HiLIQ ZIRO H1のレビューです。
HiLIQさんはVAPEをされている方にとってはかなり馴染みの深いメーカーさん、
コストパフォーマンスに優れるリキッドや各種添加剤などでお世話になっている方も多いかと思います。
そのHiLIQさんが新たに加熱式タバコデバイスに参入しましたが、初回から中々飛ばしていますね、
iQOSイルマの互換機では最近定番になりつつある”2度吸い”に対応しているのはもちろんのこと、差し替えなどを必要とせず、スティックを刺したまま2度目が連続喫煙できるという仕様です。
しかも相当な軽量コンパクト。
どうやら、他でよくあるような”内側加熱→外側加熱による2度吸い”ではなく、外側加熱をベースに、ヒーターの加熱コントロールによって2度吸いを実現しているようです。
この製品はHiLIQさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
コンパクトな簡易パッケージです。
パッケージ内容
本体と説明書のみのシンプルな内容。
取扱説明書は日本語で記載されています。
本体に注意事項の書かれたシールが貼ってありますが、これは簡単に剥がすことができます。
外観・特徴
シンプルな本体デザインの、コンパクトなデバイスです。
サイズ感はこんな感じ。
本体はプラ系素材で作られていますが、アルマイト風のマットな表面仕上げが施されており、安っぽさはありません。
前面上部に操作ボタンが1つ付いており、操作はこのボタンで行います。
ボタンの下には大きめの液晶画面が入っており、動作モードタイマー、やバッテリー残量などを表示します。
上面にはスティック差し込み用のホール
底面には充電用のUSB Type-Cポートが付いています。
PSEマークも取得されていますね。
詳細
メーカー公式

スペック
| サイズ | 34.8 x 20.6 x 92.5mm | 
| 重量 | 約66g | 
| 材質 | プラスチック | 
| バッテリー | 内蔵1800mAh | 
| 連続喫煙回数 | 約25回 | 
| 加熱時間 | 250秒 | 
| 予熱時間 | 30秒 | 
| 加熱温度 | 0~320℃ | 
| 充電 | USB Type-C 5V/2A | 
| 充電時間 | 90分 | 
| 加熱技術 | 360°高熱伝導技術 | 
| 起動 | オート/マニュアルスタート | 
| 対応スティック | TEREA / SENTIA | 
重量の実測は64gでした、かなり軽量です。
使用方法
本体ロック(チャイルドロック)
パッケージから出したばかりの状態は、本体ロックがかかっています。
ロック中は液晶画面の中心の宝石マークが紫(アメジスト)になっています。
ボタンを5クリックすると解除出来ます。
再度5クリックすると再びロックがかかります。
喫煙
ロック解除状態の時にスティックを刺すと自動で検知して加熱が始まります。
初回はクールモードで起動、
1回吸い終わった後、スティックを抜かずにそのままボタンを2秒長押しするとホットモードで起動し、2回目を吸うことができます。
喫煙を途中でやめる時は、ボタンを2秒長押しすると加熱が停止します。
このあたりの操作は非常にシンプルなので、次項で実際に試しながら紹介します。
吸ってみる
それでは実際に吸ってみようと思います。
スティックを刺したら自動で検知し、クールモードで加熱が始まります。
30秒の予熱時間が終了したら喫煙可能状態になり、残り時間のタイマーに切り替わります。
クールモード時は液晶上の文字が「CO」となり、宝石マークは緑(エメラルド)で点灯します。
喫煙時間は250秒、回数制限はありません。
クールモードは加熱温度55℃以下とのことで、大分低いな、という印象。
最初の1分くらいは「あれ?」ってなりました、煙は少なめで、吸い応えもややスカスカ、
ですがその後徐々に煙のボリュームが増してゆき、後半に至る頃には他の機種と遜色のないガッツリとした吸い応えに。
恐らくクールモードは、低温でじっくりと中心まで加熱していく方式なんじゃないかなと思います。
残り30秒になったらバイブでお知らせがあり、タイマーが0になったら加熱終了。
そのままボタンを2秒長押しして2度目に移行します。
2度目はホットモードで起動、上の文字が「HO」と表示され、宝石マークは青(サファイア)になります。
こちらも同様に予熱時間30秒、タイマーは250秒で回数制限なし。
ホットモードは温度が高いとのことですが、
クールモードの最後の方が既にかなりガッツリとした吸い応えだったので、そのまま延長みたいな感覚で吸えます。
外側加熱の標準的な吸い応えですが、均等加熱のコントロールがよいのか、外側加熱によくある紙が焦げる香りや喉に刺さるような刺激はあまりなく、吸いやすいです。
ただやはり、2度目は後半になると若干吸い応えが落ちてくるのは避けられないですね、
他のどの機種でも同様なので、スティック自体の限界が来るのだと思います。
残り100秒くらいから徐々に落ち始める感じ。
ですが最後まで問題なく吸いきることは出来ます。
吸い終わった後のスティック、
全体的に満遍なく綺麗に加熱されているのがわかります。
ちょっと実験
説明書の記述が若干不明瞭なので、気になる部分を試してみました。
クールモード・ホットモードのどちらでも1回目と2回目の喫煙に対応していますとあるので任意でクールモードとホットモードを切り替えることは可能なのかな?と思いましたが、これは基本的には出来ないみたいです。
色々なタイミングでボタン2、3、4クリックなど試してみたけど反応せず。
クールモード→ホットモードの切り替えは、ちょっとトリッキーですが出来ました。
スティックを刺してクールモードで起動後すぐに長押しで強制終了すると、ホットモードに切り替わります。
いきなりホットモード一発でガッツリ吸いたいって時には使える?
逆にホット→クールにする操作はなさそう、喫煙を強制終了したり電源(ロック)切り替えをしてもホットのままなので、1回ホットモードで吸いきるまではクールに戻せないかな?
私が気づけていない操作があるのかもしれませんが、基本的には1回目:クールモード、2回目:ホットモードとなるみたいです。
まとめ
軽量コンパクトでお手軽なiQOSイルマ互換機です。
この小さな本体1つで、スティックを刺したまま2度吸い出来るというのはいいですね。
恐らく加熱方式は外側オンリーで、加熱コントロールによって2度吸いを実現しているのでこれだけコンパクトにまとまっているのかなと思います。
その分他の2度吸いデバイスよりパフォーマンスが落ちるかというと、割とそうでもない印象、
予熱時間が一律30秒と少々長めなのと、クールモードの序盤が少し弱いというのは感じましたが、逆に気になったのはそれくらいで、全体的に喫味には特に不満に感じる事はなかったです。
あとはバッテリーが少し小さめかな?くらいでしょうか、本体サイズとのトレードオフな部分もありますが、沢山吸う人だとちょっと足りないかも知れませんね。
キッチリと内側/外側加熱を使い分けて余すところなく味わいたい、沢山吸うので大容量バッテリーが必要、という場合は他機種が選択肢となりますが、持ち歩きの荷物を減らせる、連続使用で手軽に2度吸い出来る、というのは強力です。
また、こういった互換機はほぼ全て中国メーカーからの輸入品なのですが、
HiLIQさんは中国企業ですが日本での販売に力を入れており、今では日本に拠点を持ってメーカー直販で国内発送やサポートを行っているのでその点でもちょっと買いやすいかな、というのは感じます。
販売情報
HiLIQさんの直販サイトの他、楽天などでも購入できます。


  
  
  
  




















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