ThunderCroud Recoil R3 RDA レビュー|GrimmGreen氏コラボ、2種類のキャップとシングル/デュアルビルドが可能なポストレスデッキ

ThunderCroud Recoil R3 RDAのレビューです。

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ThunderCloudさんはVAPEのプロたちとコラボしたリビルタブル製品を専門として取り扱うブランドで、これまでもMike Vapes氏のBlaze、Vaping Bogan氏のBonza、El Mono Vapeador氏のRequiemなどの人気シリーズを次々とリリースしてきています。

今回のRecoil R3 RDAは、米国のYoutuber、GrimmGreen氏とのコラボモデルで、
以前にGrimmGreen and OhmBoyOC RECOIL RDAとして出ていた人気アトマイザーの3代目となります。

初代から引き継いだシンプルなデザインに、コイル付近まで斜めに吹き付けるサイドエアフロー、ドッシリとした台形カットのポストレスデッキが特徴。
エアフローは固定ですが、2種類のエアフローキャップが付属。

全体的にド硬派な作りという印象です。

今回も新シリーズに伴ってシリーズイメージのビルドツールキットがリリースされています。
そのRecoil Pro Tool Kitを一緒に送っていただいたので、こちらも使用していきます。

この製品はThunderCloudさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

製品のイメージに合わせた、黒地に緑のロゴのパッケージ。

これまでのThunderCloud製品と同様、スリーブを外すと金属製の缶ケースになっています。

パッケージ内容

  • Recoil R3 RDA本体
  • アトマイザースタンド
  • 3.0mmエアフローチャンバー+Recoil Driptipキャップ(標準装着)
  • 2.5mmエアフローチャンバー+810ドリップチップキャップ
  • 510ドリップチップアダプター
  • コイルトリミングツール
  • マイナスドライバー
  • 六角レンチ
  • BFピン
  • 予備Oリング、予備イモネジ
  • プリメイドコイル
  • ユーザーマニュアル

BFピンが付属しており、スコンカーで使用することも出来ます。

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

外観・特徴

飾り気のないシンプルなデザインに、緑色のロゴが映えます。

カラーバリエーションは全部で6色。

今回のサンプルはGreen BlackのSS316 Limited Edition、
ロゴ部分は光沢のあるプリントになっています。

標準で装着されているキャップはRecoil Driptipタイプ。
ドリップチップがキャップに固定になっています。

  

別途付属しているキャップは810ドリップチップに対応しており、510アダプターも付属しているので幅広いドリップチップを使用できます。

エアフローはサイドエアフローとなっており、
外から見てもわかるくらい大きく斜めを向いています。

底面にはThunderCloudとGrimmGreen氏のロゴ。
ポジティブピンの出っ張りは1mmくらいです。

フィッティング

シンプルな形状なので、合わせやすい印象です。

高さがあるのでステルスでもいけますね。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 24mm
高さ 34.5mm (標準DT含む)
素材 ステンレス
リキッド容量 2ml
ドリップチップ 専用規格/810、510ドリップチップ対応
コイル シングル/デュアルコイルRBA(ポストレスデッキ)
リキッドチャージ トップフィル/BFピン付属
エアフロー サイドエアフロー

構造

分解してみました、
キャップが細かく分割出来るので、パーツ点数はRDAにしてはやや多め。

キャップは2種類付属しています。

左が標準装着の3.0mmエアホールチャンバー+専用ドリップチップ
右が付属の2.5mmエアホールチャンバー+810ドリップチップ

トップキャップとチャンバーはスクリュー式で分解出来るので、ドリップチップ部分だけ交換、ということもできます。

装着した時のキャップ内部

やはりというか、固定式の専用ドリップチップの方がチャンバー内がなめらかになり、エアーの流れがスムーズそうです。
これもあって、固定式ドリップチップを標準に採用したのかと思います。

エアホールはかなり角度が付けてあり、コイルのすぐ側から斜めに吹き付ける感じですね。

デッキはドッシリとした形状、台形というか山形に近いカットになっており、
コイル設置のしやすさと導電性の良さを謳っています。

イモネジは予備を含めて全てマイナスネジでした。

リキッドの保持は2mlとのことですが、ジュースウェルはそこまで深くはない印象、2mlだとギリギリ?
ですがサイドエアフローなので、これを越えるくらい多めに保持させても、倒したりしない限りはこぼれることはないと思います。

Recoil Pro Tool Kit

ThunderCloudさんはビルドに拘るメーカーさんということで、新しいコラボごとに、イメージに合わせたツールキットをリリースしています。

今回はGrimmGreen氏のRecoilシリーズをイメージしたキットです。

ぱっと見、Requiemの色違いかな?と思いましたが、並べてみるとサイズから違いました、
専用で作っているのね。

ケースを開けるとツールがぎっしりと詰まっています。

  • ニッパー
  • セラミックピンセット
  • コイルトリミングツール
  • ピンセット
  • コイルジグ
  • ワイヤーブラシ
  • ハサミ
  • 精密ドライバー(+/-/六角2種)

一部は他のセットとも共通の一般的なツールですが、専用で用意されている物もあります。
ドライバーは他と同じ物ですが、カラーリングが少し変えてありますね。

ビルドしてみる

それでは、Recoil Pro Tool Kitを使用してビルドしていきます。
(オームメーターだけ自前)

付属コイルを使用するつもりでしたが、1個0.2Ωと言うことはデュアルにすると0.1Ω?それは流石に……。

シングル仕様ならまだ良さそうですが、デュアルデッキでいきなりシングルビルドというのもなんですし、今回は自前のコイルでビルドします。

とはいえなるべく近い環境の物を、ということで、FlatwireのFlaptonを使用して3.0mm5巻のコイルを2つ巻きました。
デュアルで0.2Ω弱くらいになる目論見です。

ポストレスデッキなので、コイルの足の長さを予め調節しておく必要があります。
付属のコイルトリミングツールを使用すれば容易に行えますが、何mmで切るかのガイドはないので、長さは自分で決めます。

キャップをあてがってみてエアホールの位置を確認してみますが……斜めになっているので割と難しい。

サイドエアフローは少し高めにセットするとよく味が出るというのが私の感覚ですが、
エアホールがかなり斜め下を向いているので、それほど高くしなくてもよさそうに見えます。

今回は5mmでカットしてみました。
トリミングツールに差し込んで、下からはみ出た足をニッパーでカットします。

足の長さが決まってしまえば、後は差し込んで固定するだけなので非常に楽です。

ドライバーンして0.18Ω、概ね想定通り。

コットンの長さはこれくらいでちょうどよかったです。
厚めのポストレスデッキでコイル位置が高いので少し長め。

先端をジュースウェルに押し込んでビルド完成。

リキッドを染みこませて準備完了です。

吸ってみる

吸ってみます。

リキッドは濃いkoi-koi 霧流れ 弐です。

まずは50wで、
電圧は3.1Vくらいなのでかなり控えめな出力ではありますが……これは濃い。
このビルドで50wだとDRAGのGENEチップをもってしても若干立ち上がりは遅れますが、立ち上がってしまえば一気に濃厚なミストが飛び込んできます。

吸っていて感じるイメージとしては、ミストの逃げ場がなく全てが口に飛び込んでくるような感覚。

60wまで上げると更に濃度が増し、ミストが熱を帯びてきます。
ミスト量もかなり多く、ジスイズ爆煙って感じ。
しばらくチェーンしているとキャップがかなり熱くなってきますが、ドリップチップに長さがあるので先端付近を加える感じで回避。

私は結構ズボラなので、RDAで吸っている時、特に消費の早いこういう爆煙系の時はキャップを外さず810ドリップチップの上からドンドン垂らして吸っています。

今回の専用DTは510に近いサイズに見えるから厳しいかな……?と思いましたが、上から覗いてみるとそうでもないですね、内径的には810と変わらないです。

キャップの組み合わせを色々試してみました。

個人的な感想としては、
エアホールはどちらもDL前提の軽めのエアフロー、3.0mmはスカスカ、2.5mmだとほんの少し抵抗感が出るかな、くらい。
2.5mmキャップはミストが少しシャープになりますが、今回のような低抵抗ビルドでは3.0mmの方が相性がよさそう。
単線やシングルビルドになると活きてきそうです。

見た目にこだわりたい方は汎用ドリップチップ対応のキャップを使用することになると思いますが、
固定ドリップチップは専用に作られているだけあり、ミストがスムーズでかなりの優れものです。
50~60wくらいの出力帯では専用DTキャップの方が確実に好みでした。
70wとかそれ以上に上げてくると、差は少なくなるように感じます。

まとめ

かなり硬派な作りのRDAです。
どのパーツも見た目はシンプルながらしっかりとした作りで、質実剛健なイメージ。

外観はシンプルで色々なModに合わせやすそうですね。

エアフローコントロールのような細やかなエアフローはなく、パーツ交換による2段階のみですが、アメリカンな爆煙前提のドリッパーなのでそれほど影響はなく感じます、どちらもDL前提です。

味は相当濃いです、エアフローがかなり考えられており、ミストの逃げ場がなく、余すところなく全部上に向かって出てきているようなイメージを受けます。

相当高パフォーマンスな爆煙ドリッパーだと感じました。

販売情報

ThunderCloudさんではメーカー直販も行っています。

Recoil R3 RDAが$45~$66.9 (カラーにより)
Recoil Pro Tool Kitが$29.90です。

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