EasyVAPE TARLESSスターターキット レビュー|メンテ不要、PloomTechカプセルも使用可能なお手軽VAPEキット

EasyVAPE TARLESSスターターキット レビュー|メンテ不要、PloomTechカプセルも使用可能なお手軽VAPEキット

自分自身がVAPEの世界に深くハマっていくに従い、ブログで扱う製品も趣味性の高い物が多くなっていっています。

それはそれで非常に楽しいですし、楽しんで読んで頂いている方もみえるのでよいのですが、ブログを立ち上げた目的の一つとして「VAPEの認知度を上げたいし、もっと普及して欲しい」という物がありまして。

そんな中、VAPEの入り口としても非常に適していそうなデバイスのお話を頂いたので、改めて初心に返りつつ見させて頂きたいと思います。

EasyVAPE TARLESSスターターキット

VAPEデバイスの形式としては、Pod型に分類される製品ですね。
タンクとコイルが一体型になった使い捨てカードリッジにリキッドを入れて使用する為、メンテナンスフリーで手軽に使用出来るデバイスです。

また、専用Podにはプルームテックのカプセルも装着可能で、
喫煙者がこの手のデバイスで感じやすい、ノンニコチン故の物足りなさも軽減できます。

自分は、この製品に最初に触れた時、

タバコから電子タバコに切り替えたい、でも手間がかかるのは困るし、物足りないとまたタバコに戻っちゃいそう。
ニコチン入りリキッドは国内では買えないけど、海外から買うのもちょっと抵抗が…。

といった層に刺さるコンセプトだなぁ、と感じました。
極力そういう視点で見つつ、書いてみたいと思います。

もちろん、既存ユーザーのサブ機としても充分活用出来ると思います。
プルテクカプセルが意外と満足感ありました。

この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

EasyVapeについて

EasyVapeとは、国内の大手電子タバコ系口コミサイトであるべプログさんがプロデュースする国内発のVAPEブランドです。

(公式より引用)

べプログさんはご存じの方は多いかと思います。
国内外の様々なVAPEリキッドやデバイスの口コミが集まっているサイトで、自分もリキッド探しなどの時によく閲覧していますし、併設のべプログショップで買い物をしたりもしています。

(公式より引用)

今回のTARLESSは、クラウドファンディング”Makuake”にて目標値を超える支持を集めて商品化された物との事。

TARLESSという名称は、”タール”+”レス”かな?
タバコと違ってタールを含まない煙ですよ、ということでしょうか。

特徴

メンテナンス不要のPodタイプデバイス

リキッドが入るタンクとコイルが一体型となったカードリッジを使用します。
Podは複数回リキッドを補充することが出来、劣化したら丸ごと使い捨てなので、面倒なメンテナンスは一切必要ありません。

また、カードリッジはマグネット式で脱着、交換も容易なので、
複数のカードリッジを用意しておいて、それぞれ別々のリキッドを入れておき、気分に寄って吸い分ける、といった使い方も可能です。

カードリッジは2種類

(公式より引用)

対応カードリッジは2種類。

出力が高く煙が多いショートカードリッジと、煙の量を抑えたロングカードリッジがあります。

VAPEは紙タバコや加熱式に比べて煙の量が多くなりやすいので、TPOに応じて使い分ける感じですね。

プルームテックのカプセルが使用可能

ロングカードリッジの方にはプルームテックのたばこカプセルが装着可能です。

プルームテックはタバコカプセルの中の中にタバコ葉が詰まっており、その中をVAPEの水蒸気が通過することでニコチンを含んだ煙を吸うことが出来る仕組みで、
カプセルを装着することで、それと同様の仕組みになります。

本家のプルームテックは自分には物足りないと感じるデバイスだったので、ちょっと懐疑的だったのですが、試してみたら思っていたよりしっかりとスロートヒット(喉への刺激)が増し、意外と満足感がありました。

あちらより出力が高く、煙の量が多いからかな、と思います。

パッケージ・セット内容

TARLESS本体は、縦長のパッケージに入っています。

パッケージにはべプログさんのロゴが。

開封。
蓋の裏面がユーザーマニュアルを兼ねています。
日本でプロデュースされた商品なので、記載はもちろん日本語。

セット内容

  • TARLESS本体
  • ロングカードリッジx1(本体装着済)
  • ショートカードリッジx1
  • 充電用USBケーブル
  • ユーザーマニュアル(本体箱に記載)、クイックスタートガイド
  • べプログオリジナル国産リキッドx2本

スターターキットには、べプログオリジナルのリキッドが2本ついてきます。

  • タバコ
  • バニラタバコ
  • 巨峰メンソール
  • ドライハードメンソール

の4種類の中から2本選ぶことが出来ます。
(同じものを2本でも可)

リキッドについても一通り味見してみたので、後ほど記載します。

外観

薄い板状のデバイスです。

シンプルなデザインで、一見電子デバイスのようにも見えますね。
パッと見でこれが電子タバコだとはそうそうわからなさそう。

本体は金属製。
表面はうっすらとシボ加工が施されており、マットな質感でなかなか高級感があります。

サイズ感はこんな感じ。

最近流行りの小型なPodデバイスと比べると少し大きめではありますが、薄い板状なのでポケットなどにも入れやすく、持ち歩きやすいサイズだと思います。

細い面に銀色のパワーボタンが1つついており、電源ON/OFFやベーピングはこのボタンで行います。

サイドの窓からカードリッジを除くことができ、リキッド残量を確認出来ます。

また、この窓の中にLEDランプが入っており、
カードリッジのタンク全体を照らして、動作状況やバッテリー残量などを表示します。

ボタンのちょうど反対側には充電用のマイクロUSBポートがあります。

付属のケーブルを使用して、PCのUSBポートや、スマートフォンなどのUSBアダプターなどから充電が行なえます。

上部の蓋はマグネットで固定されており、外すと中に吸口があります。
使用しない時は閉めておけるので衛生的ですね。

この蓋は、使用中は本体下部にマグネットで付けておくことが出来ます。

また、蓋の内側には、予備のプルームテックカプセルを1本格納しておけるスペースがあります。

詳細

サイズ 106mm x 38mm x 14mm
重量 79g(実測)
リキッド容量 2.0ml
コイル抵抗値 1.6Ω(ロングカードリッジ)
1.2Ω(ショートカードリッジ)
バッテリー容量 900mAh
充電 マイクロUSB 1A (1Aより大きい急速充電非対応)
最大電力 32w
出力電圧 3.2V〜4.2V
保護機能 出力短絡(ショート)保護
過電流保護
充電保護
過電圧保護
低抵抗保護
自動カットオフ(10秒)

カラーバリエーション

(公式より引用)

ブラックとパールホワイトの2色があります。

カードリッジ

仕組み的には、Lost VapeのOrionのカードリッジに近いな、と思いました。

対応カードリッジは、1.6Ωのロングカードリッジと1.2Ωのショートカードリッジの2種類。

基本的にVAPEは、抵抗値が低いほうが出力が上がり、煙の量が多くなります。
また、リキッドにもよりますが味が濃く出たりもします。

ロングカードリッジは本体に装着済みの状態でパッケージングされているため、
不意に通電しないよう、このようにテープで絶縁されています。
まず、このテープを剥がしてから使用します。

底には通電用の端子と、本体装着用のマグネットが入っています。
マグネットで固定する為、本体に軽く差し込んでやると後は勝手に引き寄せられて固定されます。

取り外しも引っ張るだけでOK。
マグネットはしっかりしていて、本体を振った程度では外れませんが、手で引き抜くと容易に外れる絶妙な強さです。

端子部分には段差が付けられ、正しい向きでセットしないと通電しないようになっています。

マウスピースの根本にはエアフローのコントロールリングが付いており、ドロー(吸い込み)の重さを調節出来るようになっています。

ドローはちょっと軽め?
全閉状態でMTL(タバコ吸い)にちょうどいい重さだと感じました。
少し開けると軽めな感じになり、半開以上はDL(直肺吸い)に適した重さになります。

マウスピースの横にあるねじ込み式の蓋を開けると、そこからリキッドを入れられます。

開口部は割と大きく、大抵のリキッドボトルで苦労せずに注入できると思います。

使用方法

電源ON/OFF

パワーボタンを素早く5回連打することで、電源のON/OFFを切り替えます。
切り替えの際、窓の部分のLEDインジケーターが点滅します。

喫煙

電源をONにしている状態で、マウスピースを口に咥え、
パワーボタンを押している間だけ煙が発生します。

バッテリー残量

窓の部分のLEDインジケーターの色がバッテリー残量を示しています。

  • 白:100%〜80%
  • 青:80%〜60%
  • 緑:60%〜40%
  • 紫:40%〜20%
  • 赤:20%以下

バッテリー切れの際は、赤色で5回点滅

充電

付属のUSBケーブルを使用して、パソコンやスマートフォンの充電アダプターなどと接続すると、自動で充電が始まります。

充電中はインジケーターが赤色に点灯し、充電完了すると白色に変わります。

1Aまでの対応で、1A以上の急速充電には対応していません。

吸ってみる

ロングカードリッジ使用

まずは一番スタンダードだと思われる構成。
ロングカードリッジで、タバコリキッドを吸ってみました。

カードリッジにリキッドを注入し、
中のコイルにしっかり染み込むまで、10〜20分程置いておきます。

染み込む前に吸おうとすると、コイル内のコットンが焦げてしまい、カードリッジが使えなくなることもあるので注意です。

吸った感じは、あ、Podの味だ、といった感じ。

同程度の出力のPodデバイスと比べると、平均値以上は出ている気はします。
煙の量も思ったより多い。

普段そこそこの出力のRBAアトマイザーで吸っていると、どうしてもある程度は比べてしまいますね。
結構スれてしまっているので、Podタイプだとノンニコチンではちょっと不満に感じてしまいます。

プルームテックカプセルを装着

プルームテックのカプセルを装着してみました。
レギュラーです。

まぁ、プルテクってそもそも物足りないしな…と思いながら吸ってみたのですが…。

あれ、大分違う。

まず、ドローが結構重くなります。
たばこに近い感覚ですね。

そして、ニコチンのキック感が喉に結構しっかりと感じられます。
あれ、これ、普段のニコチンリキッドに負けてないぞ?
というか、少々刺激が強いニコリキに比べて、むしろマイルドで吸いやすいかも。

正直舐めてました。
プルームテックより出力が強く、煙も多いからより効果を感じやすいんでしょうね。
意外と満足感があります。

ショートカードリッジ使用

ショートカードリッジの方には巨峰メンソールを入れてみました。

やはり、少し抵抗値が下がるだけで煙の量は増えますね。
こっちにはこういったサッパリ系リキッドが合っていると思います。

味も意外としっかり出ていると思います。

ですが、上記のプルテク状態を先に味わってしまうと、自分には若干物足りない。
元喫煙者の悲しいサガ。
こちらにもカプセル付けられたらなぁ…。

べプログオリジナルリキッドについて

スターターキットに付属するリキッドについても軽く紹介しておきます。
4種のうちから2本選ぶ形なので、選択の参考になればと。

容量は15ml。

VG:PG比率は60:40で少しサラッとしているので、Podやオールインワンタイプなどの低出力デバイス向けのリキッドですね。
国産リキッドなので、当然ノンニコチンです。

また、品質保証期限も記載されています。
さすがMADE IN JAPAN。

ラベルをよく見ると、フレーバー名の下に「ビタミンB12配合」と書かれています。

そういえば、コンビニ等で売っている使い捨てVAPEにもそういう物ありますね、ビタフルだっけ。
効果の程はわかりません。

ドライハードメンソールには、それに加えてカフェインも入っているようです。
目が覚めるんだろうか。

味見してみる

付属のカードリッジ2つでは全て味見することは出来ないので、通常のアトマイザーを使用して味見してみます。

AMMIT MTL RDAを1.2Ωでビルドして、出力は10wで吸ってみます。
カードリッジで吸うより大分味は濃くなると思いますが、味の系統はわかるかなと。

タバコ

ちょっと甘めのタバコですね。
チョコっぽいような、コーヒーっぽいような。
Cubano辺りの葉巻系香料に近い香りがして、吐き出す時にタバコ葉のほろ苦さを僅かに感じます。

灰系のタバコ臭さはないので、そういうのが苦手な方にも吸いやすそうです。
リアルなタバコ感を求めると肩透かしを食らうかもしれません。

バニラタバコ

基本的なタバコ部分は上記とほぼ同じ感じです。
チョコっぽいようなコーヒーっぽいような甘みとほろ苦さ
そこにすこしバニラの甘みとコクを足したような感じでしょうか。

この系統のタバコフレーバーだと、こちらのほうが美味しく吸えるように感じました。

ロングカードリッジでタバコリキッドを吸っていて、何度めかの補充の際にコレを足したらなかなか好みな感じに。

巨峰メンソール

第一印象は、あれです、フェリックスガム。

グレープ系の食品香料は、ガムや飴の味に近くなるんですよね。
フルーツと言うよりお菓子系の味になりますが、これはこれでいい香りだし美味しいと思います。
メンソールは控えめで吸いやすいです。

ドライハードメンソール

これはちょっと凄かった。
名前の通り、結構な強メンソですね。喉と舌にかなり刺激が来ます。

味は恐らくメンソールのハッカオンリーかな、と思いますが、強いメンソールは若干苦手で、じっくり味わっている余裕は無かったです。

これは、カフェインがあろうがなかろうが確実に目が覚めそう。

巨峰メンソールを吸い比べた感じ、RDAアトマイザーよりもカードリッジのほうがメンソールの刺激は弱まった感じなので、カードリッジで吸うと幾分かマイルドなのかな、と思います。

まとめ

最初は「うーん、Podかぁ」と思っていたのですが、
実際に触ってみるとかなり使いやすいし、よいですね。
よく考えられています。

VAPEにプルームテックのカプセルというのは初めてやったのですが、思っていたより満足感も強く、また通常のニコチンリキッドより吸いやすいので、また違った感じで味わえるし、気に入りました。

カプセル購入分のコストはかかってしまうのですが、ニコチンを手に入れる為の海外通販に抵抗を感じるというケースも多いと思うし、そこらで手軽に購入出来るのもメリットかなと。

カプセルも、1本を意外と長く使えそうな感じかな?
リキッドチャージ2回〜3回くらいは1本で使えています。
本家プルームテックのように回数などで制限がかからないので、キックがなくなったなー、というタイミングで任意に交換すれば良さそう。

カプセルが付けられる別のキットもありますし、通常のアトマイザーにカプセル装着可能なドリップチップもありますが、
このキットのメリットは、この手軽さかなと。
リキッドを入れて差し込んで吸うだけというお手軽さはいいですね。

その分、カードリッジ式という事でコストは少しかかってしまうので、
お手軽さを取るかコストを取るか、といった感じになると思います。
カードリッジは3個で1,280円、1つで大体1〜2週間くらいは使用できます。

リキッドは付属の物でなくてもよいので、無数にあるVAPE用リキッドに手を広げるのもいいですね。

紙巻きタバコなどからVAPEに切り替えたい時の入り口にはかなり適したデバイスだな、というのは強く感じました。

そして、カプセル併用で手軽に充分な満足感を得られるため、VAPEユーザーのサブ機にも便利なのではないかと。

普段Zeus Xでモクモクふかしているうちの妻がこれを妙に気に入ったようで、最近ヘビーに使っております。

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