はい、最高です。
Ehpro Cold Steel 100のレビュー記事です。
これ、初めて写真を見た時から「かっこよくない?これかっこよくない?」と思っていたのですが、実物を見たらホント良かったです、これ。
シンプルなチューブにテクニカル基板を後付けしたような、どことなく工業的なスタイル、若干粗っぽい表面仕上げ、剥き出しのビスに機械的なボタン形状、全てが大好物です。
ネックと言うと本体重量の重さくらいですが、このデザインだとそれすら好意的に感じてしまう。
そして見た目だけでなく、握りやすい形状とサイズ感で21700バッテリー対応、VWや温度管理、カーブモード搭載のテクニカル基板と、実用面でもかなり優秀です。
個人的に、21700シングルバッテリーというのは現在のVape Modとしては一番オールマイティに使える構成だと思っているので、使い勝手の面でもイチオシのModです。
この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
特徴
アメリカのYoutuber、AmbitionZ Vaperとのコラボ製品
アメリカのYoutuber、AmbitionZ Vaperと共同でデザインしたコラボ製品になります。
シングルバッテリーMod好きなVaperに向けて、エルゴノミックデザインと120wのパワーを持ったModとして開発したとの事。
21700/20700/18650バッテリーに対応
21700/20700/18650の3種類のバッテリーに対応しています。(別売)
何度も書いているとおり、21700シングルは最近主流の殆どのアトマイザーが無理なく使用できるスペックです、容量も大きい為一番使い勝手がいいと思っています。
最大出力は120w
但し、80w〜120wのレンジは定格が40A以上のバッテリーが必要となります。
自動的に判別はしないので、自分で判断して使用するようにしてください。
パッケージ
黒地に銀の箔押しでロゴが入ったシンプルなデザインの箱。
Ehproはパッケージデザインの傾向が結構コロコロ変わるイメージ。
箱の側面は迷彩っぽい柄になっており、正規品チェック用のコードが書かれたステッカーが貼ってあります。
(偽造防止の為一部伏せます)
このコードを、公式サイトの下にあるSecurity Codeの部分で入力すると、コピー品でないかどうかの確認ができます。
箱を開けると、ゴツめのポーチに本体が入っています。
パッケージ内容
- Cold Steel 100 Mod本体
- 18650バッテリーアダプタ
- キャリングポーチ
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
- ワーニングカード
- 製品合格証
ユーザーマニュアルには日本語の記述があります。
付属のポーチはナイロン製で、マジックテープになっています。
爆煙はまかせろーバリバリ やめて! って感じ。
裏側にはベルト通しも付いていました。
サイズは本体ピッタリなので、アトマイザーを付けると蓋が閉まりません。
えー。
外観
このカッコよさよ。
チューブModに、テクニカル基板の詰まったパーツを後付けしたような形です。
全体的に工業製品っぽいデザインテイストで、男心をくすぐります。
表面は縦方向に粗めのヘアライン加工が入っており、無骨な雰囲気を更に増しています。
シンプルな形状ではありますが単純ではなく、チューブ部分から基板部分まで、各パーツが絶妙に湾曲しています。
エルゴノミックデザインというやつですね、確かに各所の湾曲部分のくぼみが手に馴染んで非常に握りやすい。
サイズ感はこのくらい。
握りやすさもあってか、手に持ってみるとかなりコンパクトに感じます。
操作パネル部分。
上から、ファイアボタン、液晶画面、UP/DOWNボタン、LEDインジケーター、microUSBポート。
このボタン形状がまた堪らないですよね…。
トリガースイッチ風のファイアボタン。
ロッカスイッチ風のUP/DOWNボタン。
ホント、ごちそうさまです。
上面には510スレッド。
25mmでちょうどツライチになるサイズです。
コンタクトピンはスプリング式になっています。
底面はバッテリーの蓋になっており、スクリュー式で開くことが出来ます。
そこにはベントホールが2つ開いています。
ほぼ無地の飾り気のない形状ですが、
ファイアボタン上にAmbitionZ Vaperのネームのエングレービング、
底面付近にCOLD STEELの刻印。
それぞれあまり目立たない位置にさり気なく入っています。
アトマイザーフィッティング
25mmアトマイザーでちょうどツライチになります。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 27.5mm x 39mm x 91.5mm |
素材 | ブラス+Zinc Alloy(亜鉛合金)+ステンレス |
重量 | 179g(実測) |
バッテリー | 18650/20700/21700 x 1 (別売) |
充電 | microUSB 5V/1.8A |
出力モード | VWモード 温度管理モード(SS/Ni/Ti/TCR) VWカーブモード VVモード バイパスモード |
出力ワット数 | 5〜120w |
出力電圧 | 0.5V~8V |
温度管理 | 100~315℃ / 200°F~600°F |
対応抵抗値 | 0.05Ω~3.0Ω |
アップデート | 対応 |
保護機能 | 短絡(ショート)保護 バッテリー逆刺し保護 オーバーヒート保護 自動カットオフ(10秒) 高出力保護 低電圧保護 過放電保護 過充電保護 |
重量
本体重量179g、21700バッテリー込みで247g
シングルバッテリー機としては少々重めで、ズッシリと来ます。
金属の塊みたいなModですしね。
バッテリー
底面部分のバッテリーキャップはスクリュー式。
ここのスレッドが物凄く精度がよくて、気持ちよくスルスル回ります。
小さな感動ポイント。
奥側に+、キャップ側に−のマークが書かれており、それに合わせて+極が奥になるようにセットします。
バッテリーは21700/20700/18650の3種類に対応。
別売りなので別途用意する必要があります。
21700と20700はそのままセット可能。
18650は、付属のアダプターを使用してセットします。
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
キーロック
電源ON中にファイアボタンとUPボタンを長押しするとキーロックのON/OFFを切り替えます。
UP/DOWNボタンが操作不可になります。
MODロック
電源ON中にUP/DOWNを同時に長押しすると、MODロックを切り替えます。
こちらのロックは、ファイアボタンも効かなくなります。
モード切替
電源ON中にファイアボタン3クリックでモード切替メニューに入ります。
UP/DOWNボタンで切り替えて、ファイアボタンで決定。
VWモード
モードに入る前に、NORMAL/SOFT/STRONGの3種類のプリセットカーブから選択します。
使用中は、UP/DOWNボタンでワット数を選択。
温度管理・TCRモード
モードに入る前に、コイル種別(TCRの場合はTCR値)、動作ワット数を選択します。
使用中はUP/DOWNボタンで設定温度を変更、
最大値/最小値から更に送ると、華氏/摂氏の表示を切り替えます。
カーブモード
PMGA/PMGC/PMGCの3箇所の保存先から選択。
カーブ設定は0.1秒単位で2秒まで。
ワット数決め打ちではなく倍率で設定します。
設定ワット数の◯倍、といった感じ。
ちょっとややこしいですが、低ワット/高ワットで同じカーブが使いまわせるということですね。
使用中はUP/DOWNボタンでワット数を切り替え。
バイパスモード
メカニカルModのように、バッテリーの出力をそのままコイルに伝えるモードです。
設定などはありません。
VVモード
UP/DOWNボタンで電圧を切り替えます。
ファームウェアアップデート
この機種はファームウェアアップデートに対応しており、
オートアジャスト機能を搭載したファームウェアバージョンが配布されています。
ちょっと話題にもなっていたので、やり方を紹介しておきます。
ダウンロード
公式のダウンロードページからファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたZipファイルを解答すると、中にexeファイルが1個入っています。
exeって事はWindowsオンリーですな。
Linux使いの俺しょんぼり。
仮想環境で進めます。
アップデート実行
exeファイルを実行すると、アップデータが起動します。
ですが、この時点ではスタートボタンが押せません。
MODからバッテリーを抜き、USBケーブルでPCと接続して、UP/DOWNボタンを押しっぱなしにします。
ちなみにUSBケーブルも充電しか出来ないタイプのものがあり、
データ通信可能なケーブルを使用しないとアップデート出来ないので注意です。
ファームウェアアップデート対応Modに付属の物であれば大抵大丈夫かと思います。
しばらくすると一瞬CHARGING…が出た後、現在のファームウェアバージョンが表示されます。
ここまでを正しく実行出来ていると、スタートボタンの色が変わり、押せる状態になります。
UP/DOWNボタンは最後まで押しっぱなしで。
離すとまたスタートが押せなくなります。
スタートボタンを押すと、進行状況を示すプログレスバーが動き、アップデートは一瞬で完了します。
このダイアログが出たらもう外してOKです。
念の為、ファームウェアバージョンが変わっていることを確認。
変更点
オートアジャスト機能が追加になります。
これは、アトマイザーを装着した時に、抵抗値を読んで自動的にそれっぽいワット数に調整してくれる機能です。
アトマイザーを外して適当なワット数に設定したところに…。
0.31Ωのアトマイザーを付けたら、自動的に42wになりました。
3.6vくらいかな。
これだけの追加なので、急いでアップデートする必要がないかも知れません。
まとめ
まずはとにかく見た目。
刺さる人には思いっきり刺さるでしょう、これ。
ぼかぁ大好きです。
見た目だけでなく、中身もしっかりしていますね。
テクニカルとしての機能はほぼ全部入りで揃っているし、
高抵抗から低抵抗まで幅広く無理なく使える21700対応で、しかも握りやすい形状とサイズ感。
ホント、ネックとなるのは重さくらいかと。
この手のデザインが好きな人には手放しでオススメ出来るModです。
とにかく俺は大好きですから。
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