Freemax Marvos X 100w Kitのレビューです。
はい、また光らせてきました。
前回レビューしたMaxus Solo 100w Kitに引き続き、クリアパーツにピカピカLED。
国内ではこの手のデバイスは「パリピ○○○」と呼ばれる事が多いですが、
一部界隈には「ゲーミング〇〇○」とか呼ばれたりしそう。
今回もド派手です。
Maxus SoloはテクニカルModだったのに対して、今回のMarvos XはPod Modとなります。
一見これもMod+アトマイザーに見えますが、アトマイザー風の専用Podを使ったデバイス。
専用Podしか乗らないので汎用性は低いですが、その分手軽に使えますし、アトマイザータイプなので通常のPodより本格的な爆煙が楽しめる、と言ったデバイスです。
この製品はFreemaxさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
黒ベースですが、なんかギラギラしています。
裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Marvos X Mod本体
- Marvos CRC Pod
- MS-Dメッシュコイル0.15Ω
- MS-Dメッシュコイル0.25Ω
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
ユーザーマニュアルはカラー印刷の冊子、英語で記載されています。
外観・特徴
Modの形状は円筒形に近いです。
アトマイザー部分も太いので、上から下までズドーンって感じ。
背面はレザー素材と、この手のPod modにはよくある構成。
正面上からファイアボタン、+/-ボタン、USB Type-Cポート、ロックスイッチ。
ふむふむ、割とベーシックなデザインだな、と思っていたんです、最初はね。
背面パネルはバッテリーカバーになっており、マグネットで固定されています。
これを外して、18650バッテリーが1本入るのですが、
入れたら早速これですよ、ビクッてなりましたよ。
なるほど、バッテリーカバーを閉めるとつなぎ目部分が光るのね。
フロントパネル部分はスケルトンデザインになっていて、ここも光が透過しています。
電源が入っている間、このような感じで光ります。
(光り方は設定で変更できます)
LEDの光り方などは先日レビューしたMaxus Solo 100wとほぼ同じ仕様ですね。
かなり大きめなサイズのアトマイザータイプのPodになっています。
付け根部分にエアフローコントロールリングが付いており、ドローの重さを無段階調整出来ます。
Podの固定はマグネット式です。
エアフローコントロールリングは本体側に残り、上のタンク部分のみがPodとして取り外せます。
Marvos CRC Pod
コイル交換式のアトマイザータイプのPodカートリッジです。
26mm径とかなり大きめで、リキッド容量は5mlと大容量。
ドリップチップは810が使用されています。
トップキャップはスライド式です。
一度上に持ち上げてからスライドさせます。
コイルはOリング固定になっており、底面からまっすぐ差し込むだけでセットできます。
付属コイルは0.15Ωと0.25Ω、どちらもメッシュコイルです。
同社のMSプラットフォームのコイルに対応しており、以前のMarvosシリーズに使用されていた物を含め、6種類のコイルに対応します。
Freemaxさんは以前よりずっと、こだわりのある爆煙のコイルユニットを作り続けてきたメーカーさんで、FM Coiltechという名称で進化させ続けて来ています。
私が出会ったのはFM Coiltechの3.0の頃でしたが、その頃から飛び抜けて良いコイルというイメージを持っています。
今回のMS-D Mesh 0.15Ω/0.25ΩはFM Coiltech5.0の技術が採用されており、素材の向上やパラレルメッシュコイルの採用などにより、加熱速度やフレーバー再現度が50%向上しているそうです。
Podの方も過去のMarvosシリーズと互換があるので、RTA Podも使用できます。
詳細
メーカー公式
公式ページもかなりパリピ感あります。
スペック
サイズ | 33x 31 x 137mm |
重量 | 140g(実測) |
リキッド容量 | 5ml |
対応コイル | MSプラットフォーム:0.15Ω / 0.25Ω / 0.35Ω / 0.5Ω |
対応抵抗値 | 0.1~3.0Ω |
バッテリー | 18650バッテリー1本使用(別売) |
スイッチ | マニュアルパフ(ボタン式) |
出力モード | POWERモード SMARTモード VPCモード バイパスモード |
出力ワッテージ | 5~100w |
出力電圧 | 0.7〜4.2V |
充電 | USB Type-C 5V/2A |
重量の実測、本体重量140g、バッテリー込みで188g。
カラーバリエーションは6色です。
Modの操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
モード切替
電源ON中にファイアボタン3クリックでメニュー表示、
MODEを選択するとモード切替になります。
- POWER:VW(可変ワッテージ)モード
- SMART:抵抗値を読んで初期ワッテージ設定や設定上限を自動で設定するVWモード
- VPC:秒ごとのワッテージカーブを自分で選択出来るモード
- BYPASS:メカニカルMODのように、バッテリーの力をそのままコイルに伝えるモード
各種設定
SETのメニューで各種設定が行えます。
液晶テーマカラー、本体LEDのカラーと光り方、パフカウンタークリア、本体リセットなど。
また、ショートカットというか、
・電源ON中にファイアボタンと+ボタン長押しでLEDのパターン
・電源ON中にファイアボタンと-ボタン長押しで液晶カラーテーマ
を変更することができます。
デバイスロック
本体前面下部のトグルスイッチにてデバイスロックがかけられます。
ロック中は全ての操作が効かなくなります。
キーロック
電源ON中に+/-ボタンを同時に長押しするとキーロックがかかります。
こちらのロックは+/-ボタンのみのロックで、吸うことは出来ます。
不意にボタンに触ってワッテージ設定が狂うのを防止するためのロックです。
吸ってみる
DarkstarのELECTROSHOCKを入れて、0.15Ωコイルを吸ってみます。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
0.15Ωコイルの推奨ワッテージは60-80w
写真では40になっていますが、SMARTモードで0.15Ωコイルをセットすると自動で60wに設定されます。
18650バッテリーということもあり、このくらいで吸った方がいいかな、と私は思っています。
また、この辺りの低抵抗コイルを使用する際、使用するバッテリーはVTC4やVTC5Aなどの定格の高い物を使用した方がよいと思います。
と、いうことで、60wのまま吸い始めましたが、やはりというかかなりパワフル。
程よいメンソールのリキッドなのですが、メンソールの刺激がガツンときます。
メッシュコイルということでミストはきめ細かく味の方も濃厚、キウイの甘みが口の中にじわーっと広がります。
エアフローは、全開だとかなりスカスカ、呼吸レベルで軽いです。
ですが、低抵抗メッシュコイルなのでこれでいいな、といった具合。
全閉にすると吸えませんが、少しでも開けるとDL向きになるほど軽め、抵抗感のみが増していく感じ。
一時的に70w、80wまで上げてみましたが、出力上昇に伴いミスト量と甘みの出方が増してゆきます。
個人的には70wくらいがピークかな、と思いましたが、普段使いなら60wで十分な印象。
完全に爆煙志向のコイル&アトマイザーです。
ただ、しばらく使っていると気になるのはやはり18650バッテリー、
ハイパワーで使用するのに若干の不安も感じますし、やはりバッテリーの持ちも若干心許ない。
一日フルはもたない感じですね、Type-Cの2A充電なので充電は速いですが。
数日吸って、0.25Ωコイルに交換してみます。
Freemaxさんのコイルは茶葉コットンなどが使用されていてかなりロングライフで、ガンガン吸いましたがまだまだ使えそう。
コイルの交換時は、リキッドをこのくらいまで減らしていないとコイルを外した際にこぼれてしまうので注意です。
0.25Ωコイルは推奨30-50w、SMARTモードでセットすると自動で40wにセットされました。
流石に0.15Ωと比べると若干マイルドではありますが、それでも爆煙コイルとしてはかなりの物。
味に関しては、こちらの方が若干クリアさが増しているようにも感じました。
バッテリーの事もあるし、普段使いのコイルとしてはこちらの方がよいかもなぁ。
いつも言っていますが、Freemaxさんのコイルっていいんですよね、
爆煙でも味がクリアで濃厚です。
まとめ
爆煙クリアロマイザーに定評のあるFreemaxさんのデバイスなので、パフォーマンスに関しては間違いありません。
相変わらずコイルが良質です、味もクリアだしロングライフ。
本体の形状としては、DRAG Xタイプのアトマイザー風Pod Mod。
ジャンルとしてはPodとなりますが、Pod部分はほぼアトマイザーですし、Modの機能も本格的です。
通常のModと比べて汎用性は下がりますが、その分運用が手軽になっています。
MarvosシリーズのPodが使用出来るので、RTA Podで運用するのもアリですね。
非常に低抵抗なコイルを使用する爆煙デバイスなので、バッテリーには若干気を遣います。
このサイズでこのくらいのコイルを使用するデバイスは以前からあるし、大げさに書きすぎかも知れませんが、専用設計の内蔵バッテリーと比べて、別売りの18650バッテリーはメーカーや型番、ロットなどで性能が大きく異なるので、そういった点で私は若干不安視しています。
中にはかなり怪しい物もありますしね。
信用出来るショップで購入した定格の高いバッテリーなら安心して使用出来ると思います。
あとは、この派手なLEDに心を惹かれるか否か。
まだ出たばかりの製品なので国内の流通などはありませんが、過去のMarvosシリーズ(Marvos60/MarvosS 80)などは入ってきているし、可能性はあると思います。
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