WEECKE C-VAPOR3.0
久しぶりにVAPEでなくヴェポライザーの記事です。
ヴェポライザーとはなんぞや?というと、
一言で言うとiQOSやgloといった加熱式タバコの仲間ですね。
タバコ葉などを加熱して、気化したニコチンを蒸気と一緒に吸うタイプの物です。
以前に一度記事にした事があるけど、これはこれで中々面白い物で、
時々シャグなどを吸うのに使ったりしています。
今は普通のタバコはほぼ吸っておらず、日常の喫煙は9割がたVAPEになっているのですが、
元々喫煙自体を趣味としても楽しんでいたので、シャグや煙管などの嗜好性の高い物は今でも家にあって、
週末などまったりしたい時に趣味として時々味わっている感じですね。
今までうちで使っていたのは、このFyhit Eco Sという機種なのですが、
これを買った当時はC-VAPOR2+という機種が現役で、そちらも良さそうで迷ってたんですよね。
それの最新機種が出たとのことで、今回レビューの機会を頂きました。
ありがとうございます。
目次
パッケージ
しっかりした紙の箱に入っています。
パカッとな。
日本語で注意事項が書かれた紙が入っていました。
パッケージ内容
- C-VAPOR3本体
- 充電用USBケーブル
- ゴム製ドリップチップ
- スペーサー
- クリーニングブラシ
- パッキンツール(葉の掻き出し用)
- 予備の網(マウスピース装着用)
- ユーザーマニュアル
日本語のマニュアルが付属しています。
この安心感。
付属のスペーサー。
これはタバコの太さと同じ系になっていて、これに詰めて吸えばセットも掃除も楽チン、といったパーツです。
主なスペック
本体サイズ | 50.5mm x 26mm x 118mm |
バッテリー容量 | 2300mah (18650バッテリー内蔵) |
充電 | DC 5V1A |
温度レンジ | 160℃〜230℃ (10℃刻み) |
連続吸引可能時間 | 4分 |
サイズ感はこのくらい。
ちょうど煙草の箱くらいかな。
重量は126g
電池内蔵でこれなので、かなり軽いほうだと思います。
C-VAPOR2.0+からの変更点
販売ページから引用
◇ 18500から18650に変更。 1600→2300mah
バッテリー容量約1.5倍で使用回数アップ
本体サイズは長さ+5mmだけに抑えました
◇セラミックヒーター線配置変更(味向上の為)チャンバーサイズは変わらずcv2のスペーサーもそのまま使える
◇ 基盤変更 ヒートアップ時間短縮 操作方法は同じです。
◇液晶表示を見やすく変更
◇喫煙残り時間表示
◇バイブ搭載 オン オフ時、設定温度到達時作動。
◇エアフローコントロール追加で自在にエアー量調整変更可能に
◇ ヒートシンク材質変更
◇シリコンケース販売予定
◇スペーサー専用ケース販売予定
◇蓋がネジ式からはめ込み式になって葉の交換が楽に
◇加熱室上部にPEEK素材を使用した保温テクノロジーを採用し、
省電力で温度を保持
外観・仕様
軽く湾曲したデザイン。
お酒の携帯容器のスキットルみたいな形。
外装はプラ製だけど、マット加工されているので安っぽくはないです。
側面にボタンが一つ。
操作に使うボタンはこれ1つのみです。
底面には充電用USBポートとエアフローコントロール
エアフローはここのツマミを回して調整するのですが、個人的にこれの存在が一番ポイント高かったです。
過去に使ったヴェポライザーで一番気になった点が「エアフローがスカスカ」な事なんですよね。
タバコの代わりに吸おうと思うと、どうしてもそこに一番違和感を感じる。
味がちゃんと出ていれば出ているほど気になっちゃうんですよね。
ここを全閉にすると、紙煙草と変わらないくらい重くなるので、かなり違和感無く吸える感じ。
上面、マウスピースを外すと、葉を熱するチャンバーがあります。
チャンバーはセラミックチャンバーです。
これ、Fyhitもそうだったんだけど、掃除はめちゃめちゃ楽ですね。
マウスピースは、ドリップチップとヒートシンクの組み合わせです。
ドリップチップは外れるようになっており、
標準装備のパイレックスガラス製ドリップチップと、付属の樹脂製ドリップチップを選んで装着できます。
また、ドリップチップは510規格なので、VAPE用の510ドリップチップもそのまま使用できます。
マウスピース底面は網になっています。
ヴェポライザーって結構蒸気が結露してマウスピースの掃除が大変なんだけど、ここで大分止めてくれるのでかなり楽になりますね。
使い方
ボタンを5クリックすると電源ON
ブルッとバイブが震えて、上面にある液晶画面が点灯し、温度表示が上がっていきます。
上段がセットした温度で、下段が現在のチャンバー内の温度。
チャンバーが設定した温度まで上がったら、再度ブルッとバイブが震えて知らせてくれます。
起動した状態でボタンを長押しすると設定温度を変更出来ます。
160℃〜230℃まで10℃刻みで上がっていき、230℃を超えたらまた160℃に戻ります。
VAPEに慣れてると、ついボタンを押しながら吸っちゃいそうになるけど、温度が変わっちゃうのでなにも押さずに吸いましょう。(何度かやった)
連続吸引可能時間は4分です。
最初の1分が過ぎると、180秒からカウントダウンが始まります。
0秒まで行くと、バイブがブルっと震えて電源が落ちます。
すぐにチャンバー内の温度が下がるわけではないので、切れてからも数回は吸えます。
4分で物足りない場合は再度電源を投入してチェーンスモーク可能です。
実際自分も2セットずつ吸うことが多いですね。
ただ、2回以上の連続吸いは機器を痛める可能性があるので避けて欲しいとのこと。
iQOSのヒートスティックを吸ってみる
このチャンバー形状やスペーサーのサイズ的に、iQOSや紙タバコを吸うのに適した設計になってるみたいなので、
まず同じ加熱式仲間のiQOSのヒートスティックから吸ってみます。
iQOS、名古屋で先行販売していたのでうちにもあるんですが、もう使ってないんですよね…。
味が合わなかったというのも大きいけど、ランニングコストが高いのがネックでした。
ヒートスティックがまだあるんで消費してみましょう。
ヒートスティックのフィルター部分をカットして、葉の入った部分だけにします。
毎回思うけど、葉、これだけなのよね…。
スペーサー使うとフィットするんだろうけど、試しにそのまま放り込んでみます。
結構隙間が空いてスカスカ、さてどうなるか…。
やはり隙間がある分暖まるのに時間がかかるみたいなので、ちょっと温度を上げて加速。
しばらくすると葉がしっかり温まったみたいで、煙が出てきます。
やはり元々加熱式タバコ用に作られた物なので、何もしなくてもしっかり煙が出ますね。
味もオリジナルのiQOS並に出ます。
フィルターがないせいか、暫く吸っているとちょっときつくなってきたので、最終的に170℃〜180℃くらいに落として吸いました。
この辺の温度管理の煩雑さをコンピュータ管理で自動化したのがiQOSなんですな。
逆にこちらは自分で好みの温度に調整出来るというメリットはあります。
1本で大体2回くらいは味が落ちずに吸えるので、コスパは悪くないかも。
終わったらコロンと出して捨てるだけ。
スペーサーも使ってみました。
やはりジャストフィットサイズなのでセットも楽だし、隙間もなくなるので温度の上昇も早いですね。
葉が温まってしまえばあとは大体同じ。
吸い終わった直後はスペーサーが物凄く熱くなっているので、すぐに取り出すのは厳禁です。
手で触ると確実にやけどすると思います。
数分待って温度が下がってから取り出します。
シャグ(手巻きタバコの葉)を吸ってみる
これが本来の使用法になりますかね。
現在うちにあるシャグは
- チェの赤
- COLTS バニラ
- COLTS グリーンティ
- アメスピ・ターコイズ
COLTSのグリーンティとアメスピは以前シャレでお茶葉のポットに入れて、パッケージを紛失。
チェやCOLTSはカットも細かく、ヴェポライザーでも美味しく吸いやすい葉だと思います。
チェ・レッド
これはヴェポライザーで吸いやすい葉だと思います。
結構加湿された状態でパックされているので、買ってきてすぐ使えます。
シャグもスペーサーを使うと掃除が楽になるけど、セラミックチャンバーで吸ったほうが美味しいと聞くし、折角なのでそのまま突っ込んでみます。
やはりこの葉は安定してますね。
味もいいです。
加湿が充分だと煙(水蒸気)も結構でますが、個人的にはもう少し煙が出て欲しい。
そう思った時はVAPE用のリキッドを垂らしちゃってます。
2〜3滴垂らすだけで一気に煙の量が増える。
味を弄りたくなければ素のグリセリンとか、薬局でケンエーグリセリン買ってきてもよさそう。
うちはハーブ系リキッドを垂らして味を変えたりしています。
垂らすのは2〜3滴くらい。
あまり多く垂らすと故障の可能性があるし、
マニュアルにも「リキッド/グリセリンの過度の仕様はしないこと」とあるので、この辺は自己責任ですね。
※(06/30追記)製品版のマニュアルでは「リキッドの使用はしないこと」となっているそうです。
チャンバーの外で予め1滴スペーサーに垂らす所まではメーカーからもOKが出ているとのことですが、それ以外のリキッド使用はあくまで自己責任でお願いします。
これも、葉を1回入れたら大体4分タイマー2回くらいは吸えると思います。
温度は170℃くらいでじっくり吸うのが好きだけど、この辺は好みですね。
吸い終わったらマウスピースを外して、
葉を掻き出したあと、ブラシで軽く掃除します。
COLTS バニラ
COLTS、美味いんですよ。
昔は手巻きでよく巻いて吸ってました。
今は手巻きもやってないけど、ヴェポライザーにも合うし、煙管とかで吸ってもイケる。
バニラは、開けた瞬間からめちゃめちゃ甘い香りがするので、VAPEのバニカス系みたいなあまーい味を想像するけど、実際熱して吸ってみるとそこまで甘くはなく、少しフレーバーが香るくらいです。
COLTSはチェよりも煙が出る印象で、リキッド等垂らさなくても満足できる感じ。
COLTS グリーンティ
入れ物のせいで後ろに回しちゃったけど、個人的には一番好きなシャグです。
昔もよく吸っていたし、ヴェポライザーで吸うのもこれが一番好き。
入れ物変えたせいでちょっと加湿足りないかな?と思ったけど、問題なかった。
タバコ感の中にふわっと香るお茶の香りが結構たまらないシャグです。
個人的には一番オススメ。
アメスピ・ターコイズ
アメスピ派だった自分ですが、
正直コレはちょっとヴェポライザーで吸うのはオススメできないかも。
シャグ自体は好きな物だったんだけど、
葉のカットが大きいせいなのかな?加熱で美味しく吸うのが少し難しい。
しっかり加湿して、リキッド垂らして、とかすれば吸えることは吸えます。
シャグをより美味しく吸うために
実際に手巻きで吸う時もそうなのですが、ヴェポライザーで美味しく吸うには特に加湿が重要かなー、と思います。
ジップロックなどでしっかり密封して保管して、ヒュミドールなどで適宜加湿してやる感じですかね。
こんなやつ。
専門の物を使わなくても、キッチンペーパーを湿らせて、アルミホイルで包んで入れておくとかそんな感じでOKです。
うちもヒュミドール紛失しちゃったんで今はそんな感じです。
紙巻たばこをカットして吸ってみる
普通の紙巻たばこも吸えます。
タバコ吸ってた頃常飲していたアメスピターコイズ12mgの生き残りです。
大体1/4〜1/5くらいにカット。
スペーサーに詰めてセットします。
こちらは元々加熱用に作られたものではないからか、煙量はかなり控えめですね。
味と吸った感はちゃんとあります。
でも、個人的にはやはり煙量が物足りないので、
自分は、紙巻きを吸う時はリキッド添加が必須かも。
これも、最初は200℃、温まったら170〜180℃くらいで吸う感じがよかったです。
煙少ないかなーって高いまま吸っていたらちょっとキツかった。
別売りのスペーサーセットを使って持ち出ししてみる
別売りのヒーティングチューブスペーサー(10個入り)
本体に付属しているスペーサーは貫通していますが、こちらは網がついています。
これに予め葉やタバコを詰めたものを作って用意しておけば、出先でも普通に使えるかな?と思ったのでやってみました。
シャグ(COLTSグリーンティ)を詰めたものと、カットしたタバコ(アメスピ)を差し込んだものを作成。
アメスピの方には予めリキッドを垂らして染み込ませておきました。
こぼれたら嫌なのでパウチ袋に詰めて職場に持参。
職場の喫煙室にて。
いや、なかなか快適に使えますね。
4分2セット吸ってそのまま席に戻って、
次回吸いに行く前に、冷えたスペーサーごと取り出して新しい物に交換って感じで。
流石に出先で葉の掃除までは出来ないので、使用済みの物はまたパウチ袋に戻して家で処理しました。
葉を詰めたスペーサーを合計7個作成して出かけたのですが、
全部を4分x2セット、合計14セット吸って、電池の残りは1/4メモリといった感じ。
準備の手間さえ許容できれば、出先でも日常使用出来そう。
まとめ
ヴェポライザーは既に使っていましたが、流石に最新機種だけあって色々と使いやすくなっていますね。
FyHitはサイズ的にも、詰替えの手間的にも、出先での使用は考えられない感じだったので、家で時々使う程度だったけど、これは外での使用も充分視野に入りそうです。
あと、エアフロー調整可能なのがやはりポイント高い。
エアーを絞って吸うとホントいい感じです。
ヴェポライザーは、iQOSや紙巻きタバコの代替品として考える人が多いとは思うけど、一番気になるポイントはコストかな?自分もそうだったし。
iQOSのヒートスティックを使う分にはコストは変わらない(2回くらい吸えるからその分は下がる?)けど、
シャグやカットした紙巻きを使う場合なら、ランニングコストはめちゃめちゃ安いですね。1/5カットで吸ったとして単純に1/5。
匂いなどはiQOS等の加熱式と同等で、全然残らないので室内吸いもいけるかと思います。
副流煙や有害物質の問題も同じ加熱式のiQOSと同等といった感じですかね。
この辺は賛否両論色々言われているけど、恐らくiQOS絡みで今後も情報が出てくると思うので注視していたいです。
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