Aspire – Zeros Nano スターターキット レビュー|Nautilusコイルが使えるコンパクトなセット

Aspire Zeros Nano スターターキットのレビューです。

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手のひらサイズのバッテリー内蔵式Modに19mm径の細身のアトマイザーが乗ったコンパクトなデバイスです。

このキットに付いているアトマイザーがNautilus Nano Tank。
Aspireの人気シリーズNautilusの名を冠しており、使用するコイルもNautilusコイル。

Nautilusコイルは多くのユーザーに支持され続けている同社のロングセラーコイルであり、パフォーマンスにも定評がありますし、国内での入手性も非常に高い安定したコイルです。
今回そのNautilusコイルの新作である1.0Ωのメッシュコイルが追加され、このキットに付属しています。

コイルの流通性が良いのでPodではなくアトマイザーを使ってみたいという方も不便無く使っていけると思いますし、Nautilusコイルが使えるサブ機としても活躍出来そうです。

この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

長細いパッケージ、
いつものAspireさんの白とオレンジのカラーリングです。

パッケージは引き出し型で、つまんで引き出しやすいように切り欠きが入っています。

側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

パッケージ内容

  • Zeros Nano Mod
  • Nautilus Nano Tank アトマイザー
  • Nautilus Mesh Coil 1.0Ω(本体装着済み)
  • Nautilus BVC Coil 1.8Ω
  • USB Type-Cケーブル
  • 予備ガラスチューブ
  • 予備Oリング
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは英語とフランス語で記載されています。

外観

同社のZerosシリーズに共通するスッキリとしたデザインです。

アトマイザーのデザインも、どことなく過去のNautilusを彷彿とさせますね。

サイズ感はこのくらい。

Mod+アトマイザーという構成なので長さは多少ありますが、かなりスリムになっています。

単体写真だとサイズ感がどうしてもわかりづらいので、
比較対象として、一般的なサイズの18650シングルバッテリーMod+22mmアトマイザーの組み合わせと並べてみました。

Nautilus Nanoがやや長めなので高さは出ていますが、全体的にスリムでコンパクトになっているのがわかります。

本体はサラサラに加工された金属製ボディ。
上部のみツヤのあるパーツが使用されています。

カラーバリエーションは4色。

操作系はシンプルです。

上からファイアボタン、LEDインジケーター(メインx1、出力表示x3)、出力変更ボタン。

上面の510スレッド、コンタクトピンはスプリング式で上下します。

Modの横幅は21mmなので、22mmアトマイザーを乗せると僅かにはみ出します。

18mmのMerlin Nanoなど、20mm以下の細身のアトマイザーならいい感じにフィットしますね。

底面には充電用のUSB Type-Cポートと、万一のバッテリートラブル時にガスを逃がす役割をするベントホールが開けられています。

Nautilus Nano アトマイザー

同社の名作アトマイザーNautilusシリーズに名を連ねるアトマイザー、
Nanoということで、これまでで最小のNautilusになるのかな。

510規格のドリップチップ、トップフィルのリキッド補充と、
小さいながらも一般的なアトマイザーと作りはほぼ変わりません。

エアフローはボトムエアフローです。
エアフローコントロールリングは、穴を合わせて切り替えるタイプ。

4段階の大きさのエアホールが開いており、全閉を含めて5段階のドローに切り替えられます。

分解してみました。

コイル交換の際は、まずトップパーツを外し、続いてガラスチューブを外してからコイルの上部を摘んで回し、古いコイルを取り外します。
このため、リキッドが残っている状態ではコイルの交換が出来ませんし、コイルを外す際に手にリキッドが付きます。

最近はリキッドが残ったままコイルが交換出来たり、手を汚さずにコイルが抜けるデバイスも多いのでここはちょっとマイナス点。
Nautilusコイルがロングセラーであるが故に少し設計の古いコイルなので致し方ない所かなとも思いますが。

付属コイルは1.0Ωと1.8Ωの2種類。

1.0Ωの方は新たに追加となったメッシュコイルです。
1.8Ωは昔からあるNautilus BVCコイルですね。

Nautilusコイル対応アトマイザーなので、過去に出ているNautilusコイルも勿論使用出来ます。
ですがオススメは今回付属の2種のようです。

Nautilus Nanoアトマイザーの単体ページでは0.3Ωメッシュコイルも載っていますが、Zeros Nanoではその抵抗値は非対応となります。
別のModで使用する場合は0.3Ωも使用可能です。

詳細

メーカー公式

スペック

Zeros Nano Mod

サイズ 126mm x 29.5mm x 21mm(アトマイザー含む)
使用バッテリー 内蔵1600mAh
出力モード Smart VW
出力ワッテージ 13-15w(1.0Ω) 10-14w(1.8Ω)
3段階出力切り替え
対応抵抗値 0.5Ω~3.0Ω
保護機能 短絡(ショート)保護
オーバーヒート保護
自動カットオフ(10秒)
高電圧保護
過放電保護
過充電保護

Nautilus Nano Tank

サイズ 19mm x 56.7mm
素材 304ステンレス
リキッド容量 2ml
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー ボトムエアフロー
コイル Nautilusコイル対応
ドリップチップ 510規格

重量

重量の実測、ピッタリ100g

操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

出力切り替え

下の出力切り替えボタンを押すと出力設定が3段階に切り替わります。

LEDの点灯数が現在の設定を示しています。

Low: 1つ
Mid: 2つ
High: 3つ

ベーピング

コイルとリキッドをセットした状態で、ファイアボタンを押して吸います。

注意

こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。

吸ってみる

新作の1.0メッシュコイルで、MonstavapeのThe Yoghurtを吸ってみます。

あれ、美味いなこれ。

1.0Ωに13-15wと低出力なのですが、思った以上のミスト量と味の濃さ。

Nautilusコイルってロングセラーになるだけあって、安定して美味いし自分も好きなのですが、
やはり時代なりの味がすることは確か。

ですがこいつは、コイル自体の設計は古いままではあるのに、イマドキのアトマイザーの味がします。
やはりクリアロコイルはこれからは高抵抗もメッシュになっていくのかな。

Nautilusコイルは何かと出番があるので0.7Ωを結構買い込んであるのですが、こっちにストック変えようかな…

ドローは全体的に重めです。
AFC全開でも重めDLくらい、全閉にするとガッツリ重いMTL向きというか、私には重すぎて吸えないくらい、
最小の穴、いやそれでもまだちょい重いからその一個上かな、くらいに合わせた方が、私にはMTL吸いでちょうどいいくらいでした。

このコイル割と万能で、Low出力でAFCを絞ってMTL吸いもいけるし、High出力でAFC全開でやや重DLでスパーッと吸うのもあり。

ただ使っていて一個気になった点があって、

パフの時にちょっと振動というか、ヴィイイ……って音が出る時があって、
「あれ?」と思ってNautilus Nanoを別のModに付けるとこれが出ない。
逆に他のアトマイザーをZeros Nanoに付けても出ない。

Nautilus Nano+Zeros Nanoの組み合わせにした時だけ、微妙にヴィイイ……って振動音が。

しばらく使っていたら殆ど出なくなって気にならなくなりました、何だろこれ、コイルの個体差的なやつかな。

その辺ちょっと気になったので、1.8Ωコイルの方も試してみることにしました。

あ、こっちは音しませんね、やっぱ個体差かなぁ。

そしてついでなのでしばらくこの1.8Ωコイルの方も吸ってみました。
これ、昔Nautilus2あたりで「抵抗値高すぎて自分には向いていないな」と思ってそれ以来避けていたコイルなのですが、改めて吸ってみると悪くないなこれ。

AFC開け気味で吸うとちょっと物足りないけど、最小の穴でMTLで吸うとリキッドの味が凝縮されて舌に当たる感じで、なかなかイケます、まさにチューチュー吸いといった感じ。

当時はまだMTLの楽しみ方をよくわかっていなかった頃だったというのもあったのかもですね。
ガチMTL派にはウケそうです。(言われんでももう使っとるわ!と言われそうですが)

そして……

うーん、レビュー書く前にもう一回1.0Ωに戻して試してみたいなぁ……
でもリキッド半分くらい残ってるなぁ……といった状況に。

 

まぁそんなときゃシリンジで一旦リキッドを抜いて、交換後に戻してやりゃいいんですよね。
昔よくやってたな、懐かしい。

コイルも、まだ焦げてないタイミングで変えちゃってた時は、一旦パウチ袋とかに入れとけばまた使えます。
これは昔ショップで教えてもらったやり方で、レビューとかの際に予備のないコイルを短期間で色々試したい時に重宝してます。

しばらく置いてあった1.0Ωコイルに戻したけど、あれ、音出なくなった?
いやまだちょっとする?でも集中しないと気づかないくらい?
ほぼ気にならないレベルではありますが。

しかしやはりこっちのコイル美味いは美味い。

まとめ

老舗の実力を再確認させられたといった感じ。

Nautilusの新しいコイル、いいですね。
これまでの対応機種に使っても楽しめそう。

今回のNautilus Nanoがその実力をちゃんと発揮させているというのも確か。
小さいながらしっかりしています。

あと、これまで避けていた1.8Ωコイルが案外イケるとわかったのも嬉しい。
これも、このアトマに合っているというのもあるのかな。

Modの方もアトマイザーの方も、特にこれと言って不満点は無いですね、
コンパクトで携帯性もいいですし、パフォーマンスも申し分ない。
バッテリー容量1600mAhもサイズを考えると妥当だし、1.0Ω以上のコイルを使う前提ならかなり持ちます。

Nautilusコイルは人気も汎用性も国内での入手性も高いので、交換用コイルに困ることも当分ないでしょうし、長く使っていけると思います。

汎用的な510スレッドのModとアトマイザーですし、デザインもシンプルなので、他のデバイスと組み合わせて使う楽しみもあります。

一点だけ、コイル交換の手間の部分だけが気になるかな。
リキッドが残っている状態でコイルが味落ちしてくると切ないし、交換の時に手がリキッドでベタベタになるし。

ただこれは、元々の設計が数年前になるNautilusコイルへの対応の為ある程度は仕方ない部分ではあるんですよね、
なんか昔のクリアロやAIOを思い出します。
私はこういうのは、4つ折りにしたティッシュを被せてコイルを外してます。

昨今の、コイル交換が容易なデバイスに慣れてしまうと、このメンテナンス性は大きなマイナス点に感じるかもしれません。

Nautilusコイルが使えるなら私は一向に構わん!という方は是非。

あと、1.0Ωメッシュを使った時にたまに出ていた振動音はちょっと気になる。
まぁほぼ確実に個体差だとは思っているのですが、現状予備がなくて次回どこかのタイミングで買うまで試せないので、他の方の感想など気をつけて見てみようとは思います。

 ベプログショップさんでは、Tarlessリキッド5本セット付きで¥4,980にて販売中です。

コメント

  1. おやぢ6号 より:

    「音」ですが、最近色んなPodでもあるそうで、どうやらデバイス側が今までのように出力を一定にするのでなく、ごく短時間内でパルス的に出力をしているためらしいです。

    この出力方法はVaperessoが自身のModで使い始めていて(Modだと出力モードは選択できることが多い)説明しているようですが、実際問題私個人的には従来方式の一定(を目指すが必ずしも変動しないとは言えない)出力との違いはわかりませんw

    • Marz より:

      Pulseモードですね、
      あの辺とはまたちょっと違う感じだったんですよねぇ
      特定の組み合わせでしか出なかったのも解せないので同コイル買った時にまた試そうかと

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