LIQLAB Cooling Agent WS-23 +PLUS+ / Smoother “Triacetin” レビュー|既存のリキッドの味変にも

LIQLAB Cooling Agent WS-23 +PLUS+ / Smoother “Triacetin” レビュー|既存のリキッドの味変にも

LIQLAB Cooling Agent WS-23 / Smoother “Triacetin”のレビューです。

こちらはVAPEリキッドそのものではなく、リキッドに少量添加して清涼感やマイルドさを増す添加剤となります。

Cooling Agentはおなじみの清涼剤、Smootherは酸味を抑えてマイルドな味わいにする物。

自分でリキッドを自作する際の材料としても使えますし、既存の市販リキッドを味変する際にも利用出来ます。

この製品はLIQLABさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

Cooling Agent WS-23 +PLUS+

所謂”清涼剤”です。

清涼感を足す清涼剤となる物は各社から色々な物が出ていますが、
主に”メンソール”か、もしくはWS-3 or WS-23をベースとした”清涼剤”となると思います。

前者はハッカ味と清涼感を添加する物で、後者は味への影響が無く清涼感だけを添加する物です。

各社から”Cooling Agent”もしくは”清涼剤”として発売されている物は、大抵WS-3かWS-23の溶液になるかと思いますが、この製品のように、WS-23とハッキリ書かれている物は珍しいですね。

私も過去に”WS-23″で色々探したけどそのものズバリという物は見つからず、結局イギリスのChefsさんで買ったWS-23の30%溶液を使用しています。

内容量10ml、原材料はPG,香料

試してみる

Chunky JuiceのFAT ORANGE SODAをベースにしてみました。
5mlのボトルに入れて少量ずつ添加しながら吸ってみます。

折角なので、同じ環境を2つ用意してChefsのWS-23とも吸い比べてみました。
(スポイトボトルとドロッパーボトルなので完全に同量という訳にはいきませんが、滴下量は極力合わせました。)

まずは5mlに3滴添加、

このくらいでは双方、僅かにヒンヤリするかな、くらいです。
個人的にはこれくらいが好きではありますが、清涼系リキッドが好きな方には物足りないと思います。

更に3滴追加して、計6滴、

このくらいで、市販リキッドの”ICE”系と同じくらいになるかな?
吸った際に喉がかなりヒンヤリして来ます。
この辺りから両者に若干の差を感じます、LIQLABさんの方が、Chefsの30%溶液よりほんの僅か強く感じる。

更に3滴追加、計9滴、

ここまで来ると、強清涼が苦手な私にはちょっとキツくなってきます、
美味しく味わえるギリギリのライン。

ロングパフしたり連続で吸ったりすると喉の奥がキンキンに冷えて、しばらく休憩が入ります。
ここから上が”強清涼”のラインかなと。

12滴入れたらもうほぼ吸えませんでした。

総じて、LIQLABさんの方がChefsの30%溶液より若干強く感じます。
リキッドの味への影響は双方殆どありませんでした。

添加量はかなり少量で済むので味が薄くなったりすることもないですし、1本で長く持つと思います。

Smoother “Triacetin”

こちらは少し変わっています。
リキッドの酸味を抑えてマイルドな味わいにする為の添加剤です。

海外の香料通販などだとこういう系統の添加剤も何種類かありますが、国内だと清涼剤以外の添加剤を見かける事は殆ど無いので、珍しいと思います。

内容量10ml

原材料となるトリアセチンは、FlavorArtのMTS Vape Wizardや、TFAのSmoothなどに使用されており、
酸味の近くを和らげ、ボディの深みを増す効果があるとされています。

試してみる

FAのMTS Wizardはタバコ系にオススメみたいなのをどこかで見たし、こちらはタバコ系の方がいいかな、という事で、KAMINARI CigerのDeep Richを使用。

私はFAのMTS Wizardも持っていた筈なのですが、見つかりませんでした。
でもまぁ、これは無添加の状態と吸い比べた方がわかりやすいかな、という事で。

まずは5mlに3滴添加、

この段階では両者に殆ど違いを感じません。

更に3滴追加して、計6滴

この辺りから違いが出てきます。
吸い込む際に舌に当たる感覚がマイルドになり、喉を通る感触もスムースに。

更に3滴追加して、計9滴

このくらいになると感覚は結構変わってきますね、
大枠の味自体の変化はそれほどないのですが、ミストが全体的にマイルドになり、ロングパフでもスムースに流れます。

FAのMTS Wizardの説明を見ると、

MTS vape wizard contributes toward softening any acidic/sour perception, it assists in making vapour thicker, and it delivers both body and depth.

(MTS vape wizardは酸性/酸味の知覚を抑え、蒸気を濃くする事を助け、ボディと深みの両方をもたらします)

とあります。
要は、スムースに吸えるようになるから高出力で沢山吸えるし深みも濃くなるよ、という事でもあるのか。

さらに3滴足して12滴にしてみましたが、ここからの変化はあまり大きくなく、リキッドが薄くなるデメリットの方が高くなるかな、と感じました。

上記のFAの説明の続きに「タバコ系に添加してもいいし、他のフレーバーに添加してもいい」とあるので、特に制限無く好きなリキッドで使用して良さそうです。

例えば「味は美味いんだけど、喉に来るから吸いづらい」みたいなケースで使用してみるのもアリかもしれませんね。

清涼剤以外のこういった添加剤は海外通販に頼らざるを得なく、入手ハードルが高いので、
Amazonで気軽に買えるのは大きいかもしれません。