Ambition MODSとイタリアのハイエンドブランドのコラボによるMTLアトマイザー、Bishop MTL RTAは、数年前に発売されるやいなや、その高いパフォーマンスで一世を風靡しました。
あまりに人気すぎたが故に最初は天邪鬼して避けていた私も、いざ買ってみたらドハマりしてしまい、ずっと愛用し続けています。
今でも愛用している方は多いし、国内ショップでも流通し続けているロングセラーなアトマイザーで、
個人的には、今でもマスプロのMTLアトマイザーの中ではトップクラスだと思っており、オススメを聞かれた際には真っ先に名前を出すアトマイザーです。
そしてついにその後継機が登場しました。
Ambition Mods Bi2hop MTL RTA(Bishop2)の購入品レビューです。
少し前から噂には聞いていて、あーこれは買っちゃいそう……とは思っていたのですが、
Twitter(現X)にて夜中に急に「発売開始しました!」の報が流れるや否や即ポチでした、多分1分かかってない。
前作Bishopを溺愛していて、私のはガンメタだったのでSSでもう1個欲しいな、とは思っていたのでここで2のSSが買えてちょうどよかった。
デザインは前作を踏襲、仕組みもほぼ同様ですが細かい部分がリファインされていたりします。
パフォーマンスに関しては、前作同様スムースなエアフローと濃いフレーバーを持ちつつも、デッキ空間の拡大などにより性格は若干変わったように感じます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
縦長で少し大きめのパッケージ、
前作パッケージのイメージが頭に残っていたので、なんか地m……シンプルなパッケージだと感じました。
白い部分にはタバコ製品によくあるニコチン警告文が書かれているのですが、白いシールで隠してあります。
日本はノンニコ前提だから?
側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
意外と地味だなぁと思いながらスリーブを外すと、サイコなイラストの入った派手な内箱が出てきました。
パッケージ内容
- Bi2hop MTL RTA本体
- スペアガラスチューブ
- T字レンチ
- エアフローピン(0.8mm/1.0mm/blind)
- 予備Oリング、予備ネジ
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは複数言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
外観・特徴
形状やデザインは前作をほぼ踏襲しています。
並べてみるとこの通り。
トップキャップの形状や細部の意匠などに少々違いがあるくらいか、
あと、標準ドリップチップが末広がりな形状になっています。
カラーバリエーションは前作同様、SS/ガンメタ/ブラックの3色。
ドリップチップは510規格で、汎用品が使用可能です。
トップキャップは開くことは出来ず、リキッド注入はボトムフィルとなります。
ここから開けてタンクの下から注入します。
(別売りで、トップフィルにするキットも販売されています。)
デッキはアトマイザー底部にOリングで固定されており、真っ直ぐ引き抜くだけでデッキにアクセスできます。
前作はここが時々固かったり位置合わせしづらかったりしましたが、シンプルな形状になって脱着しやすくなりましたね。
円形だとエアフローやリキッド供給の位置がズレない……?と最初は思ったのですが、よく見ると接続部が微妙に楕円形になっており、正しい向きでしか装着できないようになっています。
エアフローはサイドエアフローです。
両サイドにあるエアフローピンを交換することでドローの重さを調整できます。
底面。
ポジティブピンは1mm強くらい出っ張っています。
フィッティング
22mmなので勿論Picoにも乗ります。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 22mm |
高さ | 52mm |
素材 | SS316 |
リキッド容量 | 4ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | ボトムフィル |
エアフロー | サイドエアフロー |
構造
ザックリと分解
チャンバーの内側はこんな感じ。
上部のすり鉢状の部分が実質チャンバーとなります。
コイルを左右から挟むようにしてエアフローピンが出っ張っており、コイルにかなり近い所でエアーを供給します。
エアフローピンは外側から差し込む形でOリングで固定されており、内側から押し出す感じで取り外せます。
エアフローピンは標準で1.2mmの物が装着されており、付属品として0.8mm、1.0mm、そして片側を塞ぐことの出来るブラインドピンが付属しています。
デッキも前作とほぼ同じタイプですが、コイル下が掘り込んであり空間が結構空いています。
コイル固定用のネジは少し大きめの+ネジ、精密ドライバーの3.5mmの+で回せます。
左右は前作同様、ガイドとコットン格納を兼ねたU字型の溝になっています。
リキッドチャージ
リキッドチャージはボトムフィルとなっており、タンク部分を外して下から注入します。
前作とのパーツ互換
サイズもほぼ同じだし、タンクチューブとか使い回せたらPEIタンクなんかもそのまま持って行けていいなぁって思いましたが、
タンクの厚みが異なるため内径が異なり、V1のタンクチューブは装着不可でした。
破損しづらくする為かな、今回のガラスチューブはかなり分厚くなっています。
エアフローピンは前作と同じ物が使用されていました。
なのでアフターパーツとして売られている1.6mmや2.0mmなどのエアフローピンもそのまま両方で使用可能です。
ビルドしてみる
反時計回りに巻いたコイルを使用します。
コイルの足を内側からネジに押し当て、ネジに軽く巻き付けるような感じで外側に向けて押さえながら締めるとワイヤーが逃げにくく、固定しやすいです。
ネジを締めたら余ったワイヤーをカットします。
均一に焼けるようになるまでドライバーン。
HW6015 26gaの単線で2.5mm径7巻 0.7Ω付近を狙ってみました。
コットンはデッキの内径に納まるくらいの長さでカットして、ガイドの溝に置いておきます。
リキッドを浸透させてから組み付け。
タンク内のリキッドは、上から落ちるような感じで供給されます(Dripping juice feeding system)
リキッドの逆流が発生せず、コイルやコットンが汚れてもタンク内のリキッドが濁りません。
先日リピしたBaksLiquidLabさんのELKを吸ってみます。
エアフローピンは標準の1.2mm、出力は19wで。
ドローの重さは前作とほぼ変わらず、標準の1.2mmピンで結構重めな重めDLといった感じ、
MTL吸いも出来るけど若干口が疲れます。
エアフローピンを交換するとドローは重くなります、
0.8mmにすると完全にMTL向きになりますが、ガチガチのMTLとまではいかないです。
ですが、片方をブラインドピンで塞ぐとかなり重くなりますね。
前作同様、相変わらずエアフローはスムースで静か、そして味は非常に濃いです。
やはりBishopの系譜はよいなぁ、と思いつつ、ただ若干違和感。
濃いには濃いんだけど、ちょっとエグみというかなんというか、エアーが綺麗にコイルに当たらず上手くミストを拾えていない感があります。
外出時(会社)だったので、出力を下げてそっと吸った後、帰宅してから再調整。
サイドフローで困った時は少し上げてやればいいだろう、という事で、ガイドベッタリにしてたコイル位置を少し上に上げてやりました。
これで大分いい感じになりました。
Bishopはコイルのそばまで細い管でエアフローを持ってくるので、コイル位置が割とシビアというか、高さで結構味の出方が変わります。
前作もコイルの高さを上げたり下げたりするだけで味わいに変化がありました。
今回のような2.5mm径の細いコイルならさもありなん。
逆に下げた方がいいケースもあると思うので、フレーバーに合わせて調整する感じで。
MTLクラプトン使用
使っていて気になったのは、前作よりチャンバー空間が広いこと。
前作同様味は濃いのですが、前作のようなギュッと凝縮されたフレーバーというより、少しミストがふわっとしたような印象を受けます。
じゃあクラプトンでもう少しミスト量を上げたビルドが合うのではないか、ということで、
MTLクラプトンで0.6Ω。
今回も2.5mm径なので、コイルは少し上げ気味にしてみました。
25wで吸ってみましたが、少しやり過ぎたか。
付属品で一番大きな1.2mmのエアフローピンでもこの抵抗値をDL吸いするには少し重いくらいなので、ミストがちょいキツい。
私は喉が弱いのでダメでしたが、喉の強い方ならこれくらいでもよさげかな。
もう少し大きなピンに交換すればいい感じになりそうではあります、
確か以前、前作を購入した時にアフターの1.6mmピンも買っていたはずなのですが、なにぶん3年前なので見つけられず。
前作のパッケージに入れてあるとは思うけど、それが埋もれちゃって見つけられなかった。
2.0mmも出てるし、また買わないとですね。
出力低めにして暫く吸っていましたが、ひとまず単線に戻します。
最初と同じHW6015の26gaで、今度は3mm径の0.8Ωで巻きました。
これでも、ガイドベタ付けよりほんの僅か上げた方が好みでした。
もういっちょ。
ハナから重めDLくらいで使うつもりで買ったのでMTL向きのビルド全然してなかったなと思い、
HW6015の28gaで3mm7巻 1.16Ω
0.8mmピンで12wくらいで吸うと、ガチガチではないけどしっかり目のMTL。
私の喉だと0.8mmピンのドローはちょっと刺さるので、1.0mmで吸っています。
まとめ
前作同様、エアフローがスムースで味も非常に濃く、高パフォーマンスなMTLタンクです。
大手のマスプロアトマイザーよりは若干高めではありますが、それだけの満足感はあると思います。
V1と比べると細かい部分がリファインされています、
デッキも外しやすいし、リキッドチャージの時のタンクの取り外しも前よりスムーズで使いやすく感じます。
デッキが外しやすいのは、逆に外れそうで不安になることもありますが……。
普通に使っていたら変なところで外れたりはしませんが、タンク部分を掴んで持ち上げたりするとスポッて抜けて落ちたりすることはあります。
味に関しては、V1とは少し性格が異なるように感じます。
V1はフレーバーがストレートにまっすぐ出てくるのに対し、Bi2hopは少しふわっとした感じで出てくる印象。
デッキ内空間が少し広がっている事もあり、私個人としては前より少しミスト量多めのビルドで使いたいなぁと感じます。
標準で付属する1.2mmまでのエアフローピンで使用するなら、私個人としては実はV1の方が好みだったり……するかも。
1.6mmと2.0mmのピンも買ってみたので、引き続き色々試してみたいです。
販売情報
私はFlavor-kitchenさんで購入しました、
ですが速攻で売り切れ……流石人気アトマイザー。
オフィスエッジさんの方には少量残っていたと思っていたのですが、2月23日現在売り切れてしまったようです。
ちょっと今週余裕がなくて記事出すのが遅かった。
Ambition Modsさんのアトマイザーは公式のカスタマイズパーツが豊富です。
前作Bishopの時も、エアフローピンや2mlショートタンク、トップフィルキットなどありましたが、Bi2hop用もほぼ同じラインナップが用意されています。
今回は名前の綴りが独特なので探しやすいですね、
“Bi2hop”で検索するとざっと出てきます。
私は追加で1.6mm/2.0mmのエアフローピンと4mlのウルテムタンクを買いました。
でも長く使いたいのでウルテムタンクは有り難い。
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