Vaporesso GEN Kit 220W with SKRR-S Tankのレビューです。
このMod、上品で綺麗なんですよね。
発売の時に写真を見て「うわー、綺麗なModだなぁ」って思っていました。
Vaporessoさんの出すModは以前よりオシャレな物が多くてかなり好きなメーカーさんですし、個人的にもここのModはよく使用しています。
特にSwagとかRevengerとかはデザインが好きで未だに家で使っていますし。
最近は新製品と言うとPod関連ばかりで、こうした正統派のModの新製品はかなり希少になってきて寂しい限り。
特に、こうした大きめのデュアルバッテリーModとかはもう、ドンドン小型化が進んでいっているVape界隈の流行に逆行している感すら出てきましたね…。
ですが低抵抗で爆煙したいと思うとやはり安心感が違いますし、まだまだ需要はあると思っています。
この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
特徴
新開発のAXONチップを搭載
VaporessoのModというと、自社開発のOMNI Boardという高性能なチップを使用しているのも特徴の一つでした。
立ち上がりの速さや出力モードの幅広さなど、高機能で非常に評判の良いチップです。
今回、そのOMNI Boardではなく、新開発のAXONチップという物を搭載しています。
ざっと触ってみましたが、主要なモードは一通り引き継ぎつつ、表示や操作を簡略して使いやすくした感じですかね。
確かにOMNI Boardは高機能が故に設定などの操作がやや煩雑なイメージでした。
そのAXONチップの目玉になるのが、このPULSEモード。
なんでも、従来の用に継続的に出力し続けるのではなく、0.02秒単位で小刻みに通電するモードのようで、1パフ毎に500回発火するよ!と書かれています。
使い方は通常のVWモードと同じで、今回はこのモードがVWモードの代わりにメインに据えられています。
(従来のVWモードも搭載しています。)
その他、消費電力を押さえるECOモード、コイル種を自動で判別して温度管理するSMART TCモードなど、機能的にはOMNI Boardの上位互換といった感じでしょうか。
オシャレなデザインに、スムースなボディ
非常にオシャレで作りの綺麗なModです。
ボディの表面は4層のコーティングになっており、傷も付きにくいですし、金属製でありながら柔らかい手触り。
パッケージ
Vaporessoのキットはこういう長細い箱多いですよね。
裏面には正規品チェック用のスクラッチシールがあります。
QRコードを半分隠しているスクラッチを削って読み込むとコピー品でないかどうかのチェックが出来ます。
パッケージ内容
- GEN Mod
- SKRR-S Tank アトマイザー
- USBケーブル
- 予備ガラスタンク(ストレートタイプ)
- QF Meshコイル0.2Ω(アトマイザー装着済)
- QF Stripコイル0.15Ω
- 予備Oリング
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
Vaporessoさんのユーザーマニュアルは多言語表記で日本語もあるのですが、
今回は、操作関連は英語の表記が前半にあるのみで、注意事項の部分だけ多言語表記されていました。
外観
何度も書くけど、綺麗なModなんですよね。
立てて撮ると自然とグラデーションに見える。
シルバーと黒以外のカラーは実際にグラデーション塗装になっているようです。
広い面にある水玉模様のような物は、表面のエンボス加工です。
パンチング板の用にビッシリと円型の凹みが並んでおり、これが独特の手触りになっています。
サイズ感。
Modはほぼほぼタバコ箱サイズかな。
デュアルバッテリーModとしては一般的なサイズかと思います。
手に持つとこんな感じ。
サイズよりも印象深かったのが、軽さですね。
素材は記載が見つからないですが、この軽さはアルミかな。
Modの本体重量は108gしかなく、バッテリー込みでも197g
バッテリーを入れていない他の同クラスModより軽かったりもします。
上から、ファイアボタン、液状画面、UP/MODE/DOWNボタン、MicroUSBポート。
Vaporessoのチップは4ボタン操作になっており、ボタンの数が1つ多いです。
ファイアボタンはカッパーのような色になっており、デザイン的にもワンポイントになっています。
上面に510スレッド。
コンタクトピンはスプリング式になっており、アトマ側のピンの長さの差を吸収出来るようになっています。
スレッドの台座部分もカッパーカラーになっています。
底面。
一見ベントホールのようにも見えますが、ここも装飾用のエンボス加工ですね。
側面パネルが片面、マグネット固定のバッテリーカバーになっています。
バッテリーが外しやすいようにリボンも付いていました。
アトマイザーフィッティング
SKRR-S Tankアトマイザー
付属のアトマイザーは、メッシュコイルを使用する爆煙タイプのクリアロマイザーです。
Luxe Kitに付属していたSKRR Tankのバージョンアップ版のようです。
バブルタンクが標準装備で、リキッド容量は8mlもの大容量。
ガラスタンクは標準のバブルガラスの他、ストレートタイプの物も付属しています。
こちらは容量5ml
欧州のTPD規制(2ml)に対応というわけでもないので、単純にデザインの好みで使い分ける形ですね。
トップキャップはスクリュー式。
SKRRタンクはスライド式でしたが、またスクリュー式に戻したのかな。
しかし”BEST LEAK PROTECTION”を謳っているので、漏れにくさには自信があるようです。
大きなキャップがトップパーツ全体にかぶさるような形状になっています。
エアフローはボトムエアフロー。
コントロールリングで無段階調整出来ます。
一見穴が小さく見えますが、このタイプの穴が3箇所に開いており、ドローは軽め。
全方向から均等にエアーが当たるようにとの配慮ですね。
付属コイルは0.2ΩのQF Meshコイルと、0.15ΩのQF Stripコイル
Stripコイルってなんぞや、と思ったのですが、これもメッシュコイルの一種ですかね。(→)
パンチング板のように丸い穴が並んだメッシュコイルですね。
このコイルは中央にカバーが設けられており、
エアフローを均等にコイルに当てつつ、スピットバックを防止する仕組みになっています。
詳細
メーカー公式
スペック
GEN Mod
サイズ | 146mm x 30mm x 54mm |
重量 | 108g(実測) |
使用バッテリー | 18650 x2本使用 (別売) |
充電 | microUSB 2.5A高速充電対応 |
出力モード | PULSEモード ECOモード SMART TCモード(コイル自動判別温度管理) VWモード(NORMAL/HARD/SOFT) VT(温度管理)モード(SS/Ni/Ti/TCR) VVモード CCWモード(VWカーブモード) SP(Super Player)モード バイパスモード |
VW出力レンジ | 5〜220w |
対応抵抗値 | 0.03Ω~5.0Ω |
保護機能 | バッテリー逆刺し保護 自動カットオフ(10秒) 低抵抗保護 過充電/過放電保護 高温保護 短絡(ショート)&低抵抗保護 |
重量
Modの本体重量108g、バッテリー込みで197g
かなり軽いです。
バッテリー
バッテリーは18650を2本使用します(別売)
デュアルバッテリー機のお約束として、極力同時に購入した同じへたり具合のバッテリーを使用してください。
2本の状態に差があるバッテリーを使用すると片方に負荷が集中することがあり、非常に危険です。
我が家では、同時に購入した物を2本ずつペアで管理してデュアルバッテリー機専用にしています。
Modの操作方法
VaporessoのModは4ボタン操作となるのでちょっと操作が特殊です。
UPとDOWNの間にあるMODEボタンが色々な操作の起点となります。
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
モード切替
電源ON中にMODEボタンを3クリックするとモード切替メニューに入ります。
- PULSEモード
- ECOモード
- SMART TCモード
- DIYモード(旧来のVWやTCなど)
- システム設定
PULSEモード
0.02秒単位で小刻みに通電するモードです。
使い方や使用感などは従来のVWモードと同じ。
ECOモード
デバイスの出力を最適化して、通常より長く使用できるようにするモードのようです。
これも、使い方は従来のVWモードと同じ。
SMART TCモード
温度管理モードです。
ですが、コイル種別の選択はありません。
装着したコイルの種類を自動で読み取って温度管理してくれるモードの模様。
なにそれ凄い。
DIYモード
ここに旧来の出力モードが詰まっています。
- VWモード(Normal/Soft/High)
- VT(温度管理)モード(SS/Ni/Ti/TCR)
- VVモード
- CCW(VWカーブ)モード
- バイパスモード
- SP(Superplayer)モード
こちらは旧来のOMNI Boardのように、VWのプリセットカーブ、TCのコイルやTCR値、出力、カーブモードなど、自分で細かく設定をして使用出来ます。
吸ってみる
アトマイザーがLuxe Kitと同じSKRR Tankだったら「あっちを見てね」で済ませようと思っていたのですが、少しバージョンが上がっているようなので、吸わないわけにもいかないですな。
CRISPのSTRAWBERINEを吸ってみます。
その名の通り、イチゴ+タンジェリン。
大きいコイルなのでいつものようにコットン部分に直接垂らして浸透時間の短縮を図ってみますが、あまり露出していないのでやりにくいです。
変な所に垂らしてしまいそうだったので、大人しく組み立てて普通にリキチャし、リキッドがコイルに浸透するまで10分以上置いておきました。
コイルはQS Mechコイル
PULSEモードで50wから試してみます。
まずPULSEモードについてなのですが、
VWモードとの違いは特に体感出来ませんね、普通にVWモードで吸っている感覚です。
公式のテキストによると
パフ全体(0.02秒ごと)に継続的にヒットを与え、パフごとにより強力で風味豊かなミストを提供します
との事ですが、ハッキリと体感出来るレベルではないと思うので、プラシーボで良さそう。
あと、このコイル50wではあまり味出ないです。
最近このくらいのメッシュコイルは50〜55wで吸っていたのでその癖が出た。
推奨65w〜75wとのことで、確かに70wくらいにしたらなかなかいい風味。
美味しいは美味しいのですが、めちゃめちゃうめぇって程ではなく。
コイルの形状の影響か、ミストがあまりスムーズじゃない気がするんですよね、これ。
前のSKRR Tankってどうだったっけ?と思って見返してみると、当時の自分もso-soって書いてました。
うーん、やはりこんなもんか。
エアフローコントロールの精度はなかなか高く、絞ると結構重く出来るのですが、
この対応コイルの抵抗値だと、そこまで絞ることはないかな、と思います。
全開で、スカスカだけどやや抵抗感を感じるかな?くらいのドローですね。
かなりの爆煙で、味も美味いとは思うのですが、
最近は美味しいメッシュコイルが凄く多いので、ちょっとだけ見劣りするかなー?くらい。
まとめ
このMod、かなり好きです。
デザインとか作りとか、凄く上品な雰囲気があるんですよね。
やっぱりVaporessoさんのMod、好きだ。
持った感じも軽いですし、手触りも凄くいいです。
チップは今回新開発のものとの事ですが、使ってみた感じとしては従来のOMNI Boardの正統進化版といった感じでしょうか。
4ボタンでの操作方法等もほぼ同じですしね。
操作系や画面表示はシンプルになりわかりやすくなりましたが、
旧来の幅広い出力モードはほぼ網羅されているし、機能的にはむしろ高機能になっています。
元々VaporessoさんのOMNI Boardはこうした廉価なマスプロ製品のModの中では非常に高評価な物なので、この点では間違いのない品ではないかと思います。
販売リンク
Kitで$56.59
付属のクリアロはいらん、という方には、MOD単体が$43.99で販売されています。
VapeSourcingさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
クーポンコード「MARZ」を入力することで、全商品10%引きになります。
コメント
これいいよねぇ!
黒かったけどデュアルはこれ以外使わなくなった
コメントありがとうございます!
いいですねぇ、これ!
デザインも機能も文句なしです。
テクニカルModはしばらく進化が止まっていましたが、久しぶりに正統進化って感じですね。