XMAX STARRY 3.0 レビュー|スリムデザインの高機能ヴェポライザー

20190402追記:
ヒーターをコンベクション式と勘違いしていましたが、この機種のヒーターはコンダクション式でした。
お詫びして訂正いたします
誤った情報を乗せてしまい申し訳ございません。

久々にヴェポライザーのレビューです。

XMAX STARRY 3.0

非常にスリムでスタイリッシュなヴェポライザー。

人気機種STARRYの2019年最新バージョンです。

18650バッテリー交換式、マグネット式キャップの幅広チャンバー、1℃刻みの温度調整機能など、非常に高機能で使いやすく、

ヒーターはコンベクション式コンダクション式で、非常に味の良いヴェポライザーです。

この製品はVAPONAVIさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

特徴

人気機種STARRYの最新バージョン

高機能なヴェポライザーとして人気の高いSTARRYの最新バージョンです。

前バージョンとの違いは、

・マウスピースのフィルターが従来のセラミックからステンメッシュに変更になり、ドローが従来の物より軽くなっております。

・液晶画面が従来の物より見やすくなっております。         

・電池蓋に若干の変更があります。

・ヒートアップ時及び電源OFF時バイブレーションにてお知らせ機能追加。

(ショップサイト様より引用)

18650バッテリー交換式

ヴェポライザーはバッテリー内蔵式の物が多く、交換式は割と希少なのですが、
この機種はその希少なバッテリー交換式です。

18650バッテリーに対応しており、バッテリーがヘタっても本体は継続して使用できる他、予備を持ち歩けば外出先でバッテリー切れを起こしても交換して使用出来ます。

バッテリーは1本同梱しているので、別売りで購入する必要はありません。

満遍なく加熱出来るセラミック製の幅広チャンバー

ヴェポライザーのヒーターには、コンダクション式とコンベクション式の2種類があります。

コンダクション式は、ヒーターでチャンバーを加熱して直接熱を伝える方式。
コンベクション式は、ヒーターの熱風を送って、中の葉全体を熱する方式。

一般的に、コンベクション式の方が喫味がいいと言われており、
エントリー機にはコンダクション式が多く、コンベクション式は高級機に多く採用されております。

この機種はコンベクション式のヒーターを搭載したセラミックチャンバー。

この機種はコンダクション式ですが、非常にまろやかで満遍なく加熱してくれます。
味もよく、掃除も楽ですし、幅広の形状で葉の交換や掃除もしやすいです。

見やすい液晶表示と1℃刻みの温度設定

液晶画面は輝度も高く非常に見やすいです。
残り時間のカウントダウン表示など、わかりやすい表記。

温度設定はボタン操作で1℃刻みで切替可能で、
100℃〜240℃(212°F〜464°F)までと幅広い温度に対応しています。

パッケージ

黒い蓋に赤い箱。

裏面には日本語の表記がありますね。
VAPONAVIさんはXMax社の日本総代理店との事で、メーカーから日本仕様で仕入れておられます。

正規品チェック用のスクラッチシールも裏面に貼られています。

パッケージ内容

  • STARRY ヴェポライザー本体
  • 18650バッテリー
  • USBケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • 保証書
  • 警告カード
  • クリーニングキット
  • ピンセット
  • オイルカップ
  • 予備フィルター類

日本向けバージョンということで、マニュアルはもちろん日本語表記です。

よくある中国製品のマニュアルの日本語のように怪しい表記などはなく、しっかりした日本語で書かれています。

付属のバッテリーはSAMSUNGのICR18650-26JM
2600mAhのバッテリーです。

VAPEなどによく使用されている18650規格のセルですが、
ICRですし、最大電流は5.2Aと非常に低く設定されているので、VAPEなどへの転用は避けたほうが無難です。

逆に、VAPE用のバッテリーをこちらに転用する事はスペック的には問題ないと思いますが、フラットトップの高さが異なる場合に無理矢理使用すると故障などの危険があるので、極力付属の物を使用したほうがよいかと思います。

VAPONAViさんのページには、

電池を交換して使用する場合は、
・EFEST 2100mAh 2500mAh 3000mAh

をお使いください。

と記載されています。

オイルカップも付属しています。
中にシリカウィックが入っており、チャンバーにピッタリハマる形状。

ですがうちではこれを使用する環境はない為、今回はこれは使用せず、タバコ葉を吸うヴェポライザーとしてのみレビューします。

外観・詳細

非常にスリムな形状。
ロゴの表記が片面にあるのみで、シンプルかつシックな感じになっています。

側面の液晶画面と操作ボタンがあり、反対側もデザイン上同様のクリアパーツになっている為、両方に保護シートが貼られています。

サイズ感はこのくらい。
長さは少々ありますが、非常にスリムに作られているのがわかります。

本体表面は薄っすらと梨地のシボ加工が施されており、高級感があります。

両面のこの位置に開いている穴はエアホールです。

上から、ファイアボタン、液晶画面、温度調整ボタン、充電用USBポート。
ボタンはクリック感のしっかりした押しやすいボタンです。

マウスピースは細長い形状の物が上部についており、ヒンジを回転させることで吸口が外に出てきます。
専用形状なのでマウスピースの交換やVAPE用のドリップチップの使用は不可ですが、付属のアダプターを装着するとタバコ用のフィルターも装着可能です。

チャンバーのキャップはマグネット式で脱着が容易な為、葉の交換やメンテナンスなどがやりやすいです。

キャップ側にもフィルターが内蔵されており、分解して洗浄、交換が可能です。

底面には電池蓋があります。

レバーを押し込むと開き、締める際はカチッと鳴るまで蓋を押し込みます。
蓋側にマイナスの刻印があるので、それに従ってプラス極が上になるように挿入します。

本体重量は94g、バッテリー込みで138g
VAPEのシングルバッテリーModと同じくらいかな?
気になるほどの重量感は感じませんでした。

使用方法


チャンバーにタバコ葉を適量詰めます。
この詰め具合によっても味が変わってくるので、好みの詰め具合を模索してください。

電源ボタンを3秒間長押しすると電源が入り、加熱を開始します。

加熱中は右のアイコンが点滅し、設定温度に達するとバイブが震え、点灯に変わります。

温度設定ボタン(+/−)で、設定温度を1℃単位で変更可能です。
温度を変更すると再度加熱状態になり、設定温度に達したらバイブが震えます。

温度表示は摂氏/華氏の切り替えが可能。
電源ON中に電源ボタンと−ボタンを2秒間同時押しで切り替わります。

左下の時間は、喫煙可能な残り時間で、
電源が入っている間カウントダウンしてゆき、0になると電源がOFFになります。

喫煙時間は、初期状態では5分ですが、10分に設定することも可能です。
電源ON中に電源ボタンと+ボタンを2秒間同時押しで切り替わります。

また、時間の範囲内でも、喫煙をやめたい際は電源ボタンを3秒長押しすると即座に電源がOFFになります。

吸ってみる

吸ってみましょう、まずは無着香シャグから。
一番のお気に入りシャグである、RAWのオーガニックを吸ってみます。

無着香はアメスピをメインで吸っていたのですが、最近はヴェポライザーで吸うことが多いので、カットが細かくてヴェポライザーとの親和性の高いこちらがメインになっています。

純粋なコンベクション式というのは初めてなのですが、
時間によって味の移り変わりが結構大きく感じます。

加熱完了後、すぐの状態は割と薄く感じますが、しばらく吸っていると徐々に味が出てくる感じ。

1〜2分ほど吸っていると味のピークに達しますね。
10分設定で吸ってみたのですが、6〜7分頃から徐々に味が落ち始めてきました。
その間くらいが味のピークのようです。

前後は若干物足りなさはあるのですが、味のピークに達している間は非常に美味しいです。
ニコチンキックも強く感じられるので吸った感が強く、満足感がありますね。

ドローは結構軽めに感じます。
MTL、所謂タバコ吸いはちょっとキツイかな、といった印象。
自然と、DL気味の吸い方になります。

ですが、吸口が補足で凝縮されるのか、喫味はかなり濃く感じます。

煙の量は、コンダクション式と比べると少しだけ少ないかな?
ちょっと古い葉で、加湿不足気味だったせいもあるかもしれません。

途中でVAPEのリキッドを2滴ほと投下してみたら、煙量が増してフレーバーも混ざり、より好みな感じになりました。
※故障の危険性もある為、メーカー非推奨です。
リスクを理解した上で自己責任で行っております。

吸い終わったら、マグネットキャップを開けてチャンバーからタバコ葉を掻き出します。

コンダクション式のように外側からカラッと焼ける感じではないので、シャグポンは流石に無理そうな感じですが、チャンバーが幅広なのでかなり楽に書き出せます。

掻き出した葉を見ると、全体的に満遍なく綺麗に焼けているのがわかります。
流石に10分も加熱すると、この量でもガッツリ焼けてますね。

吸ってみた感じ、恐らく着香系の方がより美味しく吸えるんじゃないかと思い、
COLTSのアップル&シナモンを吸ってみます。

やはり合いますね。
内側からじわっと加熱され、かなり濃いフレーバーが味わえます。

味のピークタイム等は上記と同じ感じ。

こちらは加湿も充分だったので、煙もそこそこ出る感じでした。

COLTSのグリーンティも吸ってみましょう。

だいたい予想はしていたのですが、これも相当美味いですね。
こちらも加湿充分だったので、満足感はかなり高かったです。

まとめ

そうとうポテンシャルの高いヴェポライザーですね。
サイズ感、使いやすさ共に今まで使った物の中では一番良かったです。

コンベクション式のヴェポライザーは初めてだったのですが、味も非常によく出ますし、
コンダクション式で時々感じる、喉に刺さるようなキツイ感じも起こらず、終始マイルドに喫煙出来ました。

シャグは、無香料の場合は、今回使ったオーガニック系ではなく、チェ赤などのシャグの方が合うと思います。
今回のRAWも充分美味しかったのですが、多分ある程度しっかりと香りやコクのある物の方がよりポテンシャルを発揮できそう。

20190403追記
コンベクション式を吸ったことがないこともあり、あまりにも滑らかなので完全に勘違いしていました、重ねて、すみませんでした。

「これ、今までのやつより美味しい」って言う妻に「これはヒーターの仕組みが違うんだぜ」ってドヤ顔で話していたのが、今になるとものすごく恥ずかしい…。

販売リンク

VAPONAViさんで¥9800で発売しております。
国内代理店なので日本向け仕様で、3ヶ月国内保障付きです。

コメント

  1. 前田 より:

    XMAX STARRY 3.0
    コンダクション式と間違えていませんか?
    ほかのサイトではコンダクション式になっていますが….

    • Marz より:

      ホントだ!
      すみません、完全に勘違いしていました…。
      これは恥ずかしい…。

      消すのもずるいと思うので、取り消し線を入れて訂正しておきます。
      ご指摘ありがとうございました!

  2. slick使い より:

    自分としては
    DL寄り、コンベクションと間違えるくらいに棘がなく、奥様の言う今までのより美味しい。で十分レビューとして機能を果たせているなと思いますw

    • Marz より:

      ありがとうございます、そう行って頂けると救われます…。
      このSTARRYとAVANT(本日公開予定)はマイルドで、味がよかったです。

      Slickも美味しいですよね!
      うちでもずっとメイン機として使っていました!

  3. slick使い より:

    slickが初ヴェポでお気に入りなんですが
    古くなってきたのと違う機種を試してみたい!
    5分じゃ短いしバッテリーは交換出来た方が良いという自分にはstarryがドンピシャでしたw

    そこでこの記事を見つけ、不安だったドローの重さと味問題が解消出来たので購入し週末に届く予定です!笑
    ちなみに喫味のピーク時間は比較的短い方です??
    slickを基準に教えて貰えるとありがたいです!
    もう購入してるんで今更なんですがw

    • Marz より:

      味のピークは、Slickより長く感じます。
      セッション時間10分設定で使用しているのですが、加熱1〜2分辺りからピークに達してきて、6〜7分(残り時間3〜4分)あたりから徐々に落ちていく感じですね。
      自分も前日までSlickを使っていての今回のStarryだったのですが、かなり満足感は高かったです!

  4. Hotta より:

    weecke2(故障)→weecke3→STARRY3.0 で、使用してます。STARRY3.0ですが、付属のOリングは どの交換部品ですか?
    白色のシリコン?です。

    • Marz より:

      こんばんは、コメントありがとうございます。

      シリコンの円形のOリングは、マウスピースの付け根に使用されています。
      マウスピース裏側のフィルタを外して、金属のストッパーをスライドさせて外すと取り外せます。
      破損しやすい部品なのでお気を付けください。

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