1~2ヶ月前くらいにTwitterに流れてきた画像で、凄く気になっていたのがありまして。
これこれ。
なんぞこれー!って感じで……。
リキッドのミストとドリンクをミックスして楽しめるの?
またなんか変なの作ったなぁ…(失礼)
でも、こういう変わったデバイス大好きでして、機会があれば一度試してみたいなぁ。
というか、凄く気になるし、誰かレビューしないかなぁ、読みたいなぁ。
なんて思っていたら……。
まさか自分がレビューさせて貰える事になるとは。
そんなわけで今回はこれです。
Smoant Campbel Kit
明らかにおかしい見た目ですね。
アトマイザー長すぎますよね。
でもね、これ……。
ホント、凄く楽しかったです。
こういうチャレンジングな製品、大好き。
意外とジュースのフレーバーもしっかり味わえて、味もなかなか楽しめますよ。
ありがとうございます。
目次
パッケージ
やたら豪華な箱に入っています。
お高い洋書の表紙みたいな感じ。
蓋を開けた所。
ホント豪華な感じ。
中蓋を開けたらご対面。
スポンジの間仕切りにキッチリと収まっています。
内容物
- Mod
- アトマイザー
- 予備ガラスチューブ(リキッド部用、ドリンク部用)
- 予備コイル
- USBケーブル
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード、ワーニングカード、製品合格証
- 予備Oリング
ユーザーマニュアルも、外箱と同じ素材で豪華な装丁。
内容は各ページで中国語と英語が併記してあるタイプでした。
付属コイルはNi80の0.2Ω。
本体に装着済みの他、予備で2本付いていました。
外観・特徴
Mod部分
Mod部分は結構小柄な感じ。
ボタンが1つあるだけのシンプルな物で、各種保護機能を搭載したセミメカニカルMODになります。
この通り、手にすっぽり入るサイズ。
本体は金属製で、うっすらとヘアライン加工が施されています。質感良好。
ボタンとその両脇にはLEDのインジケーターが埋め込まれており、パフ時にこのように光ります。
サイドの3つのLEDは、バッテリーの残量表示にもなっています。
また、保護回路の警告も、こちらの点滅で行われます。
上面には一般のModと同じく510スレッド。
コンタクトピンはスプリング式で上下するタイプになっています。
普通のアトマイザーを乗せて、小柄なセミメカルModとして使う事も出来ますね。
24mmを乗せてもはみ出さないくらいの幅はあります。
底面。
バッテリーキャップはスライドしてから開くタイプです。
アトマイザー部分
めちゃめちゃ長いアトマイザーですね…。
ドリンクを霧化させる部分がとにかく長い。
ガラス部分が多いので、金属のカバーでしっかり保護されています。
ドリップチップは専用品でキャップと一体型になっており、交換は不可。
非使用時はここを回す事で開口部を閉じる事ができ、ドリンクの漏れを防ぎます。
Modと組み合わせた時のインパクトはもう凄いの一言。
ステルスタイプにした方が良かったのでは……w
サイズ感。
ちょっと外に持ち出すのは辛いかな。
詳細
公式ページ
スペック
Mod
サイズ | 77mm x 55mm x 30mm |
出力レンジ | 1~80w |
対応抵抗値 | 0.08Ω~3.0Ω |
バッテリー | 18650×1 (別売) |
電圧レンジ | 3.2~4.2V |
動作モード | バイパスモード |
充電 | 5V/1.0A |
保護回路 | バッテリー逆刺し保護 高温保護 過放電保護 過充電保護 短絡(ショート)保護 長時間ONになった時に自動切断 |
アトマイザー
直径 | 24mm(カバー部) |
高さ | 111mm(ドリンク部分) + 30.4mm(タンク部分) |
リキッド容量 | ドリンク:3ml リキッド:2ml |
ドリップチップ | 810規格 |
コイル | 標準コイル:Ni80 0.2Ω(30~60w) |
エアフロー | ボトムエアフロー |
カラーバリエーション
カラーバリエーションは3色です。
バッテリーは18650を1本使用
バッテリーは18650を1本使用します(別売)
底の蓋を開けて、+極を奥側にして挿入します。
本体にあるMicroUSBポートを使用して、本体でバッテリーを充電する事も出来ます。
アトマイザーの構造
アトマイザーを分解してみます。
かなりややこしそうなので、マニュアルを見ながら……。
ドリンク部分のカバーを外すと、2つのタンクはOリングで留まっているだけなので、まずはここを分割します。
リキッド側は一般的なクリアロマイザーの形状。
この蓋の穴に510ドリチが付けられたらリキッドだけでも吸えるかな、と思ったけど、径が合いませんでした。
ドリンク部分。
ドリンクをミスト化する為か、細かいパーツが沢山取り付けられています。
このパーツは下から回して引っこ抜きます。
リキッドのミストを均等に噴霧させる部品ですかね?
中には玉が1個入っていました。逆流防止用かな。
ガラスチューブはOリングで留まっているだけですが、
底と真ん中のパーツの2カ所で支えており、そのまま外すのは無理そう。
ラジオペンチかピンセットで中のパーツを1つずつ外していきます。
初回は部品の組み付けが固かったのでラジペンを使いましたが、2回目以降はピンセットでいけました。
全部バラすとこんな感じ。
パーツ点数が凄いな……。
トップキャップの内側。
リキッドとドリンクの混合気は直接出てくるのではなく、一旦ここのフィルター部分を通過します。
吸ってみる
吸ってみますよ!
バラしたり写真撮ったりで大分お預け食らったんでかなりワクワクしてますよ!
HiLIQさんのFunta Lemonと、コカコーラを用意してみました。
説明書や公式ページにも「Soft drink」と表記されているので、アルコール飲料等は避けた方がよさそう。
まずはリキッド。
クリアロなので、コイル内のコットンに十分染みこませておきつつ、タンクにも補充します。
まずこれだけで吸ってみましたが、やはりこれだけだとうっすいですね……。
ミストが色んな所を通過してくるだけなので、当然っちゃ当然ですが
次に、ドリンク部分にコーラを入れます。
一応シリンジを使いました。
容量は3ml、MAXラインが意外と下の方にあるので注意です。
ファイアボタンを押さずにそのまま吸うと、コーラがボコボコと揺れて、粗めのミスト状になった物がほんのりと口に入ってきます。
なるほど。
そしてファイアボタンを押して吸ってみると、レモン味のミストと共にコーラのフレーバーが!
これ、ただの色物ってだけでなく、なかなか美味しい。
ミストがドリンクの中を通過してくるからか、普通に吸うのに比べてしっとりとした感じで、
元々ドリンク感を感じるリキッドだったのですが、ドリンク感がかなり増しています。
なんか今までになかった味わいかも。
欲を言うと、もう少しリキッドのが味が濃く出てくれるとよかったかも。
コーラとの組み合わせを2日ほど楽しんだ後、
ドリンク部分を洗浄して、今度はオレンジジュースを入れてみました。
面倒になったから台所でダイレクトに入れて来ちゃった。
うーん、オレンジジュースはコーラほどのインパクトは無かったかな?
オレンジとレモンという柑橘系同士の相性はよいので、味はいいのですが、若干パンチが弱いかも。
スーパーに売ってた安い紙パックジュースなので、Doleとかの濃い物を使うとまた印象変わるかなぁ。
でもこれ、炭酸飲料の方がインパクトあるかなって気がします。
リキッド部分はコイルがあるから変えづらいけど、
ドリンク部分は独立して洗浄出来るので、色々試せそうですね。
まとめ
正直最初は色物扱いで興味本位で触り始めた感じでしたが、なかなか面白いですね、これ。
味もなかなか美味しいので、あると結構吸っちゃいます。
流石にこの形状は外には持ち出しづらいですが、家で合間合間にちょこちょこと。
普通のVAPEのミストって、吸っていると水分奪われて喉渇いたりすることがありますが、
これ、ミストがしっとりしているので逆に潤ったりしますね。
サッパリしているので思わず手が伸びる。
欲を言うとクリアロ部分がもう少し味が出ると良かったかなぁ。
上に色々部品が付いていてその中を通過してくるから仕方ないのかもしれませんが。
メンソ系とか、スーッとするタイプのリキッドを使うのもありかな?
クリアロなのでコイルの関係でリキッドは頻繁に替えづらいですが、ドリンク側は洗って入れ替えるのは容易なので、
余り癖のないリキッドを入れておいて、ドリンクを色々組み合わせて楽しむ感じになりますかね。
でもこれ、他のVAPERさんとかが遊びに来た際に吸わせてみたりもしたいし、コイルは幾つか補充しときたいなぁ……買っとくかw
かなり特殊なので、これからVAPE始めるぞ!という方にはオススメづらいキットではありますね。
一応Mod部分はセミメカとして使えるっちゃ使えるけど。
色々楽しんでるVAPERさんが、新しい扉を開いてみたい!となった時にふと目に付くタイプのデバイスかなー、と思います。
相当な変わり種ですが、なかなか楽しいですよ。
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