Myuz Hadar RDAのレビュー記事です。
なかなかいかつい25mm径のRDA。
Hadarってなんだろう?と思って検索してみたら、
ケンタウルス座のβ (ベータ) 星。明るさは0.6等で、距離392光年。光度変化が小さい脈動変光星。6月上旬の午後8時頃に南中し、日本では沖縄以南から南の地平線近くに見られる。ベータケンタウリ。アゲナ。
ハダル(Hadar)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書ハダル(Hadar)とは。意味や使い方、類語をわかりやすく解説。ケンタウルス座のβ (ベータ) 星。明るさは0.6等で、距離392光年。光度変化が小さい脈動変光星。6月上旬の午後8時頃に南中し、日本では沖縄以南から南の地平線近くに見られる。...
なるほど。
このMyuzというブランドはアメリカのMyVaporsというVape通販サイトのオリジナルブランドのようで、米国デザイン、中国生産という物のようです。
過去の製品を見た感じ、恐らく生産はJoye/Eleaf/Wismec系
このシリーズはVapeSourcingさんからよく依頼が来るのですが、やはりつながりがあるのかな。
中身は、Wotofo Profile系のデッキを持ったメッシュコイルのRDAです。
Profileは昨年バカ売れしたメッシュコイルアトマイザーで、フォロワー沢山出てますし、なんかこの形のデッキもかなり見慣れてきました。
ホントそっくりだけど、それだけに確かに味とかはしっかりしています。
まぁでも、あまりにもそのままよね…。
この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
パッケージ
綺麗目な箱の中に、横向きに入っています。
よく見ると、Designed in Switzerlandって書いてある、デザインはスイスなの?
ホントのところはよくわかりませんがw
パッケージ内容
- Hadar RDA本体
- ユーザーマニュアル
- プラスドライバー
- 六角レンチ
- メッシュコイル用ジグ
- 予備Oリング
- 予備ネジ類
- BFピン
- メッシュコイル
- プリメイドコイル
- コットン
付属品を小分けパッキングする所までWofoto風にしなくてもよいのよ。
ユーザーマニュアルは英語で記載されています。
コイルジグはWofotoの物とほぼ同型だけど、ちょっと細いですね。
デッキはほぼ同じなので流用は問題ないかと思います。
付属のメッシュコイルは0.15Ω 推奨35w〜50w
Wotofoの物と比べてみると、ちょっと幅が違います。
他のProfileフォロワーはみんなサイズ合わせてきているのですが、敢えて外してきましたね…。
流用しづらいのは面倒だなぁ。
クランプ式だし、長さは変わらないので使えるとは思いますが、ちょっと気になる。
メッシュだけでなく、通常コイルでシングル/デュアルも行けるんだぜ!というのが売りで、通常のプリメイドコイルも付属しています。
外観
結構大柄でいかついデザイン。
25mm径で、高さもそこそこあります。
やや艶のあるメタリックな質感。
トップキャップとボトム部分には回しやすい用にローレット加工があしらってあります。
エアフローはサイドエアフロー。
キャップが3ピース構造になっており、エアフローリングがパーツとして独立しています。
リングを回すことによりハニカムホールを無段階で調整可能です。
内側は斜めにカットされており、斜め下向きにエアーを吹き付ける構造になっています。
底面にはロゴなどのエングレービング。
ポジティブピンは一応出っ張ってますが、ちょっと心許ないか。
フィッティング
詳細
スペック
直径 | 25mm |
高さ | 41mm |
スレッド | 510規格 |
ドリップチップ | 810規格 |
コイル | メッシュコイルRBA (シングル/デュアルコイル可) |
BF対応 | BFピン付属 |
エアフロー | サイドエアフロー |
構造
キャップがやや複雑な構造しているので、パーツ点数はやや多め。
キャップ
キャップ本体、AFCリング、トップパーツに分かれています。
キャップ内側はエアフローのダクトなどもあり、結構ゴツゴツしてますね。
上面はトップパーツにくっついています。
樹脂パーツで緩やかなドーム状の天井が作られています。
デッキ
クランプが2分割になっている以外は、ほぼアレですね。
デュアルコイル対応の為かと思いますが、メッシュが幅広になったのもこのせいかな。
クランプの締め付けはプラスネジになっています。
中心部の構造もProfileとほぼ同じ。
スプリングでセラミックパーツを押し上げ、コットンをコイルに押し付けるようになっています。
BFピンに換装すると、吸い上げたコイルは中央下から直接コットンに染み込みます。
この辺の仕組みも同じ。
ProfileProfile言ってるけど、通常のコイルが固定しやすい形状になっているのは一応改善点と言えるのかな。
普通のポストレスデッキと同じ感じで固定出来そう。
デュアルコイルで組む場合はこんな感じに。
メッシュやシングルコイルで組む場合とコイルの向きが変わります。
エアフローを合わせる為にキャップは90°単位で取り付けることが出来るようになっています。
向きを間違えるとエアフローが悲惨なことになるので注意ですね。
ビルドしてみる
通常コイルはオプション程度だと思っているので、メッシュコイルでビルドしていきます。
コイルジグの太い方にメッシュを巻きつけてアーチ状の形を付けます。
クランプに固定して焼入れをするのですが、メッシュコイルの場合はオームメーターを使わないほうがいいと思います。
バイパスで通電すると出力も強すぎるし立ち上がりが早すぎてホットスポットもわかりづらいんですよね。
テクニカルModを使用して、20w以下くらいでじっくりと焼くのがいいと思います。
自分は大体15wくらいでやってます。
コットン量もほぼProfile系と同じでいけました。
無印などの50mmx60mmサイズのシートコットンを使う場合、1枚丸々使って、両側の表面を剥がしてほぐしてから束ねるといい感じに。
通しにくい場合はピンセットで下のセラミックパーツを押し下げてやると通しやすいです。
通常のコイルに通す時もそうですが、少しきつめに捻って細くして、通してから逆向きに捻ってほぐしてやる形でいつもやってます。
両端を斜めにカットして、ジュースウェルに落としてやります。
この時点で一度リキッドを垂らして加熱してみて、ホットスポットが出来てないか確認しておいたほうがいいと思います。
メッシュコイルはイガるとダメージ大きいので。
コイルに合わせた出力(これだと40wくらい)で通常通りにパフして、少しでも赤くなるようなら形が歪んでいるか、コットンが接触していないか。
大抵の場合は後者だと思うので、ピンセットでコットンを下から押し上げてみっちり接触するように調整してやれば解消するかと。
吸ってみる
写真撮り忘れましたが、リキッドはGenerals JuicesのFusilier Fruitbowlです。
残りわずかなのをスコンカーで吸いきる予定で。
出力は40w〜50wまで上げながら、エアフローは全開です。
エアフローですが、爆煙向きで基本スカスカ。
閉めても結構軽いです。
味はまぁ、約束された味。
ほぼアレですしね。
普通に美味しいです。
メッシュコイルの味の出方は好きで、昨年Profileを吸って以降、MTL志向だった俺が徐々に爆煙にハマっていき、今はProfile UnityとKylin Mを使っています。
シルキーな細かいミストで濃厚な味が出るので、美味しいんですよね。
キャップ内の空間が結構広そうなイメージでしたが、メッシュコイルビルドだと案外ギッシリ。
コイル位置も近くてダイレクト感があります。
(ちなみにこの画像、キャップの向きを90°間違えてます。この状態だと全然味しなかった。)
スコンクボトルを押すと、メッシュの隙間からじゅわっとリキッドが染みてくるくらいなので、少なくともBFで使用する分には供給も問題無さそう。
なかなか快適に使えています。
まとめ
そんなわけで、使った感触は非常に良好。
ただ、ほぼProfileなので、これである必要がない、というのがちょっと寂しいところ。
それだけアチラの出来が良かったという事なのでしょうが。
メッシュコイルRBAのデファクトスタンダードみたいな感じになってますしね。
そして、他のProfile型と比べてメッシュコイルのサイズが違うのも気になる点。
わざわざこのメーカーのメッシュコイルを入手するのも大変そうですしね。
ただ、Profile規格のサイズのメッシュコイルもそのまま使用できるとは思います。
ちょっと良くなってる点を言うと、通常コイルのシングル/デュアルビルドがやりやすくなっている点でしょうか。
そちら目的なら他を選ぶかな…とも思いますが、メッシュもコイルも全部1台でやりたい、という場合は選択肢に上がるかも。
デュアルは割りと行けそうな予感。
シングルはちょっとスカスカじゃないかな…。
あとは、Profileとは違うデザインで使いたいとか、25mm系の大きさがいい、という場合でしょうか。
性能は問題ないので、そういう感じで選んで良さそうです。
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