ThunderCloud Hyperion V2 Mechanical Modのレビューです。

アメリカのInfinite Modzとのコラボで作成されたメカニカルModとなります。
基板やコンタクトを介さないハイブリッド式のメカニカルModなので、18650/21700バッテリーに対応しながらかなりコンパクトな本体、ポケットクリップを兼ねたファイアスイッチ、そして美麗なエングレービングと精巧な作りが特徴です。
またこの製品は、ThunderCloudさんによるLifetime Warranty(永久保証)を謳っています。
それだけ自信のある製品と言うことですね。
ハイブリッドメカニカルということで取り扱いには一定の知識と注意が必要な玄人向けの製品ではありますが、とても上質で所有欲を満たされる逸品です。
この記事は保護回路等の無いメカニカルModについて取り扱っています。
メカニカルModを安全に使用するには、コイル抵抗やバッテリーなどのある程度の知識が必要となります。
特性をよく理解し、安全に配慮して使用するようにしてください。
この製品はThunderCloudさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
パッケージ
頑丈なハードケースに入っています。
パッケージ内容
- Hyperion V2 Mechanical Mod本体
- 18650バッテリーアダプター
- トルクスレンチ
- 予備Oリング、予備ネジ
- クリーニングクロス
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは英語で記載されていますが、元々単機能なメカニカルModなのでスペックの記載くらいです。
外観・特徴
21700バッテリー対応と聞いて結構大きいのかな?と思っていましたが、思っていた以上に小柄です。
サイズ感はこんな感じ。
真ん中は21700バッテリーです。
カラーバリエーションは6パターン、
ブラス/カッパーの素材の違いと、エングレービングの処理の違いで分けられています。
今回のサンプルはCopper Black、エングレービングに黒が入っていて柄が際立っています。
上面、Infinite ModzとThunderCloudのロゴ、そしてシリアルナンバーが刻印されています。
そしてアトマイザー取り付け用の510スレッド、アトマイザーのポジティブピンがバッテリーの+極に直接接触するハイブリッド式のコンタクトになっています。
底面はスクリュー式のバッテリーカバーになっています。
トップ側が+極直結、ボトム側が-極直結で、間は樹脂製のチューブで絶縁されており、
ポケットクリップを兼ねたスイッチを押し込んで接触させることで回路が完成し、通電する仕組みです。
スイッチを押し込んでみると先端がボトム側のパーツと接触するようになっています。


ポケットクリップになっており、公式にもポケットに入れている画像がフィーチャーされていて
「え?メカModを!?昔事故とかあったような……?」なんてて思っていましたが、
この方式ならポケットに挟むことでスイッチの絶縁も兼ねられるんですね。
プラスの安全機構として、ボトムパーツの上にあるリングがロック機構になっています。
リングの出っ張っている部分をスイッチ側に合わせておくと、スイッチを押し込んでも隙間が出来て接触しないようになっています。
フィッティング
折角カッパーだからカッパーのアトマを合わせようと思ったけど、軒並み酸化しちゃっててみすぼらしくなっちゃっていたので断念、磨かなければ……。
ピンクなので浮いてるけど黒ならマッチしそう。
Modの直径が28mmとちょっと太めなので、25mm↑の大きめなアトマも合いそう。
ちょっと懐かしいやつ
ちょっと懐かしい奴その2
詳細
メーカー公式
| サイズ | φ28mm x 80mm |
| 重量(実測) | 123g (実測) |
| 使用バッテリー | 21700/18650 x1本使用 (別売) |
| 素材 | カッパー or ブラス |
| コンタクト | ハイブリッドメカニカル |
| スイッチ | サイドファイア |
| 保証 | ThunderCloudによる永久保証 |
構造
分解してみました。
部品点数は割と多め。
チューブの接続は全てスクリュー式です。
スレッド部分の切削精度が素晴らしく、スルスルッと小気味よく組み付けられます。
メカニカルModのようなシンプルな製品だとこういった所が特に重要ですよね。
スイッチ部分はトルクスネジで取り付けられています。
付属のトルクスレンチで脱着できます。
スイッチの取り付け具合は微調整が可能。
バッテリー
バッテリーは18650/21700が使用可能(別売)
メカニカルModなので、バッテリーの信頼性、健康度などには気を遣う必要があります。
信頼できるところで購入したへたっていないバッテリーを使用しましょう。
また、皮膜が傷ついている物などもNGです。
18650バッテリーを使用する時は付属のアダプターを使用します。
バッテリーカバーのスレッドも素晴らしい切削精度ですね、引っかかりなくスルスル回って気持ちいいです。
21700はそのままセットできますが、
AVBの21700は太さがギリギリでちょっと差し込みにくいです。
リラップしているせいかな?とも思いましたが、純正ラップの物でも同様。
外側と擦れている感じもあり、いずれ皮膜が傷つく可能性もあるので避けた方が無難かも知れません。
サムスンの30Tはスムーズにスルッと入ります。
AVBの21700は一時期凄く安く売られていたので持っている方も多いと思うしうちにも沢山あるのですが、長さも太さも他より少しあるみたいで、他のModでもたまにこういうことありますね。
使用感など


主に家で、たまに職場で、1週ちょっとくらい使い込んでみました。
スイッチはしっかりした総金属製ということもあってか若干固めで、押し込むのに少し力がいる印象です。
私は最終的にこの持ち方がしっくりきました、
握り込んで握力と指の力を両方使って押す感じ。
あー、いいですね、
チューブで爆煙するのもずいぶん久しぶり。
まとめ
デザインのよさと高い精度を誇るハイクオリティなメカニカルチューブだと感じました。
ハイブリッドメカニカルなので使用には注意が必要ですが、VAPEにハマってきて色々情報を得るようになってくるとメカチューブに憧れを感じる時期がやってきたりするんですよね、
私もご多分に漏れず一時期積極的にメカModに手を出していた事がありました。
根がズボラなので余り使いこなせていませんが……。
そんなわけで久々のメカ、特にハイブリッドチューブなんてホント久しぶりに使ったのですが、
機械を介さないシンプルなアナログ回路の感覚、自分のビルドがリアルに味に反映される感覚はやはりメカニカルならではって感じがします。
ブラス/カッパーによる美麗な外観はそれだけでも所有欲を満たしてくれます、
これらの素材は酸化による劣化が起こる為メンテナンスが必要となりますが、そういう所も道具に対する愛着となり、カッパーやブラスの愛好家が多い所以なのかなと思います。
販売情報
ThunderCloudさんではメーカー直販も行っています。
Hyperyon V2は$129~$159 (カラーにより)で販売中。
































