OXVA XLIM SE2のレビューです。
OXVAさんの高機能Pod XLIMシリーズの新作となります。
XLIMシリーズは小型Podながら液晶画面にワッテージ調整、エアフロー調整など多くの機能を搭載しているのが特徴ですが、その中でSEは液晶やワッテージ調整機能などをオミットしたシンプルバージョンといった位置づけでした。
今回はそのSEの後継で、シンプルな見た目はそのままに、バッテリー容量1000mAh、最大出力30wで0.4ΩまでのPodに対応と、パワフルに進化しています。
そして、シンプルバージョンのSEの後継ということで、前作同様液晶画面は省かれています、
ですが、今回はワッテージ調整は簡易ながらそのまま残っておりまして、
どうやってワッテージ調整するのか?というと……
なんとこのPod、喋るんです。
この製品はOXVAさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
パッケージ
キラキラの箔入りの紙で出来た縦長のパッケージです。
予備知識無しで見たので、表面のVOICE EDITIONの文字が気になって「なんぞこれ!」ってなってました。
側面にも”Voice Tech”の文字が。
反対側には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- XLIM SE2 本体
- 0.6ΩPod (本体装着済)
- 0.8ΩPod
- USB Type-Cケーブル
- ネックストラップ
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
同封されていたカードには簡易な操作方法が書かれていました。
外観・特徴
外観は前作SE同様シンプルです。
グラデーションの塗装が非常に綺麗。
グラデーションのみではなくエンボス風の立体感のある塗装になっています。
カラーバリエーションは6色
サイズ感はこんな感じです。
前面の下の方にLEDインジケーターが入っています。
マルチカラーのLEDで、グラデーションで光ります。
サイドにボタンが2つあります。
上は、パフしたりワッテージ調整に使用するボタン、
下はボイスのON/OFFを切り替えるボタンです。
反対側にはスライド式のエアフローコントロールが付いています。
レバーをスライドさせることで、ドローの重さを無段階調整できます。
充電用のUSB Type-Cポートは底面に付いています。
Podの固定はマグネット式です。
初期装着のPodはシールで絶縁されているので、剥がしてから使用します。
Podカートリッジ
PodカートリッジはXLIMシリーズ共通規格で、シリーズ内全モデルで使用出来ます。
コイル内蔵式の使い捨てタイプのPodで、容量は2ml。
素材はPCTGなのでメンソール耐性はあります。
リキッド残量の視認性も良好。
リキッド補充は側面から行います。
キットには0.6Ω(初期装着)と0.8Ωの2つのPodが付属。
Podカートリッジの規格はシリーズ共通なので、過去の物から全て使用可能です。
XLIM Pro以降のTop Fill Cartridgeが0.4Ω~1.2Ωの4種類
XLIM V2時代の物が0.6Ω~1.2Ωの3種類
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 24.2mm x 14.0mm x 112.7mm |
素材 | アルミニウム合金+PCTG |
重量 | 44.5g |
リキッド容量 | 2ml |
コイル | (付属)XLIM Top Fillカートリッジ 0.6Ω/0.8Ω (対応)XLIMシリーズ全般 |
出力 | 5~30w |
バッテリー容量 | 1000mAh |
充電 | USB Type-C 5V/1A |
操作方法
画像じゃわかりづらいので、動画を見て頂くのが一番早いと思います。
- ボイスボタン長押しでボイス機能のON/OFF切り替え
- ファイアボタン+ボイスボタンの同時長押しでファイアボタンのロック
- ロック状態の時にファイアボタンを押すとワッテージ切り替え
- 吸う時は、ファイアボタンを押して吸うマニュアルパフと、吸い込むだけでスイッチの入るオートパフに両対応
ボイスがONになっている時は、下記の情報を声で知らせてくれます
- ボイスON/OFF切り替え時 “voice on / off”
- ボイスボタンを押した際、バッテリー残量 “**% battery left”
- Podの装着時、コイル抵抗値とワッテージ設定 “**Ω ** watts”
- ワッテージ切り替えの際、ワッテージ設定 “** watts”
- ファイアボタンロック切り替え時 “fire button lock/unlock”
液晶表示などがないので、ボイスoffになっているとワッテージ設定などがわかりません。
吸ってみる
初期装着の0.6ΩPodに、BorderlineさんのIce Mango Pinappleを入れて吸ってみます。
XLIMのPodはもう何度も使用していますが、
リキッドボトルのノズルが注入口にすっぽりと入るのでリキッド注入しやすいです。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
XLIMシリーズはPodが共通で、XLIM Pro以降のTop Fillカートリッジもこれで3回目の使用となります。
恐らくですが、内蔵チップも5-30wでXLIM Proシリーズと同等の物が使用されているのではないかと。
吸った時の感想はProシリーズと変わらず、相変わらず高パフォーマンスなPodだと思います。
0.6Ωのメッシュコイルが使用されており、サイズの割にパワフルな印象。
XLIM Proシリーズは0.6ΩPodを装着すると自動で22wに設定されていたと記憶していますが、今回のSE2は18w設定になっていました。
推奨ワッテージが20-25wのコイルなので、もう少し上げても大丈夫だと思います。
ワッテージ切り替えを試してみると、コイル抵抗値によってある程度設定範囲が絞られるようで、
0.6Ωコイルで16w 18w 20w 22w 25wの5段階
0.8Ωコイルで10w 12w 14w 16w 18wの5段階になりました。
個人的な体感として、0.6Ωコイルなら22wくらいがベストかなと感じます。
エアフローコントロールの精度は高いです、
元々XLIMシリーズはAFC精度高い印象ではあるのですが、XLIM Proあたりよりも全閉の際のドローが重く、ガッツリ重いMTLでも運用できそうです。
まとめ
前作同様、画面を廃したシンプル型のPodなのですが、それだけで終わらないのが面白いですね、
画面がない替わりに声で情報を伝えるという面白い試みです。
このマシンっぽい女性声で機械的に情報を喋る感じ、ちょっと未来感あります。
ただまぁ、普通に画面見て操作するよりも手間であることは確か。
余分な音を出したくないシチュエーションもあるでしょうし、
音声を出していないと現在のワッテージ設定がわからなかったり、英語音声なのも日本ユーザーには少し辛いかな。
浪漫ですね、これは。
実際、Podでそこまで細かく設定を弄ったりすることもそうそうないと思うので、使い始めたら特に困ることはないかなとは思います。
普段使いしていると、大抵はPod挿して吸うだけですし。
Podデバイスとしてのパフォーマンスは相変わらず高いですし、ちょっと変わり種欲しいって方は是非。
販売情報
新作ですし、まだ国内には入ってきていないようです。
前作のXLIM SEは国内でも売られていたし、新作もXLIM Proまでは入ってきているので、可能性はあると思います。
海外も見てみます
新製品が早めなSourcemoreさんでもまだPre Order状態
表示価格$18.59、ログイン状態での価格が$13.02でした。
安いな……。
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