Smoant Knight AIO Kit レビュー|一風変わった構造のオシャレなBORO互換AIO

Smoant Knight AIO Kitのレビューです。

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Pasitoなど、一風変わったデバイスのヒットが多いSmoantさんから、BORO互換AIOの登場です。

一見普通のBoxタイプAIOに見えますが、やはりそこはSmoantさん、バッテリーもタンクもサイドからセットする一風変わったAIOとなっています。
Smoantさんのインスタでも、サイドパネルやバッテリーカバーなどを他の色に着せ替えたりと、なかなか遊び心のあるデバイスです。

以前同社から出ていたKnight80Knight40から引き継いだ、クリアパーツを配したソリッドな直方体デザインがこのBoxタイプAIOととても相性がよく、スッキリしたオシャレなデバイスに仕上がっています。

機能面でも、出力モードがVWモード、VVモード、カーブモード、バイパスモード、温度管理(Ni/Ti/SS/TCR)と何気に多彩。

付属のタンクはコイル交換式の所謂クリアロタンク、
BORO互換なので、他のBORO互換タンクをこのAIOで使用したり、クリアロタンクを他のBOROデバイスで使用したりすることができます。

この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

明るめシルバーのシンプルなパッケージ、
蓋側には製品が直接見られる窓が設けられており、背面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

パッケージ内容

  • Knight AIO本体
  • K-2 0.4Ωコイル(本体装着済)
  • K-5 0.15Ωコイル
  • 予備ドリップチップ
  • USB Type-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

外観・特徴

初代Knight80のようなゴツ目の直方体デザイン。

直線基調のソリッドな形状に、金属パーツとクリアパーツの対比が上手くハマって、オシャレな雰囲気を作り出すのに成功しているデザインだと感じます。

サイズ感はこんな感じ。

Cthulhu AIO V2と並べてみました。
流石にこのあたりと比べるとちょっと大きめ。

カラーバリエーションは全部で8色

初期状態で前面に貼られているのは操作方法の書かれたステッカー、
これは簡単に剥がせるようになっています。

ステッカーを剥がすとクリアパーツの下に液晶画面が入っています。

ファイアボタン、+/-ボタンも前面に配置されています。

裏面にはリキッド確認用の窓。
この裏面の見た目が個人的に好みです。

タンク部分のパネルはマグネットで固定されており、取り外すことが出来ます。
ここからタンクを取り外すことは出来ませんが、リキッド補充などを行う事が出来ます。

USB Type-Cポートは底面に付いています。

この手のBox型AIOは前面、背面のパネルを外してバッテリーやタンクにアクセスする物が殆どなのですが、このKnight AIOは両面ともパネル形状になっていない、
ならどこからアクセスするのかというと、左右からです。

こちら側はバッテリーカバー

バッテリーの金具はスプリング式ではなく、ネジ式でガッチリ固定します。
カバーもしっかり覆い被さる形状でホールド感は高いです。

こちら側のサイドパネルはタンクへのアクセスとなります。

一般的なBORO系デバイス同様、ドリップチップ部分の留め具を回して外すとタンクを横から引っ張り出すことができます。

ドリップチップは510規格の物が使用されており、汎用品の510ドリップチップも使用可能。

キットには2種類の形状のドリップチップが付属しています。

2種とも、台座の切り欠きに食い込む突起が設けられており、道具を使用せずに台座を回すことの出来る優れもの。

タンクを外すたびに上の金具を回すのがBOROデバイスでは地味に面倒な部分なので、助かります。

Knight AIOカートリッジ

コイル交換式の所謂クリアロタイプのカートリッジです。

BOROタンクはRBAが主流ですが、大手メーカーがBOROデバイスを積極的に出すようになり、こうしたクリアロタイプのタンクもチラホラ見かけるようになりました。

コイル交換だけで使える手軽さが魅力です。

リキッド注入口は前面、側面の両方に付いており、どちらのタイプのデバイスに装着しても付けたままリキッド補充が出来るようになっています。

コイルの下にエアフローコントロールが付いています。

コイルの交換は、まずボトムパーツをスッポリと抜いて

ボトムパーツの上からコイルを引き抜きます。

リキッドが入ったままでは出来ないですね。

付属コイルは初期装着の0.4Ωと0.15Ω、どちらもメッシュコイルです。

同社のKシリーズのコイルを使用することが出来ます。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 96.4 x 51.2 x 26.3mm
素材 アルミニウム合金+PCTG
重量 128g(実測)
リキッド容量 5ml
コイル コイル交換式(Kシリーズコイル互換)
バッテリー 18650×1本(※別売)
スイッチ マニュアルパフ(ボタン式)
出力モード VWモード
VVモード
DVW(カーブ)モード
バイパスモード
温度管理モード(Ni/Ti/SS/TCR)
出力ワッテージ 5~90w
温度管理 100℃~300℃ 200F~600F
対応抵抗値 0.05Ω~3.0Ω
充電 USB Type-C 5V/2A

重量の実測、本体重量128g、バッテリー込みで176g
べらぼうに軽いというわけではないですが、アルミとPCTGなのでサイズの割りには重くないです。

操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

出力モード切り替え

電源ON中にファイアボタンを3クリックするとモード表記が点滅し、その間に+/-ボタンを押すとモードが切り替わります。

  • VW: 可変ワッテージモード
  • VV:可変電圧モード
  • DVW:カーブモード
  • BP:バイパスモード
  • NI/TI/SS/TCR:温度管理モード

DVWモード中、
ファイアボタンと-ボタンを同時に長押しすると、ワッテージカーブの目盛りごとのワット数調整
ファイアボタンと+ボタンを同時に長押しすると、ワッテージカーブの目盛りごとの秒数調整

温度管理モード中、
ファイアボタンと+ボタンを同時に長押しすると、動作ワッテージの調整
TCRの時はファイアボタンと-ボタンを同時に長押しするとTCR値の調整

本体ロック

電源ON中に+/-を同時に長押しするとロックがかけられます。
ロック中は全てのボタン操作が効かなくなります。

パフリセット

電源ON中にファイアボタンと+/-を同時に長押しするとパフカウンターがリセットされます。

吸ってみる

初期装着の0.4Ωコイルで、I4U.さんのJanisを吸ってみます。

サイドにもリキッド注入口があるので本体に付けたままでも普通にリキッド補充できます。

背面パネルを外してこちら側から入れることも出来ます。
注入口が前にしかないタンクを使用する場合はこちらからですね。

注意

こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。

コイルを入れたタンクを装着したら自動で35wに設定されました、
0.4Ωならこのくらいがちょうどいいですね。

メッシュコイルですし、0.4Ωとはいえかなりのミスト量です、
きめ細かいミストで味もしっかり出ています。

昨今はコイルユニットもメッシュコイルが普通になり、ハズレを探す方が難しいくらいになっています。
クリアロは手軽に美味しい時代。

立ち上がりも速く、なかなか快適です。

ただ、エアフロー全開だと結構スカスカで流石にこのコイルには軽く、エアーのに対してミスト量が負ける為、薄く感じてしまいます。

エアフローコントロールの調整は、本体に付けたままだと手では厳しいかな?
私のゴツい指では回しづらかったので、マイナスドライバーで回しました。

エアフローを半開以下にすると程よい抵抗感になり、ミスト量とのバランスが取れてきます。
全閉で重めDLくらいかな?
流石にガッツリ重くとまではいかないですが、このタイプのAFCってあまり効かないイメージがあったので、割としっかり効くなと感じました。

まとめ

Boxタイプなのに左右からアクセスする、なかなか面白い形状のAIOです。
直線基調のソリッドなデザインがオシャレ。

性能面では、多彩な出力モードを搭載している上に立ち上がりも速く、かなり良く出来ていると思います。

付属のタンクはクリアロタイプで手軽に美味しいです。
ただ気になるのはコイルの入手性ですね……。
SmoantのKシリーズコイルを使用するのですが、国内に絞って探してみると、Pasito Proなどに使用するSシリーズコイルは見かけるのですが、Kシリーズはあまり見かけず。
楽天でPasito II用として売られている物がKシリーズのようで、K1,K2,K3は見かけました。

コイルは消耗品なので、継続的に使用するには見かけた物を予め多めに確保しておくか、海外通販という形になってしまうかなぁと。

とはいえ、本体の性能やデザインはかなりよく、タンクは置いといて自前のBOROタンクを使用する為のデバイスとしても十分アリな選択かと思います。
この辺は、互換性のある規格の強みですね。

販売情報

Sourcemoreさんでは$39.99にて販売中。
クーポンコード“SKAK”を入力すると$35.79になります。

また、会員登録してログインした状態で購入すると$31.00になります。

※現在Pre Order表記になっているので注意です。
新しい製品なので大きな心配は無いかと思いますが、時間はかかるかも知れません。

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