OXVA XLIM Pro 2 のレビューです。
数年前に新興メーカーとして初紹介したのも記憶に新しいOXVAさん、
その後堅調にPodデバイスのリリースを続けています。
スティック型PodのXLIMシリーズは初代からとても完成度が高く、人気シリーズとなって多くのバリエーションがリリースされていましたが、モデルが2周目になるタイミングに入ったようで、最近はV2名義の物となってきています。
このXLIM Pro 2は、XLIMシリーズ内の上位モデルであるXLIM Proの2代目となります。
XLIMは元々高機能なPodで、ワッテージ調整やエアフロー調整など一通り供えているのですが、Pro版は更にバッテリー容量の拡大や大きめのカラー液晶、より凝った本体マテリアルを持ったモデルとなっています。
この製品はOXVAさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
パッケージ
黒と赤のパッケージ、窓から製品が少し顔を出しています。
背面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージのスリーブをスライドさせたら、操作方法のクイックガイドが載っていました。
パッケージ内容
- XLIM Pro 2本体
- USB Type-Cケーブル
- ネックストラップ
- XLIMトップフィルカートリッジ 0.6Ω(本体装着済)
- XLIMトップフィルカートリッジ 0.8Ω
- ユーザーマニュアル
ネックストラップはいつものゴムバンド式の物です。
ユーザーマニュアルは裏表に数多くの言語で書かれています、11カ国語かな?
日本語の記述はありません。
でもOXVAさんっていつの間にか日本語サイトも完備されていて、製品ページも日本語版があるんですよね、
若干翻訳が気になる部分もなくはないけど、分かりやすいです。
メーカーさんからの連絡メールも流暢な日本語で来るようになったし、日本語が上手なスタッフさん入ったのかな。
外観・特徴
外観はスタンダードなスティック型Pod、これはシリーズ通して変わりません。
本体の仕上げはちょっと凄いですねこれ、触ると完全フラットなのですが光の当たり具合で結構クッキリと柄が浮き出てきます。
派手すぎず、むしろちょっと渋い感じでとてもよいです。
本体前面には大きめのカラー液晶が付いています。
向かって左側には楕円状のボタンが1つ。
このデバイスは吸い込むだけでスイッチの入るオートスイッチ型なのでパフには使用しませんが、ワッテージ調整や各種設定などに使用します。
反対側にはスライド式のエアフローコントロールが付いています。
レバーをスライドさせてドローの重さを調整出来ます。
底面には充電用のUSB Type-Cポートが付いています。
ポートの下に書いてある通りバッテリー容量は1300mAhとスティック型としてはかなりの大容量、公式では4日使用可と謳っています。
充電はType-Cの2Aまで対応で、25分で完了するそうです。
ここは前作のXLIM Proとの比較点としてもフィーチャーされていますね。
Podの固定はマグネット式です。
初期装着のPodは絶縁用のシールが貼られているので、それを剥がしてから使用します。
XLIM Top Fill カートリッジ
XLIMはシリーズ通して全てカートリッジが共通です。
最近のモデルや現行機種はTop fillカートリッジというタイプが付属しています。
コイル内蔵式の使い捨てタイプで、Podを本体から外さずともタンク側面からリキッド補充が出来るタイプです。
リキッドの視認性も良好。
リキッド補充はここから行います。
キットには0.6Ωと0.8Ωの2つのPodが付属しています。
上でも書きましたが、XLIMは全てのシリーズでカートリッジの互換性があります、
モデル間だけでなく、世代間でも。
初代XLIMで最新のカートリッジを使ったり、昔買い貯めたカートリッジを最新のXLIM Pro 2で使ったりも出来ます。
これ、VAPE界では割と珍しいかもしれません、”前より進化した”感の為もあるのか、どのメーカーさんも結構すぐにPodやコイルの規格を変えてしまうので……。
こう書くとXLIMは昔からPodは進歩していないのか、となるかもですが、XLIMのPodもこれまで2回はリファインされていますね、ただ互換性はずっとキープし続けてくれていると言うだけ。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 25.0mm x 15.0mm x 114.5mm |
素材 | Zinc Alloy(亜鉛合金)+IML+PCTG |
重量 | 67g |
リキッド容量 | 2ml |
コイル | (付属)XLIM Top Fillカートリッジ 0.6Ω/0.8Ω (対応)XLIMシリーズ全般 |
出力 | 5~30w |
バッテリー容量 | 1300mAh |
充電 | USB Type-C 5V/2A |
質感のせいか、最初持った時はズシッと感じたのですが、計ってみるとそうでもないです。
操作方法
吸い込むだけでスイッチの入るオートスイッチタイプのデバイスです。
基本的にはリキッドを入れたPodを装着して吸うだけで完結します。
その他の操作は以下
- 5クリック:電源ON/OFF
- 2クリック:パフ時の画面表示切り替え
- 3クリック:ワッテージ調整(ボタンを押して数字UP)
- 7クリック:パフカウンタークリア
- ボタン長押し:操作ガイド表示
吸ってみる
初期装着の0.6ΩPodに、TWISTのPAMPAYAを入れて吸ってみます。
リキッドのノズルはスッポリ入りますし、中でリキッドが引っかかるような部分も特にないので、相変わらず注入はしやすいです。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
まぁぶっちゃけて言うと、以前レビューしたXLIM SE2や、XLIM SQ Proとかと同じカートリッジなんですよね、このTop Fillカートリッジになったのが前Proからだからこれで4回目になるのかな、
感想としては相変わらずパフォーマンスの高いPodだなぁと。
XLIMは私、初代からずっと好印象なんですよ。
0.6Ωメッシュコイルはサイズの割にパワフルでミスト量も多いし、ミストもきめ細かくシルキーで味もしっかり濃く乗っています。
ワッテージ出力は、0.6Ωコイルを装着したら自動で22wになりました、出力調整幅は自動で5~25wに制限されます。
この辺は以前のモデルと同じで、コイルに合わせて自動調整や制限を行うスマートモードが基本になっているようです。
エアフローコントロールもXLIMは毎回精度が高いです、
前回だと僅かに抵抗感を感じるくらいの軽いドローで、全閉まで閉じるとかなりガッツリ重いMTL向きのドローになります。
オートスイッチの感度も良好で、DLでもMTLでも、ちょっと意地悪してそろ~っと吸い込んでみてもしっかりと反応します。
年末にインフルをやってしまって、それからノンニコしか吸えなかったのでこればかりずっと吸い続けていましたが、特に不満点も無くずっと美味しく吸わせて頂いています、今も。
まとめ
安定してよいPodシリーズだと思います。
カートリッジに変更が無いので、前シリーズからずっと使っているとまぁぶっちゃけ変化はないのですが、元々のパフォーマンスが高いですし、いつどのモデルを買っても消耗品であるPodの入手性が変わらないというのは大きなアドバンテージなのではないかと。
そんな感じなので、XLIMシリーズは、とにかく新しいモデルを買っておけば間違いないですね、長く続くシリーズでチップの挙動など細かい部分が洗練されて行っているイメージですし、エアフローも、少し前のモデルから重い部分の精度が更に上がっているように思います。
販売情報
国内に既に入ってきており、買うことが出来るようになっています。
オフィスエッジさんはXLIMシリーズの新作を代々取り扱ってくれていますね、
交換Podの入手も安心です。
コメント