WELLON STAN KIT レビュー|漏れに強いシックなペン型Pod

WELLON STAN KIT レビュー|漏れに強いシックなペン型Pod

Pod型デバイスをメインでリリースされているWellon Techさんより、新しいPod型デバイスのレビュー依頼を頂きました。

WELLON STAN KIT

WELLONというメーカー名にあまり馴染みのない方は多いかもしれません。
自分もそうだったので少し調べてみました。

中国深センのVAPE製品メーカーで、現在リリースされているのはPod型デバイスが3種類。

ABOUTを読むと、設立は2013年との事で、
小型かつシンプルで実用的なデバイスの開発を主な目的とされているそうです。
Pod型のデバイスを主力としているようですね。

現在、Pod型デバイスは世界的に大流行しており、メジャーなメーカーからマイナーなメーカーまで、各社が競って新しい物を出してきていますね。

色々変わった形状やスペックの物が多いですが、こちらはスタンダードなタイプで、比較的低価格で入手できるデバイスといった印象。

この製品は、Wellon Techさんよりサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

特徴

吸いやすいダックビル形状のマウスピース

(公式より引用)

マウスピースの先端はダックビル(鳥のくちばし)形状。
この形になったPodはいくつかありますが、咥えやすくて好きです。

マグネット式のPod接続

(公式より引用)

Podの接続はマグネット式で、軽く差し込むと後は自動で引き寄せて固定してくれます。
ツメで固定するタイプに比べて、脱着が非常に楽です。

バッテリー容量は大きめの650mAh

(公式より引用)

Podデバイスとしてはそれほど小型なタイプというわけではないのですが、
その代わり、650mAhとPodとしては少し大きめの容量のバッテリーを搭載しています。

この機種は、一般的な低出力Podと同じ1.6Ωという抵抗値なので、バッテリーはかなり長持ちします。

minifitなどの小型機と比べると倍近い容量なのですが、それほど重量感を感じなかったのは「おっ」と思いました。

パッケージ

上段と下段がブロックで分かれたような形状になっている、ちょっと良さげな紙箱。
裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

パカッと。

ちょっといい万年筆とかのようなパッケージングですね。

パッケージ内容

  • STAN バッテリー本体
  • 専用Pod x2 (1つは本体装着済)
  • 充電用USBケーブル
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは英語で記載されています。

外観

シンプルなペンタイプのPodです。

ボディの表面はラバーペイントが施されており、つや消しカラーでなかなかシック。
触り心地もサラサラでちょっと気持ちいい。

手に持った感じ、Podデバイスの中では少し大きめというか、長めですね。
ペン型なのでそれほど気にはなりませんが。

マウスピース部分は光沢のあるプラパーツになっています。

その下には、LEDインジケーターを兼ねたパフボタンが一つ。
ボタンはシリコン製で柔らかいですが、押し込むとカチッとしっかりしたクリック感があります。

底面には充電用のマイクロUSBポートと、充電状態を示す小さめのLEDインジケーターがあります。

Podを外したコネクタ部分。

マグネット式かつ円筒状でPodはくるくる回るのですが、
飛び出した端子がPod側に刺さり、正しい向きで固定されるようになっています。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 直径16mm x 長さ100mm
素材 Al alloy(アルミニウム合金)+ラバーペイント
重量 30g
リキッド容量 1.0ml
コイル 1.6Ω
バッテリー容量 650mAh
充電 マイクロUSB
保護機能 Pod装着検知
自動カットオフ(10秒)
過放電保護
短絡(ショート保護)

カラーバリエーション

(公式より引用)

カラーは全部で4色。

Pod

マウスピース、タンク、コイルが一体型になったPod。

素材は食品グレードのPCTG(ポリエステル樹脂)で作られており、4gと非常に軽量です。PCTGはメンソールへの耐性がある為、メンソールリキッドの使用は問題無さそうです。

マウスピース部分をこのように外し、シリコンパーツの左右の穴からリキッドを注入します。

容量は1mlと少々物足りないかな。
1.6Ωの低出力なので意外ともちますが。

エアフローがなかなか良くできていました。

マウスピースの根本部分=Podの上端部分から吸気するのですが、
Podのサイド部分に通路が作ってあり、ここを通して下にあるコイルまでエアーを運んでいます。

リキッド漏れはかなり起こりづらいんじゃないかと思います。

専用Podは別売りで予備が売られており、実売価格で4本4ドル弱と、かなり安価に購入することが出来ます。

使い方

電源ON/OFF

パフボタンを5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

ベーピング

パフボタンを押している間、ミストが発生します。

バッテリー残量

ボタンはLEDインジケーターを兼ねており、電源切り替えの際に点滅する他、ベーピングの際にも光ります。

(公式より引用)

この色がバッテリー残量を表しています。

充電

付属のUSBケーブルを使用して、お手持ちのUSBアダプタから充電します。
充電中はここのLEDインジケーターが点灯します。

吸ってみる

この手のデバイスはニコフィーダーとして使う感じがメインになるかなぁと。

HiLIQのソルトニコチンリキッド、Amber Leafを吸ってみます。
かなりリアルな灰タバコ味で、ソルトニコチンのおかげでPodでも満足感を感じやすいリキッドです。

Podにリキッドをチャージ。
通常のユニコーンボトルのノズルであれば問題なくチャージ出来そうです。

コイルのコットンにリキッドが完全に染み込むまで、10分〜20分程置いておきました。

吸ってみますね。

ドローはちょっと軽いかなぁ。
MTLはギリギリ出来るかな…?くらい。
Podって全体的にやや軽めですよね。

うん、味はまぁ、薄い。

この出力のPodなり、といった感じなので、他のPodより劣るというわけではありませんが、普段RBAアトマイザーを常用しているのでどうしても差を感じてしまうし、その辺の感じ方はまぁ仕方ないですね。

恐らく自分は、通常のリキッドを吸うのには満足出来ないと思います。

このリキッドだと灰タバコの感じはちゃんとあるし、
ニコソルリキッドの満足感や吸った感はちゃんとあります。
仕事の合間をこれだけで過ごしたりするのも問題なかったですし、ニコフィーダーとしての役割は充分こなしてくれます。

まとめ

特別大きく尖った部分のない、スタンダードなPodです。
小型でシンプルというWellonさんのコンセプト通りといった感じでしょう。

Pod型デバイスは、最近では塩ニコフィーダー向けの低出力Podとサブオームの爆煙Podに分かれる感じですが、この製品は前者ですね。

味については(特にVAPE経験者にとっては)それほど大きな期待は持てないですが、まぁサイズなり、といった感じ。
この手の出力のPodとしては問題なく出ていると思います。

見た目は割と好みです。
つや消しのラバー塗装の触り心地もいいですし、こういったペンタイプは使いやすいですし、マウスピースも咥えやすくて自分好み。
意外と毎日カバンやポケットに忍ばせたりしています。

そんな感じでこの一週間結構持ち歩いていますが、リキッド漏れは全くないですね。
エアフローの仕組みがなかなか優秀っぽいです。

ただ、しばらく吸っていないと少しジュルリが起こりやすいかも?
エアフローの細い通路に少し入ったのか、1日くらい置いたら軽くジュルリました。
ちょっと吸ったらすぐ解消しましたが。

この手のPodって各社から物凄い数が出ていますし、よほどハズレというデバイスでもなければ大抵役割はちゃんとこなしてくれるので、
正直自分は、抵抗値やバッテリー容量が目的に合っていれば、あとは見た目の好みとかで選んじゃっていいと思っています。
あとはPodの価格と入手性ですかね。

販売サイト

BuybestとHeavengiftsにて販売があるよ、とご案内頂きました。
まだ発売前との事で、プレオーダー状態ですね。

BuyBestはキットで$24.39、バッテリー単体が妙に安く、$10.87。
但し別売りPodが$8でした。

Heavengiftsはキットが$23.70、バッテリー単体が$18.95。
別売りのPodは$3.75とかなり安いです。

ちょっと不思議な価格設定。