exVape Expromizer – V1.4 MTL RTA Limited Edition 購入|初代Expromizerの限定リメイク版

exVape Expromizer V1.4 MTL RTA Limited Editionの購入品レビューです。

Expromizerシリーズ
「Expromizerシリーズ」の記事一覧です。

ある日海外通販を眺めていたらふと目に入って、
「お?Expromizerの新作か?でもV1.4って?まぁいいやプレオーダー入れとこ」って感じで。

こちら、初代のExpromizer V1のリメイク版で、7777個限定だそうです。
MTL向きとして設計されたV1を更に改良した物なのだとか。

ExpromizerシリーズはドイツのメーカーがリリースしているMTL向きのタンクアトマイザーですが、
生産は中国で行っているのかな?欧州アトマイザーの割には販売価格が安く、中華マスプロメーカー品と同じ感覚で入手出来ます。
ですが一風変わったドイツデザインとパフォーマンスの良さはしっかりと生きており、日本でも非常に人気の高いシリーズです。

私もExpromizerシリーズは大好きで、上記の通り見かけたら無条件で買い続けていますが、私がExpromizerに出会ったのはV3の時で、それ以前のモデルは知らないんですよね、
聞く所によるとV2が珠玉の出来だったそうで、そちらも気になるから復刻して欲しい所ではあります。

そんなわけで元のV1との比較は出来ませんが、リメイク版とのことですし、源流に思いを馳せつつも今の時代の新アトマイザーとして見ていこうと思います。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

限定版との事で、豪華な木箱に入っています。

キーワードは「Back to the Roots(源流を振り返る的な?)」で、裏面には木の根っこをイメージしたイラストも入っています。

箱を開けると、なんかもう「高級アトマイザーか!」って雰囲気がぷんぷん漂ってきます。
こういう雰囲気作りに結構弱い。

パッケージ内容

  • Expromizer V1.4 MTL RTA本体
  • PC製タンクチューブ: 2ml用(本体装着済)/4ml用
  • SS製タンクチューブ: 2ml用/4ml用
  • タンク延長チューブ
  • チムニー延長パーツ x2個
  • エアフローピン x6個
  • SS製ドリップチップ(本体装着済)
  • PC製ドリップチップ
  • POM製ドリップチップ
  • ドライバー: +/-各1本
  • 予備Oリング、予備ネジ
  • プリメイドコイル、コットン
  • ユーザーマニュアル

特にタンクのバリエーションが広く、付属品一杯です。

ユーザーマニュアルはドイツ語と英語で書かれています。

外観

初代の外観を知らないのでググって見てきましたが(V1.1やV1.2などのを)、そちらと比べるとかなり今風の外観になっているな、と感じました。

復刻でなく新作と言われても納得出来ます。

トップ部分に、私の好きなV3っぽい雰囲気もあったりして、シンプルながらかなり好きなデザイン。

トップキャップとAFCリング部分には、回しやすいようにローレット加工が入っており、これもデザインを引き締めています。

ドリップチップはSS製の物が装着されています。
途中で分割出来る2ピース構造のドリップチップになっており、先端部分を付属のPC製やPOM製の物と取り替えることが出来ます。

510規格なので、汎用のドリップチップも仕様出来ます。

タンクは付属品のバリエーションが豊富で、
PCタンクとSS製メタルタンクでそれぞれ、リキッド容量を2ml/4ml/6mlにすることが出来ます。

※撮り忘れましたが、タンクのスレッドは共通なので、PCタンク+延長パーツの6mlの組み合わせも可能です。

PCショート+メタル延長パーツの4mlなんて組み合わせもアリですね。

タンクの延長時は、付属のパーツでチムニーを延長します。
4mlで1つ、6mlなら2つ。

エアフローはボトムエアフローです。
コントロールリングの下に6つのピンホールが開いており、これを開閉することでドローの重さを調整出来ます。

底面。

ポジティブピンの出っ張りはかなり少なめ。

ボトムパーツ内でピンが分割されているので、ある程度は調整が効くかな?

フィッティング

23mm径なので、PicoやSWAG1などにはギリギリ乗りません。
SWAG1で試すと、AFCのローレット部分の僅かな出っ張りがバッテリーキャップに干渉する感じ、ホント惜しい。

Aviator G-Mod

詳細

スペック

直径 23mm
素材 ステンレス/PC/POM
リキッド容量 2ml / 4ml / 6ml
ドリップチップ 510規格
コイル シングルコイルRBA
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー ボトムエアフロー

構造

分解してみました。

やはりExpromizerはパーツ点数が多い。

バラしていて気づいたのですが、チャンバーがデッキ側に付いてくるので、リキッドが残った状態だとタンクを開けられません。

上下パーツはタンクのスレッドで固定されていて、

チャンバーとトップパーツの接合はOリングだけなんですよね。

どんなに気をつけて開けてもこんな感じになります。
こんな感じで、トップパーツのくぼみに収まるくらいの量まで減らしてから開けないとリキッドがだばぁ…ってなります。

最近のRTAに慣れてるとついやらかしそうなので注意ですね。

トップキャップとリキッドフィル

リキッドフィルはトップフィル。

トップキャップの開閉はロック式になっています。
反時計回りに45°ほど回すとロックが外れ、キャップを開くことが出来ます。
開閉しやすいし、与圧によるリキッド漏れが起こりにくいし、好きな方式です。

ただ、ローレット部分が出っ張っているし摘んで回しやすいのですが、締め付けの状態次第で時折タンク部分のスレッドが回ってしまいがち。

チャンバー

デッキに直接ねじ込む形になっている、かなり小さなチャンバーです。

上面は更に分割出来るようになっています。
形状はドーム型というかすり鉢状。

デッキ

2本のネジでコイルを固定するシングルデッキ。
少し前のMTLアトマイザーでは定番だったタイプですね。

若干慣れが必要ですが、慣れれば結構楽なデッキです。

昔のこのタイプのデッキはワイヤー逃げとの戦いでしたが、ネジ頭のサイドにガイドが立っており、ワイヤーの端を横に逃すようにしてネジに巻きつけられる切り欠きもあるので、昔のものに比べてビルドは格段に楽になっていると思います。

デッキの中央、コイルの真下の部分にエアフローパーツを取り付けられます。
エアフローパーツはスレッド式になっており、マイナスドライバーで締め付けるタイプです。

外周から彫られている溝はリキッドの通り道ですね。
負圧で吸い上げるタイプなのでリキッド漏れには強いと思います。

ビルドしてみる

付属コイル使用

まずは付属コイルを使用してみました。

ネジを緩めてコイルの足を挟み、足の先端をガイドの切り欠きに押し込むような感じでネジに半周巻き付け、軽く押さえたままネジを締めます。
これで逃げることなく固定出来ると思います。

素材などは不明ですが、3mm6巻で0.74Ω。

なんとなくこのくらいの抵抗値かなって思っていたので、エアフローパーツは2番めに穴の大きいものを予め取り付けてあります。

※エアフローパーツはコイル取付後には触れなくなるので、ビルド前に予め取り付け、交換しておく必要があります。

ウイックは、チャンバー内に収まるように結構短め。

リキッドで湿らせて位置を合わせておきます。

チャンバーを取り付け、
あとはタンク+トップパーツと組み合わせて完成です。

COF CubanosのMidnight Tobaccoを吸ってみます。

うわっ
「付属コイルの情報ないけど大体0.7Ωくらいかなー?大きめのエアフローパーツ付けとこ」と思って大きめの物を付けたのですが、それでも結構ドローが重い。
AFC全開でもMTL吸い出来るくらい重いです。

これ、このくらいのコイルならエアフローパーツなしでもいいかもしれない。

この辺は人によるかもですが、自分の場合、このくらいの抵抗値のコイルをMTL吸いすると結構むせるんですよね。
AFC全開にしてMTLとDLの中間くらいでないと吸えなかった。

まぁでも、ドロー周りが決まって改めて落ち着いて吸ってみると、普通に美味しいMTLアトマイザー。
激ウマ!とまでは言わないけど、小さなチャンバーで生まれたミストが凝縮されていて、濃厚です。

味の出方は極々ストレートで、リキッドの味そのものって感じがします。

MTL向け 1.0Ω

もっと高抵抗で組んだほうが良さそうだな、ということで、
HW6015 28ga 2.5mm7巻の1.0Ωで組み直しました。

エアフローパーツは最小の物に交換してあります。

最小のエアフローパーツを組むと、ドローがもうガッツリ重いですね。
AFCを全開にしてもMTL以外では吸えそうにない。

自分の好みから言うと、自分にはちょっと重すぎるくらい。
でもMTL派にはかなり良さそう。

これで今しばらく使用してみていますが、AFC全開のMTLでも凝縮されたミストが舌に集中的にヒットして、リキッドを舐めているような感覚の味わいです。

まとめ

ドローをガッツリ重くできる、MTL向けのアトマイザーです。

DLで吸いたい方にはちょっと合わなさそうですが、MTL派の方は満足なドローだと思います。
味の出方はシンプルかつストレートで、リキッドの味をそのまま吸っているような感覚。

さすがに、設計の古さは否めないですね。
今どきのRTAってめちゃめちゃ便利になっているので、そのへんと比べるとメンテナンス性の悪さをどうしても感じてしまいます。

上下パーツの固定をタンクで行っているので、リキッドが残ったままだとデッキが開けられなかったり、
あと、Modから外す際やトップキャップを開ける際に、緩めたい部分より先にタンクのスレッドが緩みやすい気がする。
特にPCタンクだとスレッドの摩擦が弱かったりするのかな。

Modから外す際にボトムパーツ(デッキの下)が残るという話も聞きました。
私は今の所起きていませんが、ポジピンの所もスレッドですし、これもまぁあり得るとは思います。

どちらかと言うとファン向け、ベテラン向けかなぁ、
よほど見た目に惚れたとか、ドイツのォォアトマイザーはァァ世界一ィィィィって方以外には、初めてのRTAとかには余りオススメできないです。

私はシリーズ自体のファンというのもありますし、見た目はかなりストライクなので、色々と書きましたがなんだかんだでこれ好きです。

シリーズのファンなだけに、初代、復刻、限定といった辺りのワードでプレミアム感が上乗せされているような気もしますが、それを含めて気に入っているので、当面愛用したいと思います。

自分の常用には少しドローが重いので、エアフローパーツなしでMTLクラプトンとかも試してみようかなぁ。

価格調査(20211029現在)

私はFasttechさんでプレオーダー購入していました。
表示価格は$58.99ですが、クーポンコード「MAP」の適用で$39.51になります。

ただ、SSはまたプレオーダーになっているので注意。
プレオーダー分だけで捌けちゃったとかかな?
限定版だけに入荷は読めません。

FTさんは最近までまだPaypalが使えていたのですが、ここも直接Paypal決済ができなくなってちょっと面倒になりましたね…。
Paypalでギフトカードを買ってワンクッション置いての決済となりました。

価格差から海外で買うことが多かったですが、最近は色々規制が入って買いづらくなり、私も海外購入減りましたし、人にも勧めづらくなってきました。

国内だと、オフィスエッジさんとわーべさんで扱いがありました。
価格はどちらも¥8,900で送料無料です。

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