I4U.のリキッド、
薫木(くんもく)v2
Cassis-Oolong(カシスウーロン) 《G》
のレビューです。
I4U.は個人で作られているハンドメイドリキッドで、SNSを中心にファンの多いリキッドです。
非常に長い期間をかけて、幾度かのモニター募集などを経て作られたリキッドで、
自分もずっと気になっていたので、先日発売開始された際に購入させていただいておりました。
この度、薫木の方が香料の変更にてバージョン2になったとのことで、前回未レビューだったカシスウーロンGと合わせてレビューの依頼を頂きました。
どちらもアレンジ版との事で、前作との吸い比べを主眼に吸えて感想を書かせていただこうと思います。
初見の方は、前回の感想と合わせてご覧いただけたら幸いです。
この製品は、I4U.さんからサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
試飲環境
高抵抗(MTL)： Cthulhu 1928 RDA カンタル26ga 0.95Ω 15w
サブオーム(DL)： Oumier Wasp Nano カンタル24ga 0.63Ω 23w
低抵抗(DL)： Hellvape Drop Dead RDA Ni80 24gaデュアル 0.25Ω 48w
前回の物がまだ半分くらいずつ残っていたので、もう一個環境を用意して吸い比べしていこうと思います。
同じ設定のWasp同士で吸い比べて、その後高抵抗、低抵抗の感想を添える形で。
薫木(くんもく)v2
クラフト紙っぽいシンプルでおしゃれなラベル。
VG65:PG35 ノンニコチン。
バージョンアップとなるので、ラベル等はそのまま。
製造年月日が入っているので、そちらで見分けています。
吸ってみる
吸い比べてみて、まず最初に感じた第一印象、
V2の方が全体的に味がクッキリしているように感じます。
各香料の香りや甘みが前に出てきている感じ。
ウッド系の香ばしい香り、洋酒の香り、蜜のような甘み、それぞれが前より少しわかりやすく立ってますね。
高抵抗で吸うとタバコ感はほぼ感じない程控えめ。
ウッド系＋ほんのり黒糖っぽい甘みでとても吸いやすいです。
低抵抗になると、燻したようなスモーキーな感じになります。
葉巻のような香りは出ますが癖はなく、それが甘みに包まれている感じでモクモク吸えます。
Cassis-Oolong(カシスウーロン) 《G》
こちらは、Cassis-OolongをGenesis向けにアレンジされた物とのこと。
販売開始当初からラインナップされていた物なのですが、自分はGenesis環境を使用していないため、前回購入の際には外しておりました。
今回お話を頂いた際にその旨を確認したところ、
“《G》の文字は付けてはいるがアレンジ版という位置づけなので、コットンでも問題ない”
とのご回答を頂きました。
公式ページには
Cassis-OolongをGenesis向けにアレンジ。
※繊細さを感じていただきたい配合の為、Cassis-Oolongと比較すると薄めに感じる事がございます。【I4U.】のリキッドは、セッティングで多様な味の出方をします。
華やかでフルーティーな甘みと、それを邪魔しないスッキリとしたウーロンティー。
《G》ではウーロンが前面に出て、甘みやフルーティーさを更に爽やかにまとめています。
低抵抗では甘みがやや増しますが、同時にウーロンティーの渋みなども感じられる事があります。
という記載。
通常版がVG65:PG35だったのに対し、《G》は50:50になっています。
吸ってみる
無印と吸い比べてみると、無印の方がややフルーティ。
それに対してGの方は渋みが強く感じます。
高抵抗環境ではあまり大きな違いはないかも。
ちょっとカシスが控えめで、渋みがあるかな〜、くらい。
DLになると烏龍茶が全面に出てきて大分雰囲気が変わってきます。
低抵抗になると、渋みに加えて甘みも強くなり、カシス風味のフレーバーティといった雰囲気になりますね。
お茶の渋みとカシスの苦味が加わり、それがお酒感を高めている感じもします。
自分がお茶系好きというのもありますが、コットンで吸い比べてもこちらの方が好みかも。
そんなわけで、ジェネシスじゃなくても十分楽しめる、と思いました。
むしろ自分は、繊細さから程遠いデュアルの低抵抗で吸った感じが一番好みだったというのもちょっと面白い。
まとめ
薫木v2は、香料変更でいい方向に変わったと思います。
全体的に香りが立っていて、香りや甘みも深く感じられるし、相変わらず癖も無く吸いやすいリキッドです。
かしうろGはジェネシス向きアレンジとの事だったのですが、コットンでも美味しく頂けました。
全体的に渋みが増しており、甘さはやや控えめ。
試飲の際に夫婦で吸ったのですが、我が家は2人ともGの方が好みかもしれません。
前回の通常版を含め、どれも非常に上品で完成度が高いので、ファンが多いのも頷けます。
コメント