昨年暮れにWismecさんから「今度新しいの送るね」とは言われていたのですが、突然届いてビックリした。
Wismecの人気シリーズ、Sinuousの新型ですね。
特にP80が名機で非常に人気あったし、ご存じな方も多いかと思います。
この単語、ここ数年でめちゃめちゃ見覚えのある単語になったのですが、未だに綴りには自信がありません。
今回、シングルバッテリーのV80と、デュアルバッテリーのV200が新たにラインナップに加わったようです。
発売を記念して、公式の直販サイトでは20%OFFクーポンが発行されています。
今回は、デュアルバッテリーのV200の方をレビューさせて頂きます。
開封して箱から製品を取り出して、まず最初に思ったのが、めちゃめちゃ軽いんですこれ。
測ってみたら、なんと本体重量80g
電池を2本入れた状態でも170gで、物によってはシングルバッテリーModより軽いかも。
付属のクリアロはDLとMTLに両対応した仕組みで、こちらもプラ製で超軽量。
連休中家や外でずっと使っていましたが、デュアルバッテリーなのを感じさせない重量感でした。
この製品はWismecさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
特徴
透過PC素材を用いたデザインとその軽量さ
両面パネルは透過性のPC素材。
視覚的楽しさとコストの低さを謳っておりますが、個人的には一番のメリットは軽量さだと思います。
Mod単体で実測してみたところ、
本体重量80g、バッテリーを2本入れた状態でも171gです。
付属アトマイザーも軽量で、DL/MTLに両対応
付属のアトマイザーはAmor NSEという物で、こちらもプラ素材(PETG)で出来ており、コストパフォーマンスが魅力との事。
個人的には、こちらも軽量さに魅力を感じました。
ですが、プラ素材なのでメンソールリキッドなどの使用には気を遣いそうです。
耐久性の高いPETG素材との事で、PPやPEなどよりはマシかと思いますが、メンソールや清涼剤入りのリキッドを使用するのは躊躇いますね。
DLとMTLに両対応って、中途半端な感じになりそうな気はするのですが、
エアフローリングの構造を見ると、半周回したらMTL向けの小さな穴が出てくる仕組みになっています。
クリアロなので、吸気さえ調整出来ればあとはコイル側で絞れる、という事ですかね。
パッケージ
キットなので、少し大きめの箱ですね。
包装用のビニールが張り付いてしまっていて、剥がしたら悲惨な状態になったので、表面はビニール付きで。
念のため撮っておいて良かった……。
正規品チェック用のスクラッチシールは側面に貼ってありました。
サンプルの表記があったので、実際の製品版とは異なる可能性がありますが、パッケージの状態を見る限り、もうほぼ変わらないと見ていいと思います。
パッケージ内容
- Sinuous V200 Mod
- Amor NSEアトマイザー
- USBケーブル(2A高速充電/アップグレード対応)
- ユーザーマニュアル(Mod/アトマイザー)
- WS-M 0.27Ωコイル(装着済)
- WS04 1.3Ωコイル
- 予備Oリング
- ワーニングカード
ユーザーマニュアルは、どちらも日本語の記載があります。流石。
最近のJoyetech/Eleaf/Wismec系列はこの辺のちゃんと日本市場も見てくれている感が好きですね。
アトマイザーの対応コイルを紹介しているカードも付属。
WS-Mがイチオシなのでしょうね。
Sinuous V200 Mod
Sinuous V200 Modの外観
箱形のデュアルバッテリーMod。
両面のパネルは透過のプラ製で、ハニカム模様が入っています。
このスケルトンな感じは好き嫌い分かれるかもですね。
よく言えばトイ感があって面白い。
悪く言ってしまうとちょっとチープ。
バッテリーが結構透けて見えるので、普段の俺のように適当に突っ込んでいるとふと見た時に切ない思いをしますw
逆に言うとバッテリー込みでオシャレを楽しめる、のかな。スリーブに凝ったりして。
フレーム部分は素材の記載がないですが、硬度もあるし、恐らくZync Alloy(亜鉛合金)じゃないかなぁと。
でも、それにしても軽いんだよなぁ。
ボタン類はアルミですね、軽めながらカチカチとしたクリック感もあって心地よく押せます。
充電/アップグレード用のUSBポートもここにあります。
上面には510スレッド。
コンタクトピンはスプリング式で上下します。
底面。
バッテリーはフロントドア式なのでベントホール等もなく、ロゴなどのプリントのみ。
バッテリーカバーはマグネット式で固定されています。
個人的には、このマグネットの金具が表からも見えているのはちょっと気になったかも。
塗装か何かで隠して欲しかった。
サイズはそこそこありますが、
電池2本+基盤と液晶って感じで、デュアルバッテリーのボックスMODとしては標準サイズかなぁと。
アトマイザーを乗せてみる
25mmまでのアトマイザーならはみ出さずに乗せられます。
Sinuous V200 Modの詳細
公式ページ
スペック
サイズ | 88.8mm x 53.2mm x 25mm |
重量 | 76.5g(公称) |
使用バッテリー | 18650 x2本使用 (別売) |
充電 | microUSB (2A高速充電対応) |
出力モード | VWモード 温度管理モード(SS/Ni/Ti/TCR) |
VW出力レンジ | 1〜200w |
温度管理 | 200~600°F/100~315°C |
出力電圧 | 0.5V~8V |
対応抵抗値 | 0.05Ω~3.5Ω(VW) / 0.05Ω~1.5Ω(TC) |
保護機能 | バッテリー逆刺し保護 自動カットオフ(10秒) 出力過電流保護 過充電/過放電保護 短絡(ショート)保護 |
バッテリーは18650を2本使用
マグネット式のパネルを外し、そこに18650バッテリーを2本、+/-の向きに気をつけてセットします。
デュアルバッテリーModのお約束として、必ず同じ種類で、なるべく同ロット。
へたり具合の同じ物を使用するようにしてください。
Sinuous V200 Modの操作方法
基本的には、EleafのPico21700やPico Sなどと同じです。
Joyetech、Eleaf、Wismecは大元は同じ会社なので、チップなどは同じ物を使用しているのだと思われます。
操作がスタンダードでわかりやすいチップなので、それほど困ることは無いと思います。
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF切替。
キーロック
電源ON中に、UP/DOWNボタンを同時に長押しするとキーロックのON/OFFを切り替えます。
液晶表示方向切替
電源OFF中にUP/DOWNボタンを同時に長押しすると、液晶画面の表示方向を切り替えられます。
モード切替
電源ON中にファイアボタンを3クリックでモード切替メニューが表示されます。
- VWモード
- 温度管理モード(Ni/Ti/SS)
- TCRモード(M1~M3の3パターン保存可能)
設定メニュー
電源ON中に、ファイアボタンとUPボタンを同時に長押しすると、設定メニューが表示されます。
- メニューを閉じる
- TCモードのコイル抵抗ロック(※温度管理モード時)
- インターフェースの表示内容
- ステルスモードON/OFF
- プレヒート設定[W数/秒数] (※VWモード時)
- TCRモードのTCR値セット[M1~M3] (※温度管理モード時)
- 起動時のロゴ表示ON/OFF
- バッテリーの電圧表示
Amor NSEアトマイザー
Amor NSEアトマイザーの外観
Modの本体色に合わせたカラーリング。
中のコイルとベース以外の部分は全てプラパーツで作られています。
こちらもMod同様、よく言えばトイ感、悪く言えばチープといった感じですが、
個人的にはキライじゃない感じですね。
トップキャップは最近流行のスライド式。
この方式本当に増えましたね。
スクリュー式と比べて与圧が発生しないので、ボトムエアフローでもリキッドが漏れにくいんです。
Amor NSEアトマイザーの詳細
構造
ザックリ分解。
トップキャップはスライドの機構がネジ止めしてあり、分解不可です。
(一応、ネジを外せば出来そうですが)
タンクはプラ製で、天面まで一体型の構造になっています。
エアフロー
エアフローはボトムエアフロー。
左一杯に回すとDL向きの大きなエアホールがあり、そこから右に回していくと、今度はMTL向けの小さいエアホールが見えてきます。
コイル
コイルは、DL向きで0.27ΩのWS-Mがアトマイザーに装着済み。
予備コイルとして、MTL向きで1.3ΩのWS04が付属しています。
WS-Mはメッシュコイル、WS04は単線バーチカルでした。
クリアロのコイルも、メッシュコイルの物が増えてきましたね。
実際美味しいしなぁ。
最近は付属コイルも0.2Ωを切る超低抵抗な物が多く、ちょっとビクビクしながら使うことも多いのですが、デュアルバッテリーでこれくらいの抵抗値ならまだ安心感あります。
Amor NSEアトマイザーで吸ってみる
吸ってみます!
リキッドはHiLIQさんのPOT OF GOLD。
好物であるバナナチップみたいな味がするリキッドです。
コイルはWS-Mを使います。
これがイチオシみたいなので。
クリアロでMTL向きの設定があるのって最近では珍しいですし、折角だから両方試してみたいのですが、
クリアロのコイルを途中で外しておくの抵抗あるし、かと言ってコイル1個分吸いきるまで待ってたら遅くなりそうなので、MTLコイルはまた追々。
予めコイル内のコットンにリキッドを染み込ませておき、
組み付けたらタンクにもリキッドを張って、完全に染み込むまでしばらく置きます。
WS-Mコイルの推奨は30-60wと書いてあるので、40wくらいで吸ってみます。
うん、おいしい。
メッシュコイルのおかげか、濃いミストがしっかりと口に入ってきて、味はかなり出てます。
こういうキット物のレビューの機会がないと最近はなかなかクリアロって吸わなくなりましたが、最近の物ってホントどれも美味しいですね。
タンク容量は3ml(TPDエディションは2ml)なのですが、メッシュコイルで吸っていると物凄い勢いでリキッドが無くなっていくので、もう少し大きめの容量の選択肢があったら嬉しいかも。
リキチャは楽なのでそれほど苦ではないですが。
あと、40wでしばらくチェーンしているとちょっと熱を持ってくるので、プラ製だしその辺は少し心配になります。
恐らく問題になるほど上がることはないと思いますが。
味は申し分ないですし、充分日常使用に耐えるレベルだと思います。
まとめ
最近はもうテクニカルMODって大きなブレイクスルーが起きておらず、性能的にはどれを選んでも同等って感じになってきていますよね。
チップによって、立ち上がりの速さや温度管理の正確さなど特色があるにはあるのですが、
どの機種でもVWモードは普通に使えますし、温度管理や各種保護回路などの搭載も当たり前な状態で、どれを買っても使用に困るということはそうありませんし、
今時は、デザインの好みや、サイズや重量などの要素などで選ぶ事が多くなっていると思います。
デザインは、どうでしょうね。
個人的には好みのストライクゾーンからはちょっと外れているのですが、コンセプト的にはアリかとは思います。
こういうトイ感が好きな人も多いですし。
自分らの世代だと、この手のスケルトンデザインを見ると「iなんたら」ってネーミングのイメージが出てきてしまってちょっと印象が変わってくるのかもしれませんね。
そういう世代なんですよ。
重量に関しては、ちょっと凄いですねこれ。
200wまで出せるデュアルバッテリーのテクニカルModでここまで軽いのはなかなかないのではないかと思います。
こうなってくると、シングルバッテリーのV80の方が物凄く気になってきます。
と言うか見た目的にもそっちのほうg……ゲフンゲフン。
公式直販サイトで20%OFFのクーポンコードが出ています。
Wismecさんでは、この2機種の発売を記念して、
公式の直販サイトにて、V200とV80の2機種が20%OFFになるクーポンコードを発行しています。
クーポンコードは「SV20OFF」
有効期限は、2019/01/23までになります。
コメント
同じくスケルトン(しかもやっぱりレッド)で18650デュアルのTesla DB 219を使ってますが、やっぱり軽いです。
Modというと(少なくとも私は)黒やらシルバー、ブラスやらがほとんどなので、例外クン的に(ぢぢいが言うのもなんですが)可愛く思ってます。
で、私も今回のWismecの2つではやっぱりV80のほうに興味が…
iなんたらのくだりは…ww 私はと言えばそれが登場する前にあのメーカ製品を使うのは止めたりした世代だったりしますが(汗)
そう、II、IIe、IIcとかでは徹夜連続で使ったりしてた旧世代です ^^;
やっぱV80の方、気になりますよねw
うちは特にあまり低抵抗やらないので用途多そうですし。
林檎は、うちは白タワーのG3が最後でした。
その頃から徐々に使わなくなっていきましたねぇ