Oneshotとは、香料が予め調合されていて、VGやPGで薄めるだけで美味しいリキッドができるよ!といった趣旨の物。
失敗も少ないし、個々で香料を買って作るよりも割安な事が多かったりします。
リキッドの自作は趣味で楽しんでやってるので、今まで手を出したことはなかったけど、
普段吸うリキッド用にある程度の量が安価で手軽に用意できるというのはやはり魅力で、
最近徐々に興味が出てきたので、今後ちょっとずつ手を出していこうと思ってます。
よくよく考えたら、こないだのGoose Juice DIYもOneshotと言えますな。
前回のChefsでの購入の際、幾つかOneshot系を試してみようと思って色々見ていた際に目についた物の一つ。
Flavorart Pazzo – Ace
Flavorart Pazzoとは
Flavorartというと、VAPEの自作リキッド用の香料メーカーとしてはかなりの大手で、よく利用されている定番メーカーの一つですが、
Pazzoシリーズは、そこが自社で調合したOneshotフレーバーです。
FA公式のOneshotとか、ちょっと期待してしまう。
Pazzoには5種類あって、
説明文を自分なりに意訳して、どんな味かって部分をザックリと抜き出してみるとこんな感じ。
- King: 柔らかい歯ごたえのカシスキャンディ(=グミ?)+シュガーコーティング。
- Queen: どうやら赤色には味があるらしい(?) フルーティなコンボが舌を喜ばせます。
- Jack: 大胆で甘いイチゴの味が、おばあちゃんのキャンディ皿にあった飴を思い出させます。
- Joker: カンノーリ(揚げたクッキー生地にチーズベースのクリームを詰めたイタリアの菓子)
- Ace: 世界各地のトロピカルフルーツ。甘く神秘的な熱帯の逃避行
Queenだけは、色んなパターンで訳してみてもよくわからなかった。
写真を見た感じ、何かこういうお菓子があるのかな?
いきなり全部買うのもギャンブルだし、今の季節だとAceのトロピカルフルーツが一番楽しめそう、ということでAceにしました。
詳細とコスパ
内容量は10ml。
ボトルは、いつものFA香料と同じものを使ってますね。
公式の推奨濃度は6%とのことなので、これ1本で166ml分のリキッドが作れる感じですね。
Oneshotは10%〜20%希釈の物が多いけど、元々FA香料が濃いからか、Oneshotも濃いようです。
chefsさんで3ポンド=440円(2018/07現在)だったので、100ml辺り265円。
濃いから沢山作れるおかげか、相当な割安。
あとは味が良ければ、ですな。
匂いを嗅いでみると、フルーツ系のいい香り。
色々なフルーツの香りが混じり合っていて、どれが主役とは言えないけど、トロピカルな感じはします。
試してみる
まずは5ml作って味見してみます。
5mlの6%というと0.3ml。
むむ、今家にその単位が計れるシリンジあったっけ…?まぁいいや重量でやろう。
PGは水より僅かに比重重いはずなので、0.3gよりちょっと軽めに…
あ。
まぁいいや誤差だ。
Wasp Nano カンタル24ga 0.7Ωで吸ってみます。
出力は22wで。
フルーツ系だし大丈夫だとろう、と、まずは混ぜ即で味見。
しゅーっと。
お?なにこれ美味い。
でも、第一印象は、トロピカルフルーツと言うより、アレ。
子供の頃に駄菓子屋で味わった、あの懐かしい味。
なんだっけ、あれ……。
そうだ、梅ミンツだ!
入っているフルーツは全然違うだろうけど、これはこれでアリ。
美味かったのでひとまず30ml作成して、
現在試用中のピコンカー2に入れて3日ほど吸ってみました。
設定はエイリアンクラプトンの0.5Ω 30wです。
梅ミンツ味も、ちょっと抵抗下がると若干マイルドに。
そして、2日目辺りから味にも変化が。
尖っていた部分が丸くなってきて、奥の方からフルーツの味が出てくるようになりました。
吸い込む時に、パパイヤっぽいの甘みとパインっぽい酸味が舌に当たり、
吐き出す時に、パパイヤとマンゴーのもったりした甘みが口に広がります。
口にかるーく残るこのふわっとした後味はココナッツかな?
全体的にしつこく無いので、チェーンもいけます。
現在3日目ですが、もうかなりのトロピカル感。
吸い込んだ時にまだ若干の梅ミンツ感はある(それはそれで美味しい)けど、初日に比べると相当角が取れてマイルドになった。
美味いです、これ。
既に色々なフルーツが絶妙に絡み合っている感じなので、特にいじらずこのままでも充分美味しいです。
今の季節ならちょっと清涼剤かメンソール入れてもよさそう。
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