Steam Crave – Mini Robot Comboのレビューです。
トップから飛び出したロボットのネジのようなエアホールピンが印象的なトップエアフローのRTAと、18650バッテリーを使用する小柄なセミメカチューブModのコンビです。
MTL向きのコンパクトなキットといった感じ。
Steam Craveさんというと、巨大アトマイザー、巨大Mod、爆煙といったイメージが強いのですが、
Graz Miniなど、たまに出すMTL系も何気に出来がよかったり。
にしても、今回のはえらくかわいいですね。
こういうの好きです。
この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
黒と赤の、Steam Craveさんのいつものデザイン。
背面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードを、公式サイトのAuthenticationのページで入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。
同社は他のアトマイザーなどもこういうパッケージングなのですが、なんだかちょっと特別な感じがしていいですよね。
パッケージ内容
- MINI ROBOT Tube
- MINI ROBOT RTA
- 予備ドリップチップ
- 予備ガラスチューブ
- バブルガラスチューブ
- 交換用エアフローピン
- スペアパーツ類
- プリメイドコイル
- ユーザーマニュアル
- Steam Craveステッカー
ユーザーマニュアルは英語で記載されています。
プラケースの中には、エアフローピンや予備Oリング、ネジなどのじゃらじゃらした付属品が入っています。
付属のプリメイドコイルはSS316の単線で0.5Ωの物が2本。
外観
23mm径のアトマイザーがピッタリフィットしたスリムなチューブです。
真ん中のロゴ部分は22mmに絞られています。
やや肉厚で、手に持つと若干重量感を感じます。
サイズ感はこんな感じ。
かわいい
かわいい
MINI ROBOT TUBE
18650バッテリーを1本使用するセミメカニカルのチューブModです。
チップが内蔵されており、電源ON/OFFや各種保護機能を備えている他、
3.5V/3.8V/4.2Vと、電圧を3段階に切り替えられるVV(可変電圧)機能を持っています。
510スレッド式で、汎用アトマイザーを付けて使用できます。
コンタクトは基板直結のバネピンになっており、下がゴムで支えられているので多少は上下します。
ロボットの絵が入ったファイアボタンの上部にはLEDインジケーターも埋め込まれており、
出力設定やバッテリー残量などを色で表示します。
ボトム部分はバッテリーキャップになっています。
キャップ内周は回してねじ込めるようになっており、バッテリーの個体差による長さの違いを吸収できるようになっています。
バラしてみました。
シンプルな構造のチューブModです。
510スレッドのすぐ下に円形の小さな基板が埋め込まれています。
3本のネジで固定されており、取り外すにはこれを外す必要があります。
外してみました。
コンタクトのバネピンの下がゴムパーツで支えられているのがわかります。
フィッティング
23mmのアトマイザーでちょうどツライチになります。
22mmもそれほど違和感なく使えると思います。
MINI ROBOT RTA
ローハイトな23mmのRTAです。
このアトマイザーのみでも単体販売されていますね。
両肩から飛び出している2本のネジが特徴的。
これがあるだけでかなりロボ感ありますね。
装飾かと思いきや、これがエアフローの吸入口になっています。
エアフローピンは交換出来るようになっており、初期装着の1.2mmの他に、1.6mmと0.8mmの物が付属しています。
また、ブラインドピンを使って穴を片方完全に塞ぐことも出来ます。
交換は外から行えるので、ビルドを崩すことなく、むしろデッキを開ける必要なく交換出来ます。
エアフローピンを避ける為か、トップキャップはかなり小さく特殊な形状。
ドリップチップの根元部分が外れる感じで、キャップを外すとトップフィルのリキッドチャージホールが4つ開いています。
最初に見ていた時に「この穴なんだろう?」って思っていたけど、なるほどそういうことね。
ドリップチップは510規格なので、汎用品も使用可能です。
底面、
ポジティブピンは1mm程出っ張っています。
ここでアクシデント。
バブルガラスの写真を撮ろうと思ってガラスを外そうとしたら、Oリングがガッチリ固着してしまっていて(たまにあるやつ)
頑張って外そうとしていたら……パキッと。
予備があって良かった……。
そんなわけでバブルガラスも付属しています。
ストレートタンクがリキッド容量2ml、バブルタンクだと3mlになります。
構造など
分解してみました。
若干形状が変わっている以外は、普通のRTAの構造です。
リキッドが残った状態でもデッキにアクセス可能です。
ただちょっと回しづらいので、慎重にやらないとこぼしてしまうかも。
チャンバーも少し特殊な構造。
細長い隙間にコイルが入り込むような形ですね、かなり狭くなりそう。
エアホールが斜めに入ってきており、コイルの左右斜め上からコイルの下に向けて吹き付けるようになっています。
デッキは上からネジで締めるタイプの2ポストデッキです。
若干慣れが必要なタイプのデッキですが、ビルドしやすいような工夫が色々と入っています。
コイルジグを置けるガイドも付いているし、ネジの横にもワイヤーが逃げにくいようにするガイドが立っており、ガイドの切り欠きにワイヤーを逃がすことでネジに巻き付けるように固定出来るようになっています。
あと、付属品の中に謎のピーク材のパーツがあって、
マニュアルにも言及がないし、コレなんだろう?と。
デッキのパーツっぽかったのでデッキをバラせるだけバラしてみました。
形を見る限り、デッキ内部のインシュレーターの交換パーツかな?
元のインシュレーター(写真上)の代わりにすっぽりハマりました。
穴の位置から察するに、これに交換するとリキッドの供給を少し抑えるのかな。
その他の情報
メーカー公式
スペック
MINI ROBOT TUBE
サイズ | 23mm x 86mm |
素材 | ステンレス |
使用バッテリー | 18650 x1本使用 (別売) |
出力モード | VV(可変電圧):3.5V / 3.8V / 4.2V |
対応抵抗値 | 0.35Ω~3.0Ω |
保護機能 | 短絡(ショート)保護 オーバーヒート保護 バッテリー逆刺し保護 自動カットオフ(10秒) 高電圧保護 過放電保護 |
MINI ROBOT RTA
直径 | 23mm |
素材 | ステンレス/パイレックスガラス |
リキッド容量 | 2ml/3ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップエアフロー |
コイル | シングルコイルRBA |
ドリップチップ | 510規格 |
重量
本体重量139g、バッテリー込みで184g
サイズの割には重量感あります。
バッテリーについて
チューブ内径が結構ギリギリに作られているみたいで、
KEEPPOWEERの18650は入りませんでした。
他にうちにある物だと、VapecellやVTCはスムーズに入りました。
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
出力調整
電源ON中にファイアボタンを3クリックすると出力設定を切り替えます。
LEDの色が現在の設定を表しています。
ビルドしてみる
付属コイルでビルド
まず、付属のSS316 0.5Ωのコイルで組んでみます。
コイルの足をネジに引っかけてグルッと回し、ガイドの切り欠きに押し込むようにしながら締めると楽です。
ネジに半周巻き付けるような形になって、逃げにくいです。
ネジを締めた後で、ガイドからはみ出したワイヤーをカットします。
コイルジグを置くガイドもあるので、コイルの高さも迷わずに済みます。
SSですが、軽くドライバーンをして0.57Ω。
ウイックはアトマの外周くらいの位置でカットして、先端をジュースホールに差し込んでやります。
I4U.さんのVANITASを吸ってみます。
MTL系で吸おうと思って待機してたやつ。
え?バブルガラス使うのかって?
そう、自分もね、折角だからストレートチューブでツライチで使いたかったんですけどね。
ストレートチューブ、スペアもやっちまいましてね……。
撮影の為に何度も付けたり外したりしてたら、パキッと。
バブルガラスも付属していて良かった……もう後がないぞ、俺。
気を取り直して吸ってみます。
エアフローピンは標準の1.2mmで、ドローは重めDLといったところ。
MTLも出来なくはないかな、くらい。
0.5Ωならこれくらいでよさそう。
私、MTL系はボトムフローが好きで、
トップフローやサイドフローは爆煙ならアリだけどMTLは……って思っていたのですが、
何これ、濃いし美味い。
細長い隙間にコイルを閉じ込めてチャンバーが極小空間になっているからミストの取りこぼしが起こりにくいのと、
普通のトップフローと違って、コイルの下に滑り込ませるようになっているのがいいのかもですね。
ちょっとビックリするくらいミストが濃厚ですし、味の出方もボトムフローのストレートな出方とは少し違う感覚で新鮮。
サイドフローに近いかな、極小チャンバー内でミストが細かく攪拌されてた物を吸い上げている感じがします。
1.0Ω単線ビルド
もうちょっとMTL向きに組んでみます。
HW6015 28ga 2.5mm7巻で1.05Ω
エアフローピンは0.8mmx2に交換しました。
0.8mmに変えると完全にMTL向きになりますね。
ガチガチに重い感じにはならないけど、DLで吸うには少しキツくて自然にMTL吸いになるくらいの重さです。
こちらもややサイドフロー寄りの味になりますが、MTL吸いになったこともあってか、上の環境よりは少し味がクッキリする印象。
好みだとは思いますが、こっちのビルドの方が合いそうだと予想していたけど、個人的には上の重めDLの方がしっくりきました。
まとめ
まず、かわいい。
あと、かわいい。
すみません。
でもかわいいですよねこれ。
手のひらサイズのチューブMODでこの装飾、アトマイザーもロボっぽい。
面白いデザインコンセプトの製品だと思います。
Modは、さすがに18350Modや22mmチューブほどではないけど、十分スリムでコンパクト。
このサイズで制御基板も入っているので使いやすいかなと思います。
アトマイザーは23mmという珍しいサイズですが、ローハイトでコンパクトだし、他のModに乗せても使いやすそう。
また、エアフローピンの交換がいつでも出来るというのは便利だし、味も他のボトムフローのMTLアトマとは少し違った感じで面白いです。
でもガラスタンクは少し貧弱?(私怨)
Sourcemoreさんでは$79.90表記ですが、
会員登録してログインした状態で買うと$44.72になります。
会員登録無しで買う場合は、クーポンコード「SCRK」を入力すると$48.42になります。
MINI ROBOT RTAの単体販売もあります。
ログイン後の価格で$26.55です。
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