Lost Vape – ORION Mini レビュー|名機ORIONのコンパクトなシンプルバージョン

Lost Vape – ORION Mini レビュー|名機ORIONのコンパクトなシンプルバージョン

Lost Vape ORION Miniのレビューです。

Lost Vape | marz04.net
「Lost Vape」の記事一覧です。

ORIONというと、Lost Vapeさんが数年前にリリースしてスマッシュヒットとなった名Podです。

コンパクトなボディに高性能なチップを搭載した高級・高性能Podとして、その後ブームとなった高性能Podの草分け的な存在となりました。

このORION Miniは更にコンパクト化され、今の流行りに合わせたシンプルでお手軽なPodになっています。

高級感のあるデザインですが本体価格はかなり抑えられており、Podもコイル交換式でコストパフォーマンスに優れています。

このサイズでバッテリー容量800mAhにリキッド容量3mlと、持ち歩きにも適していると思います。

この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

白ベースのシンプルなパッケージです。

背面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

パッケージ内容

  • ORION Mini本体
  • USB Type-Cケーブル
  • 0.8Ω UB Mini S1コイル
  • 1.0Ω UB Mini S2コイル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード
  • ワーニングカード

ユーザーマニュアルは他言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

ワーニングカードにはコイル装着時の注意点や、吸う時の本体角度の注意点が描かれています。

外観・特徴

軽く懐かしさすら感じるORIONスタイル。
初代ORIONがヒットした当時、各社から似たスタイルのPodが出まくってましたよね。

今でも十分通用するデザインだと思います。

サイズ感はこんな感じ。
かなりコンパクトなPodデバイスです。

元のORIONと並べてみます。
ほぼ同サイズですが、僅かに小さくなってるかな?ただ厚みはやや増し。

カタログスペックの数値で比べると高さと幅は数mm減、厚みは0.5mm増えています。

カラーバリエーションはかなり多いです。
韓国のスペシャルエディションを覗いて、3パターンx3色の9種類。

今回のサンプルはウッドシリーズのClaret Red Woodです。
流石にリアルウッドではなくウッド調パネルですが、高級感ありますね。

マウスピースは筒状、
Podと一体になっており、交換等は出来ません。

本体側面には丸形の大きなファイアボタンと、LEDインジケーターが付いています。

Podの側面にはスライド式のエアフローコントロールが付いています。
レバーをスライドすることでドローの重さを調整できます。

底面にはUSB Type-Cポートとベントホールが開いています。

Podの固定、以前のORIONは物理ロックでしたが今回はマグネット式になっています。
磁力がちょっと強めでガッチリ留まります。

Podカートリッジ

コイル交換式のPodカートリッジです。

リキッドは容量3.0mlと結構多めに入るので、対応コイルの0.8Ωや1.0Ωならかなりもちます。

リキッド補充は側面から行います。

黒っぽい素材ですが、明るいところで見ればそれなりに透けているのでリキッド残量の確認は問題ありません。

Pod素材は記載がないので不明。
ORION Plusは食品グレードのPC-110でしたが、同じかなぁ?

付属コイルは0.8Ωと1.0Ωの2種類、どちらもメッシュコイルです。

形状が同じ上に、本体が細くて文字が小さいのでコイルの区別が結構難しい。

ワーニングカードにあったとおり、コイルの取り付け向きは決まっています。
コイル底面に描かれたラインがPodに対して垂直になるように取り付けると奥まで刺さります。

注意点として、
コイルはマウスピース直下に直接刺さる形状になっているので、リキッドが入った状態でコイルを抜くとマウスピース部分からリキッドがこぼれます。

ただ、Podが幅広でコイルが片方に寄っているので、このように横向きにすればリキッドが半分位残っていてもコイル交換できます。

ワーニングカードに載っていた吸う時の向きについてもこれですね。
人差し指パフなどでファイアボタンを上向きにして傾けるとこの向きになるのでコイルにリキッドが触れません。 

親指パフだと自然とファイアボタンが下向きになるので特に意識する必要はなさそうです。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 34.2mm x 14.0mm x 88.5mm
重量 63g(実測)
本体素材 Zinc-Alloy(亜鉛合金)
バッテリー 内蔵800mAh
リキッド容量 3ml
コイル 0.8Ω/1.0Ω メッシュコイル
出力ワッテージ 8w~17w
充電 USB Type-C
スイッチ マニュアル(ボタン式)パフ
保護機能 Pod装着検知
短絡(ショート)保護
低電圧保護
自動カットオフ(10秒)
オーバーヒート保護

重量

本体重量、実測で63g

廉価モデルなので亜鉛合金が使用されているのですが、それでも大して重くないですね。

使用方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

べーピング

出力調整等のないシンプルなモデルなので、電源を入れたらファイアボタンを押して吸うだけです。

吸ってみる

0.8Ωコイルで、DarkStarのThe Relentless Purple Monsterを吸ってみます。

第一印象「ドロー重っ!!」って思ったのですが、エアフローが全閉になっていました。
それにしても、Podのエアフローコントロールって結構ルーズな物が多いのですが、ここまで重くなるのか、とまず感心。
DLで吸おうとするとかなりの肺活量を必要とする、完全にMTL(タバコ吸い)向きの重さです。

今度は逆にエアフローを全開にしてみると、かなりドローが軽くなりました。
スカスカとまではいかないけど、MTLするにはキツいし、やや抵抗感のあるDLって感じ。

エアフローコントロールの精度が高く、調整幅が結構大きいです。
ただ、レバーのストロークは小さめなので、中間で細かく調整するのはやや困難ですね、
一旦真ん中に移動させて、爪でちょこっとずつ動かしていく感じ。

コイルのパフォーマンスについては申し分ないです。

最近は爆煙コイルだけでなく、MTL向きの高抵抗のコイルもメッシュコイルが使われるようになりましたが、このくらいの抵抗値のメッシュコイル、かなり好みです。
0.8Ωは完全に好みにドンピシャ。

エアフローはレバーを中央(半開)から爪でほんの僅かに上(解放側)に押し上げたくらいで、重めDLで吸うのが一番好みでした。

抵抗値の割にミストが濃くて満足感が高いですし、きめ細かくてフレーバーの味もしっかり出ています。
グァバのもったりとした甘さと、エナドリの薬草感が両方ふんわりと出ていて、単線の高抵抗とサブオームのいいとこ取りみたいな感じ。

ガッツリ濃い味というわけではないのですが十分な濃さで、むしろこのくらいの方が好き。

ひとしきり吸ったので今度は1.0Ωの方に交換してみました。

それほど大幅な差はないのですが、こちらは全閉付近のMTLが合っているように感じますね。
0.8Ωと比べると、エナドリよりもグァバの香りが先行している感じ。

個人的には0.8Ωがヒットですが、MTL派の方には1.0Ωも合いそうです。

まとめ

久々のORIONですが、さすがORIONといった感じ。
デザイン、質感、サイズ感、パフォーマンス、どれも高いレベルでまとまっています。
ORIONのデザインはホント今でも通用しますよね。

驚いたのは、これの売価が¥2,980ということ。
総合的に見ると、3000円切るデバイスのクオリティじゃないです。

じっくり各所を見ていくと、というか前のORIONがあるのでつい色々見比べてしまうのですが、確かにコストを抑えているなーという箇所はあるんですよ、
ですが単体で見ているとそれをあまり感じさせない質感の良さがあります。

昨今はオートパフなPodが多い中でオートパフ非対応だったり、ドリチが変えられなかったり(マウスピースに若干結露が溜まる)、吸う時の向きとか若干気にする必要があったりと重箱の隅をつつけば色々出ては来ますが大抵は些細な点。

この価格帯のPodデバイスでは頭一つ抜けた存在であると思います。