Augvape Narada Proのレビューです。
少し前に出たNarada Podのアップグレード版ですね。
液晶画面とダイヤル式のコンビネーションボタンが搭載され、5w〜30wのVW(可変ワッテージ)モードが使用出来るようになりました。
更に、ファームウェアをアップデートすることでVVモードやTC(温度管理)モードにも対応可能。
RBAコイルとの組み合わせで色々な使い方が出来るPod Modです。
この製品はAugvapeさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
真っ黒のシックなパッケージです。
タバコ製品用のニコチン警告がちょっと目立つ。
パッケージにDRUGA x VAPERIZZOと書かれています。
VAPERIZZOってなんだろう?と思って検索してみたら、英国のVapeショップが出てきました。
ショップとのコラボとかなのかな?
背面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチの下のコードを、公式サイトの下にあるフォームに入力すると、コピー品でないかのチェックができます。
パッケージ内容
- Narada Pro本体
- USB Type-Cケーブル
- 0.4Ωメッシュコイル
- 1.0Ωコイル
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
ユーザーマニュアルは英語で記載されています。
外観
前作のNarada Podに引き続き、同社のDruga Modを意識したデザイン。
前作はPodがパネルの内側に格納されていたのですが、今回はそのまま外から脱着できるようになっています。
タンクも見やすいし脱着も楽なので利便性が上がっていると思います。
形状から、少し大きそうに感じるかもしれませんが、思ったよりも小さいです。
サイズ感はこんな感じ。
今回来たサンプルはWoodというカラーで、両面に木目のパネルが貼られています。
これ、木目調かな?と思ってたのですが、実際の木かも?
フェイクにしては質感などもリアルだし、公式の写真と比べても木目が全然違うんですよね。
本当の木かも。
これは渋くていいなぁ、と思うのですが、
贅沢を言うと、個人的には外装部分はグレーでなくもう少しダークなカラーと合わせてくれたらより好みでした。
カラバリは全部で3色です。
側面に付いているボタン。
これがダイヤルにもなっており、左右に回すとワッテージ調整、押し込むとファイアボタンになります。
クルクルピッピってやつですね(古い)
ボタンの上にはストラップホールが付いています。
Pod式だと、これが標準で付いていると便利ですよね。
上面には液晶画面がついており、設定やコイル抵抗値、バッテリー残量などを表示しています。
これ、公式の写真と液晶の向きが逆だし、個人的には逆のほうが見やすいなーと思ったのですが、画面の反転のさせ方がわからないんですよね…。
思いつく限りの操作は一通りやったのですが。
海外に情報ないかな、と思って検索したのですが、ボタンがダイヤル式になってるせいで「rotate」という単語がダイヤルを回す意味で使われていて厳しい。
海外Youtuberの動画でもこの向きのまま使っていたし、まぁいいか。
ボタンの反対側、Podの肩の部分にあるこのツマミは、エアフロー調整になっています。
エアフローはこのようにPodの側面を通る仕組みになっており、
トップtoボトムのエアフローになっているので、リキッド漏れにもかなり強くなっています。
ドリップチップは510規格になっており、汎用のものと交換して使用できます。
底面にはUSB TYPE-Cポートが付いており、充電やファームウェアアップデートに対応しています。
Podカードリッジ
Podカードリッジは本体に横から刺さっており、まっすぐ真横に引っ張って取り外します。
このとおり、本体に隠れている部分が大きいので、見た目よりもリキッド容量は多め。
3.7ml入ります。
素材はPCTG、やや暗めの素材ですがこのくらい透けていればリキッド残量の確認には困らないですね。
リキッド補充は、側面にあるシリコンキャップをめくって、そこから行います。
コイルはOリング固定で、下から差し込むだけ。
1.0Ωのレギュラーコイルと、0.4Ωのメッシュコイルが付属しています。
別売りでRBAコイルの設定もあります。(後述します)
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 82 x 18.5 x 40mm |
重量 | 101g |
リキッド容量 | 3.7ml |
コイル | 0.4Ωメッシュコイル 1.0Ωレギュラーコイル RBAコイル(別売) |
バッテリー容量 | 950mAh |
スイッチ | マニュアルパフ(ボタン式) |
出力モード | VW(可変ワッテージ)モード ※アップデートでVVモードとTCモード追加 |
出力ワッテージ | 5~30w |
充電 | USB Type-C 5V/2A |
保護機能 | 短絡(ショート)保護 過充電保護 過放電保護 自動カットオフ(10秒) |
使用方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF
連打中、残り回数がカウントダウンしていきます。
ワッテージ調整&ベーピング
ダイヤルを左右に回してワッテージ調整。
ダイヤルはカチカチとノッチが効いたタイプで、1w単位で調整可能。
ボタンを押し込むとミストが発生します。
操作ロック
電源ON中にボタンを3クリックするとロック状態になります。
この状態でも吸うことは可能ですが、ダイヤルを回してもワッテージが変わらなくなります。
ふいにダイヤルに触ってしまってワッテージが変わることが結構あるので、使用時はロックしておいたほうがいいかも。
そんなに柔らかいダイヤルでもないのですが、指に擦れて動いてしまったりとか。
吸ってみる
吸ってみます。
1.0ΩのレギュラーコイルはMTL向きとのことで、
本体があまりMTL向きのドローではないと感じたので、0.4Ωのメッシュコイルを使用。
リキッドはMango Magik v2を使用します。
やはり、ドローはそれほど重くないかな。
AFCも付いていますがそれほど大幅に変わるわけではなく、抵抗感のあるDL〜重めDLって感じです。
MTLも出来るっちゃ出来るけど、少し口が疲れるかも。
推奨が20-28wということで、25wで吸ってみました。
今回のリキッドは、高抵抗で青さを感じ、低抵抗でマンゴーの甘さが出てくる感じのリキッドなのですが、0.4Ωという抵抗値よりも少し高めで吸った時の感覚。
推奨ワッテージも低めですし、メッシュコイルもバーチカルメッシュで面積が小さめなので、こんなもんかな。
こう書くと美味しくなかったかのように見えるかもですが、
味が薄いとか不味いとかそういうわけではなく、なかなか悪くないのですが、予想していたものとは違った。
少し高めのコイルのつもりで吸えば、普通に日常使用に耐えうる水準だと思います。
RBAコイル
RBAコイルの方も使ってみます。
付属品は、予備ネジ、予備Oリング、ドライバー
コイル本体がプラのフレームに取り付けられており、なんぞこれ、と思ったのですが、
これ、本体に取り付けて抵抗値を見たり焼入れしたりするためのアダプターでした。
510アダプターは付属しないので、このように本体を使ってビルドする形になります。
チャンバーはなかなかキレイなドーム状。
デッキは上からネジで固定するタイプ。
小さいデッキながらコイル足を逃げにくくするガイドもついており、割とビルドはしやすい方かと思います。
Ni80 26ga 2.5mm径でビルドしてみました。
結構ギリギリ感あるので、2mmにするか、ワイヤーを細くした方がいいかもしれません。
アダプタで本体に取り付けて焼きを入れていきます。
Ni80 26ga 2.5mm6巻で0.6Ω
ジュースホールは割と深さがあったので、コットンの長さはこれくらいで。
本体の幅に合わせてカットするとちょうどいいくらい?
ただ詰め過ぎたら若干イガったので、2.5mmの場合は先端はちょっと漉いて量を減らしてやりました。
チャンバー内側のクリアランスはあまりないので、コイル足は飛び出さないようしっかりカットしましょう。
心配なら閉めた状態で一度抵抗値をチェックしておくといいかも。
メッシュコイルに比べてパンチは減ったけど、素直に味が出てる印象。
エアフローは全閉で、重めDLと軽めMTLの中間くらいで吸う感じにしてます。
デッキが小さいし、本体も最大30wなので、このドローの軽さだとこのくらいかなぁ。
悪くはないけど、贅沢を言うともうちょっとだけパンチが欲しい。
クラプトンを使ってみました。
VandyのMTLクラプトン、Ni80の30gax2+38gaの物で、2mm5巻で0.5Ω
25wエアフロー全閉で。
あ、これ美味い。
単線よりミストと味が濃くなりました。
長めにパフするとちょっとだけ熱いかな?
でもこれがかなりハマった感あります。
ファームウェアアップデート
このPod、初期状態ではVWモードのみで、その他の機能はオミットされているのですが、
公式からリリースされているファームウェアに更新すると、VVモードとTC(温度管理)モードが開放されます。
恐らくですが、初心者の人が買っても迷わないように最初はVWモードにしておき、他のモードを使いたいベテランはFWアップデートくらいするやろ!って事なんですかね。
ファームウェアのアップデートには、WindowsのPCが必要になります。
公式サイトのこちらから、”Full Function Version“のファイルをダウンロードします。
(“Original Version”の方を使用すると元の状態に戻せます。)
DLしたファイルを解凍して、Update_UART.exeを起動。
Narada ProをUSBケーブルでPCに接続すると、”USB-SERIAL CH340″として認識されるので、それを選択して[Disconnected]のボタンを押します。
ボタンが[Connected]に変わったら接続成功。
[Open Firmware File]のボタンをクリックして、同梱の.DESファイルを選択します。
本体からPodを取り外し、ファイアボタンを押しっぱなしにした状態で[Reset Device]ボタンをクリック。
あとは勝手に進行します。
アップデートすると、VVモードと温度管理モードが使用出来るようになります。
温度管理はSSとNiのみで、Tiはないみたいですね。
また、ボタン3クリックがモード切替となり、操作ロックができなくなります。
これはちょっと困りますが、ダイヤル式だとボタン数が少ないですしね…。
まとめ
最初は「うーん、最近よくあるやつよね」くらいに思っていたのですが、
RBAコイルとファームウェアアップデートでかなり化けますね。
出来ることが一気に増えます。
前のNarada Podは使ったことがないのですが、話を聞いているとなかなか評判が良かった記憶があります。
今回のNarada Proも、基本性能はしっかりしていますし、使い勝手はいいと思います。
軽くしか触れていませんが、トップtoボトムエアフローで漏れにくいというのもいいと思う。
付属コイルでデビューして、RBA、モード追加とステップアップしていくという使い方も出来るし、なかなか面白いPodですね。
価格調査
まだ国内には入ってきていない感じかな?
前作のnaradaは扱っている所もあるので期待したい。
海外だと既に売っている所ありますが、
現在コロナの影響で配送は不安定なのでそこは考慮が必要そうです。
Fasttechさんは$37表記ですが、クーポンコード「MAP」使用で$25.59
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