Joyetech Trarus Pod レビュー|ワッテージ調整可能な小型Pod

Joyetech Trarus Pod レビュー|ワッテージ調整可能な小型Pod

Joyetech Trarus Podのレビューです。

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業界最大手の一つであるJoyetechさん、尖ってはいないものの堅実なデバイスをリリースし続けています。

今回のTrarusは、小型のPodデバイスでありながら5w〜20wのワッテージ調整が可能なモデル。

簡易なエアフローコントロールに、注入しやすく漏れにくい(某メーカーのPTFのような)押し込み弁式のリキッドチャージの仕組みなど、堅実で使いやすいデバイスかと思います。

この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

Joyetechさんのいつもの白ベースのシンプルパッケージ。

裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼ってあります。
スクラッチの下のコードを公式サイトのSecurity Codeのページで入力すると、コピー品でないかの確認ができます。

パッケージ内容

  • Tralus Pod本体+Podカードリッジ(装着済)
  • USB Type-Cケーブル
  • ネックストラップ
  • EZ 0.6Ωメッシュコイル
  • EZ 1.2Ωコイル
  • ユニコーンボトル
  • ユーザーマニュアル&クイックスタートガイド
  • ワランティカード

Joyetechさんのユーザーマニュアルには日本語の記述も含まれます。

付属のネックストラップは、汎用のゴムバンド式の物。

外観

形状はよくある小型なPodデバイスといった感じ。
ヘアライン入りの金属パーツとテカテカのプラパーツの組み合わせは、ちょっとした近未来感というか、高機能デバイスっぽい雰囲気。

カラーバリエーションは全部で6色。

中央付近にボタンが一つ。
全ての操作をこのボタンで行います。

ボタンの中にはLEDインジケーターが埋め込まれています。

下のプラパーツ部分には液晶画面が入っており、ワッテージ設定やバッテリー残量などを表示します。

底部の先端に充電用のUSB Type-Cポートが付いています。

Podカードリッジはマグネット固定になっています。

Podカードリッジ

リキッド容量は2ml、素材は明記なし。

スペック表にはZync Alloy + PAとありますが、本体側の樹脂の事を指しているのかなと。
もしPodもこれに含まれるなら、PA(ポリアミド樹脂)ということになりますが。

念の為、使用するリキッドには注意したほうが良さそうです。

Podカードリッジの側面にエアフローコントロールが付いており、ドローの重さを調整できます。

一番上で全閉、一番下で全開となり、全閉でもわずかに隙間が開くようになっています。

リキッドチャージは底面から行います。

注入口は逆流防止弁になっており、ユニコーンボトルの先端などで押し込むと弁が開き、注入可能になります。

注入が楽でだし漏れにくい仕組みなのですが、ユニコーンボトルやニードルボトル以外では注入しづらいのが何店です。(今どきの市販リキッドはほぼユニコーンボトルなので困るケースは少なそうですが。)

スポイトボトルなどのリキッドを使用する時の為に、小さいユニコーンボトルが1本付属しています。

コイルはOリング固定になっており、向きを合わせてまっすぐ差し込むだけで装着できます。

付属コイルは0.6Ωのメッシュコイルと1.2オームのレギュラーコイル。

この他に、別売りでRBAコイルも設定があるようです。

コイル交換のさい、このラインまでならリキッドが残っていてもコイルを取り外せます。

これ以上残っている状態でコイルを抜くと溢れます。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 31.3mm x 20.3mm x 94.7mm
重量 74g(実測)
リキッド容量 2ml
コイル EZ 0.6Ωメッシュコイル
EZ 1.2Ωコイル
EZ RBAコイル
出力 5w〜20w可変ワッテージ
バッテリー容量 800mAh
充電 USB Type-C 5V/1A
保護機能 自動カットオフ(10秒)
過充電保護
過放電保護
短絡(ショート)保護

本体重量は実測で74gでした。
サイズの割に重量感があります。

操作方法

電源ON/OFF

ボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

基本操作

電源が入ると液晶画面にはワッテージとバッテリー残量が表示された状態になります。

スイッチはマニュアル式で、ボタンを押している間のみミストが発生するので、その状態で吸い込みます。

コイル自動検出&自動出力設定

コイルを装着したPodを取り付けるとコイルの抵抗値を読み、自動で最適なワッテージに調整します。

出力切り替え

自分で出力を変更したい場合は、電源ON中にボタンを3クリックすると表示が変わり、出力設定モードに切り替わります。

この画面の時にボタンを押すと1wずつ出力設定が上がってゆきます。
20wまで上げると次は5wにリセットされるようになっており、5〜20wの範囲で任意に設定可能です。

希望のワッテージに合わせたら、3秒ほどそのまま放置すると確定されます。

吸ってみる

0.6Ωメッシュコイル

0.6Ωメッシュコイルを使って、Vaponair JaponismのGreen Tea & Honeyを吸ってみます。

実は私、JoyetechやEleaf(同じグループ)のメッシュコイルとは相性よくなくて、あまり高評価はしてこなかったのですが、最近のは良くなってきてる感はあります。

これもメッシュらしい味の出方で緑茶とはちみつの風味をじわーっと感じられてなかなか悪くない。

ただちょっと出力不足かなぁ。
推奨16-20wの記載で、取り付けると自動で18wに設定されるようになっているのですが、手動で20wまで上げても「もうちょっと欲しいな」と感じてしまう。

エアフローは軽めですね、
AFC全開から全閉までわずかにドローの重さは変わるのですが、調整幅は大きくはなく、全閉でもDLで吸えるくらいです。

1.2Ωコイル

この出力なら高抵抗のほうが合うのかなーと思い、1.2Ωコイルの方も試してみます。

推奨7-13wで、装着したら自動で9wに設定されました。

やはりこちらのほうが合ってるかなぁ。
リキッドの味が素直にでてくる感じです。

ただ、ドローがもう少し重ければもっと良かった。
0.6Ωの時と同じくらいで、結構軽いんですよ。
全閉にするとMTLもギリギリいけなくはないけど、やってると口が少し疲れるくらい。

結局、推奨上限の13wに合わせて重めDLくらいで吸う感じに落ち着きました。

まとめ

機能的には、このサイズ感の中によくまとまっているかな、と思います。

Pod Modほどでかくない本体で20wまでなら好みのワッテージに出来て、リキッドチャージやコイルアクセスも楽で扱いやすい。
リキッド半分くらいなら残っていてもコイル交換可能。
リキッド2ml/バッテリー800mAhはこのサイズでは必要十分な容量かと。

個人的な意見ですが、贅沢を言うと、オートスイッチは欲しかったかな。
このサイズのPodはオートスイッチのモデルが多いからもう癖がついちゃってて、咥えるとつい吸い込んでから「あ…」ってなってボタンを押してしまう。

コイル自動検出&ワッテージ設定は、好みのワッテージに切り替えて使う人には煩わしい機能かもしれません。

逆に、複数Podを持って使い分ける人には便利かもですね。
昔、Pod Modで複数Pod持ち歩いていて、Podを切り替えるたびにワッテージを変えるのがちょっと面倒だな、と思った事がありますし。

あとはやはり、ドローがもう少し重く出来たらなぁ、
全体的に軽めなので、DL〜重めDL向けのPodだな、と思いました。

Vapesourcingさんでは、$24.99(¥2,590.96)で販売中です。

昨年より、Paypalの規制強化で直接Paypalが出来ないようになっていますが、
決済画面に進むと

Attention: Cause the exchange rate of credit card and PayPal is different, the final payment amount will be inconsistent.
(注意:クレジットカードとPayPalは為替レートが異なるため、最終的な支払い金額には異なります。)

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こちらの方法でPayPalが使用できます。