℃ |
予熱時間 | 5〜7秒/7〜10秒/10〜15秒/15〜20秒の4段階調節可能 |
充電 | USB Type-C |
ブレード素材 | セラミック |
保護機能 | 過放電保護 過充電保護 短絡(ショート)保護 |
重量実測
ほぼカタログスペック通り。
操作方法
電源ON/OFF
パワーボタン3クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
電源ON時、無操作時間が10分続くと、自動で電源がOFFになります。
基本操作
電源が入っている状態で、
まずUP/DOWNボタンを用いて温度を好みの値に設定します。
(喫煙開始したら温度設定は変えられないので、先に行っておきます)
本家iQOSは300℃〜350℃とのことなので、まずはその付近を試して、次回以降好みによって上げ下げしていくのが良いかと思います。
ヒートスティックを差し込んで、パワーボタンを長押しするとバイブが震え、自動で加熱が始まります。
温度設定は現在温度を示すようになり、加熱されるにつれて同時に上がってゆきます。
左下のカウンターは残り時間を表しており、カウントダウンしていきます。
設定した温度まで加熱が完了するとバイブが震えて知らせてくれます。
あとはそのまま吸うだけです。
カウンターの残り秒数が0になると加熱が終了します。
吸い終わったヒートスティックは、キャップを使って押し出してやると簡単に綺麗に抜けます。
その他の操作・設定
電源ON中にUP/DOWNボタンを同時に長押しすると、メニューが表示されます。
左から、
- クリーニング
- 喫煙時間タイマーセット
- 本数カウンターリセット
- プレヒート時間調整
となっています。
クリーニング
ブレードを加熱して、付着したススなどを焼き落とします。
Yを選択するとスタート。
キャップ部分は樹脂なので、熱による破損を防ぐために外しておく必要があります。
外したら、Yを選択するといよいよクリーニングが始まります。
30秒間ブレードを加熱して、付着したススや残った葉のクズなどを焼き落とします。
ある程度使ってから実行すると、焼き落としているのが目に見えて結構楽しい。
クリーニングはこのメニューから任意で実行できますが、
通常使用時、5本吸うごとに実行を促してくるので、その際に実行してもよいと思います。
喫煙時間タイマーセット
1回の喫煙時間を180〜360秒の間で設定できます。
初期設定は210秒です。
喫煙本数カウンターリセット
記録されている喫煙本数のカウンターをリセットします。
プレヒート時間調整
加熱にかける時間を調整します。
デフォルトの0は、およそ5〜7秒で喫煙可能になります。
数値を上げてゆくとよりじっくり加熱するようになります。
実際に吸ってみる
iQOSのスティックを買ってきたので、早速吸っていきます。
オリジナルのiQOSに合わせて350℃設定にしています。
確かに加熱はめちゃめちゃ速いです。
350℃設定だと流石に5秒ってわけにはいかない感じですが、それでも体感で7秒くらい。
加熱の待ち時間は余り意識せずに使用できます。
味はまぁ、iQOSですね。スティック同じですしね。
ただ、350℃キープで吸いごたえはしっかりあります。
喫煙時間に関しては、デフォルトの210秒ではやはりちょっと短い。
私はリアタバやiQOSは余りチェーンせずに間隔を開けて吸うタイプなので、吸える回数が結構少なく感じます。
短いゆえか、終わった後にそのままボタンを長押しして2セッション目に突入しても吸えちゃいますね。
ただ、流石に420秒となると終わりがけはちょっと辛いというか、味が落ちてきます。
私のように間隔を開けてゆっくり吸うタイプは素直に300〜360秒まで伸ばすのが吉みたい。
300秒にしてしばらく使っていましたが、会社の喫煙室など、限られた時間に数本吸っておきたい、というケースで、スティックを変えてすぐ次が吸えるのはいいですね。
ただ、連続吸いしていると本体が少し熱くなってくるので、過度な連続使用は控えたほうがよさそう。
温度設定についてですが、S9の時、390℃まで上げられるのは業界初という触れ込みでした。
今でも恐らく最高クラスだと思います。
390℃まで上げて何本か吸ってみましたが、確かに凄い吸いごたえ。
ただ、自分にはちょっとキツイくらいでした。
私は350以下、320〜330℃くらいが好みです。
この辺は人によると思います。
バッテリーについてですが、ヒートスティックを箱の半分、10本吸ったところで残量メーターが1メモリ減りました。(MAX4メモリ)
温度設定を上げているので50本は流石に厳しいかも知れませんが、このペースだと30〜40本はいけるかな。
少なくとも1箱は余裕そう。
まとめ
前作S9同様、「もうこれでいいじゃん」ってくらい使いやすいiQOS互換機です。
iQOSデバイスの面倒さや使いにくさ(1本ずつしか吸えなくてインターバルがあるとか、喫煙時間とか、充電の問題とか、壊れやすさとか)が解消されており、快適に使用できますね。
特に加熱の速さと、連続使用可能な点が個人的によいと思います。
会社の喫煙室などでもチェーンスモークできますし。
クリーニング機能があるのもよいですね。
私は結構ブレードの汚れが気になるので、過去に使ったオリジナルiQOSや互換機は掃除の際に壊す(ブレードが折れたり)することが多かったのですが、本体側の機能で焼いてクリーニングできるのは嬉しい。
バッテリーも大容量なので、よほど高温設定で大量に吸わない限りは1日もつと思います。
色々な面で、使いやすいiQOS互換機だと思います。
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