DEMON KILLER FLAMEWIRE [MTLタイプ]を試してみました|フレキチ特注スペックのMTLクラプトンワイヤー

DEMON KILLER FLAMEWIRE [MTLタイプ]を試してみました|フレキチ特注スペックのMTLクラプトンワイヤー

当たっちゃったのよ…ビックリですよ。

いやね、先日、よくお世話になっている国内のVAPEショップさんのFLAVOUR-KITCHENさんがプレゼント企画をされていまして、

フォロー&RT形式のプレゼント企画で、まぁこういうのって当たらないよね、と思いつつポチッとしておりました。

夜に自宅でレザークラフトの作業をしていたら急にスマホにDM通知が届いて、
まさか当たると思っていなかったし、殆ど拡散目的でRTした感じだったので、
(あ、金のアトマスタンドかな?あれ200名当選だしな)
って思っていたら、なんとなんと、3/823の確率に勝利してしまったようで…。

ちょうどVAPE Expoで東京に行く予定があったので、折角なので店舗の方にお伺いして直接受け取らせて頂きました。

DEMON KILLER FLAMEWIRE [MTLタイプ] 10FTです。

DEMON KILLERはクラプトンワイヤーを主に出しているメーカーで、
自分は単線派ではあるのですが、ここの物はいくつか買って時々使用しております。

このあたりのカンタルクラプトンを少々。
エイリアンは結構好きで、シングルでミストを増やしたい時などによく使っています。

今回のワイヤーは、Ni80のフラットクラプトンで、この[MTLタイプ]はなんとFLAVOUR-KITCHENさんの特注スペックとの事。

終了済みのプレゼント告知なのでツイートの引用は控えますが、
フレキチさんのプレゼント企画の動機も「MTLに特化したクラプトンワイヤーの凄さを知って頂きたいので」との事。

非常に気になるので、もしハズレたら、いやハズレるだろうから店舗に寄った時に買って帰ろう、とも思っていました。

早速少し試してみたので、紹介してみようと思います。

MTLクラプトン?

クラプトンワイヤーは、複数の太さのワイヤーが網目状に編んであるためリキッドの吸い上げが早いし保持量も多く、発生するミストの粒子が細かくなる為、キメが細かく濃厚なミストになります。

その代わり発熱に時間がかかる為立ち上がりが遅いというデメリットがあり、
どちらかというと爆煙セッティングでハイワッテージをかけて使用するワイヤー、というイメージが自分の中であります。

自分はMTLアトマイザーの使用率が高く、MTLと言えば単線で組むイメージだったので、あまり使用率の高くないワイヤーでもあるんですよね。

ですが最近、MTL向きのクラプトンワイヤーというものも見かけるようになってきました。

えー…それってどうなの?と最初は思っていたのですが、
印象が変わったのは、Berserker V1.5 MTL RTAのレビューで付属コイルを使用した時。

付属していたのは同社のMTL向けクラプトンワイヤーで巻いたコイルだったのですが、これが妙に美味しいし、立ち上がりも不満なし。

気に入ったのでそのワイヤーを探してきて購入。
現在、MTLアトマイザーにて0.7Ωくらいで重めDLする用途によく使っています。

詳細

パッケージは薄い缶の入れ物に入っています。
表側にはDemon Killerの名の如くおどろおどろしいイラスト。

裏面にはワイヤー種の表記と、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

このFRAMEWIREは、太めの芯材を複数本束ねた物に細いワイヤーを巻きつけたフラットクラプトンのワイヤーで、
MTLタイプはコアに30ga x 2本、巻材に40gaを使用しています。

これっは特注品なので、
一番下、アルファベットの無い部分に30GA*2+40GAという追記があり、そこにチェックが入っています。

開封してみました。

ワイヤーとT字レンチ、コイルジグがセットになっています。

T字レンチは+と六角2種
一般的なワイヤー固定ネジなら、マイナス以外はカバーできるかな?

コイルジグは、両端が2.5mm径、3mm径のサイズになっています。

ワイヤーは、クラプトンとしてはかなり細いですね。
単線の24gaくらいかな?
そしてかなり柔らかいです。
体感ですが、Ni80 26gaくらいの単線と同じくらいか。

用途の近い、VandyのMTLクラプトンと比べてみます。

Vandyの方は30ga x 2 + 38gaなので、
芯材は同じですが、巻材の方の太さが異なる分、ちょっとVandyのほうが太め。

ちょっと巻いてみました。
ワイヤーがとても柔らかいので、巻きやすいです。

うちは未だにホムセンの精密ドライバーで手巻きオンリーというローテク環境なのですが、そんな自分にも優しい。

ずっとこれでやってて、もうこれに慣れちゃってるから逆に楽なんですよね…。

ビルドしてみる

2.5mm 6巻

まずは、Vandyのワイヤーを使ったBerserkerの付属コイルと同じ、2.5mmの6巻で演ってみます。

コイルのサイズ的にもこのくらいが一番使われやすいかな。

アトマイザーはCthulhu 1928 MTL RDA

フレキチさんの参考表記がこの巻数で0.8Ω
うちのオームメーターの表記で0.9Ω
Mod読みで0.85Ω

アトマイザーによっても少々ブレますが、大体0.8〜0.9Ωくらいになると思って良さそうです。

Vandyの方は同じ巻数で0.7Ω前後だったので、やはり細さの分高めになってます。

オームメーターのバーン機能で、赤熱化までの速度を見てみます。

さすがに、完全に冷えた状態からだとワンテンポ遅れますが、クラプトンは冷えにくいし、一旦加熱してしまえばあとはスムーズですね。

味はとてもいいです。

元々1928がかなり美味しいアトマイザーだということもありますが、やはりミストがシルキーで柔らかく、口の中で感じる味が濃厚になります。

立ち上がりは流石に単線よりはかかりますが、ストレスを感じる程ではありません。

2.5mm 5巻

今度は1巻減らして、(Vandyのコイルと)抵抗値の方を合わせてみます。
アトマイザーもそれに合わせて、Berserker V1.5 Mini RTAで。

2.5mm径5巻で0.75Ω
Mod読みで0.7Ωちょいくらいでした。

味はしっかり乗るし、悪くはないのですが、
この設定にするならVandyのワイヤーのほうがちょっと好みかなぁ。

ちょっと粗いし、あとチェーンすると少しイガりやすい印象。
熱量が保持量を上回っちゃう感じでしょうか。

まとめ

非常に扱いやすいワイヤーだと思います。
クラプトンですが細くて柔らかいので、単線と同じ感覚で巻けますね。

立ち上がりは単線と比べるとどうしてもワンテンポ遅れますが、それほどストレスは感じないレベルだと思います。

所々でVandyのワイヤーと比較しましたが、
抵抗値高めでMTL吸いするならこちらの方が合っていそう。
逆に少し低めにして重めDLとかを狙うならVandyの方が向いてるかなぁ。
太さも違うし、使い分けですね。

こういったMTL向けクラプトンって、自分のような、”MTLアトマで重めDL〜軽めMTL”が好きな人間には結構ハマるワイヤーだと思うので、色々試してみたいですねぇ。