Eleaf iStick S80 Kit レビュー|バッテリー内蔵の小さなVW機+MTL向けタンク

Eleaf iStick S80 Kit レビュー|バッテリー内蔵の小さなVW機+MTL向けタンク

Eleaf iStick S80 Kitのレビューです。

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1800mAhバッテリーを内蔵し、1w~80wまでのVW(可変ワッテージ)が可能なコンパクトなModです。

内蔵バッテリー+VWモードのみというシンプルな機能に、コイルの抵抗値によって自動で出力を調整するSMARTモードを搭載しており、初心者さんやサブ機運用向けに手軽に使えるキットとして作られているようです。

セットになっているGZeno Tankは1.2Ωコイルを使用するMTL向けのクリアロマイザーで、こちらも分解やコイル交換がお手軽なモデルとなっています。

この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

白いパッケージに製品写真といういつものEleafパッケージ。

箱の側面には、正規品チェック用のコードが記載されたシールが貼られています。
このシールをめくって、中に書いてあるコードを公式サイトの下にある「SERIAL NUMBER」のフォームに入力すると、正規品であるかどうかの確認が出来ます。

パッケージ内容

  • iStick S80 Mod
  • GZeno Tank アトマイザー
  • USB Type-Cケーブル
  • GZ 1.2Ωコイル x2個
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは日本語の記述も含まれています。

外観

コンパクトでシンプルな外観です。

サイズ感はこのくらい。
感覚的に、18650Modと18350Modの中間くらいですかね。
バッテリー容量的にもそんな感じ。

パネル部分は光沢のある素材にエンボスで柄が入っています。

側面、フレーム部分はうっすらとヘアラインの入ったマットな質感の金属。
トリガーのようなボタン形状も含めて、この辺りのデザインは好きですね。
パネルは…うん。

上から、ファイアボタン、液晶画面、UP/DOWNボタン、USB Type-Cポート。

液晶画面はカラー液晶です、
設定で、4色のカラーパターンを選ぶことができます。

上面の肩の部分にストラップホールが標準でついており、ネックストラップで首から提げたりすることが可能です。

底面には、バッテリートラブル時にガスを逃がす為のベントホールが開けられています。

GZeno Tank アトマイザー

一見「Na○tilusっぽいな」と思ってしまった。
でも最近こういうデザインのクリアロちょくちょく見ますよね。

MTL(タバコ吸い)向けにデザインされたタンクで、ドリップチップも細長い物が取り付けられています。

エアフローの穴も小さいですね。

ボトムエアフローで同じ大きさの穴が5つ開いており、コントロールリングを回して穴の個数でドローの重さを調整します。

トップキャップはロック式になっており、キャップを90°ほど回すとロックが外れます。

ねじ込むタイプのスクリュー式に比べて与圧が発生しづらく、リキッドの伝い漏れに強い方式です。

コイル交換の為のタンク部分の取り外しもロック式になっています。
こちらは軽く抑えながら半周ほど回すと外れます。

コイルは向きを合わせてまっすぐ差し込むだけで取り付け出来ます。

付属コイルはGZコイルの1.2Ω
同じ物が2つ付属しています。

フィッティング

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 113.5mm x 33.5mm x 25.5mm
素材 Zinc Alloy
重量 190g
バッテリー 内蔵1800mAh
動作モード SMARTモード(自動調整付きVWモード)
VWモード
出力ワット数 1w〜80w
対応抵抗値 0.1~3.0Ω
充電 USB Type-C 5V/2A
保護機能 過充電保護
過放電保護
過電流保護
自動カットオフ(10秒)
短絡(ショート)保護
バッテリー逆挿し保護

重量の実測、ほぼスペック通り。
このサイズにしてはちょっと重いんですよねぇ…。

アトマイザーを外すと132gだったので、アトマイザーが重いというのもあるかも。

Modの操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

操作ロック

電源ON中にファイアボタンを3クリックすると操作ロックを切り替えます。

ロック中はファイアボタンを押して吸うことだけはできますが、ワッテージ調整などの操作ができなくなります。

設定メニュー

電源ON中にUP/DOWNボタンを同時に長押しすると設定メニューが表示されます。

  • SMART::SMART(コイル抵抗値に合わせて自動調整)のON/OFF
  • PUFF:過去7日間のパフカウンター履歴とリセット
  • COLOR:液晶カラーテーマ変更
  • DEFAULT:工場出荷状態にリセット
  • ID CHECK:基板のIDを表示

SMARTモードをONにすると、アトマイザー装着時にコイル抵抗値を読んで自動で出力調整するほか、ワット数の上限にも制限がかかります。

液晶のカラーテーマは4色から選択できます。

吸ってみる

Zap! Juice Aisu Pineapple & Coconutを吸ってみます。

タンクにリキッドを入れて、初回はコイルにリキッドが染みこむまで10分ほど置いておきます。
コイルにコットンが染みこむ前に吸うとコイルの中のコットンが焦げて一発でダメになるので注意です。

コイルに直接染みこませてショートカットしたりもしますが、最近はこれがしにくいコイルも多いし、あまりやらなくなりましたね。

まずドローの重さですが、MTL向きにデザインしたにしてはちょっと軽いなぁといった印象。

全開状態だと普通にDL向き、MTLしようとすると口が疲れるくらいでした。
そのまま絞っていって、穴2つまでいくと軽めのMTLが出来るくらいに。
穴1つでも、重めDLの方がスムーズでした。

穴を全部閉じてしまって全閉にすると、割といい感じのMTLドローになりますね。

SMARTモードをONにしていると、アトマイザー装着時に自動で10wに設定されます。
出力を上げていくと、20wで制限がかかっていました。
個人的には11~12wくらいがちょうどいい感じ。

味は最初「あれ?なんか薄くない?」と思っていたのですが、
一晩おいた辺りから徐々に濃くなってきた感じ。

RBAのMTLアトマイザーほど濃い感じではないけど、悪くはないというか、一昔前の高抵抗コイルのクリアロと比べると大分進歩しているなぁと。
エアフロー全閉にして重めDL~MTLくらいで吸っていると十分実用に耐える感じではあります。

リキッド漏れも、最近のクリアロは大分起こりにくくなっている印象ですね。
1週ほど使用したけど今のところ漏れていないですし、
一度ポケットに入れてあちこちハードに移動していたらポケットの中でタンクのロックが外れていた事があり、ちょっと焦ったけどリキッドは無事でした。

まとめ

コンパクトなボディに内蔵バッテリー、VWのみの単機能、シンプルでわかりやすいメニュー構成など、主に初心者の方に向けたお手軽な機種として作られたイメージです。

メニュー表示などは既存のEleaf製品と異なり、かなりわかりやすい物になっていますし、コイルに合わせて自動でワッテージや上限の設定などを行うSMARTモードもビギナー補助といった雰囲気。

サイズ感はいいですね、先ほども書いたけど18650と18350の中間くらいで、あまりないサイズかも。
ただ、ちょっと重いなぁ。
ストラップホールが付いていますが、これを首からかけたら肩が凝りそうです。

大手のEleafさんらしく品質は安定しており、サイズ感や質感は非常にいいんだけど、もう少し軽くしてくれたらもっとよかった。

VapeSourcingさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
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